日常点検
判断する時期は車種によって決まる
自家用自動車
大型・中型(四輪)自動車 |
1日1回、運行前 |
自動二輪車 |
走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期 |
自動三輪車 |
1日1回、運行前 |
軽自動車(カタピラやそりを有さない) |
走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期 |
軽自動車(カタピラやそりを有する) |
1日1回、運行前 |
普通貨物自動車(軽自動車を除く) |
1日1回、運行前 |
普通乗用自動車 |
走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期 |
散水車・広告宣伝車などの特殊用途車(軽自動車を除く) |
1日1回、運行前 |
大型特殊自動車 |
1日1回、運行前 |
小型特殊自動車 |
走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期 |
事業用自動車
自動二輪車、軽自動車以外 |
1日1回、運行前 |
自動二輪車、軽自動車 |
走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期 |
レンタカー
1日1回、運行前
点検内容
バッテリーの電解液の量 |
液量が上限の下限にあるように調節する※1 |
ブレーキペダル |
遊び、床板との隙間、踏みごたえがあるかどうか |
サイドブレーキ |
引きしろが多すぎず少なすぎずであるかどうか※2 |
ウィンドウ・ウォッシャ液の量 |
液量が適切かどうか点検する |
ブレーキのリザーバ・タンクの量 |
液量が上限ラインと下限ラインの間にあるか点検する |
ラジエータなどの冷却装置の水量 |
液量が上限ライトと下限ラインの間にあるか点検する。 |
潤滑装置のエンジンオイルの量 |
オイルの量がオイルレベルケージ(油量計)で示された範囲(F~L)にあるか点検する。オイルの汚れ具合も見る |
チェーンの張り具合 |
ゆるみ過ぎず張り過ぎず、注油状態が適当か点検する |
※1バッテリーは
鉛蓄電池であり、電解液は希硫酸である。
※2なお、踏みごたえが柔らかいときは、運転してはいけない。オイルを足してもだめである。
乗車と積載
種類 |
定員 |
重量 |
自動四輪車(ミニカーは除く) |
車による |
車による |
ミニカー |
1人 |
30kg |
自動二輪車 |
1〜2人 |
60kg |
原付 |
1人 |
30kg |
大型特殊 |
車による |
車による |
小型特殊 |
1〜2人 |
500kg |
積載物の大きさ
種類 |
長さ |
幅 |
高さ |
自動四輪車(660cc超過) |
自動車×1.1 |
自動車の幅 |
地上から3.8m |
軽自動車+ミニカー |
自動車×1.1 |
自動車の幅 |
地上から2.5m |
自動三輪車 |
自動車×1.1 |
自動車の幅 |
地上から2.5m |
自動二輪車+原付 |
積載装置+0.3m |
積載装置の幅+左右0.15m |
地上から2.0m |
大型特殊 |
自動車×1.1 |
自動車の幅 |
地上から3.8m |
小型特殊 |
自動車×1.1 |
自動車の幅 |
地上から2.0m |
駐車・停車
道路上に駐車するときは、同じ場所に引き続き12時間(夜間は8時間)以上駐車してはいけない。
停車<駐車
人の乗り降りのための停止 |
停車 |
客待ちによる停止 |
駐車 |
5分以内の荷物の積みおろしのための停止 |
停車 |
5分超過の荷物の積みおろしのための停止 |
駐車 |
荷待ちによる停止 |
駐車 |
故障・その他の理由による停止 |
駐車 |
運転者がすぐに運転できる状態での、短時間の停止 |
停車 |
運転手がすぐに運転できる状態での、長時間の停止 |
駐車 |
運転者がすぐに運転できない状態で停止 |
駐車 |
ex)バスの乗り降りで10分程度かかった場合は、停車
禁止場所
場所 |
停車 |
駐車 |
軌道敷内 |
× |
× |
坂の頂上付近 |
× |
× |
勾配の急な上り坂 |
× |
× |
勾配の急な下り坂 |
× |
× |
トンネル |
× |
× |
交差点とその端から5m以内 |
× |
× |
道路の曲がり角から5m以内 |
× |
× |
横断歩道・自転車横断帯とその端から前後5m以内 |
× |
× |
踏切とその端から前後10m以内 |
× |
× |
安全地帯の左側とその前後10m以内 |
× |
× |
