キルライフ 過去ログ

殺戮衝動の影


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ロバート「(ヘリポート、屋上でビルの崖に堂々と立ち、国を眺める様に見定めている)こちらの国とは大違いだ…建築物も、政治も、人も全て……(高域にいる為、風が強くコートの中に風が入り込み音をならす) 」
???「我々の国は乏しい発展途上国ですから……ペガサス国とは比べることすら出来ませぬ…(ロバートの後ろに立ち尽くし、彼の後ろ姿をじっと見つめている青年) 」
ロバート「ククク…あの国はカイルだからこそ、あーいった国になったのだよ…欲望や非情のない王であったからこそ、従来の生活、政治……何の変化もない中途半端な国だ。だが、逆にカイルだからこそあの国はあの国で居られたものを…(夜空を見上げ、再度街を向き夜の中輝く光を目に照らす)……レグィ…貴様は何故俺についてきたのだ 」
レグィ「マイテイ人として、ロバートさんの強さに惹かれただけです。その強さを直で見続け、そして学び、俺はいずれ天を掴む…そういう人間になります(額を覆うバンダナに手をあてる
ロバート「ほう…………ならテストをしようじゃないか(更に下を向き、ビルの根元を見る) 」

ファンファンファンファンファン(ペガサス国の高層ビルの周りには数えきれない程のパトカーが並ぶ)

レグィ「テスト…とは一体? 」
銭型次子「 あーあー、コホンッ…完全に包囲されている!大人しく出てきたほうが身のためだぞー!(パトカーの集団の中にいて) 」
ロバート「見ていただろう、俺がこのビルを”制圧”してきた姿を(振り返らず、まだパトカーを凝視)このビルは死体の博物館だ。そして貴様が見て来たもの、それが貴様の望みである天を掴むこと…(裾から14mm拳銃を取り出し、振り返ってレグィに差し出す)それと同じ事をすればいいだけだ、遊んで来い 」
灰コートの男「(ビルの前でニヤニヤしながら眺めている) 」
レグィ「…殺せばいいんですか……殺せば、天を掴めるんですか…?(拳銃を受け取ってロバートに真剣な眼差しで) 」
ロバート「さぁな、ま、近くなるだろう(クククと笑いながらまた振り返ってビルの崖から街を見続ける) 」
銭型次子「 抵抗してもいいことないぞー!大人しく投降しろー!(ビルの下からメガホンでロバート達に叫んでいる) 」
レグィ「……殺ってきます、俺、近づけるなら本望ですから…!(拳銃を握りしめて屋上の出入り口の扉を乱暴に開いてビルの中に入る) 」
ロバート「ククク…警察ではどうしようもないものを………(メガホンの声すら届かないレベルの高域) 」
灰コートの男「(少年を抱えてどける)っと、連中動きますよ、刑事さん……気つけないと危ないですねぇ、ケッヒヒヒ… 」
折原臨也「 これだから、このクソみたいな仕事はやめられない…!(舌舐めずりをして向かいのビルの中からロバートたちを双眼鏡で観察してる) 」
座二型次子「 なに!…って、なんだよあんた。危ないから離れてなって(灰コートに) 」

ビルの中は横になって動かなくなった人間と電子機器の破片やガラス、衣服や瓦礫などが散乱しており、血と腐った匂いが漂っている

レグィ「(この拳銃、両手で撃たないと骨折するな…)(拳銃を握りしめて死体を蹴り道を作る) 」
灰コートの男「勿論離れますよ、見えませんか?ビルの中身…ケケッ、派手にやるもんです… 」
警察「コツコツ…いいか、相手は殺人鬼だ、捕らえる事が可能ならば捕らえろ、殺してもいいとの命令も出てる……(レグィのいるオフィスルームの扉越しにシールド部隊や特殊部隊に呼びかける) 」
レグィ「(だが何故、ロバートさんは俺にこの拳銃を託したんだ…俺の力だけでも十分なのに…)(立ち止まって死体を見続ける) 」
灰コートの男「でしょう?ヒヒヒ、ったく怖ぇ怖ぇ… 」
銭型次子「 んぁ゛ー…ほらおめーら、はよ行け(自分はビルには入らず警察の下っ端どもを行かせる) 」
警察「今だ…!(扉を開け、シールド部隊に突入させる) 」
レグィ「…来たか…!(シールド部隊に素早く反応し拳銃をぶっ放す) 」

ズゴッン…ドドド!(シールドに銃弾が当たると、シールドを貫いて軌道にいた警官を貫く) 」

レグィ「凄い威力だ……もう一発!(引き金を引く)……あ…れ……これ、弾倉に一発して入れてなかったのか…あの人…!(試してるのか…俺を…) 」
警察「こちらヤングチーム…シールド部隊が「弾一発」でやられた…これより突入する…!(残った特殊部隊と共にレグィに物陰から銃弾を連射) 」
銭型次子「 おー、やってるねぇ。~♪(ビルの外にいて銃声やら騒音やらを聞いて察してる) 」
レグィ「あいつ…天に近い男…味方殺しってのは本当だったな…だが俺を甘く見過ぎだ…この程度で死ぬのはマイテイ人じゃねーよ!(拳銃を”捨てて”警官の弾を全て手刀で撃ち落としていく)バシバシバシ(その最中に指に弾を挟み続け、余裕があればそれをそのままの速度で投げ返していく) 」

ズドドドバシシュビュンババババガッダッダッダ……ダッ(全ての弾を撃ち尽くし、弾が綺麗に跳ね返されその場の警察は全滅) 」

レグィ「……よっと(警察の死体を片手で3人ずつ持ち、割れた窓からパトカー目がけ投げ捨てる) 」
レグィ「俺の目標は警察を殺すことだけだ、お子様を殺すのは流石に気が引けんだよ、帰れ(避けるという選択はなかった為、トキオのアッパーを異常な握力で相殺し、そのまま窓に捨てる) 」
灰コートの男「あちゃー・・・たいしたもんです、警官じゃ相手にならねぇ 」

ドン!ドンドンドドンドン!(警察の死体がパトカーの上に叩き付けられる様にのっかる) 」

警察「6人以上やられた、ヤングチームからの応答もない……本部、本部!(パトカーの中で無線) 」
銭型次子「 うおっ!?んにゃろぉ…!(パトカーに血腥い死体が降ってきて) 」
レグィ「”場所と相手を選べ”お前は若すぎるし弱すぎる(首をひょいとかしげてレーザーと打撃を避け、顔を掴んで再度窓に捨てる)そのガキ、保護したらどうなんです?唯一の生存者ってことで、あーあと、この階以外の警察も全員ぶっころしておきました。これ以上はあまりいい判断じゃないと思いますよ~(窓から顔をのぞかせながら警察にいって、ポケットに手をツッコミながら屋上に戻る) 」
銭型次子「 ”んにゃろぉぶっころしてやらぁー!”(ベネットボイスを放ってビルの中に突撃) 」
ロバート「帰ったか、レグィ…どうだ、楽しめたか?(相変わらず屋上から下を見続けてる) 」
レグィ「アンタ…俺をなめてんじゃないっすか…?(ロバートの肩に手をかけ、振り向かせて襟を掴む) 」
ロバート「…(掴まれても高身長故か持ち上がらず、そのまま見下す形になっている) 」
レグィ「あの拳銃には一発しか弾丸が入っていなかった、俺の試したんだろアンタ? 」
ロバート「俺は楽しんで来いと言ったのだレグィ…貴様は真面目すぎる(クククと笑いながら) 」
レグィ「……(キッとした目つきのまま手を離す)…銃、捨てちまったけどいいのかよ 」
ロバート「結構だ…あの銃は元々俺が暇つぶし程度に作った玩具だ……コイツ一本で十分…(もう一つの拳銃の入っている懐に手を当てて) 」
レグィ「…なぁ、そういやロバートさん…なんでこのビルの中の人間、全員は殺さないで数人逃がしたんだよ… 」
ロバート「全員殺したら生存者の証言がなくなる、この事件が完全には伝わらないだろう、俺という存在、事件…マイテイ人…(振り返って街を眺める) 」
レグィ「…ニュースでも流すんですか…? 」
ロバート「あぁ……最大の”餌”もある訳だ…前とは違う形で楽しめそうだ…(崖から離れ、ロープが何重にも締め付けられている小屋の前で止まる)…助けはくるのだろうか、同胞よ 」
ニュースキャスター「速報です、大都市ペガサス国にて、今日、無差別殺人事件が発生しました。ペガサス国最大のビル、コールドビルの従業員や関係者はほぼ死傷を負いました。生存者の証言によると実行犯は一ヶ月前崩壊したマイテイ国の生存者で『レインド』と名乗っていたとの事です 」
レグィ「…なるほど…罪を被せ、それを信じない奴らを叩き潰すということですか… 」
ニュースキャスター「また、屋上にも数名人物を確認出来たため、複数人の犯行ではないかと言われています―― 」
黒「 ……(アパート内で、テレビの電源を消す)………ロバートか…(ノースリーブシャツと長ズボン)……ペガサス国、遠いな… 」

~屋上 ヘリポート小屋~

小屋の中はテレビと今にも消えそうな薄暗い蛍光灯の光で照らされている) 」

レインド「……(ボロボロで腫れた顔をゆっくりとあげる)……5ヶ月…… 」
レインド「(声をあげる元気もないな…5ヶ月、俺は苦しみに耐えて来た…死を拒んだ…助けはいらなかった…だが、そろそろヤバいかもな…)(テレビを横目でうっすらと視聴)(悪い意味で、有名になっちまってる…) 」
レインド「(この小屋で死を待つのも一興…だが、せめて一矢報いたい…)(薄暗い小屋の中、血みどろの体を横にする) 」

フーナ「(テレビにしがみ付く勢いで目の前に寄っている)なんなの……これ…ッ!?(速報を見て表情がこわばっている) 」
スカーフィ「うそ……な、なんで…レインドが……(絶望感に浸った様にフーナの隣でテレビ画面を見つめている) 」
氷冬「……一体、何なのかしら…これは。(口元を手で覆い、二人の背後に立って速報を見ている) 」
フーナ「……嘘、あの人が…無差別に人を殺すなんてこと…ッ!(取り乱す) 」
スカーフィ「ぁ……ぁ、ど、どうなっちゃうの……?(半涙目) 」
氷冬「真実は分からない…けど、本当にあの人が殺戮に手を染めたのかしら…。疑い深い、フーナも…そう思うでしょう。(画面からフーナに目を代え) 」
フーナ「うん…分かってる… 違うの……なんで、なんでこんな出鱈目なことでレインドが挙げられなくちゃいけないの…!? 」
スカーフィ「そうだよ!やっぱり可笑しいよ…!!レインドがあんな酷い事するはずないもん!! 」
氷冬「……レインド、この事件と何か繋がっていそうね。 」

~カオスホール・トレーニングルーム~

モララー「…はぁ……はぁ……(トレーニング後の様で、汗だくのまま通路を歩いていると天井に設置されたテレビの、速報が視界に入る)………行方不明だとは聞いていたが、まさか……。 」
ハルシオン「(通路でモララーと出逢う)あの件については一報は耳にしていたが、全く持って信じがたい。レインドさんが悪に染まるなど…あの方は、誰にでも絆を持ちかけた、誇り高き英雄の一人なんだ。 」
モララー「ああ、それはここにいる誰もが分かりきっていることだ。……近々裏でこそこそと動いてやがったマイテイ人共が関わっているんだろ。あの野郎……。(目を伏せる) 」
ハルシオン「……今世界は大混乱に陥っている。モララー、ここは僕らでやるしかない。 」
モララー「ああ、だが…今からあいつの救出を急いだところでどうしようもならねえ。ハルシオン、お前はお前の軍と共に動け。 」
ハルシオン「…君は…君はどうするんだ、モララー!! 」
モララー「ケッ どうするも何も決まってんだろ。――――――――――奴等を叩き潰す。そして、同胞を連れて帰ってくる。ダッ(走り去る) 」
ハルシオン「待てモララー!一人じゃ極めて危険だッ!!ここは一度僕等と……くッ…(退きとめる事が出来ずその場に立ちつくす) 」

