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サンレスガーデン 南通 某洋館
シェン「ピッザーッ!!(キャップ帽にレザージャケットにTシャツにジーンズという80年代アメリカにありがちな出で立ちに染まり、箱買いしたピザを両手いっぱいと言うおまけ付きで意気揚々とこの界隈では比較的広い邸宅に帰ってくる)いやぁ楽しみだったんだよネ、サンレスガーデンのピッザ。かれこれ6年ぐらい?ここのジャンクなシーフードの香りがんもぅたまんねぇのなんのって。
シェン「ほら、ご当地グルメってヘルシーじゃん、都会のジャンクフードってジャンク味しかないじゃん。ところがここのシーフードピッザはすごいぞ。ご当地の海の幸を踏んだんに、安っぽいけど量はあるチーズの上に敷き詰めてマヨネーズドバー!ケチャップドバー!……って、あら?
クイント「————ボスと
ジゼルさんは先にご近所へ挨拶回りへ行きましたよ(一回のダイニングに配置されたソファーを陣取り気だるげな半目でテレビを形だけは見ながら抱えた駄菓子の袋から入れ替わり立ち替わりトルティーヤチップスを引っ張り出しては貪る)
クイント「ついでに言うとお師匠様『こんな狭いとこに同居とか冗談じゃない』って言って仮住まいの寄宿舎へ。
アニマートさんには今日の晩御飯の食材を買い出しに行ってもらって、ラウニさんには市役所へ書類一式を持って行ってもらっておりまして、イガルクさんと吉永さんと
コンキリオさんは後々合流って感じです。おいたんはまだ片付けてない案件があるのと例のお姫様の件もあってしばらくは外勤なんだそうっす
シェン「へぇ、あぁ、そう……(何気に用意していたレンタルビデオ一式を渋々バッグにしまいがっくりと項垂れる)あれ、
キャロルたそは?て言うか君何してんのよさ
クイント「私はあれ、あのあれ……お留守番です。誰もいないって言うのも不安じゃん?(もっきゅもっきゅ)お姫ちゃんは颯爽と近所へ感性の赴くままに出掛けちゃいました。悪い友達ができてもすぐ首が飛ぶでしょうしまぁ大丈夫でしょう(もっきゅもっきゅ)
シェン「OH MY GOD!!なんでそこは引き止めとかないんだこのウサ公ッ!年長者の僕が毎回責任問題問われるってのにッ!!
クイント「いや……まぁ……うぅん、大丈夫ですよ大丈夫。元いたとこと違って勝手が違うんですしそこまでハメ外さないってヘーキヘーkキャーッ!!なにこの韓流俳優!メガネ男子、一昔前のメガネ男子じゃんレットロォー!!
―――サンレスガーデン チャイナタウン―――
雛菊「(白い菊の花を描いた蒼和傘を差して悠然と歩く剣姫―――)ふぅ…(満面の笑みで口元を人差し指でなぞり、赤々とした鮮やかな街並みを見渡す) 」
雛菊「こんなに食べ歩いたのは久しぶりです。何処も美味な食堂ばかり、まだまだいきたいですね。(舌でぺろりと唇を撫で、嬉々たる瞳を輝かせている) 」
中華料理屋の男性「―――毎度ありアルヨー!ヤー、こんな綺麗なお嬢さん来てくれた事最近なかなかないアルネ。宝くじ買おうかしら オウフオウフ(店頭から純白の中華服を着込んだ男性が顔を出し雛菊を見送りながら掌を擦り合わせ下鼻を伸ばしていると――――) 」
中華料理屋の女性「ゴスッゴスッ(もれなく横から妻と思わしき女性がいい感じに肘を彼の脇腹に入れてきている)あーお客さんお客さん!せっかくべっぴんさんなんだからあそこ!着付けのお店に行って見たら?少しお値段張るかもだけど遠路はるばるいらっしゃったんでしょう?やってかないと後になって後悔するわよー!(口元に両手を添え店から出て行った雛菊へ呼びかける) 」
中華料理屋の男性「オウフッ オウフッ あー、それもいいケド浜辺に『鳳凰様』の木彫りが売ってるお土産やさんがあるからそこ行くのオススメネ。着付けは借り物だから持って帰れないケド、鳳凰様の木彫りはトッッッテモありがたいものダカラ、ご利益をお家に持ち帰るからオススメヨ。『大和』の将軍様の象徴ダカラネ! 」
雛菊「まあ、ありがとうございます。(先程後にした中華料理店の店員夫婦の声に振り返り、そっと微笑んで答える)…そうですね、食事はほどほどにして…せっかくこの地に訪れたのなら、御師匠様とお母さまへのお土産も考えましょう。(和傘をくるりと一回転させ、歩み始める) 」
