旧社会保険庁の年金業務を引き継いで新設された日本年金機構は4日朝、都内の同機構本部で発足式を開いた。年金記録問題など相次ぐ不祥事で失墜した信頼回復を目指し、非公務員型の特殊法人に衣替え。長妻昭厚生労働相は式典で「信頼回復のチャンスをいただいての再出発。国民の老後を支えるのは自分たちだとの使命感と誇りを持って職務に励んでほしい」と強調した。
式典後、旧社保庁出身の職員は「民間出身者が入るなど、組織も人も大きく変わる。戸惑うことも多いかもしれないが最初が肝心。皆で意見を出し合って質の高い組織をつくりたい」と気を引き締めていた。
発足後初の仕事始めを迎えた同機構の「新宿年金事務所」(東京都新宿区)は午前8時半から、新たに民間出身者数人を加えて業務を開始。十数人が相談待ちの列をつくった。事務所内の「総合相談室」の案内札は「お客様相談室」に変わり「意識を新たにした」(職員)という。(04日 15:02)