梓「・・・黒禍がきますね。また、多くの人が死にそうです・・・。(夜空を見上げ) 」

カズネ「良い方向 悪い方向 どっち…かな ぁ あの人 大会の人(ハルシオンを見て) 」
カズネ「歴代の英雄 だった・・・かな レインド 幾度も 救った 少しでも 疑いがあるだけで… デマ かもしれないのに(呆れ気味) 」
第三者「カズネちゃんは随分と利口だね。(彼女の背後でテレビを直視している) 」
カズネ「第三 貴方も 冷静 それとも…貴方 仕組んだの? 」
第三者「HAHAHAHA!!面白いジョークww いいや、これはマイテイ人たちによるものだ。僕には関係なっしーんぐ♪だね。けど、一驚だね。英雄を"使う"とは。 」
カズネ「英雄 使って 世界 混乱… 皆 何 考えているのかな ただ一人 信頼 わかる でも…ちょっと 疑いで こんなに 混乱する…打たれ弱い 」
第三者「さあ、それはどうだろうねぇ~。ま、"僕等はまだ何も知らないから"ね。意見等々思い浮かべ述べるのは勝手でしょうよ~。それより、世界はまた迷宮入りだ。過去一度も、一斉にこんな大事件がわんさか起こった事例はない。 」
カズネ「そうなの 事件 大きくならないといい それだけ 思う 私 その人と 会ったことも 無いから 」
第三者「だが君の考えは一理ある。真か否か、誰もその完璧な『答』を知る者はいない。君は考え方が人一倍だ。大人の思考力も超越している。まるで、あの――――――いや、語るまい。またね、カズネ。(レインコートを振るって歩いていく) 」

梓「あら、ハルシオンさん・・・・でしたっけ? 」
ハルシオン「……!(声をかけられ我に返る)君は…確か、梓ちゃん。 」
梓「こんばんわ、よい夜ですね・・・・(ハルシオンに) 」
ハルシオン「は、はは……そうだね。少し騒がしい位だが…。 」
梓「貴方のお友達の姿が見えませんね?・・・・・イベールさんでしたっけ?(ニッコリとしたまま) 」
ハルシオン「…!!……何故君が彼の名を…いや、君は…確か…。(何やら身に覚えがある様子で梓を目を細くして伺う) 」
梓「ふふふ、今は不語(かたらず)・・・。時間なので失礼します、また会いましょう?元シルヴィ傘下のハルシオンさん(消える) 」
ハルシオン「……。(そうだ…僕は知っていた、彼女の名を。…あの日、イベールが口にしていた『子娘』というのは……いや、今は考えなくていい。先ずは目先の事を優先せねば…。)(去っていく) 」

クレッペ「レインド様が、あのような事をする訳が無い……匪賊共め、良くもあの方の名を… 」
灰コートの男「とんだ祭りをやってくれるモンですねぇ、あの御仁も…ヒッ…ヒヒッ… 」

~とある密室空間~

赤コートの人物「(新聞一面を顔に埋め黙々と目を通している)……地上の動きは今、どうなっています。ダークネス。 」
ダークネス「はっ、また新たに騒動があった模様でございます。詳細は貴方が目を通している事の通りかと。 」
赤コートの人物「…まさにそうでしょう。パサ…(新聞を折りたたみ地面に置く) 」
ダークネス「いかがなさいますか。 」
赤コートの人物「…世界を“混沌”に陥れるには丁度良いタイミングですね。七神衆、四皇帝、政府へのコンタクトが失敗した為……次は『彼等』にいたしましょう。(腰かけていた椅子から立ち上がる) 」
ダークネス「はっ。(掌に生み出した闇を肥大化させ渦を作り出す) 」
赤コートの人物「…では、行きましょうか。(渦の中へと消える) 」


レイジェ「かぁ~…乗り込もうにも費用がないし場所が分からないのが難点だなぁ…(頭を掻きながら夜道を歩いている)しっかし、なんか通る度に折れてる木々が見える…森林伐採でもしてんのか? 」
カズネ「今日も 平穏 かな(暢気に星空を眺めてる) 」
???「もし森林伐採をしているのであれば、そいつは考え方によっては平和的ですよ(萎れている木の上に腰をかけ、月を眺めている) 」
レイジェ「うぉ!?(いきなり声が上がった事に対して驚く)…誰だアンタ…いきなり…(木の上に座っている???に) 」
カズネ「でも ちょっと 騒動 あるみたい 森林 少し 折れてる 」
シビック「どうやら本当だったようですね…あのレインドさんの過去が実体化しているなんて…(木からおり、姿を見せて)…シビック・テイラです…レイジェさん 」
レイジェ「俺の名前知ってるなんて…なんだか怪しいな…ストーカーか?なんだ?何の用だ? 」
シビック「決してそんなんではありませんよ。レイジェさん、ご存知ですよね…(レイジェの前までゆっくりと歩き出し、赤いハチマキが揺れる)今、俺達マイテイ人の生き残りの数が…10にも満たないのを… 」
カズネ「絶滅の 危機…かな こんばんは レイジェ… 始めてみる人(レイジェの後ろからひょっと出て来る) 」
レイジェ「お、前にあった奴か…カズネだったよな …マイテイ人がどうかしたのか…(まるで他人事かのように) 」
シビック「お、お嬢さん…いや、今はそんな空気じゃない(額に手を当てて) ……俺もなんで生き残ってるのか分かりませんが、ロバートというマイテイ人、知らない訳がありませんよね? 」
カズネ「そんな 雰囲気…? うん和やかな 雰囲気 じゃない 貴方も マイテイ人 なんだ 」
レイジェ「あぁ、勿論。あの何考えてるのか分からないスカした奴だろ… 」
シビック「俺はマイテイ人だよ… ロバートは今、分かっていると思いますけど、現在の貴方を苦しめています… 」
レイジェ「俺を使って…それがどうかしたってのか?(頭を掻きながら) 」
カズネ「水の中から 出てきた 生きていく 必要 どういう事? 」
レイジェ「俺は今の俺も俺であるとしか認識できてないし、それにそこまで心配する必要がない、そう思ってるだけさ…まぁ、別のことにゃ冷静になれちゃいないんだがな… 」
シビック「…別の事? 」
レイジェ「仮とは言えど仲間を殺され、ましてや罪のない一般人を殺したロバートは許せねぇ…わかるぜ、あの国のビル。めちゃくちゃ景気がいいの。多分あそこのサラリーマンも、あの日もしかしたら家族の為に豪華な飯にでも誘いにいくんじゃなかったかってね。そういった罪のない人間を殺した奴は俺の中で死刑に値するわけよ 」
シビック「…(正義感は…こういった所は昔も今も変わっていなかったのか…)…そうですか… 」
カズネ「むー… 残り少ない 種族」
レイジェ「ま、俺は俺を助けにロバートの元にいくんじゃない。奴を、俺の拳でぶっ飛ばして閻魔の前で土下座させる為に行くんだ。アンタはどうなんだ、シビック? 」
シビック「…俺は…何も出来やしませんよ 」
レイジェ「そいつは逃げだぜシビック(シビックの腕を掴み)壁を真ん前から自分の拳で砕いていく。それでこそ男だろ 」
シビック「…わかりました。やれるだけはやってみます……あの味方殺しに…(レイジェの目を見て) 」
レイジェ「あぁ、それでいいさ。カイルに…親父にそっくりな目してるぜ、今(くひひと笑いながら頭を掻く)…んで、なんか他に用でもあんの> 」
シビック「…はい、少しやることがあります……今度は戦場でお会いしましょう、レイジェさん(軽く礼をして走っていく) 」
レイジェ「……本当、何やってんだよ、俺(レインド)…ロバート相手に何処まで手こずってんだ…(呟き) 」
カズネ「どの国でも どの種族でも 問題 あるんだ…(レイジェを見て) 」
レイジェ「ん?まぁそうなんじゃね?実際、この種族の問題、俺には関係ないんだがね 」


~コールドビル ヘリポート~

ロバート「……(ビルの崖に立ち、強風がコートや髪を揺らし、音を鳴らす) 」

コツ……コツ……(本来誰も踏み入れるはずのないその崖に、一つの足音が淡々と鳴る)

ロバート「(黙って後ろを振り向き、横目で足音の方を見る) 」
ダークネス「お初に、ロバート様…で、よろしいのでしょうか?まあ、いいでしょう…。(一歩前へ出ると月夜に照らされ、その姿が明らかとなる)我が名はダークネス。本日は、主が貴方様に是非ともお会いしたいということで…参上いたしました。(軽くお辞儀をし) 」
ロバート「…人間以外の種族に会うのはかなり久しい…(振り返って堂々と立ち、崖から一歩だけ離れる)…会いたい…か 」
ダークネス「ええ。もうすぐ来ると思いますが―――― 」

ギュォォォォー……(ダークネスの目の前の空間が大きく渦巻くように歪み、そこから赤いコートを覆った謎の人物が姿を現した) 」

ロバート「(態勢はそのまま、ただ通常通り立ったまま謎の人物を見つめる) 」
赤コートの人物「(強風でコートが靡く)初めまして、貴方がかのロバートさんで。お会いできて光栄です。クフフ…(近づく) 」
ロバート「ククク…何の躊躇いもなく近づいてくるとは……(俯き加減に笑いながら赤コートの人物には視線を向けたまま) 」
赤コートの人物「これでも結構緊張しているのですよ。……安心してください、私たちは此処へ戦いに来たのではありません。貴方に、ある提案を持ちかけに参りました。 」
ロバート「(俯いていた首を挙げて見下し加減に視線をずらす、言って見ろという合図) 」
赤コートの人物「―――――――貴方と手を組みたいのですよ、ロバートさん。(不敵な笑みを浮かべる) 」
ロバート「……(元の位置に首を戻し、目付きは変わらず、口元の余裕の笑みが消える)…ほぅ… 」
赤コートの男「おっと、失礼いたしました。あまりにも緊張し過ぎた故…手順を間違えてしまいました。まずは、私の実力を貴方に知っていただきましょうか。――――――― パキィーン…ッ!!!(両手を合わせる) 」

――――メキメキメキメキィ…ッ!!ボゴォンッ、ボゴォンッ、ボゴォンッ、ボゴォンッ!!!!!!!(地面から漆黒色に光る棺桶が四つ出現し、それらが順々に開いていく。その棺桶の中にはロバートにとっては見覚えのある、四人の遺体が入っていた)

ロバート「……(目が微かだが大きくなる)…ククク…ほぅ、これはこれは、紳士たる態度の裏はこんなにもどす黒いものか…(棺桶の中を見ながら口元に笑みが戻る) 」
赤コートの人物「(棺桶の横へ移動する)近々大きな革命を起こすそうですね。"貴方にとっては"あまり必要ないと思いますが、その戦力を提供したいと。ここにある、古参の中でもかなり飛び抜けた力を有するマイテイ人四人―――――――『エドメア』、『ザックス』、『06』、『リュウギン』。どれも、遥か昔…そう遠くはない時代、まだマイテイが出来上がって間もない頃…当時残虐を尽くしに尽くしてきた驚異の化け物たちです。 」
ロバート「これは素晴らしい…素晴らしいプレゼントだ、Mr(ミスター)… 」
赤コートの人物「喜んでくれたのであれば光栄でございます。そこで、先程の話に戻ります。――――我が願い、混沌世界に真なる混沌を齎す為に、私と手を組んではくれませんか?その対価として、こちらの四人…貴方の忠実な下部へと変え、提供したいと思います。無論、拒否でも構いません。 」
ロバート「ククク…何を勘違いしている…俺が”その程度”の対価で動くと思うか……(不気味に歯を見せながら赤コートの人物を見つめる)…だが、更に後払いの物があれば手を組んでやろう……(笑みを緩め) 」
レグィ「ロバートさん!何言ってるんですか!(崖に沿ってロバートに走りよってくる) 」
赤コートの人物「そうですね……ならば、“世界”。私の望みは混沌を齎すこと…その為に支配や破壊などに興味はない。"事"が終わった暁には、総てをくれてやりますよ。 」
ロバート「…(レグィの言葉を耳にしても彼の方には目もくれず)」
ダークネス「(おやおや…。)(走って来たレグィを見て、奥で怪しくほくそ笑む)」
ロバート「世界……ククク…ハハハハ!随分と規模の大きく、大反れた対価だ……まぁ、いいだろう… 」
レグィ「ロバートさん!アンタは誰の手も借りずにでもやってけるでしょう!なのになんでこんないきなり会った奴らと手を組もうなんて口にするんですか!(ロバートの前に飛び出て両手を広げながら説得を試みる) 」
赤コートの人物「では、契約成立と言う事で――――ダークネス。(背後へは振り返らず) 」
ダークネス「はっ。(赤コートの人物の目の前に移動し、歪な模様の描かれた大きな木の実を四つとも置く) 」
ロバート「レグィ、天を掴むんだろう?(ニタァっと笑ってレグィを見下す) 」
レグィ「けれど!けれど、アンタだけでも十分だろう!アンタだけでも天を掴めるだろう!アンタだけでも!何もかもその片手で押さえ込めるだろ!! 」
ロバート「……具体的な作戦内容は公表しないのかMr……世界を蹂躙するにしても、何も言われてなければ殺ししか出来ん… …(レグィに対して黙して語らず、鋭い視線を突き刺す) 」
赤コートの人物「(木の実を念力で浮かせ、四人の遺体に埋め込ませる)私の魔法により、貴方の命令に忠実に従うよう暗示をかけていますので。反論を示すことすらないので御安心を。……ええ、分かっております。我が駒を使って貴方がたに作戦の記された用紙を、後日お渡しいたします。では、本日はこれにて…ククク…ギュォォォー……(空間が歪みダークネスと共に消え失せる) 」
レグィ「……っ(鋭い視線に胸を突き刺され、力が抜ける)……!(そのままビルの中にと続く扉まで走る) 」