中華服の男性「いやぁ……ほんといい娘だったネ。うちの娘もあれぐらいだったケドこう……うん、誰に似たのか残念な感じデ オウフッオウフッ(一言もふたことも多いのがこの夫なのか、慣れたものと言わんばかりに妻からの肘鉄を何度も食らいつつ雛菊を見送った) 」
中華服の女性「――――それよりあんたさぁ。『将軍様』がみんなにお配りくださったこの『棺』どうしようかねぇ……今回ばかりは将軍様が何をお望みなのか皆目見当もつかないよ(夫の腕お引きずり、店前に立てかけてある『黒い棺』に一瞥をやりつつ店の奥へ戻って行った) 」
―― サンレスガーデン 海岸 ――
漁師「(説明に耳を傾け囲むようにして群がる漁師が一人、いい気になって大岩の上に腰を下ろし得意げに語る)――――鳳凰様の木彫り? おおともよ、そらここらじゃ有名な木彫りだ。水の国はな、そらもうくじらみテェにでっけぇ大国に狙われたことがあったのよ。てやんでぇ手前らのおまんま食いっぱぐれてたまるかってんで俺らのご先祖様は国同士、国境を超えて呼びかけあって、ようやっと団結して大国を追っ払っちまったってわけ。そんなかでも取り分け勇ましく先頭切って一番槍投げつけて、最後までふんばじったのが『将軍様』の収める『大和国』ってハナシ。そん時の将軍様が被ってた兜の飾りがこの―――――― 」
漁師「―――――鳳凰様ってわけだ。ほれっ、そこのお嬢ちゃんもどうよ。俺の親父がこいつの職人でさぁ。おひとつどう?どう?(たまたま通りかかった雛菊に誇らしげに取り出した鳳凰の木彫りを見せつけ歯をのぞかせ笑う)べっぴん割引だ!今なら半額よ半額。さぁ買った買った! 」
(
フォックス)観光客「鳳凰の木彫りかぁ、種植えたら育つだろうか 」
(
ファルコ)観光客「そんなもんより俺ならそうめんを栽培するぜ 」
(オケキャス)海の家の
キャスター「串キュケオーンだよー!串キュケオーンはいらんかねー! 」
雛菊「……?(突然声をかけられた方へ振り返り、漁師とその手にある木彫りに視線を落とす)繊細なつくりですね…!(わあと目を丸くしてその木彫りを見つめる)……(御師匠様、そう言えばこういうものを好んでいたような…美味しいものよりもこういった方がよいのでしょうか。)…お一つ頂けますか? 」
漁師「(雛菊の返答に『おっ』と口を開け黒い瞳が歓喜で強く輝く)へへっ毎度あり!包装はいるかい、お嬢さんの言う通り繊細な作りだからよ。うっかりこの雪みてぇな肌に傷をつけちまったら大事だ(鳳凰の木彫りを片手に持って自然体を装い雛菊の手に触れしてやったと言わんばかりに満足げに微笑む) 」
漁師「あー……ところでこんな話知ってるかお嬢さん。そもそも将軍様が自らの兜に鳳凰様を飾ったのにはちゃんと訳があってよ。将軍様はかつてとんでもなーっくお金に困ったことがあってよ。困り果ててなんとかお金を増やして民草に豊かな暮らしをさせてやりてぇと思い悩んであてもなく!今!この海岸をトボトボ歩いていたのさ。するとそこへ、なんと大波の乗って『鳳凰様』が現れたじゃねぇか!鳳凰様は将軍様にこうお告げになった『ここを掘りなさい、お宝あるよ』(裏声)ってな。まぁつまるとこ、俺ちゃんは今こうして「鳳凰様のおかげでお嬢さんというお宝に―――――――= 」
\ウワーナンダアレハー!!/ \親方ー!海から鳳凰様がー!鳳凰様の使いがー!/ \ざわ…ざわ…/ \いるさ!ここにな!/
漁師(親方)「ううううっせぇなバァッかやろう!今将来の嫁さん口説いてんだから野暮な真似は――――えっ、なにあれ……えっ? 」
―――――漁師の視線の先には人の大波と言わんばかりの野次馬が海岸沿いに群がっていた。人の竹林と言わんばかりに並ぶ頭、頭、頭。それらを優に超える大波が天を裂かんとばかりに、燦々と輝く太陽をも穿つ勢いで現れ――――
バル艦長「 あ"い"え"え"え"え"わしはもうダメだ終わったのだあ"あ"あ"!!(並みの頂では陽光を浴びて輝く『鳥』いや、『鳳凰』がけたたましい叫びをあげ神々し(く見える)い姿を衆目に晒していた) 」
キャロル「まだだ!お前は虎だ、サンダーバードになるのだ!!(その鳳凰の上にまたがり波を超え、少年よ大志を抱けとでも言いたげに明後日の方向を指差し、鳳凰(バル艦長)を巧みに操る少女が一人)ハレルヤー!! 」
アックスナイト「急に迷子になったと思ったら何やってんだあの人(呑気にアイスクリームを舐めながら) 」
メイスナイト「さあ、知らないダス。それより上に乗ってる人は誰ダスか?
