M78星雲


FTの内容がこちら。
M78星雲の中にある地球の約60倍の大きさの惑星。
6900万個の恒星の中に、ウルトラマンたちの住むウルトラの星がある。

まず1行目の指している内容は「M78星雲」自体ではなくその中にある「ウルトラの星」(惑星)である。
しかし2行目では、「M78星雲」の中に「ウルトラの星」があるという内容になっている。

この文を我々の住む地球に大雑把に置き換えてみるとこうなる。

太陽系の中にある惑星。
太陽の中に、人類の住む地球がある。

冷静に考えると内容が支離滅裂である。
特に恒星の中にウルトラの星(惑星)があるというのはおかしい。
ウルトラの星の太陽は超新星爆発によって失われてしまったため、現在はプラズマスパークタワーにある人工太陽・プラズマスパークの光に照らされているという特殊な事情を考えても、惑星は惑星なので恒星の中にあるという表現は変である。

ともかくコラボであることから考えてFTの内容を提供(あるいは監修)したのは円谷プロの担当者ではないかと思われるが、酒でも飲みながら書いたのだろうか?

ちなみに「M78星雲にある6900万個の星の中の1つが光の国である」という設定は1967年の書籍『怪獣大全集1 円谷怪獣のひみつ』に記述があるという。


最終更新:2025年05月03日 17:45
添付ファイル