エドメア「……ン… ンン…?(目覚める)」
ザックス「………あ”?ドッカアアァァーーンッ!!(目覚めた途端に棺桶を突き破って吹き飛ばす)フゥー……あー、よー寝た。んだ、ここはぁ…あの世じゃねえらしいが。 」

06「(幼い子供が目を覚ますように瞼を開く)……55、8…?(ここ、は?)」
リュウギン「………。(鋭い眼がギンと見開く)」

ロバート「所詮、特化型か…(レグィが去ったのをみて)善き時間を…Mr…(クククと笑ったまま二人が失せた後に) ……おはよう、諸君…(目覚めたマイテイ人全員に変わらぬ態度で) 」
エドメア「ン?(ロバートの方へ振り返る)…マイテイ人、カ。それも、かなり気が満ち溢れていル…。(気で感じ取った模様) 」
ザックス「ああん!?誰だお前?気休めに話しかけるんじゃ――――ッ!!?な、なんだ……身体が、動かねえ…!?(恐らく暗示によるもの) 」
06「71210310(nice to meet you〈初めまして〉)(礼儀よくお辞儀する) 」
リュウギン「………。(先程から変わらぬ表情でロバートたちを見つめている) 」
ロバート「………よく出来ている…出来ているが、抗わないというのは中々、面白みもないものだ…(暗示の効果を直視)……君達は”マイテイ人”であることにどう思う…(急に4人に問いだす) 」
エドメア「ミーは自由人だかラ、自分が何人で何なのカ、考えた事ナッシーング♪(くるくる回りながら) 」
ザックス「あ?“誇り”、そして“最強”ッ!!マイテイ人は至高の種族だ、頂点にたつに相応しい種族だぁッ! 」
06「22…(普通…)」
リュウギン「………愚問だ、それの由縁で俺がいるのだ。」

ロバート「ククク…そうか……(まずザックスに目が行く、ゆっくりと目を合わせる際に、赤い目から光の残像が軌跡を描く)……芯が強いな…哀れなマイテイ人だ…だからこそそれらしい…(そして残りの三人を順々に見る)……何でもいい、各々が思うその感情を持ち、マイテイ人としての名を知らしめるために思う存分、誰彼構わず”殺せ” 」
エドメア「(ロバートと目が合うと次第に眼が赤い輝きを帯びて変色していく)なんだかよく分からないけド、いい暇つぶしにはなりそうだナ♪ニィヒヒヒ…♪(引き攣った笑みを浮かべ、夜の闇に溶け込む)」
ザックス「ああッ!?テメェこら何訳の分かんねぇこと言って―――(目が赤く変色する)―――ゥ…ゥォォォォオオオオオォォォオオォォオオオオッッッ!!!!何だか知らねえが体が疼くぅッ!!殺してェ…誰でもいいから殺したくなってきたぜェ……ギィヒ、ギィヒャハハハハハハァッ!!!(棺桶をぶん投げて即座にそれに飛び乗って飛び去っていく)」
06「37564(皆殺し)…(瞬きすると瞬時に目が赤い輝きを帯び、崖から飛び降りて空を滑空しながら飛び去る)」
リュウギン「――――ザシュンッ(彼がいた個所には無数の細かい切り傷が出来上がっていて、既に何処かへ消え失せた)」

やがて自身の糧になる。なんの罪悪もなく何もかもを自身でねじ伏せろ…最高の悲鳴(コーラス)をあげろ…(4人が各々、消えていったのを確認)…マイテイ人としての冷酷な面を発揮しろ…殺人鬼共…(クククと笑い、崖に足をのっける)」
ロバート「殺しには感情の選択が必要だ。憎悪、嫌悪、悲観、憤怒、攻撃、破壊、快楽、歓喜、愛……そして無……一切の感情は全て殺戮に向けろ、人を殺す快楽は

未熟な大虐殺


+ ...
~ペガサス国・コールドビルへと続くハイウェイ~

モララー「ぜぇ…はぁ… ぜぇ…はぁ…ッ!(ハイウェイのど真ん中に立ち、息を切らし遠くに映るコールドビルを眺める)もうすぐだ…もうすぐだぞ、レインド…。(此処へたどり着くまで、どれだけの情報源を得てきた事か…。待ってろよ、友よ…。)ぜぇ……ぜぇ… ぐっ…(俯く) 」

モララーの元に、夜空から雪が降り注ぐ

モララー「ぜぇ…はぁ…… …!(雪…いや、これは…!)(咄嗟に顔を上げる) 」
キセル「コツ……コツ……(先程まで何もなかった前方の道から姿を現す) 」
モララー「アンタ…あの時の…ッ!(表情が一変する) 」
キセル「……この先に用か。(夜の世界に美しいライトが輝くコールドビルの背景をバックに、モララーの前に立ち塞がる) 」
モララー「ああ、今はアンタと戦う気はねえんだ…悪ぃが退いてくれよ。(体を起こし拳を突き出す)」
キセル「……断る、と言ったら。(鋭い眼光がモララーを突き刺す) 」
モララー「――――っ!アンタ…この事件に関与してるって言うのか…!?(驚) 」
キセル「……。(無言) 」
モララー「ケッ…(ここを通りたきゃ俺を倒して行けって言う、あれか…?あいては七神衆…前回の勝負でも完全敗北を味わった、初めから全力で行かねえと…。)こんなところで、時間食ってる暇はねえんだよ…ッ!!ドゥンッ!!!(突き出した拳を横に振るって構えると全身から蒸気が溢れ、TURBOを発動させる) 」
キセル「……。(そのままの状態で動かない)」

モララー(TURBO)「“TURBO…ガトリング”ッ!!!ズダダダダダダダッ!!!!(まるで銃を乱射するかの如く、両手で高速パンチを複数回繰り出す) 」
キセル「(モララーの神速染みた高速パンチの乱撃を、あたかも何処に攻撃が繰り出されるか分かっているかのような動きで難なく回避していく。スローモーションとなった世界でやっとその姿が確認出来る) 」
モララー(TURBO)「チッ (手を高速で引っ込める)やはりアンタも使用できるんだな―――――“アンビション”を…!(参ったと苦い表情を浮かべる) 」
キセル「…“アンフェクション”、「感染」を意味する言葉で俺はこれを使用している。(コートを軽く払う) 」
モララー(TURBO)「そうかい――――――シュンッ!!!(発言が終えると同時に姿が一瞬にして消える)―――――そこだぁッ!!!“TURBOライフル”ゥッ!!(キセルの真横に出現し、腕を捻りながら後ろに伸ばしてその反動で拳を回転させながら前方に高速パンチを繰り出す) 」
キセル「―――――“転送能力(トランスファート)”。(モララーと場所を転換させる) 」
モララー(TURBO)「―――――ッ!!!(こ、これは前にもやられた…)(場所が入れ違うことでハイウェイのガードレールを吹き飛ばしてしまう)くっそぉ…ッ!!(振り返る動作と同時に高速で回し蹴りを繰り出す) 」
キセル「……。(ギンと睨みつけるとモララーの身体に電撃が迸った様な大きな異変が起こり、そのまま硬直してしまう) 」
モララー(TURBO)「なっ―――――――!!??(体が…くッ、動かねえ…ッ!!?)(汗) 」
トキオ「ん?ガードレール? 」
キセル「シュドンッ!!!(右手の指を折り曲げて構えモララーの胸部を強打し大きく吹き飛ばす) 」
モララー「しまった――――――ぐわ…あッ…!!?(胸部を強打され、ハイウェイの場外へと大きく吹き飛んでいった) 」
トキオ「なんだ!?(ハイウェイの方を向いて)」
キセル「……お前はまだ、全てにおいて無知なのだ。(キセルのいる空間が歪み、雪と共に消え失せる)」
トキオ「今のは、湖の時にねてた。(一瞬だけ見えたキセルを見て)」

トキオ「おい!(モララーの所に移動し) 」
モララー「……っー…(吹き飛んだ先で頭を抑え込み、上半身だけ起こす)…んあ?(寝ぼけた様な顔でトキオを見る 」
トキオ「……いったい何が起こってんだ?(移動しながら)死んでる?(モララーを見て) 」
トキオ「お?良かった。いきてた(ホット一息) 」
モララー「いや、何とか生きてるぞ。(汗)いっつつ……(腰を撫でる) 」
トキオ「いったい何が起こってんだ?(モララーに) 」

ヒールウォーター! キョリンッ!パシャン…(モララーの傷が癒えていく)

モララー「ん、何…大したことじゃぁ…ねぇ―――いっつッ!?(強打された胸部に激痛が走る) 」
モララー「(ん、これは…魔法か?)(激痛が次第に和らいで行く) 」
トキオ「どうみても、大した騒動じゃないって、感じじゃねーだろ。しかも、キセルと戦ってたっぽいし。(モララーに) 」
カズネ「大丈夫 キセルに 手ひどい打撃 受けていたけど…(杖を持ってもららーの背後に) 」
トキオ「湖の時の!(カズネを見て) 」
モララー「何だお前…あいつの事、知ってるのか…?(トキオの顔を見上げる)今の魔法、やっぱりカズネか。恩にきるぜ。 」
トキオ「いや、湖で少女連れてたのをみて、んでこのこ(カズネ)がキセルって、呼んでたからよ。(モララーに)魔法? 」
カズネ「うん さっき 会って… モララー もう 大丈夫? 」
モララー「(少女…?何なんだ…??)ああ、とりあえず痛みは無くなった。痛みは…な。(胸元を片手で押さえつける) 」
トキオ「しかし、あのキセルってヤツ。あの事件の主犯のレインドってのと関係あんのか? 」
カズネ「それなら 良かった (でも 悔しさ… 大きい) 」
モララー「(レインド……しまった…ッ!!)(立ち上がり辺りを見渡す)…くそッ…あそこから遠く引き離されちまったか…。(先程まで目前だったコールドビルが今はかなり距離が空いている) 」
トキオ「なにをみてんだ?(モララーに) 」
モララー「……俺のある友がよ…あそこに捕まってんだ。(一際目立つ大きな建造物、コールドビルを指す) 」
トキオ「なるほど。(指されたビルを見て) 」
モララー「だがあそこへ向かう道中…奴に邪魔されて――――――!(その時キセルが最後に発した言葉を思い出す) 」
カズネ「ふぇ あの建物が… どんな 所だろう(コールドビル近寄ろうとする) 」
奏「………(コールドビル近辺の建物の屋上から皆を見下ろしている) 」
モララー「(ふと悔しそうに笑みを浮かべ天を仰ぐ)そうだな…いくら友の命がかかっているとはいえ、急ぎ過ぎた…。……ダッ(突然コールドビルとは反対の方角へと走り去っていく) 」
カズネ「見かけは 普通の企業ビル でも…何だか 異様な気 感じる(コールドビルを見上げ) 」
トキオ「え?ビルは反対ー…だれだ!(見下ろされているのに気づき) 」

