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| 全長 | 70~95cm |
| 重量 | 1.8~2.0kg |
| 地域 | 西ヨーロッパ |
| 年代 | 15~16世紀 |
イタリアの「ブロードソード」で、ブロードソードの中では最も幅広の刃を持っていると言われているのがアネラスである。
短剣である「チンクエディア」を祖形にして刀剣にしたものだと言われているが、貴族の装飾品として作られたチンクエディアと比べて粗雑な作りである。
CGのものはweb上にあったアネラスのレプリカを元に作ったものだが、実際はそこまで幅広なものではなかったようである。
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| 1 | 剣身:ブレイド(Blade) |
| 2 | 切先:ポイント(Point) |
| 3 | 柄:ヒルト(Hilt) |
| 4 | 鍔:ガード(Guard) |
| 5 | 握り:グリップ(Grip) |
| 6 | 護拳:ナックルガード(Knuckle Guard) |
| 7 | 柄頭:ポメル(Pommel) |
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チンクエディアを戦闘用に作ったものだと言われている。
護拳があることから、実践を想定して作られたチンクエディアとも言えなくもないが、実践で使用されたという記録はない。
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通常のブロードソードと同様、歩兵として使用するなら、振り回して打ち切る。
騎兵として使用するなら、すれ違いざまに殴るように切りつける。
アネラスは若干強固な刃のようなので、より力いっぱい振り回すことができると思われる。
また、ヒルトは簡易型のスウェプトヒルトだが、相手の刃を絡め取るのは難しいだろう。
受け止めるぐらいの強度はありそうなので、ヒルトの部分で受け流しつつ攻撃するのがいいだろう。
2009年 5月11日更新
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