ルール変更2018


ゲームバランスの見直しにつきルールを改定いたします。
今回、変更される点は以下の二つです。

  • アクティブ状態のキャラクター同士のバトル時、被アタックキャラクターの方が高APであっても、従来のダメージ計算後に強制的に1ダメージが入るように変更されます。
ただし、アタック宣言キャラクターの方が高APの場合は従来のままです。

例)
「HP2 AP1 DP1」のキャラクターAが「HP1 AP5 DP2」のキャラクターBにアタック宣言。
→キャラクターAに4ダメージ、キャラクターBに1ダメージ。両者共に破壊。

「HP1 AP5 DP1」のキャラクターAが「HP4 AP1 DP1」のキャラクターBにアタック宣言。
→キャラクターAはアタック宣言キャラでAPを上回っているのでノーダメージ。キャラクターBにのみ4ダメージ。


  • メンテナンスフェイズ時、自分のキャラクターカードゾーンにスリープ状態のキャラクターが存在する場合、1枚につき自動供給ノードが1つ増えます。


解説


バトル処理に関する変更は、主にゲームの膠着化を防ぐ目的があります。
従来のCardXYZのバトルシステムでは、高APのキャラクターの場持ち、それに伴うフィニッシャー性能が強力すぎる物になっています。
例えば相手プレイヤーがAP5のキャラクターを展開してきた場合、そしてこちらのデッキにAP4以下のキャラクターしか存在しない場合。
これは明確に詰みに近い状態になってしまいます。

この状況を回避する為には自己強化系のアビリティ、或いはキャラクターに直接ダメージを与えるバーンカードを投入する必要があります。
が、相手の高APキャラクターに全て対処するレベルのバーン、アビリティを積むとなると自ずとデッキの大半がそういったメタ系カードで固定される事になります。
これほどに汎用バーンや汎用アビリティに頼らなければならないとデッキ構築の幅も狭くなってしまいます。

そろそろ孤城の稲妻狙撃パワーポイント国崎 往人を必ずデッキに積まなければならない環境を見直しましょう。

今回の調整によって、例えばAP1のキャラでAP5のキャラにアタック宣言してもAP5キャラに1ダメージ与えられるようになります。
アタック宣言側のキャラクターに最低1ダメージが保障されるのです。
これでもう守りの光がなければフランドール・スカーレットを倒せないなんて事態もなくなるハズです。



現状のXYZにはまだ問題点が2つ残っています。
まず1つ目はゲームの長さが挙げられます。
XYZでは「ノード」というシステムを導入しています。
ノードは全ての行動に対する動力源となっていて、ノードがなければ行動が大きく制限されてしまいます。
これは1ターンに1つ、自動で供給されますがそれは余りに貴重な物になっています。
例えば、召喚コストN6のカードを場に出すには、他の何の行動もせずに6ターンもの時間を消費せねばならないのですから。

この長期化を緩和するシステムとして、手札をノードに変換する事も可能ですがこれもあまりに効率が悪いです。
「手札1=ドロー1=ノード1」
ノード自体にはゲームのインフレをコントロールしてくれる抑止力として重要な役割を果たしてくれていますが、これだけ多様なカードが増え多様なプレイングの可能性を秘めている今、少しくらい枷を外してもいいのではないでしょうか。


そしてもう一つの問題点としてはスリープ状態の役割の薄さです。
本来は壁役の為の表示形式として存在しているスリープ状態。
しかしXYZの世界において今や壁役というのは殆どメリットの存在しない概念となっています。
例えば初期の代表的ブロッカーであったアルテミス
彼女は高い守備力を誇りますが、特に能動的な能力を持ちません。
ユグドラシルのように隣のサポートキャラクターを護れる効果を持つならば有用です。(現状でも古河 渚とのシナジーは語るまでもなく強力です。
しかしそうでない彼女に唯一ある長所は場持ちの良さだけです。
ブロッカーキャラクターでもセメタリーに行ってしまえばLPに対してダメージが入ってしまうので守りの役割も大して果たしてないと言えるでしょう。

スリープというのは余りにもメリットがなく不遇の時代を送り続けていましたが、そろそろ何か役割を持たせてあげましょう。

例えばスリープ状態のキャラクターがノードを生成出来るとしたら?
これは強力なメリットになるのではないでしょうか。
ブロッカーの唯一の長所である場持ちの良さが最大限に発揮され、前述のノードによるボトムネックを解消する役割を果たしてくれることでしょう。

そこでメンテナンスフェイズ時のノード自動供給時、スリープキャラクターがいれば更にノードを貰えるように変更します。
自分の場にアルテミスが1枚いればノードは2つ。
2枚もあるならなんとノードは3つ供給。

これによってノード消費が非常に激しいデッキでは、ブロッカーを投入するというデッキ構築の工夫が楽しめるようになります。
また、前述した通りにノード1枚の価値はドロー1に匹敵すると言っても過言ではないのでブロッカーの果たす役割はとんでもない物になります。
なんて言ったって、ブロッカーに1ターン生存されるだけで相手に1ドローを許しているような物なのですから。

もしかしたらアルテミスが積極的に採用される機会も目に出来るのかもしれません。

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最終更新:2018年07月28日 14:29