コールドビルの窓ガラスは全て割れており、全ての階から血痕がはっきりと分かり血なまぐささが漂っている

トキオ「う!血なまぐさい!(ビルに近づく) 」
警官「あー、こらこら!ここら一帯は立入禁止区域だ、さっさと出てった出てった!(トキオとカズネの元に駆け寄り、光る警棒で元きた道を指差す) 」
トキオ「……一つ聞く。この血なまぐさい臭いはなんだ!(警官に) 」
銭型次子「 ん、なんかいた~?(警官の注意する声を聞きつけてきて警官のところに) 」
トキオ「ん?あんたは、あのビル事件の時の!」
カズネ「警察の人 この血 飾りなの それとも… やっぱり 臭いで わかる 」
銭型次子「 ん?なんだお前。ほら行った行った(トキオに手であっちいけシッシする) 」
警察「次子、ここは貴方の持ち場じゃないだろう、戻った戻った! 血だよ、血。このビルにテロリストがいるんだ。さー、もう帰った帰った!ここは子供が遊びにくる場所じゃない! 」
トキオ「テロリスト?キセルってヤツか?(あっちいくき無し) 」
カズネ「うん 分かった(ちょっと 怪しすぎる… 少しでも 手掛かり…ありそう) (帰る振りをして、近辺の物陰に) 」
銭型次子「 ちぇ~っ。あーはいはいわかりましたよー(不機嫌そうに歩いていく) 」
警察「(トキオを押す)いいか、おじさんは仕事で嫌な思いしながらここにいるんだ、んで、君が死んだりしたら、ここの警備責任者の俺が大変な目にあうんだ。お願いだから帰ってくれ、君と一緒にきた女の子は帰っただろう! 」
トキオ「へいへい。(言う事をきくように見せて、カズネと同じ行動) 」
警察「やれやれ、女性にここを任せるのは流石に男として、警官として許せん………(次子が去っていくのをみて) 」

第三者「(物陰に身を投じ、暗闇の中から眼を光らせその周辺区域を見据えている)どうやって侵入しようかなぁ~……強引に突破するとあと後面倒臭くなっちまうしなぁ。 」
カズネ「(…ミストスクリーン) (シュゥゥゥ…)(小声で呪文を唱え、聖なる霧で透明化) 」
警察「(已然変わりなく、ビルの前で仁王立ちしている) 」
トキオ「時よ。とまれぇ。(時を止め周辺の警官の首をシュトウで叩き全員気絶させる。) 」
第三者「ペガサス国のほぼ中心に当たるこの区域に…例のレインド失踪事件に大きく関わる人物が、ビルを占拠していると裏情報を耳にしたが…。なるほなるほ、こうもサツ(警察)が出回っているんじゃあながち嘘ではないようだ。(呟く) 」
警察「うが!(その場で倒れる) 」
カズネ「(スッ…)(もしかすると 何か 次の事件 関わる事 あるかも…しれない) (ビルのガラスが割れた箇所から進入) 」
トキオ「よし。……ん?(第三者に気づく)……。(くるならきなってそぶりでビルに入る) 」
銭型次子「 …ん?(足を止めて振り向く)…ま、いっか(再び歩いていく) 」
第三者「Σうおっ!?何処の誰だか知らないが、やってくれたな!!(いそいそと物陰から出てきてビルの中へと直行する)シュバッ、ダダッ ターンッ♪(転がり込んで一人でポーズを決める)ドヤァ… 」
カズネ「(どこかに 何かが…あるはず) (透明化したまま、ビル内を探索) 」
トキオ「ドヤるな。(第三者のあたまを軽く叩く)で、名前は?(第三者に) 」

ビルの中は横になって動かなくなった人間と電子機器の破片やガラス、衣服や瓦礫などが散乱しており、血と腐った匂いが漂っている

第三者「がふっ(叩かれる)おいらは第三者!ちっとも怪しい者じゃないよ(←  」
くさった死体(DQ)「(ビル内に生息するようになっていた) 」
カズネ「うっ…(ひどい有様… 死屍累々それに 死臭 ひどい… まるで 何かに 襲撃されたみたい それも 皆殺しに近く…) (探索) 」
第三者「……くっ…。(咄嗟に腕を花鼻元へ持っていく)(ははーん……メディアじゃビルの外側しか映ってなかったけど…これは絶対に裏がありそうだな。) 」
トキオ「第三者って、時点で怪しいだろ!(また叩く)俺は、闘時トキオだ。よろしくな。(第三者に)所でさっきいってたペガサス国ってなんだ。(地獄耳) 」
トキオ「ひでぇ。(とかいいつつハンドガンを構えて階段を上る) 」
第三者「ひでぶぅーッ!(二度叩かれ)うぃー、よろしくぅ。何言っているんだい、ここがペガサス国なんだよー?(拍子抜けに) 」
死体?「もしもし……そこに何方かいらっしゃるのですか?(他の死体に埋もれている) 」
くさった死体(DQ)「(カズネに背後から近づいて触れる) 」
カズネ「ふぇ… 誰 なの(声がする死体の山を見て) 」
トキオ「ここがペガサス国か。外の世界から流れついた俺には、わからん。(腐った死体ことゾンビの脳を打ち抜いたり蹴り飛ばしたり) 」
トキオ「え?(死体?に気づき) 」
死体?「ああ、やはり何方かいらっしゃったようだ……私、諸事情で歩けないんです。手を貸してくださるとありがたいのですが(死体の山中から手をふる) 」
第三者「(警察や一般市民だけじゃあない…政府の人間も、やはりこの事件に乗り出してたのか…政府軍のコートを羽織った死体も多い。)……ニヤ (トキオが階段を上った後、そこから姿を消す) 」
カズネ「きゃっ!? ぁ ぁぅ 本物の ゾンビ… 」
カズネ「う うん… えいっ!(死体?の手を引っ張る) 」
トキオ「へ?かまわんが。(死体?を引っ張り出す)ん?第三者?(見回す) 」
くさった死体(DQ)「(カズネに両腕の振り下ろしで攻撃する。受けると稀に毒状態になる) 」
トキオ「はあ!(引っ張りだした後に腐った死体にレオンキックをおみまいする) 」

死体?「(ズボッ)ぷへあ!ぷはー!酸素がおいしい!お陰で助かりました、このご恩、生涯忘れませぬ(着物を着た黒ワカメヘアの少女だが、足が無い) 」
カズネ「ぁぅっ 本当に 脳まで ゾンビに なって…(腕降ろしを避け) 」
トキオ「あぁ………あのさ、お嬢さん。足は?(死体?に) 」
マイケル・ジャクソン「(ゾンビ状態でカズネの目の前で踊ってる) 」
ワカメヘアの少女「ちょっと諸事情で下半身ごと失いました、テヘ★(刀を二振り拾い、杖のように足代わりにする) 」
レグィ「(いつまであーしてんだ、あの人…)(屋上の扉付近で壁に寄りかかったままロバートの背中を見ている) 」
カズネ「むー…(血盾でゾンビ類の攻撃を防ぐ) ぁぅ…下半身 無いけど 大丈夫なの 」
第三者「カツン、カツン、カツン、カツン…(本来ならば従業員以外立ち入り禁止の通路だが、こんな状況故ずかずかと歩き渡っている。この通路は返り血がところどころあるものの、死体の数は非常に少ない模様)ククク…ッ、こんな糞面白い中で自由に回らないでどうするんだい。バンッ(通路先のドアを開け、静かな非常階段を登っていく) 」
トキオ「なる……って、それじゃ、ゾンビじゃねーか。(剣を器用につかうなぁ)………はぁ。ほれ。(少女をおんぶする) 」
ワカメヘアの少女「大丈夫です、なんとか生きてます(カズネにドヤッ)あう……そんな、命の恩人におぶってもらうなんて……おこがましいです(刀を床に刺しトキオから降りる)これでも私、戦えますので 」
第三者「クカカカッ…♪バンッ(非常階段を上がった先にまたドアがあった為開く)……広いな。(オフィスルームへと出る。PCの電源がつきっぱなしであったりコードが千切れ電流が漏れているなど、ここもかなり荒れ果てている) 」
トキオ「そうか?きつくなったら言えよ?おぶるからさ。(赤面しながら少女に)そういえば、名前は? 」
カズネ「足無くて どうやって 動くの 這いずり・・・? 」
カズネ「何か 見つかった…?(第三者に 適当にPCを障る) 」
ワカメヘアの少女→憐花「はい、憐花と言います。都市伝説さっちゃんとかテケテケって知ってます?(トキオに)いいえ、私はこのように歩けます(握った刀で器用に歩く) 」
第三者「(電源の付きっぱなしであるPCのキーボードに触れて何かを検索する)……おおっと、ここのデータはすべて吹き飛んでるなぁー。情報収集にもならな…ん?(ただでさえ真っ暗なオフィスルームの奥側に、更に暗い部屋へと続くドアが開きっぱなしになっているのを発見する)……胸騒ぎがするね、どうも。(入っていく) 」

カズネ「うん 宜しくね 憐花 ぁぅ まるで 竹馬… データ みんな 消えてるんだ・・・ (ついていく) 」
第三者「Σんげぇっ!!?か、カズネたん!!いいいいつの間にぃー!!??(仰天) 」
トキオ「ズルズルさんなら。(憐花に)(憐花かいい名前だな) 」
カズネ「うん 少し前から 居た…(第三者に) 」
トキオ「第三者ーー!!(思いっきり叩く)闘時トキオだ。よろしくな。(憐花に) 」
憐花「宜しくお願いします。(深々と頭を下げる)お見苦しいとこを晒してしまいましたが、刀さえあれば、お力になれるかと(カズネ、トキオに付いて行く) 」
第三者「なんという…(汗汗)あでぇー!!(三度目)…こ、ここは…ッ!!(部屋に入る) 」

第三者たちが入った部屋の先は――――このビル全域を映すモニタールームだった。沢山の画面が縦横に並ぶ中には消えているのもあれば砂嵐になっているのもあり、はっきりと映像が映し出されているのはせいぜい指で数えられる程度…

カズネ「うん そこまで 器用に扱える 頼りに なりそう 」
トキオ「頼りにしてるぞ。(憐花に赤面しながら)モニター? 」
カズネ「此処は 警備室 かな… 画面 映り悪い 消えているのも…ある 」
憐花「ど、どうかなされたのですか?顔色が優れないようですが…(トキオに) 」
トキオ「あ、いや、なんでも。(赤面しまくり) 」
第三者「……。(なーるほど、フロントがはっきりと映し出されているのを見ると…侵入者は常にここで監視されている訳だ。だから密かに侵入されてもすぐに応戦できるわけだ。……侮れないな。)(モニタールームを出ていく) 」
カズネ「あのモニターに 映されたら どうにも ならない…(第三者についていく) 」
憐花「? そうですか… 」
スカーフを巻いた男「…(第三者が出て行った所でモニタールームから姿を現す)……(何も言わず、忍者のように消える) 」
第三者「フッフゥー♪(何を想ったのか全速力でオフィスルームを駆け出し、上の階へと上がっていく) 」
トキオ「あ、あのさぁ。憐花さんは、か、彼氏とかいるの?(憐花に)(赤面) 」
憐花「居ませんよ? 友達にクネクネとか、座敷童子が居るくらいで 」
トキオ「そ、そう。………で、出来れば俺と!付き合って下さい!(いきなりダイレクトアタック) 」

ドゴンッッ!!!!(その時、ビルの中央の階にて大音響が鳴り響く)

カズネ「(第三者の後ろにぐいっとつかまってる) ぁぅっ すごい音… 何だろう 」
憐花「つ……付き合えぇぇ!? う、ほ、本当に良いんですか……?私は手加減できませんよ?(片手の刀のみで立ち、もう一本の刀を天井に翳す) 」
憐花「(それよりも…なんだったんだろう、あの音) 」
第三者「カズネたん、ちょっと動きづらい――――――か…はぁ…ッ!!?トサァ…!!(上の階へたどり着いた途端、何かが腹部に直撃し壁に激突してめり込む) 」

一方、ヘリポート

ロバート「(相変わらずビルの崖で風に当たっている) 」
レグィ「……ロバートさん、俺達の同胞に餌はやらなくていいんですか… 」
ロバート「…あぁ、そうだな…お前がやれ(レグィに首で指示)」
レグィ「……(屋上に建つ小屋の扉を開け、中を覗く)生きてるか?餌だぞ 」

レインド「……(ボロボロで腫れた顔をゆっくりとあげる)……いらねーよ…んなの… 」
レグィ「……お前よ、英雄って言われてたんだろ?見たぜ写真、めちゃくちゃ輝いてたよな、かっこ良かったよな、なのに今じゃその顔もボロボロだし、名誉も、何もかも終わっちまった。誰独りとしてアンタを信じない………(屈んでサラを置く) 」

ドゴンッッ!!!!(その時、ビルの中央の階にて大音響が鳴り響く)

