放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と人権等権利に関する委員会は9日、報道番組「サンデープロジェクト」(テレビ朝日、朝日放送共同制作)の特集で「雇用不安を生んだ犯人とされ、名誉を傷つけられた」として謝罪・訂正放送を求めた元労働次官ら3人の申し立てに対し、「重要な部分は事実に反するところがなく、放送倫理上問題ありとはいえない」とする見解を公表した。一方で、「驚くべき策略」など否定的印象を強調する用語を4回使ったことについては、配慮が足りないとして局側に「反省」を求めた。
問題となったのは今年2月1、8日に放送された「派遣法誕生」。86年施行の労働者派遣法が現在の雇用不安につながったとする内容で、元労働次官と経済学者が導入を指導したなどと報じた。