新たな旅へ その2

古酒「んで、この世界を堪能するのは良いとして…これからどうする?食料でも調達しねえと厳しくねえか?」


みんなが歩き出した途端に古酒は問いかける。


レインド「…そうだなー…正直手ぶらの旅はキツい。」(汗)

モララー「んじゃあとりあえず、最初の目的は食料の調達だな。」

マリオ「それはいいが、さっき古酒と街の探索をしていたら…奇妙な事にどの店も営業はしているんだが…人がいないんだ。」

レインド「人がか?他にいなかったのか?」

古酒「ああ…もぬけの殻だ。歩行者すら見当たらなかった。」

モララー「んじゃタダ飯という事でその辺からかっぱらってくるか。」

三人『おい。』(大汗)

モララー「冗談だ。」


モララーは後頭部を掻きながら苦笑いをした。


マリオ「キノコタウンがこうもじゃなぁ…何かあったんだろうか…。」


今現在、四人が居座っている街の名はキノコタウンと言う。
マリオの住む「マリオワールド」という世界では、ここはキノコ王国という立派な国の首都である街。
北の方角には国を統治するピーチ姫の住む、ピーチ城がある。
無論未来でレインドたちがいたのはここ。本来なら住人で賑わうこの名所だが、今は見ての通り誰一人見当たらず静まり返っている。


レインド「気味が悪いくらい静かだ…。一応用心はしとけよ?」


辺りを警戒しながら広場から離れようとした時、北方面でけたたましい爆音のような物が聞こえた。
それを耳にした四人は互いの顔を見合わせる。

モララー「今のは…っ!?」


古酒「おい…確かあの方角、お前のいうピーチ姫っていう人がいるお城の方じゃなかったっけ?」

マリオ「―――――ッ!!ピーチ姫…ッ!!」

レインド「……行こうぜマリオ、あんたの大事な人が心配だ。」

マリオ「ああ…っ!」


四人は音がした方角へ走りだした。


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一人称:私
幼い頃から森林に住んでいた謎の少女。
真庭鳳凰との出会いにより彼女の人生に転機が訪れる。
今回は彼等と同じく過去の世界へ飛ばされてしまう。

一人称:俺
真庭鳳凰が毒刀「鍍」を抜刀することで現れる伝説の刀鍛治の魂。
過去へ飛ばされたとはいえ、寧ろ初めての経験故に興奮が抑えきれない。
メタナイト達に新たな旅を提案した。

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最終更新:2012年04月03日 21:46