SF百科図鑑
一地球人のび太ジャイアンと戦争
最終更新:
匿名ユーザー
のび太は弱虫だった。前はドラえもんというロボットがいて助けてくれたが、彼は自分のポケットを探検しようとしてそこに入ったまま、ポケットを残して失踪してしまった。そしてそのうちこの次元にひっかかっていたポケットまで四次元空間にひきずりこまれ消えてしまった。だからいつもいじめられた。ことにジャイアンはひどかった。のび太は、毎日ジャイアンにいじめられた。
のび太のジャイアンへの恨みはこりかたまり遂に絶頂に達した。のび太はガオーと咆哮をあげると家をとびだし、ジャイアン邸へ直行した。のび太は土足でジャイアン邸へあがりこむと、ジャイアンを見つけいきなりなぐりかかった。
ジャイアンは驚いた。そしてのび太をなぐろうとした。が。
なぐれない。なぐれないのだ。のび太の怒りという名の精神波が、おそるべき力で空間をねじまげているのだ。のび太は喜ぶと、ずにのってさらにジャイアンをなぐるけるした。そしてのび太が満足したとき。
精神波が弱くなると同時に、空間も元にもどった。
のび太は、ジャイアンの憤怒パワーを真っ正面からうけ、敢えなく没した。ジャイアンはまだ犯罪年齢に達していなかったので、助かった。
(完)
1982年作