広島市南区のマツダ本社工場に22日朝、乗用車が侵入し、男性従業員を次々とはねて1人が死亡、10人が重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑などで現行犯逮捕された広島市安佐南区上安、元マツダ期間社員引寺(ひきじ)利明容疑者(42)が県警の調べに、動機について「マツダに恨みがあった。(17人が殺傷された)秋葉原事件のように、包丁でむちゃくちゃにしてやろうと思った。車を止めて包丁を振り回すつもりだった」と供述していることがわかった。
引寺容疑者は逮捕時、車内に包丁(刃渡り約18センチ)を隠し持っており、銃刀法違反容疑でも現行犯逮捕された。
県警の発表などによると、死亡した社員の浜田博志さん(39)(広島県東広島市高屋町)は頭や首を骨折していた。目撃情報では、車が暴走したのは8分間。工場内でブレーキをかけた跡はなく、県警は、引寺容疑者が強い殺意を持って従業員をはねたとみて、殺人容疑でも調べる。
県警は同日、広島南、東署に捜査本部を設置。引寺容疑者を広島南署から海田(かいた)署に移し、自宅を捜索した。
引寺容疑者は広島市内の工業高校を卒業して、マツダ関連の自動車部品製造会社に就職。1992年に退社した後は派遣社員として複数の会社で働いていたとみられる。
同市内の実家では、引寺容疑者の父親が、集まった報道陣に「申し訳ないと思っています」と頭を下げた。
(2010年6月23日03時03分 読売新聞)
(2010年6月23日03時03分 読売新聞)
ソース:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100623-OYT1T00109.htm