ワドルディ、知ってるダス? 」
ワドルディ「存じません!それより艦長!中の人が違う気分はどんな感じですかー? 」
バル艦長「馬鹿野郎お前ら見てねえで助けやがってくださいお願いしますこの野郎!!!!!!!あと中の人などいねえ!!!! ついでそこのお前エッ!!!この俺様を誰だと思ってやがる!!?よくも俺様を踏みにじった挙句天国に限りなく近づけやがって!!!!許さんぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああ(発狂説教大絶叫) 」
雛菊「 わっ (漁師に手を取られ少し驚いた表情)え、と…――――?(困惑した表情で話を聞いていると、背後でざわつく人々の声が気になり振り返る)……えっ…!(あの荒れ狂う波…ここは―――)(迫りくる大波に腰元の刀に手を当てようとしたところ――)………??……!?(大波の上に人影を見つけ唖然) 」
キャロル「鶴に限らず鳥類は優しくしてあげると恩返しをするか醜いあひるからサンダーバードへ転生する。古事記にもそう書いてある(黙って泳げとでも言いたげに半目でバル艦長の背中を繰り返しひっぱたく)私は迷子センターへあなたを届けた。よってあなたはサンダーバードとなりて私を風にしろ、疾風怒濤の如くベシベし ―――――あっ(バル艦長と
キャロルを乗せたNAMINOYUKUSAKIにはすっかり鳳凰の使いと信じひれ伏す人の山、その向こうの雛菊の姿が) 」
ヴェルゴ「 さてそろそろ帰還するか。この鳳凰様の木彫りを土産を手にな。 」
ポッポ「 ポッ!(
ヴェルゴの頬にくっついている) 」
ヴェルゴの同僚「お前木彫りなんて買ってねえだろ 」
ヴェルゴ「 そうだ俺は…木彫りなど買っていなかった… 」
\鳳凰の使いじゃー!鳳凰の使いじゃー!貢物を用意せよ!/ \えーと、ああもうこれでいいよね!ないよりはいいよね/ \MATTE!それは俺のレッドデーモンズだ!/
ピカマン「 うわあああああポッポだああああああいやあああああオアアアアア(ポッポを見るいやいなや恐怖で全身骨折し空へ帰った) 」
ピジョン「 (殺伐とした現場にホウオウが!!!!!!)ホーホー! 」
雛菊「(あれ…まさか人……??)(大波の上にいる人影の正体が明るみになるにつれ、思わず開いた口がふさがらないでいる) 」
アックスナイト「まあ俺たち、スマブラSPにスピリットで出られた勝ち組だからな。おいてけぼりの艦長はほっといてどっか食いに行くか。 」
メイスナイト「そうダスなぁ…鳳凰様の焼き鳥とか食べてみたいダスね。 」
キャロル「んー……これはまずい、このままではポッポがあの子にロマンチックをあげて将来夫婦になってしまう未来が私の千里眼(大嘘)には見えてしまう……!なんか絵面的にムカつくからそれは回避しないと(すっとポケットからは取り出したるは『モンスターボール』無表情で覇気のない叫びをあげ、それを前方へスローイングした)いけ!ゼニガメー!! 」
ワドルディ「スタアラにも出られなかった残念な方ですからね…あ、今日まだプリコネログインしてなかったや(起動) 」
玄武様(
クッパ)「 (投擲された球体がまばゆい光を放ち、中から現れたのは――――)\PON!/ ゼニゼニー! (そう、ゼニガメ。フェアリータイプのうさぎデジモンである)ガーメガメ!(愛らしい(濁った)鳴き声を発し、ホウオウ(大嘘)ごと
キャロルを背負って並みの軌道修正をし) DOOOOM!!(並みの切れ目からF1マシンよろしく飛び出し、雛菊の目と鼻の先に着地した) 」
ビシャァァァ(着地の際の水しぶきが
ワドルディのスマホを浸水させ何故かヌマクローを殺した)
(オケキャス)海の家の
キャスター「キュケオーンだよ!ふふっ!鳳凰様の串カツ味もあるよ!ふふっ!キュケオーン!!!!おたべ!!!!! 」
