体液
体液には血液、組織液、リンパ液がある。
体液の循環
血液循環には、体循環と肺循環がある。
毛細血管の血管壁から染み出た血漿は組織液となり、細胞の間を流れる。
組織液の一部はリンパ管を流れるリンパ液となる。
リンパ管は鎖骨下静脈に合流している。
心臓
心臓は心筋という筋肉で構成されており、
その収縮によって血液を送り出す働きがある。
哺乳類と鳥類の心臓は、2心房2心室から成る。
血液の組成
血球
血球 |
形状 |
大きさ |
備考 |
数/mm^3 |
形成 |
破壊 |
働き |
赤血球 |
中凹円盤型、無核 |
直径6~9μm |
哺乳類以外は中凸楕円状、有核 |
450~500万 |
骨髄 |
肝臓、脾臓 |
ヘモグロビンが酸素を運搬 |
白血球 |
不定形、有核 |
大部分は、直径8~15μm |
|
5000~8000 |
骨髄 |
脾臓 |
アメーバ運動をし、食作用で最近を殺す |
血小板 |
不定形、無核 |
直径2~4μm |
骨髄の巨大細胞の破片 |
20~40万 |
骨髄 |
脾臓 |
血液の凝固 |
※リンパ球は直径7~9μmで、免疫に関与し、抗体をつくるものがある。
血漿
成分
水90%、タンパク質(アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなど)、脂質、グルコース(0.1%)、
無機塩類(
、炭酸水素塩など)、尿素などの老廃物、ホルモン、酸素など
働き
①酸素、二酸化炭素、栄養素、老廃物などの運搬。
②抗体を含み、免疫に関係する。
③体温、pH、浸透圧、イオン組成を一定に保つ(恒常性)
酸素の運搬
血液中の赤血球は、タンパク質であるヘモグロビンを含む。
ヘモグロビンは、酸素が多く二酸化炭素が少ない条件のもとでは酸素と結合、
酸素が少なく二酸化炭素が多い条件のもとでは酸素を乖離する。
つまり、二酸化炭素の圧力が高いほど、酸素ヘモグロビンの割合が減ることになる。
最終更新:2013年03月19日 11:44