SF百科図鑑
エスター・フリーズナー「死神と書庫番」
最終更新:
匿名ユーザー
2001年
12/10
フリーズナー「死神と書庫番」★★★
ある邸宅の身寄りない裁判官の娘(書庫を小説だらけにして、子供達に読んで聞かせるのが趣味)のもとに死神が訪れ、あれこれと口説いてあの世に連れ去ろうとするが、女は「子供達に本を読み聞かせる」務めがあるから行けないと主張。死神が折れて、自ら本を提供する、という訳の分からない話(笑)。まずSFじゃない。小説についての小説です。星新一のショートショートに近いかも。こういうのがネビュラ賞を取るなんて、最近は良く分からないなあというのが正直なところ。
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