ロバート「…五月蝿い音だ、夜に鳴るには惜しい 」
レインド「……何が言いたい… 」
レグィ「苦しいとか、辛いとか……死にたいとか思わないのか? …なんだ今の音 」
レインド「………(黙ったまま俯く) 」
レグィ「思わないのかよ…思うだろ普通?ギリギリしなないレベルで生かされて…例えこの先、何億分の確率で生き残る事が出来たとしても…お前はこの世界で孤独なんだぞ 」
レインド「………誓ったんだよ…例えどんなにぼろぼろになろうと、どんなに罵倒を受けようと…どんなに過酷な状況に陥っても……命ある限り俺はこの世界を護る…(カオスマスターとのやりとりがフラッシュバックされる) 」
レグィ「………滑稽だよ、アンタ…本当、英雄というよりなんというより…バカな男だよ(細目でレインドを見下し、小屋から出る)飯は明日に回す、死ぬんじゃねーぞ 」
レインド「……(目を閉じ、かくんとなる) 」

カズネ「ごめんなさい でも こうしないと… ふぇ…!? ど どうしたの 何が…(上の階層の先を見て) 」
憐花「では、参ります……ハァッ!!(刀による突きを繰り出し、トキオの背後の壁に穴が空く) 」
朱髪の男「侵入者って殺していいんだよな?確か。(足元の床は大きくへこんでおり、先程の大音響は彼による仕業だと思われる) 」
道化師の青年「うン、あのロバートという男が言ってたシ…問題ナッシーング♪じゃなイ?(朱髪の男に) 」
トキオ「え!?えぇぇぇ!!(ギリギリでよける)い、意味が違う!!! 」
第三者「(気が付けば腹には岩石がめり込んでおり、壁に減り込んだまま気絶している) 」
憐花「(わかっていない)上で何かあったみたいですね……すみません、手合わせはまた今度で!!(階段を駆け(?)上がる) 」
カズネ「岩 めり込んでる・・・ こんな ビルの中で いったい 何が… (警戒しながら上層階を歩く) 」
ピカチュウの中の人「何だぁ!?(憐花が開けた穴からスクリュースピンスライディングでビルの中へ) 」
トキオ「ちょ!(憐花を追いかける)(意味を分かってない?天然?………またそこがいい!!) 」
憐花「一体何があったんで……うわ!?(気絶した第三者を見て絶句) 」
アリアス「私も突入DA!(ピカ中に続いてビル内へ) 」
カズネ「えいっ(第三者にヒールウォーター) 」

朱髪の男「早速訳の分かんねえ宇宙人一人討っちまったしよぉ。つまんねえッ!!ボッゴォンッ!!!(岩石を蹴り飛ばす)」
道化師の青年「宇宙人一人だケ…かナ?絶対他にもいるヨ。ケヒヒ…♪」

トキオ「どうした!?……第三者?(こちらも)」
レグィ「(今の音はまさか古代マイテイ人……侵入者がいたのか…?)」
ピカチュウの中の人「お、トキオ?なにしてんだろ。(トキオを見て追いかける)」
第三者「(回復する)かは…ッ ……ぜぇ……ぜぇ……あの二人、気をつけろ…よ……。(男と青年を指す)」
アリアス「(青年と男を見て震える)」
カズネ「あの 二人… ぁっ とても 危なそうな人…(何とか見つからないように通ろうとする) 」
トキオ「見た通りだ。(ピカ中に)ん?(第三者が指した二人をみる) 」
憐花「……曲者……ですかね(片方の刀で立ち、もう片方の刀を構える) 」
道化師の青年「―――――何処へ行くんだイ?(通り過ぎようとするカズネに。顔はまっすぐに俯いている) 」
ピカチュウの中の人「なるほど、生きてるか?(第三者に)」
カズネ「ぁッ… ぁぅ… 上の階層 行こうとして… そ その…(上階への階段に登ろうとしたところで) 」
朱髪の男「俺たちをだし抜けると思うなよ、餓鬼ども。おらぁッ!!ドゴンッッ!!!!(地面を殴ると、第三者がやられた様に岩石が出現しカズネ達に向かって飛んでいく) 」
第三者「(「なんとかな」とサインを出す) 」

ヒューーー!!!(男が投じた岩石にバズーカの弾が飛んでくる)

トキオ「くらうかぁー!(朱髪と同じ技を使い防ぐ) 」
憐花「つあっ!!(コンパスのように回転し岩石を切り裂く) 」
アリアス「ぎゅふっ(岩石が直撃し吹っ飛ぶ) 」
トキオ「憐花さんの今の回転……!!(コンビネーションクロスを思いつく)(つまり合体技) 」
バンスロー「っぶないなぁ、いきなり・・・(バズーカとロケットランチャーを持ちながら上がってくる) 」
道化師の青年→エドメア「ミーに命令するなヨー。でモ、こんなよわっちい面子…ミー一人で十分ネ♪ 」
カズネ「きゃッ・・・ も もう 猶予 無い…!(上の階段を上り、ひたすら上へ上とあがっていく) 」
朱髪の男「待てゴルァッ!!(カズネの後を追う 」
憐花「(エドメアを見て何かを悟る)……これは、手に負えませんね……(汗) 」
カズネ「シルフブレイズッ!(たたたたたた…) (とても素早い動きで上へと駆け登る) 」
ピカチュウの中の人「(朱髪の男に飛びげり) 」
朱髪の男「あ?お前何かしたか?(ピカ中に)チィッ、こざかしい真似しやがる!! 」
ピカチュウの中の人「飛び蹴りしたんだよ!!(朱髪の男に日本刀で斬りかかる) 」
エドメア「ニィヒヒヒヒヒ…♪ここはユーたちの様な輩がやすやす足を踏み入れていいところではないんだよネー。ミー等、『マイテイ人』しか認められていないのサ。今からならまだ間に合ウ。直ちに出ていくことを進めるヨ♪ 」
カズネ「まだ 何か手掛かりのある 階層に 着かないの… (7分あたりの階層まで登ってくる) 」
トキオ「こいよ。ドナ○ド!(道化師的に) 」
バンスロー「でやぁーー!(朱髪の男にバズーカとロケットランチャーを乱射) 」
憐花「己の実力を見謝る愚か者ではありません……。トキオさん、一つ頼まれてくれませんか? 」
朱髪の男「パキィーンッ(ピカ中が男を切りつけた途端日本刀が割れる)俺に玩具が効くと思うか?――――――――クズが。(ピカ中の顔面を鷲掴みにし、壁を突き破ってビルの場外へ投げ飛ばす) 」
トキオ「いいぜ。憐花さん。後、つき合うの意味、違ってたから。」
ピカチュウの中の人「ぐぉっ!(場外に投げ飛ばされる)」
朱髪の男「(全弾直撃するも、土煙の中から姿を現したのは不敵な笑みを浮かべ続ける男の姿だった)玩具は効かねえと言ってんだろうがよ。 」
?????「ガバッ(7階まできたカズネを突然口を押さえて陰に隠れこむ) 」
エドメア「ス…(両手を顔の真横へ怪しく構える。付けているピエロの白黒仮面が不気味に笑っている) 」
カズネ「もっと 高い階層 行かないと…む―ッ!?(口を押さえられ)」
憐花「(え?違ってた?)……あれは恐らく、戦闘種族マイテイ人。外海に出る際、叔父貴に関わってはいけないと言われた種族です……私は、彼との戦いからは身を引きます……が、仁義は貫かなければなりません(上層階を見る) 」
バンスロー「!?(男を見て後ろに飛び退く)」
エドメア「潔いネ。どうせならそのまま退いてくれるとありがたいんだけド…。(憐花に) 」
?????「しっ…静かにしとけ。…見つかっちまうだろ。(カズネの口を押さえながら) 」
カズネ「む むむぅ…?(て 敵じゃ…無いの…?) 」
トキオ「つまり?(マイテイは理解した)(憐花に) 」
朱髪の男→ザックス「この俺、ザックスに立て突こうとは…小娘の分際でいい度胸じゃねえか。 」
憐花「そうですね……その方が互いに利点が有りそうです(背中に壁を付ける)私を、壁ごと外へ吹き飛ばしてください(トキオに囁く) 」
?????「ん…おっと…悪かったな。(カズネの口から手を離し)どうした?くく…俺だよ。(カズネに)(?????→茶色コートの男) 」
カズネ「ぁ 貴方は カオスホールの 時の… 」
エドメア「(うんうんと納得するようにわざとっぽく頷く) 」
トキオ「……わかった。すぅー。風圧撃拳!(壁ごと憐花を吹き飛ばす。憐花自身にダメージは無し) 」
バンスロー「(バズーカが効かないとなると・・・!)(ザックスに手榴弾を投げる) 」
茶色コートの男「カオスホール?……さあ、なんのことやら、さっぱりだ。それより…なんだってこんなところにいる。(カズネに)(声‐杉田智和) 」
憐花「(ビルの外へ吹っ飛ぶ)されど、恩は返さねばなりません!叔父貴から教えられた仁義を、私は貫く!!(プロペラのように回転し、ビルの外から上へ上昇する) 」
ザックス「ボッカアアァァーーンッ!!! ……甘ちゃんが、まだ理解できねえみてえだな。(余裕な笑みを浮かべ、徐々にバンスローに歩み寄っていく) 」
ピカチュウの中の人「よくも投げ飛ばしてくれたなぁ・・・!(叩きつけられた壁から戻ってくる」
バンスロー「(手榴弾を投げながら後ろに飛びのいて行く) 」
エドメア「……アハーン…なるほど。(憐花の様子を伺った後、透明の枠が自身を囲み消え失せる) 」
トキオ「なる程!(壁を掴みいきなり壁を走り出す) 」
カズネ「そ その 私 このビルに この先の事件 手掛かり…探しに きた 」
憐花「(ビルの壁に刀を突き刺す)……さて、カズネさんはどの階でしょうか…… 」
茶色コートの男「……やめときな。このヤマは、嬢ちゃんみたいなのが関わるもんじゃない。(カズネに)(声‐杉田智和) 」
ザックス「―――――面倒くせぇ。(掌から灰色の液体の様なものが噴出し、それが凝固して大きな障壁となる)おらよぉッ!!ズガアアァァァアーーンッ!!!!(大きな障壁をピカ中とバンスローに激突させ、完全にビルの場外へと吹き飛ばす)手間掛けさせやがって…ハエ共が。(階段を上がっていく) 」
トキオ「憐花さーん!!(ビルの壁を走り憐花に追いつく) 」
憐花「まあ、青いハリネズミもビックリの曲芸ですね、無事で良かったです(トキオに) 」
カズネ「で でも 私 もう 政府にも 目 付けられて 色んなことに くびを入れて もう…後戻り できない 」

憐花「この階は妖気が薄い……ここから探しますか(壁をさながらバターのように切り落とし、中へ侵入) 」
茶色コートの男「…さ、面倒なことにならないうちに、いこうぜ。(カズネに。下の階に降りていく)(声‐杉田智和) 」
カズネ「ぁ ぁぅ でも…(迷いながらもコートの男についていく) 」
トキオ「この戦いが終わったら、つき合うの別の意味をおしえるよ。(憐花に続く) 」
憐花「カッカッカッカッカッ(握った刀を竹馬のようにして歩く)あら、御無事でしたか!(カズネを発見) 」
憐花「はぁ……えっと、刺し違えるって意味ですか?(トキオに) 」
茶色コートの男「お探しのブツは、ひょっとして…こいつか?(憐花のところにカズネを連れてくる)(声‐杉田智和) 」
トキオ「そ、それも違う。(血の気が) 」
憐花「これはこれは……あなた様は恩人の恩人でございまする(茶色コートに深々と頭を下げる) 」
カズネ「ぁ ぁぅ 私を 捜していたの…? 」
トキオ「知り合いなんだ。(コートを見て) 」
茶色コートの男「…あんた、ひょっとして親御さんか?だったら、ちゃんと面倒見とかないと、また迷子になるだろ(憐花に)(声‐杉田智和) 」
憐花「何しろ恩人ですゆえ、何かあれば、剣士として恥ずべきことですから。ああ良かった、御無事でなにより(カズネに) 」
カズネ「うん 憐花も それ以上 傷つかないで 良かった… 」


