このカードの元ネタとなったのはギリシャ神話に登場する、50の頭を持ち100本の腕を持つ3人の巨人「ヘカトンケイル (Ἑκατόγχειρ)」の1人「ブリアレオース」である。
100本の腕を持つ巨人が元ネタだからカード名も《百腕巨神機ブリアレオース》だと思うだろう。誰だってそう思う。俺だってそう思う。
しかし実際のカード名は《百碗巨神機ブリアレオース》なのである。
腕じゃなくて茶碗の碗である。ハンドレッドお茶碗である。
いや、わざわざ腕じゃない方をチョイスしているのだからなにか深い意味があるに違いない。「碗」の意味を調べてみよう。
碗
字義:盌の俗字。食物を盛る小さな鉢。
(大修館書店 新漢語林 第二版より)
やっぱりお茶碗じゃねーか!
カードの
イラストは無数の砲塔を腕に見立てている。どう見てもお茶碗ではない。
やはりカード名は腕と碗を間違えたのだろうか……?
英語版カードリストでは、「The Giant Deity of a Hundred Machines, Briareos」と翻訳されている。
これと日本語名を対応付けると、「碗」は「Machines」と対応していることになる。
ということは機械という意味で腕を「碗」に変えたのだろうか。
でもお茶碗なんだよなぁ……
ちなみにこのページのページ番号が100なのは偶然です。
最終更新:2021年11月03日 23:37