ワドルディ「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!プリコネできなくなっちゃっちゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!! 」
むらびと「 何十年もの「メタナイトの逆襲」に君臨、スマブラにもスタアラにも出られず、しまいにゃしまいにゃポンコツ戦艦と海心中…!変態という名のバル艦長!実に空虚じゃありゃせんか?艦長は所詮、スパデラ時代の敗北者じゃけえ…!!! 」
エース「 敗北者……? 」
バル艦長「取り消せよ…今の言葉…!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」
むらびと「 バル艦バルカン敗北者!スパデラ艦長敗北者!! 」
ヒロ「ヒヨリイイイイイイイ!!!!!!(台車に乗って
ワドルディの前を横切る) 」
バル艦長「鳥鳥取り消せ取り消せよ今今今の鳥鳥言葉取り消せよ!!バル艦大艦隊!!!!!!!! 」
ヒロ「乗るなバル!戻れ! 」
闇サトシ「 うっせえええええええええええええ!!!!!!!!(むらびともバル艦長もキェケオーンもヒロもプリコネも
ワドルディもついでに
ピカマンも何もかも蹴り飛ばす) 」
雛菊「ひゃ…っ…!?(突然現れた巨大な影の衝撃に思わず開いた和傘を前方に向けて風を凌ぐ)……?(この人、今波に乗っていた…?)(和傘の内側からゼニガメ?の背に乗った
キャロルの姿を見上げる) 」
バル艦長「まさに踏んだり蹴ったりだ!!!!(外野へ蹴り飛ばされ退場) 」
ヒロ「朱夏ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(吹っ飛ばされる) 」
ワドルディ「コッコロ~~~~~~~!!(退場) 」
キャロル「か、唐揚げくぅぅぅぅゥゥゥゥゥゥゥ―――――ンンン!!!!(吹っ飛ばされたバル艦長の方向へ腕を伸ばし親友を失ったJOJO並みの号泣と悲痛な叫び)んんー……ところで鳳凰の木彫りってどこで売ってたんだっけ。改造して宝具にしたいんだけど(ゼニガメ(確信)の甲羅の上に座り頭を掻きながらやる気のない半目で辺りを見渡し)―――う?(ばったり雛菊と目が合う)あ、十ダイコン舞祭のネギ姫だ(特別意訳:十剣舞祭りの雛菊だ)どうしたのこんなところで。あなたもからあげクン落としたの? 」
雛菊「ぁ…(大きな大会に出場していたこともあり、自分の名が世間に知らされていることを今改めて思い知ったのか、少し頬を赤らめ恥ずかしそうにしている)い、いえ…私はただ、修行の旅の途中でここに…(和傘で顔を隠す様に) 」
漁師「 なぁ…………みんな、今の見たか? あのお方、鳳凰(バル艦長)様に乗って現れ、玄武様(
クッパ)を遣わしたあのお方を……そのお方が、今!外来人の前に降り立ち、お声をかけられた! 」
\見た!わしも見たぞ!/\オラも!/\私も!/\市長もです…/\あのお方が!鳳凰様の使いをここへお招きになったのだ!/
漁師(幼女)「ふえぇぇ……最近羽振りが良くないからこんなものしかないよぉ……許してほしいよぉ……(初めは皿いっぱいにシャケを乗せた皿を子供が雛菊の前に置き――――) 」
白虎様(
現場猫)「その身だしなみ、本当にヨシか? 」
青龍様(はらぺこあおむし)「私のセンスを馬鹿にするな殺○すぞ 」
\アリガタヤ…アリガタヤ…/\ドウカサチアランコトヲ…/\ココニタテマツル…/(次々と野次馬、地元の漁師、市民や市長や元フレアチューバーの社員が次々と供物と言わんばかりに、
キャロルと雛菊を囲むようにして作物や海の幸を運び押しかけてきてはそれを置いて足早に立ち去った
はらぺこあおむし「 悲しくなったので青龍様のアルバイト辞めます。お世話になりました。 」