カービィ「 ぽよぽよ…(ぺろぺろ) (ペロペロキャンデーを舐めてる) 」
フーナ「(土手沿いに腰を降ろし川の水に映る満月の光をぼーっと眺めている)…はぁー…綺麗。(呟く)」
カービィ「 ぽぉよ?(フーナの上に乗っかる)」
フーナ「……Σわわっ!?(ぼーっとしていたのでいきなりのことで仰天する)な、なに……あ。(上に乗っかったカービィを抱いて目の前に寄せる)」
カービィ「 ぽよぽよ~♪ぽよよぉ!(抱き締められてきゃっきゃっ) 」
ピカチュウの中の人「翔吾大活躍だぁ!(フーナの近くの土に刺さる 」
フーナ「(あ、この子知ってる!カービィじゃん。星のカービィ!小さいときよくゲームやってたな…。)…か、可愛い…!(間近だとすごく可愛い…。)(カービィを抱きしめる)」
フーナ「Σ今度は何!?あ、貴方は…前に会った。」
カービィ「 ぽよぉ?(口を・にしてフーナに?マーク)」
フーナ「(むぎゅーとしばらく抱き続けて)…あ、ご、ごめんね?(汗(慌てて隣に下ろす)」
ピカチュウの中の人「ん?(刺さった土から頭を出す)君は確か・・フーナちゃん?(フーナに)」
カービィ「 ぽよぽよ~(下ろされてくるくる回る)」
フーナ「うん、そうだよ。 可愛いー…♪(カービィを見つめほくそ笑む)」

ワーーーーキャーーーワーーー!(付近の街で叫び声が連なる)

フーナ「……!(叫び声が聞こえてくる)…街の方…?何だか、騒がしい…。(立ち上がる)」
ピカチュウの中の人「?何かイベントでもやってんのか?(叫び声を聞いて)」
男性「う…あぁぁ…(血みどろ、満身創痍で足を引きずりながらフーナ達の元に倒れる)」
フーナ「イベント、かな―――――!!(男を見てすぐに駆けよっていく)だ、大丈夫ですか…っ!?(酷いけが…一体…!)」
カービィ「 ぽよぉ!?ぽよぽよー…(怪我をしている人を見て)」
男性「あ、悪魔が…悪魔が俺達の街を…街を…!逃げなきゃ…逃げなきゃ、殺される…!!(フーナに問われ、独り言のようにぼつぼつといい、体を引きづりながらも街とは反対の方向に向かう)」
ピカチュウの中の人「な、なんだ!?」
フーナ「あ、待って!安静にしてなきゃ…… …駄目だ、あの人…きっと何も聞こえていないんじゃ…。(街の方角を見る)悪魔…嫌な予感しかない…っ。(街の方へ駆け出す)」
ピカチュウの中の人「怪しいな・・・(街の方へ)」
フーナ「はっ…はっ… ……!!(街に辿り着きその光景を目の当たりにし仰天する)壊滅…してる…。……!(辺りを見渡し街の中央へ走っていく)」
ピカチュウの中の人「これはひどい・・・(街を見て)」

ズドンズドンズドンズガガガ!(街を破壊する音が激しく成り続ける)

フーナ「(激しい音…! …こっちの方から聞えた…!)(ビルの一角を曲がる)」

黄色いローブの男「(街のビル屋上に立つ)…こりゃあ好都合。ここは俺の出る幕は無いな…(屋上から姿を消す)」
立華奏「………(街の中で、惨状を目の当たりにしていた)」
ピカチュウの中の人「あれか・・・?(黄色いローブの男を見て)」
マフラーの少年「(落下してくる瓦礫を避けながら走る)ハァ……!くそっ…なんだってこんな事になったんだ!!」

た、頼む!家族だけは助けてくだ…うがあぁぁぁああああ!(フーナが曲がった一角の影の奥底からの断末魔)

フーナ「えっ!何処!?(ピカ中につられ先程ローブの男がいた方を見るが既に男が消え去っていた為確認できず)」
カービィ「 ぽぉよ!ぽぉよ~!!(町の中を飛び回り)」
フーナ「――――ッ!(断末魔のした方へ一直線に駆け出す。その際にマフラーの少年とすれ違う)」
ピカチュウの中の人「今あそこに誰かがいたんだ。(屋上を指差してフーナに)もう消えちまったか・・?(屋上を見て)ん?(マフラーの少年を見て)」
マフラーの少年「!?……生存者!? ちょ、ちょっとお嬢さん!!(フーナを追う)」
ピカチュウの中の人「悲鳴?(断末魔の方に駆け出す)」

胸くそ悪い……本当に胸くそ悪い…ドサリ(影からボソリと発せられ、フーナの目の前に血塗れの男性が投げ捨てられる)次は女子供か

立華奏「………。………(フーナ一行を見て、なんとなくついていくように歩いていく)」
フーナ「ふぇ…?(少年に気づく)…この騒動、貴方の仕業なの…!?」
ピカチュウの中の人「何者だ?(マフラーの少年に)」

や、やめてください!子供は、子供はせめて!!(次は女性の怯え声が甲高く響いてくる)

マフラーの少年「おや…ピカ中じゃないか!うわー久しぶり!(ピカ中の手を握る)うんまぁ一目見てわからなくても無理はないな(用紙は桃色の髪の少年)」
フーナ「……!(女の人の声…!)」
ピカチュウの中の人「久しぶり・・・?(手を握られて」
マフラーの少年「ビクッ(悲鳴に驚く)なんなんだよ……物資の買い出しに来ただけなのに……」

レグィ「女子供関係なく殺せって言われてんだ、悪く思わないでくれよ(影が晴れ、顔が見えてくると白いバンダナをした少年の姿が見え、女性ののど元に黒い剣の剣先を添えている」
立華奏「………(瓦礫の落下する中を躊躇なく歩き進んでいる)」
カズネ「ぁぅ…皆殺し あまり 良くない(レグィの背後から)」
レグィ「知らねーよ。早々の年のガキに言われたかねぇよ(背後に居るカズネに対して振り向きもせず)」
マフラーの少年「うん、積もる話しは後だな……さ、行くよ(ピカ中を強引に引っ張ってレグィ達の元へ向かう)」
フーナ「……てよ… ――――――止めてよッ!!!ザンッ!!(風を切る勢いで素早くレグィの元に移動し、大型手裏剣で薙ぎ払い吹き飛ばす)」
青いローブの男「(ビル屋上に現れる)…ここが『彼奴』の言っていた世界、いや…『歪み』か 」
レグィ「それとな、俺はロバートさんの言う通りに――あがっ!!!!(薙ぎ祓いを腹部に喰らい、抑えながら壁際に背を付ける)な、なんだよ急に…邪魔すんなよ」
ピカチュウの中の人「てやっ!(レグィを刀で突く)」
カズネ「少し 見ていたけど これは 少し…酷すぎる(レグィを睨む)」

レグィ「(刀でついてきたピカチュウの中の人の攻撃を軽く移動して避け、その隙をついてハンマーフックを頭上に叩き込む) なら俺から言わせりゃ、その酷い事を少し観ていて全く止めようとしなかったテメェはなんだ?偽善も程々にしろよ」
女性「あ、あぁぁ…!(お礼を言う事も忘れ、子供を連れて去る)」
フーナ「(今の内に…早く、逃げてください!)(小声で女性に)無差別の殺戮…?ふざけないで…ッ!人の命を何だと思ってるのッ!!?(レグィを睨みつける)」
マフラーの少年「穏やかじゃないね…。誰の差し金かは知らないけど、かなり悪趣味だ(指を鳴らし) 」
カズネ「ぁぅ… それは…」
レグィ「無差別な殺戮だが、無意味じゃねぇんだよ…コイツ等の死は俺にとって重要な糧なんだよ(淡々とした口調でフーナに物をいい、黒い剣を地面に突き刺す)」
立華奏「………(落下してくる瓦礫の数々の、落下中の数々を俊敏で起用に一瞬の足場にして上がってくる)」
レグィ「いつから居たかはしらねぇ。でもよ、今なら殺されずに間に合うかもしれないぜカズネっち…ビルの時にも言ったよな、二度とその面見せるなと」
ピカチュウの中の人「ぐはっ!(頭上に直撃)」
フーナ「…ただの殺戮が目的、じゃなさそうね。けど、人の命を自分のモノにしちゃいけない…ッ!貴方、何が目的なの…!?」
カズネ「で でも あんな 大きな音 出されて 見に来たら… いきなり 行動 できない」
レグィ「ほら、刀をついてきたってことは殺される覚悟もあんだろ?(中の人を突き飛ばす) ………天に近づく為、天を手にとる為、これが一番近い、そうロバートさんが言っていた…だからこんな下劣な殺戮を繰り返してんだよ」
レグィ「そこのお嬢さんは俺を止めたみたいだけどな…(フーナを頸で差し、カズネに)まぁ歳が歳なんだ仕方ねぇよな。まだ子供なんだしよ(バンダナには一切返り血はついていない)……まだ殺す人数が足りないのか…ロバート」

ファンファンファンファンファン…ガチャ!(パトカーが出動し、一角で止まる)

黄色いローブの男「(またビル屋上に)おうおう…何してくれてんのさよ?『俺等の存在をまだ明かすべきではない』ということをお忘れになったんじゃねーだろうな?(青ローブの胸ぐらを掴み) 」
ピカチュウの中の人「っと・・・!(突き飛ばされてよろけるもすぐに体制を整える 」
フーナ「…貴方達の言う「天」って何なの…?全ての上に君臨すること、世界の支配者にでもなろうとしてるの!?そんなことの為に…何の罪もない皆を、簡単に殺してしまうのッ!?……許さない…。」
カズネ「(殺す… 殺す そんなに 簡単な事 なのかな…)」
マフラーの少年「総力戦になった場合の勝率は……ああ、考えてる時間がもったいないな、やめよう(足が発火し戦闘体勢に移る)」
ピカチュウの中の人「そんな殺戮を繰り返しただけで天に近づけるとは思えないがね・・・(刀を再び構える。」
レグィ「なら止めるか?止めれるもんなら止めてみろよ…もうこうなった以上、俺は後戻り出来ない、セーブポイントはもうないんだ…(黒い剣を引っぱりだし剣先を向ける)」
青いローブの男「…これで本当に良いと思っているのか?恨みはこの世界にあるとでも? …やはり、お前は…ッ…!?」
警察「やめろ!警察だ!大人しく武器を捨てて全員地面に伏せろ!!(7人程武装した警察が全員に問う)」

