SF百科図鑑

山田正紀『宝石泥棒』ハルキ文庫

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

2005年12月31日

山田正紀『宝石泥棒』ハルキ文庫

読了

ヒロイックファンタシーと見せかけて、後半に驚愕の大仕掛けの遠未来本格SFであることが判明する。いわゆる<認識の変革>ものにも入る。ディテール構築もとても緻密である。この手の作品で日本作家の手になるものでは恐らく最高作に近いと思う。

ただし、個人的には仕掛けが判明するまでの<ファンタジー展開部分>がいささか長すぎるし、魅力にも欠けると思う。したがって主観評価は<微妙>ということになる。

テーマ性  ★★★

奇想性  ★★★★

物語性  ★★

一般性  ★★

平均   2.75

文体   ★★

意外な結末★★★★

感情移入 ★

主観評価 ★★1/2(27/50)

記事メニュー
ウィキ募集バナー