バス・路面電車の停留所の表示版から10m以内(運行時間中) |
× |
× |
バス・路面電車の停留所の表示版から10m以内(運行時間外) |
○ |
○ |
火災報知器から1m以内 |
○ |
× |
駐車場・車庫などの自動車専用出入り口から3m以内 |
○ |
× |
道路工事の区域の端から5m以内の場所 |
○ |
× |
消防用機械器具の置き場の、道路に接する出入口から5m以内 |
○ |
× |
消防用防火水槽の、道路に接する出入口から5m以内 |
○ |
× |
消化栓、指定消防水利の標識から5m以内 |
○ |
× |
消防用防火水槽の取り入れ口から5m以内 |
○ |
× |
車の右側の道路上に3.5m以上の余地がない場所 |
○ |
× |
上の場合で、荷物の積み下ろしで運転手がすぐ運転できるとき |
○ |
○ |
上の場合で、傷病者の救護のためにやむを得ないとき |
○ |
○ |
路側帯と停車
場所 |
停車場所 |
歩道・路側帯なし |
道路の左端 |
歩道あり |
車道の左端 |
路側帯あり(0.75m以下) |
車道の左端 |
路側帯あり(0.75m超過) |
左側に0.75m以上の余地 |
駐車禁止路側帯あり |
車道の左端 |
歩行者用路側帯有り |
車道の左端 |
駐車違反
違法駐車権章 |
取り外し不可 |
放置駐車権章 |
取り外し可 |
高速道路
高速道路=高速自動車国道+自動車専用道路
交通規制
種類 |
自動車専用道路 |
高速自動車国道 |
原動機付自転車 |
× |
× |
ミニカー |
× |
× |
小型二輪車 |
× |
× |
小型特殊自動車 |
○ |
× |
故障車の牽引自動車 |
○ |
× |
その他の自動車 |
○ |
○ |
高速自動車国道
種類 |
最低速度 |
最高速度 |
大型乗用自動車 |
50km/h |
100km/h |
中型乗用自動車 |
50km/h |
100km/h |
大型貨物自動車 |
50km/h |
80km/h |
特定中型貨物自動車 |
50km/h |
80km/h |
特定外の中型貨物自動車 |
50km/h |
100km/h |
普通自動車 |
50km/h |
100km/h |
三輪の大型・中型・普通自動車 |
50km/h |
80km/h |
大型自動二輪車 |
50km/h |
100km/h |
普通自動二輪車(小型二輪車を除く) |
50km/h |
100km/h |
大型特殊自動車 |
50km/h |
80km/h |
牽引自動車(トレーラー) |
50km/h |
80km/h |
ex1)乗用自動車の最高速度は100km/h
ex2)貨物自動車の最高速度は大型+特定中型が80km/h、それ以外が100km/h
ex3)三輪自動車の最高速度は80km/h
ex4)小型二輪車を除く自動二輪車の最高速度は100km/h
速度の調節
本線車道では加速・減速はせず、
加速車線や減速車線で行う。
自動車専用道路
基本的には一般道なので、法定速度は60km/hである。
ただし、都道府県が定める場合、100km/h,80km/h,70km/hとなる場合があり、
同時に、最低速度が定められる場合もある。
ex)首都高速道路
都心環状線 |
50km/h |
湾岸線、埼玉県・神奈川県の一部区間 |
80km/h |
その他概ね |
60km/h |
本線車道
本線車道では、デリニエータが50m間隔で、
破線が白線部8m、破断部12mの合計20mの組でできている。
駐車・停車
原則として駐車・停車は禁止だが、次の4つの場合のみ可
①危険防止などのため一時停止するとき
②故障時(ただし、駐停車違反+整備不良で切符は切られる)
③パーキングエリアで駐停車するとき
④料金の支払いなどのために停車するとき
登坂車線
上り坂での速度が他の交通の流れより遅くなる車が利用
高速道路での諸々の現象
スタンディングウェーブ現象:タイヤが低圧の状態で走り続けると起こり、タイヤが破裂する。
ハイドロプローニング現象(水膜現象):水の溜まった路面を高速走行すると起こり、操作不能に陥る。
自動二輪車の二人乗りの条件
一般道
普通自動二輪車
「普通二輪免許を受けて1年以上」
大型自動二輪車
「大型二輪免許を受けて1年以上」
OR
「大型二輪免許を受けて1年未満だが、普通二輪免許を受けて1年以上」
高速道路
普通自動二輪車
「20歳以上」かつ「普通二輪免許を受けて3年以上」
大型自動二輪車
「20歳以上」かつ「大型二輪免許を受けて3年以上」
OR
「20歳以上」かつ「大型二輪免許を受けて3年未満だが、普通二輪免許を受けて3年以上」
最終更新:2013年08月09日 11:32