キャロル「ふーん、酒豪(修行)ってことは飲み倒れにここにきたんだ。なんか大変ね、カロリー管理はしっかりね(膝を抱くようにして甲羅の上に座りながら無垢なはんめで雛菊を見下ろし)―――――。(勘違いから崇め、供物を献上に来る民間人と雛菊の正体を隠すような様子を交互に見)―――ピョンッ(甲羅の上から助走をつけて飛び、雛菊の前にゼロ距離で降り立って上目遣いに顔を突き合わせる)――――お忍び? 」
むらびと「 は(らが減っては)い(くさはできぬというので)ぼく(は)しゃ(けを食べようかな) 」
エース「 敗北者……?(食べ物の中から顔を出す) 」
雛菊「わっ、え……?(見ず知らずの民から献上された作物や海の幸に困惑しながらも)(すごい…とても、おいしそう…)(輝く食料の山に瞳に輝きが)ふぇ…?……い、いえ…!(
キャロルと目を合わせ、和傘を閉じて改め向き直る)と、とつぜんいろんなことがおき過ぎて… あの…(さっきの奇想天外な波乗り登場のこととか) 」
赤犬「おっと、食中毒の原因になるけんの(エースの顔が出た食べ物をこんがりと焼く) 」
ルフィ「 肉ゥー!!!(山盛りの食料の中から肉だけを盗み取っていくが、ついエースの顔も掴み取って口の中へほうり込もうとする) 」
サボ「 やめろ!エース!ルフィ! 」
セーラーキロメートル「(フレアチューバー社員だけを処刑) 」
キャロル「しゅびっ(白虎様と青龍様に向かって『ピックアップ召喚招待券』と記された札を投擲し叩きつける)よし、コレクション追加~ ん~~?(彼女にとっては無意識に起きた自然なことなのか色々なことに心当たりがなく小首を傾げ)――――(ただ一つ、献上された食べ物にはまんざらではないということを理解し、一人うなずく)おっちゃーん!私鳳凰様の使いだけどこの使ってなさそうな小舟もらっていい~?\ウヘヘ、ドウゾデスジャ/あんがとー(海岸沿いに打ち上げられ動かない小舟と、それの近くにいる老人に声をかけてを振った) 」
キャロル「―――いいってさ(なんの脈略もなく雛菊に向き直り、海鮮類を相当重量のある『束』にしてから抱え軽々と小舟に投げ込み食料を積み上げていく)とりあえずさー、『聖闘士星矢団<大
キャロル団>』の秘密基地に持って帰るんだけどー……食べに来る? 」
雛菊「ぁ…(大量の食料を抱え込んだ小柄な少女の背を心配そうに見つめていたが)…えっ…?…… …… ……ご一緒してもよろしいのですか?(純粋な眼差しで涎を垂らしながら) 」
キャロル「ちゃんとサンダーバードに進化して恩返ししてね(くるりと背ごしに振り向きなんでもいうことを(ただ聞くだけ)聞いてくれそうな作画の顔で迫真集中線を発し)よっこいせっ(先の雛菊の不安を払拭するように食料を積み置いた小舟の先端に名ををくくりつけ、軽々と引きずって歩き出す)それに十大根……?だっけ、あれのお話とかいろいろききたいしぃ~(ピタリと足を止め、両手を広げくるりと踵を返す) けつが柔らかそう! (コロンビアを背負って突拍子もなく) 」
雛菊「…(*ˊᵕˋ* )??? 私でよろしければ、お供させてください。(ふふふと微笑んで
キャロルに続く) 」
キャロル「特使に任命する、供を許すゆえ仮装チャンバラ(スマブラ)するのだ(くるりと踵を返し淡々と噛み合っているようで噛み合ってない他愛のないやり取りをしながら彼女にとっての『帰路』へ着いた) 」
――――――この遑に六道輪廻より降り立った剣士であり少女である彼女が気付く余地はなかった。この何気なく続く回廊の先が、まさに万夫不当の猛者が軒を連ねる修羅道であり、そして時代を隔てる境界の上であるということを
―――――あとついでに、彼女のいう『
キャロル団』なる組織の構成員はたったの三人、ガレージを改築したボロ屋であって、阿鼻叫喚とも言うべき力利用であるということも
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最終更新:2019年02月07日 18:53