SF百科図鑑

ジョー・ホールドマン『終わりなき平和』創元SF文庫

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1999年

12/11
とにかく体調が悪い。咳は出るし、くさめは出るし、目や肺は痛いし。

レジェンドオブドラグーンをやっているのだが、途中、むちゃくちゃ強い女が出てきて何度もゲームオーバーに。考えられる攻撃はやってみたんだけど、連続の強力な全体魔法攻撃でほとんど玉砕。しかも、いくら攻撃しても青のままでHPが異常に多い。更に悲惨なことに、セーブポイントから外に出られなくなっているため、アイテムを補給に行けない。もしかして、前にセーブした場所からやり直ししないと進めない? そんな阿呆な!
この女を倒したら休もうと思っていたんだけど、この女で既に10時間ぐらい費やしている。どうすればいいんだ!!!

12/19
スプリンターズS。メインは外すも、12レースで1月半ぶり万券ゲット(1万5000円弱)。8000円ぐらいプラスになった。

プリンタつなぐ。前のプリンタより全然早い。とりあえず満足。

(略)

ヒューゴー賞92ー94の短編集と終わりなき平和を平行して読み進む。いずれにせよ、原書/翻訳並行読みというのは語彙を増やすのにいい。ただ、意訳、誤訳のおそれがあるので、知らない語はいちおう辞書を引くこと。


ヒューゴー、ランディス「太陽の下を歩く」を読む。月で遭難し、何日もかけて月を一周して助かる宇宙飛行士の話。ストーリーはシンプルだが、科学考証が正確なのと、心理描写がリアルで普通小説っぽいところが目新しい。何より、文章にたるみがなく一気に読ませる面白さ。他愛無いけどヒューゴー賞受賞は頷けるところだ。
扶桑社文庫の猫ものアンソロジーがよく出来ていたので、僕も真似して、アンソロジーを編んでみたいものだが、この作品はさしあたり「月」ものアンソロジーの巻頭におくにふさわしい傑作だ。

次いで92年中編部門、アシモフ「ゴールド」(邦訳あり)を読み始めたところだ。これは、後で邦訳とつきあわせて勉強ができるのでちょうどよい。いきなりリア王が出てきたりして、まだ筋がよくつかめないが。
�読了。「ゴールド」は、アシモフの遺作ということだが、作者の創作観が現れていて、軽妙な作品ながら重層的な構造を持ち、綺麗にまとまっている。ラストの一文まで美しく、短編代表作の一つに数えてよいだろう。
アンソロジーに入れるとしたら、まあ、「未来」ってことになるだろうけど、これだけ多様化してくると、その中のサブジャンルに分けないといけないかな。
なお、翻訳本は、高いうえにエッセイと抱合せで、はっきりいって表題作以外は2千うん百円も払って読む代物でもないので、文庫に入るのを待つことにした。

12/30
メイセイオペラ惨敗。思えば北上川も直線での反応が鈍かったんだよなぁ、やはり一頓挫あった後で簡単には復調できない&&反動もあったかも知れない。ゴールドヘッドもおかしかった。マキバスナイパーが3着に来ているのをみると別に中央2頭が強かったというのではなく、他の馬が勝手にこけたということだろう。しかし、東京大賞典というのは、距離短縮しても、相変わらず鉄板と思われた馬がこけますねえ。
ちなみに私が狙ってたのはオペラハットとナリタホマレでした(惨敗)。

で、年内に「終わりなき平和」(訳本が出てしまったので結局、ほとんど翻訳を読むことになったが)を読み終えることが、何とかできた。
読書ノートの感想。
「戦争が題材とされているが、「&戦い」との関連性はない。ホールドマン版「幼年期の終り」。前半の淡々とした、しかしリアルな戦闘描写と、普通小説的描写が交互にくり返される部分で読者を入り込ませておいて、後半のスリリングな本格SF活劇へと突然引っ張り込み、ラストのオチまで一気に読ませる。このラストの安易さが確信犯なのか逆説表現なのかはともかく、ホールドマンらしいことは間違いなく、「&戦い」と似ている部分があるとすればこの部分だけだ(日本の評者が戸惑っているのもこの部分の評価)。しかしこの「進化」の評価は別として、小説としての斬新さは際立っており、またリアルな書き込みや素材の新しさにおいて「&戦い」からの飛躍的進歩が見える。」
しかし、前半は正直いって、しんどかった。「戦い」のほうが時のたつのを忘れるジェットコースターだったので、やたらリアルな心理描写、生活描写には、新鮮に感じる一方、結構読み込むのに労力を要した。だが、その分、後半のジェットコースター部分が生きたともいえる。
今年はイーガンも出たけど、翻訳ものベストワンは、これでしょうがないでしょう。
さて、後は、原書で読み直して単語をチェックして、ヒューゴー短編集の方に戻ろう。




データベースより

戦争が題材とされているが、「…戦い」との関連性はない。ホールドマン版「幼年期の終り」。前半の淡々とした、しかしリアルな戦闘描写と、普通小説的描写が交互にくり返される部分で読者を入り込ませておいて、後半のスリリングな本格SF活劇へと突然引っ張り込み、ラストのオチまで一気に読ませる。このラストの「進化」の評価は別として、小説としての斬新さは際立っており、またリアルな書き込みや素材の新しさにおいて「…戦い」からの飛躍的進歩が見える。
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