フーナ「(目の前に映るレグィの姿がフラッシュバックされたデュルグの姿と重なり、目を伏せ再び睨みつける)…惑星神として、貴方を拘束するッ!!ダンッ!!(大型手裏剣を二つ構え、勢いよく接近する)」
レグィ「殺す覚悟があるようだな…俺もあるぜ…!だがその前に……(軽く跳躍し、付近の電灯に飛び乗り、フーナを飛び越え警察の方へと飛びかかる)こっちの弱い奴が先だ!!」
マフラーの少年「伏せるのはあんたらだろ、どうなっても僕は知らないよ?(横目で警察に)」
フーナ「……!駄目…させないッ!!(すぐさまレグィの後を追う)」
黄色いローブの男「(一筋の『光』が青ローブの胸を貫いている)テメーみてぇな奴ァ…『邪魔』だ。一旦アンタの頭をブッ壊さねぇとな(青ローブと共に姿を消す)」
ピカチュウの中の人「はぁぁぁ!!(刀をしまい、レグィにスクリュースピンスライディングで突撃)」
警察「やめろと言っているんだ!やめないか――!!!(レグィが飛びかかってきたのを見て、顔に皺が寄り始める)う、うあああああ!」
マフラーの少年「ッチ! まったくこれだからポリは……!(レグィの頭上に駆け出し発火した足で踵落としをしようとする)」
レグィ「俺の為に死ね…!(着地し、警察に剣を振り下ろそうとする)」
ピカチュウの中の人「(寸前で方向転換し、レグィの剣をスクリュースピンスライディングで弾く)」
フーナ「……!!(レグィの剣を握った拳に目がけ手裏剣を投げつけ弾き落とす)」
レグィ「ギャン!(目が光りだし、自身の頭上から風が発生し少年を宙に浮かばせる。マイテイ人特化型の為、魔術も心得ている) おら!…うぁ!(スライディングで剣の力を緩め、手裏剣で剣を弾いてしまう)…この野郎…(警察から視線を三人にずらす」
マフラーの少年「くあ!? (宙返りをして着地)……くそ!化け物染みてるな…!」
警察「に、逃げろぉぉぉおおお!!(逃げ腰で撤退していく)」
フーナ「(しめた…!…けど、逆に私のが弾かれちゃったな…。)(視線がこちらに向いたのを確認し、一つだけになった手裏剣を構える)……やぁッ!!(回転しながら接近し手裏剣による一閃を繰り出そうとする)」
レグィ「俺は天を掴む為に人殺しの汚名を被ってんだよ…こんなところでその程度の技で怪我すると思ってんのか!(少年に自信満ちあふれた台詞をかます)」
ピカチュウの中の人「最近のマッポは腰抜けだな(警察を見て)(着地する)」
カズネ「ぁぅ…(槭の後ろに居る) (今回は非戦闘の様子)」
レグィ「……(汚れた目で手裏剣の動きを凝視し…)ガシッ(片手で手裏剣の刃をギリギリで受止める)こんなもんなのか?(目付きは変わらず、無表情でフーナに顔を近づける)」
マフラーの少年「(冷汗)わ、悪かったよ。半端な攻撃なんて仕掛けてな!(掌を空にかざし巨大な火の玉を造り出す)」
フーナ「ちッ……!!(退く)」
ピカチュウの中の人「(日本刀を取り出す)(30)」
カズネ「でも このまま 場を去る…難しい」
レグィ「……(火の玉を見て涼しい顔をしている)…魔術ってのはな、こうすんだよ(手の平を広げた状態から握り拳を作ると、マフラーの少年の地面が突如爆発する) どうした、女だからって手加減はしねぇぞ!(退いたフーナにダッシュで近づく、ミドルキック)」
マフラーの少年「!?(魔術まで使えるだって…!?)」
フーナ「きゃう…ッ!ドゴォーンッ…!!(キックが直撃して建物に激突し土煙が舞う)」
レグィ「これで死んでなきゃ大層タフだぜ、アンタ…(フーナが煙で隠れたところで視線を変える)…そこのアンタ等、次はてめーらをぶっ殺す(槭達に視線を向け、黒い剣を吸い取るように自分の元に呼ぶ)」
ピカチュウの中の人「(刀に炎を纏わせてレグィに斬りかかる)(29) 」
槭「Oh(絶望)」
ピカチュウの中の人「フーナちゃん!?大丈夫か!?(フーナに)(28)」
フーナ「――――――誰も…(いつの間にかレグィの目と鼻の先に彼女の脚が現れる)死なせないッ!!!ドンッ!!!(顔面目がけ蹴り飛ばす)」
マフラーの少年「(地面に落下する)っ!!……ったく、好き放題やってくれやがって…!」
レグィ「全部聞こえてるし、気配は感じ取れる、今までだったら傍観で済んだようだが、今回はどうだろうな…(剣を巧みに動かし、中の人が飛びかかってきたところを相殺) 」
デデデ「だははは、どれ…中々奇天烈な事件が起こっているじゃないかZOY(槭に いろいろ詰め込まれた買い物籠所持) 」
槭「よしデデデ大王、突撃だ」
レグィ「…!?(顔面を蹴られる前にバンダナを死守し、顔を蹴られビルのガラスを突き破るほどの勢いで吹き飛ぶ)……油断しすぎた、これじゃまずいな(鼻血を拭き取ってビルから見下ろす)」
クロブ「……行くぞ……こっちまでくだらんことに巻き込まれちゃ、たまらんからな……(クディーとカズネだけ連れて行く)」
フーナ「(今…バンダナを気にしてた…?)(ビルから見下ろしているレグィを見上げる)」
ピカチュウの中の人「相殺された!?・・・あ、そうだ(唐突)おい、さっきの火の玉俺にぶつけてくれないか?(マフラーの少年に)(27)」
マフラーの少年「反撃開始だ……!ウルアアアアアアアッ!!(全身が炎を纏う)」
レグィ「今のは中々痛かったぜ…まぁ、俺が特化型でも防御面で長けてないからだけどな…(軽く口に笑みを含ませる)久々にマイテイ人としての戦闘意欲が高まってきたぜ… 」
マフラーの少年「よし来た、受けとれピカ中!(さっきの火の玉を軽々と出現させピカ中に投げる)」
デデデ「 ふぅむ、手助け不要な程優勢かに見えたが…どうやらそうでもない様だな。押し返し始めおったZOY」
フーナ「(マイテイ…人?)(脳裏に誘拐事件がよぎる)…直接確かめる前に、しなくちゃね…!(初めに投げ飛ばした大型手裏剣を拾い上げ、二つを平行に構える)」
ピカチュウの中の人「っしゃ!(火の玉を食らう。すると体を纏っているオーラと剣の炎の勢いが増す)(26)」

レグィに槍と剣がものすごい速度で飛んでくる

マフラーの少年「さっきまでの『コメット』とはケタ違いだ……くらっちまいな!!(レグィに先程の倍はある火の玉を複数レグィに投げつける)」
レグィ「天は俺の味方だ……!(ビルから飛び上がってフーナに急降下しながら縦回転斬り)」
フーナ「誰も…死なせない…ッ!!(跳躍して×状に切り裂く)」
レグィ「どんなにパワーアップしても俺に勝てると思うか…? おっと…(槍と剣を移動した為見るだけで終わる) ……数と大きさで物を言うか、面白いねぇ…だったらよ(手の平を玉に押しつける)相殺してやるよ(水魔法を送りつけ、火の玉を全て消化)」

ガキィィィーーーン…ッ!!!!(フーナとレグィの互いの攻撃が相打ちとなり、空中で鍔迫り合いとなる)

カンナギ「あの男に一応攻撃はしてみたが・・・・。どういう状況だ?」
レグィ「ギギギギ…(剣を強く、重力と体重をかけて押し続ける)」
フーナ「くッ…あ…っ!!(この状況では圧倒的にレグィの方が優位であり、鍔迫り合いに負け空中で吹っ飛ぶ)」
デデデ「 だっはっは、ああいう真剣勝負には傍観が一番だZOY!それぇ~そこだっやれっ!」
ピカチュウの中の人「(体を火がまとい、火の玉のようになる)デリャアアアアア!!(カービィのバーニングのようにレグィに突撃)(25→20)」
カンナギ「・・・・・状況から見るに・・・あの男の方が数では不利だな。(レグィを見て)」
レグィ「吹き飛びな…!(飛ばした際にフーナに言い捨て)せいぃぃぃぃいいいや!(下向きの蹴りでピカチュウの中の人の突撃を地面に叩き付け、その勢いで更に上空に飛びフーナに急降下キックの追撃)」
マフラーの少年「残念、さっきのは囮だ(発火した身体でレグィに蹴りを入れる)」
カンナギ「ここで流れをひょいとかえてみるのも・・・一興か。(武器を召喚し、その矛先をフーナたちに向ける)」
フーナ「まだ……だッ!(吹き飛んだ際建物の壁を蹴って地面に着地)早い…ッ!(急降下の蹴りを走って回避)」
ピカチュウの中の人「ぐほぁっ!!(地面に叩きつけられ、地面にものすごい穴があく)(19)」
レグィ「ガシッ(蹴りを入れられても尚、動じない)俺は”特化型”の中じゃ防御面じゃ衰えてるんだぜ?まぁでも硬いのかも…な!(蹴りを入れられたというのにそのまま蹴りを入れ替えす)」
レグィ「トス(着地後、すぐにリバウンドしてフーナの背後にタックルをいれる)」
カンナギ「勝手ながら・・・こちらも加わらせてもらおうか。(召喚した武器たちをフーナ達に向け掃射)」
デデデ「 どれどれ、もっと近くでみてみたくなったZOY!」
デデデ「 チャンスだZOY!よっ(ガシッ) (カンナギの武器に掴まって戦場に突っ込む)」
フーナ「きゃ…ッ…!(タックルを受けまた建物に激突する。その衝撃により武器は当たらずに済んだ)」
マフラーの少年「なん……(ボキンッ)げほッ!! くっそ……!骨がイカれる……!(大ダメージを受けるが吹き飛ばない)」
カンナギ「のんな(汗) さて、どうしたものか。」
デデデ「 よぉ少年よ、2vs1でよくここまで遣って退けるな!大した者だZOY(レグィに不敵な顔で)」
レグィ「ガシッ!!(激突したフーナの後頭部を片手で掴み、押し付けている)…今まで幾度か戦ってきたようだけど、相手が悪かったな…… 」
レグィ「………んだよ、マスコットの中の奴も殺しとくか…(デデデに横目で)」
フーナ「ぁ…ッ… ぎぅ…ッ…!(押し付けられ武器を手放してしまう)」
ピカチュウの中の人「はぁぁぉ!!(立ち上がる)野郎・・・!(19)」
デデデ「 おぉっ、来るかZOY?お前が手出しをすればやつらに「正当防衛」と言う真っ当な言い訳がつくZOY(ニヤつきながら) 」
マフラーの少年「ドサァッ(墜落)………ああ、本当に相手が悪い……!ハァ…!畜生…!(ふらつきながら立ち上がる) 」
カンナギ「なぁんだ・・1vs3で戦っていたのかお前(レグィに)」
レグィ「……(手放した武器を蹴り、かなり遠くへ飛ばす)もう立てないだろうな…………(手を離す)…でも、立たないと人は死んでいくぜ?頑張れよ…(立てなくなるレベルで叩き付けた本人は挑発で言ってる模様) まだ立つのかお前(中の人を嘲笑しながら) 正当防衛とかんなもんどうだっていい、もはや通じないしな…(デデデに手の平を向ける) …少年よ、俺より若いんだ、さっさとどこかいくんだな」
デデデ「 (さて、いよいよかZOY…。だっはっは、久々の本番といったところかZOY)」

ピカチュウの中の人「(しかし膝がガクッとなる)ちっ…回復が追いつかねぇ・・・!」
マフラーの少年「(仰向けに倒れる)初戦でこんな惨敗か……!悔しいなぁ…悔しいなぁ…!」

フーナ「ハァ……ハァ……(だめ…体に、力が…入らな… ……ごめ… みんな……)……トサァ…(目の前に映る景色が歪みやがて真っ黒に染まった時には戦闘不能に陥っていた)」
レグィ「……あーあー、死んじまったか…(死亡したと決めつけて、フーナにトドメを刺さずに見下ろす) ……なぁ、マスコットさんよ、お前、俺に勝てる自信どれくらいあるよ ……(少年と中の人を交互に観て)…んじゃ、これで死ななかったらまた会おうや(少年と中の人に念押しとして、稲妻を手の平から飛ばす)」
カンナギ「随分と卓越した能力を持っているな・・・。(レグィを見て)」
デデデ「何を言うか、勝つといってもお前をぶっ飛ばすとは限らん。そうだな…言い訳がつくほど服が汚れるくらいまでが目安かZOY?(何やら自分自身の理由)」
マフラーの少年「ぐぁ……!……ハァ……本当にボロクソじゃない…か……(気を失う)」
レグィ「ガシッ…(デデデと距離があったにも関わらず、いつの間にかデデデの前に移動しており、胸倉を両手で掴んで見上げる)……そんじゃあ、俺は無傷でテメーを殺す…(持ち上げ)」
デデデ「 (ぐぃっ)ぐわっはっは…面白い、「やってみろ」 (不適な笑みで)」

