SF百科図鑑

リチャード・マシスン『ある日どこかで』

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匿名ユーザー

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2002年

4/11
ついに「ある日どこかで」読み始める。結構冗長。ホントに面白いのか?
皐月賞枠順決定、もうわくわく。

くっそースキャナのドライバCDなくしてハードディスクから機能拡張まるごとコピーしたらおかしくなった。
もうスキャナーごと買い替えるしか無い。
パソコン自体がおかしくなった。短期は損気。

4/15
「ある日どこかで」結構苦痛。若いころ読んだら面白かったかも。なんつーか、ストーカーの願望充足小説。の割にはヒロインがいまいち魅力的でない。つーか単なる欲求不満の女じゃん。恋愛小説としてはイマイチ。後は妄想小説としてどこまで鬼気迫れるかで勝負決まる(笑)。
「ダビンチの飛行」はまあまあ。7まで読み終わる。英次郎買った嬉しさで、単語調べまくりながら読んでいるので少し失速ぎみだが、人間臭い波乱万丈の努力するダヴィンチって、骨折明けでJCや有馬を勝つトウカイテイオーみたいでイイ。空飛ぶ機械を作ると大見得切ったはいいが、初回のパフォーマンスは失敗。一回挫折しかけたものの、改良版で再チャレンジ、するつもりが取り巻きの少年が勝手に飛ぼうとして、しばらく飛んだのだが突風につかまって墜落死。このトラウマで諦めかけるが、弟弟子やパトロンたちの盛り立てで再度チャレンジ。今回は複数の凧を繋いで風を受ける面積を広くとり、テストはなかなかいい感じ。いよいよ飛ぶのか?というところで7が終わる。あと5、6ページで読み終わる。
インターネットでダビンチのサイト探してみようッと。
ちなみに長編「記憶の殿堂」は、要するにダヴィンチの頭の中にあるアイデアの格納庫のことを指している。ダヴィンチの研究室が何ものかに荒らされるが、ダヴィンチは頭の中に「記憶の殿堂」がありすぐに発明の設計図を作り直す、というくだりから題名がとられている。
イディオム知識のなさを痛感しているので、アルクのイディオム本のリストを難易度の高い方から覚え始める。難易度の高い方を先にするのは最初に覚えたものほど忘れてしまい、結果的に後から覚えた重要度の高いものの記憶が残り易くなるだろうという打算から。しかしリストを見て、中学高校レベルとされているイディオムも知らないのがいっぱいあるのに我ながら呆れる。耳から覚えよというが最初から知らない語彙はいくら聞いても分かりっこないぞ。(略)頑張って覚えれ。何だかんだいって、語彙の乏しいのが最大の問題だ。
オークストライアルはニシノハナグルマ。ナリブ2頭が腑甲斐無い競馬。道悪の影響はあるにしても負け過ぎだろう。巻き返しは多分無理。牡馬の方に期待したい。
今日はこれから、ダヴィンチを調べて、8の単語を調べて、その後ある日どこかでを読み終える。

4/23
マシスン「ある日どこかで」★★1/2
かなり退屈だった。一言でいってしまえばストーカーの願望充足小説。前後の兄の手記部分にわずかな救いが見出せる。

***


2ちゃんねる

42 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/04/22 21:27
マシスン「ある日どこかで」

幻の名作という期待が高すぎたか、前半が長く感じるのと、
あと過去に行ってからのヒロインとの絡みもやや冗長で、
安易な感じがする。
ヒロインの魅力がイマイチというのは「本の雑誌」
における大森氏評に禿同(これは好みの問題だが)。
ヒロインの造型は現実のモデルがいるだけに、
これに制約された部分もあるだろう。
中高生時代に読んでいたら、恋愛ものとしても
それなりに楽しめたと思うが、30過ぎの人間の
目にはちょっと陳腐な感じがした。
もっとも、改変歴史小説として、あるいは現実と幻覚の
境界を描いた話(一種のサイコホラー?)としては、
それなりに読みごたえあり。
弟の語りの部分を、冷静に分析する兄の手記で挟むという
構成もなかなか秀逸。
残念なのは、兄の分析部分の方が面白い。

再読すれば印象が変わるかも知れないが、とりあえず
初回の印象は5点。
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