カンナギ「そこまでするほどの相手か?(レグィに)」
レグィ「タフな相手にゃ力で押しつぶすしかねぇだろうが……(カンナギに横目で)…アンタは協力者なのか?違うのか? 」
デデデ「 おぉっ!いてっ!だっはっは、初っ端から服を汚してくれてGJだZOY! だっはァ!(ジェットハンマーの風圧で自ら上空へと離れる) 」
レグィ「……俺は天を掴むことになる男だ…協力したアンタにゃ、見る目あるようだな…(嬉しくなさそうな表情) 」
レグィ「ドゴォ!(ジェットハンマーの風圧よりも早く軌道先に飛び上がり、デデデを踵落としで地面に叩き付け、更に追撃で手刀斬りを腹にかます) 」
カンナギ「ふん、天か・・・・天など、しょせんこの世の一片にすぎん。が・・・・志はよいものだな。(レグィに) 」
レグィ「そのこの世の一辺を握るだけでどれほど世界っつーのを堪能できると思うよ?それ以上はいらねぇ…」
デデデ「 おぉっとォ!だっはは、ワシより速いSPDで追撃!こいつはもう予想通りだZOY…(地面にたたきつけられた瞬間にハンマーで地面を殴り、反動でその後のコンボを回避)」
カンナギ「ふふふ、よい。そうでなくてはな・・・。それでこそ人の目指す欲だ。(レグィに)」
レグィ「読みの読みを読む…(手の平をデデデに向けると、急にデデデの体が自身に吸い取られるように移動する)怒…!(間合いに吸い取ったデデデを貫通するレベルの破壊力で腹を殴る)」
レグィ「……(ロバートとは違うが、近い何かを感じやがる…)(カンナギに視線を向けたまま)」
デデデ「 むむっ、こいつはブラックホール効果かァ!?…おっ!ぐォッ!!!(ズゴォォォンッ!!) (ハンマーの星の部分でガードをして、押し止める)」
レグィ「フンッ!(更に力を強め、ハンマーから衝撃を貫きデデデに衝撃波を0距離でぶっぱなす)」
カンナギ「この世のあらゆる欲を司る妾だ。その大望・・・まさによし!マイテイ人とはここまでの人材であったか。(レグィを見ながら)」
デデデ「 (ニヤッ) (ガッキィィィン!)  (ハンマーから魔法陣の様なエフェクトが発生するとともに、衝撃波を辺り一面に四散させる) 」
レグィ「うっわ、やめて欲しいわ…(自分の衝撃波に態勢を持っているため動じず、デデデの頭を鷲掴みにし、地面に叩き付け擦り付ける) …マイテイ人を知っているのか…?(意外そうな顔)」
カンナギ「この情勢・・・知らん奴のほが少なくないか?(レグィに)」
デデデ「 だっはは、物理でない攻撃はこうして…おっとっとォ!(擦り付けのダメージをハンマーで肩代わり)」
レグィ「……そうか、レインドをマイテイ人として見ている奴が多いから知っているのか…(カンナギに意味深に) ……物理攻撃は物いいだ、お前のハンマーはどかせば全て終わるだろう(なすり付けながらも、ハンマーを蹴りで飛ばして顔面を地面に密着させる)どうやらマスコットじゃないみたいだな、異星人か?なら殺すのに罪悪もねぇな」
カンナギ「レインド・・・ああそうだな。だが・・・あの男は、少し欲が弱いなぁ・・・(レグィに) 」
レグィ「……(デデデを突き飛ばしてカンナギに体を完全に向ける)……女だってのになんなんだ、そのカリスマ性…(口元がニッとなる) 」
カンナギ「妾はカリスマの塊だ(ぇ (レグィに) 」
レグィ「ほー、まぁいいや…ロバートさんとは違うようだし…とんだ邪魔が入ったし、強力な奴らを3人眠らせた………また別の所で天を掴まないとな…(剣を持って去る) 」
デデデ「ひぇぇ~!お助け~!だれかぁ~!…おっ (おっ、どうやら攻撃目標を変えた様だZOY。だはは、ワシの演技はこうかバツグンだZOY♪流石に「アレ」を使うと奴等への言い訳が無くなってしまうからな…外では使いたくないZOY) さてと…服も適度に汚れた、改めて傍観といくかZOY(近くのベンチに座る) 」
カンナギ「天か・・・天地も裂くことができる妾を・・敵に回すか味方にするか・・・・貴様らしだいだ 」
デデデ「何だ、貴様は闘らないのかZOY…久々に面白い光景が見られると思ったのだがな(去るレグィとカンナギを見て) 」



フーナ「ハッ ハッ ハッ…!(何もない真っ白な空間を何かを目指す事無く走り続けている) 」

――――――――――いつまで無駄な事を足掻くつもりだ?(何処からともなく男の声がスピーカー音のように鳴り響く)

フーナ「……!!(声を聞いてとどまる)その声――――――!!!(背後へ振り返る)」
デュルグ「(帽子を深く被り、振り返ったフーナに鋭い眼差しを突き刺す)…己の弱さを知り、受け入れ難い現実に向かう事が出来たか。少しは大人に近づけたか、小娘。」
フーナ「……!!何で…貴方が……ッ!?(唖然としながらも退いて身構える)」
デュルグ「だが…向かったところで何をした?絶望から立ち上がり、目の前に映るものをただ見続けた"だけ"で、お前は、何もしていない。」
フーナ「何が言いたいの…?もう昔の私じゃない。狭い目で見ていただけの…あの頃の私じゃないのよ!」
デュルグ「そうだ、お前は変わったようだ。だが"まだ何もしちゃいない"。」
フーナ「何を――――――――――!!(彼の発言がようやく理解できたようではっと息をのむ)」
デュルグ「……羞恥を知り、敗北を知り、博愛を知り、夜陰を知り、仁義を知り――――――そして今、お前は「無力」を知った。」
フーナ「…くッ……。」
デュルグ「……。(間を置く)正義を掲げるだけの偽善者は五万といるぞ小娘。貴様もまた偽善者だ、「人の為だ世の為だ」と空っぱな正義を説くだけで何もしない…ただの偽善者だ。」
フーナ「ぅ…違う… わ、私は……ッ!」
デュルグ「チャキンッ(リボルバーの銃口をフーナの額に密着させる)―――――自分の首を絞め続けるのなら、いっそ楽になれ。
フーナ「―――――――――!!!」

ダキュン…ッ!!!

フーナ「きゃああぁぁ…ッ!!(ベッドで寝ていて上半身のみが咄嗟に起き上がる)はぁ……はぁ……! ……ここ、は…(辺りを見渡し、今いる場所が病室だという事を確認した)…夢…だったのかな…。」
氷冬「ちょ、フーナ!?(慌てて病室へ入って来る)」
スカーフィ「フーナどうしたのー!!?(氷冬に続いて走って来る)」
フーナ「氷冬、スカーフィ……!(きょとんとして)」
氷冬「よかった…目が覚めて。でも、今の悲鳴って…!」
フーナ「あ、ううん!違うの!ちょっと…怖い夢を見ちゃったみたい…。」
スカーフィ「怖い…夢?ぁ…それよりも、フーナぁ~!(フーナに抱きつく)無事でよかったぁ~!><(頬ずりする)」
フーナ「Σわっ もう…スカーフィったら。(微笑)」
氷冬「こら、スカーフィ。フーナは全然無事じゃないんだよ。もぅ…(呆れ顔)…フーナ、体の方は痛まない?何処か、悪いところとか…。」
フーナ「んー……ううん、今のところは大丈夫…かな。二人とも、迷惑かけてごめんね。」
氷冬「そんなことないよ。…一体、何があったの?(近くにあったパイプ椅子に腰掛ける)」
スカーフィ「フーナ…。(抱きついたまま)」
フーナ「……実は……」
氷冬「(彼女から一部始終の出来事を知った)…そう、街でそんなことが…。ごめん、私も住人たちの声に気付いてたらすぐに向かってたのに…。」
スカーフィ「ボクもだよ…フーナ一人で、向かっていたんだね。」
フーナ「二人が謝る事じゃないよ。それに…私は……。(レグィに敗北した描写がフラッシュバックされ、その次に夢に現れたデュルグの姿も思い出される)」
氷冬「……とにかく、フーナ。前から忠告したかったんだけど…」
フーナ「…氷冬…?(傾げる)」
氷冬「もう、一人で無理に抱え込まないで。どんな時だって…いつだって私たちに頼ってきてよ。」
スカーフィ「かぅ!そうだよフーナ。ボクたち…友達じゃん!」
フーナ「氷冬…スカーフィ… ……ぅん、ありがと…ぅ… (瞼を強く閉じ溢れ出そうなものを堪え切ろうとしている)」
氷冬「まあ、でも…人の命がかかってたんだもんね…。それを分かってて真っ先に助けに行ったのはフーナらしいよ。」
フーナ「…私、らしい……?」
スカーフィ「うん、そうだよ!フーナは困っている人を見ると放っておけない優しさを持ってるもん。神様としてじゃなくって…元々フーナはそうだから♪」
フーナ「私が…?……。」
氷冬「フーナ、今回の事は…よく頑張ったよ。けど、その責任を自分に押し付けないで。フーナは悪くない。」
スカーフィ「フーナのことはボクたち二人がよく理解しているんだからね♪」
フーナ「……ぁ… …あ…ぅ…うっ… ……ありがと… ……ひくっ… ……う…っ(掌で顔を覆う)」
氷冬「今は安静にしてて。私たちもちゃんと付いているから。」
スカーフィ「また楽しくお話ししようよ♪嫌な事、今はとにかく忘れてもいいんだから。」
フーナ「……うん…っ!(涙目で満面の笑みを浮かべた) 」

思い出と苦渋


+ ...
××××「(とある公園にて、ベンチをずっと眺めている)……そう言えば…彼と会ったのは――――――」


ラテーネ「はぅー…!(木の根元に腰を降ろし背伸びをしている)風が気持ちいね。」
ミシェル「だね…♪っと…(風でピエロ帽が飛ばされる)」
ラテーネ「あ…。(飛んでいった帽子を見つめる)」
レインド「パシッ(高らかに腕を伸ばし、飛んでいったピエロ帽の縁を掴んでいる)よ、お二人さん(ニッとした笑みで)」
ミシェル「(頭を掻きながら)参ったなぁ……おっ♪レインド!」
ラテーネ「あー!良かったね、レインド君が取ってくれて。(^m^ )」
レインド「こんな怪しい帽子、飛ばしたら誰も取ってくれないだろ(近寄ってミシェルに帽子を差し出す)にしてもなんだ、デートか?」
ミシェル「失礼だなー!せめて可愛い帽子だろ、そこは。(微笑しながら帽子を受け取り深く被る)デート…うん、まあそういうもんかな。(苦笑)」
ラテーネ「はぅ、本当は散歩してて休憩中なんだよね。この時間帯は暑いもん。」
レインド「ほー…休憩中かー…なら何かアイスとか買って来てやろうか?丁度販売車、見えるしね。」
キルビス「おやおや、誰かと思えばリア充団体の片割れと………誰だっけ?名前は知ってんだけど。(歩いてくる」
ミシェル「いいのかい?」
ラテーネ「わーい、やったぁ♪(*^ワ^*) あ、キルビス君みっけー♪(キルビスを指して)」
ミシェル「やあMr.キルビス♪久しぶりだね~。」
レインド「買いにいこうと思ってたところさ…ま、アイスの種類は保証しないけどな(クククと笑いながら歩き出す)」
モララー「あまくてつめたーいアイスはいかがっすかー。(棒読みで販売車で呼びかけをしている)ったく、人が集まんねえ…もっとましなアルバイト選べばよかったかな。」
ミシェル「パイナップル味でお願いね。パ イ ナ ッ プ ル 味 で。(黒笑)」
キルビス「はい、お久しぶりですねー……アイスか、俺も買いに行って来ようっと、暑いったらありゃせんわ。(歩きだす」
ラテーネ「はぅ?今日は彼女と一緒じゃないの?(嫌らしい顔を浮かべキルビスに)私は何でもいいよ♪><」
キルビス「彼女?誰のこと言ってんだよ、俺は妹はいるがまだ付き合ってる奴なんていないぞ……おいクソ猫さーん、アイス一本頼みまーす。(販売者に向かって」
モララー「誰がクソ猫だゴル…お、お前は確か…。(顎元に手をあて)あー、思い出した。あれだろ、あれ。うん、あれだ。シスコンで有名なキルビスじゃねえか!(ぉぃ 何する?」
ラテーネ「あ、あの娘妹なんだ…!(てっきりアキラのことを彼女と勘違いしていた模様)」
キルビス「あんたなぁ……(ラテーネを見て)そんなに有名なんか俺……まあいいや、ソーダ味で。」

モララー「あいあい、ソーダ味ね。………よっ、80円だ。(コーンアイスを差し出す)」
レインド「…モララー、パイナップル味とブンタン味とレモン味のアイスくれよ。アイス」
モララー「よお、レインド!お前そんなにくったら腹壊すぞ、腹。(笑)」
ミシェル「いやぁ~、今日はツイてるかもね♪」
キルビス「ありがとうござまーす。(金を払い)さて、早くアキラの絵の具買ってやらんと……そんじゃ皆さん、また後でー。(アイスをくわえて歩いて行く」
ラテーネ「うっしっしっし… 何味かなー…?(wktk)」
モララー「おう、まいどありー。」
ミシェル「See you again♪(キルビスに手を振る)」
ラテーネ「ばいびー☆(軽く手を振る)」
レインド「ちげーよ、パシリだよパシリ(500円玉をモララーの頬に押し付ける)はよ」
モララー「パシリだぁ…?(ふとレインドの背後を見る)Σゲッ、あ、あいつはぁー…(汗(ミシェルを見て呆然とするも、頬に押し付けられ我に返る)……ぁ、ああ…待ちな。(せっせと用意する)ほれ、持てるか?(アイス三本を差し出す)」
レインド「あぁ(アイスを器用に三本持つ)おっとっと…さんきゅーモララー(釣りを貰う事を忘れ、とことことミシェル達の所に戻る)」
ミシェル「お、来た来た♪(戻ってくるレインドを見て」
モララー「あ、おい、釣りは……んまあ、いいか。まいどありー♪(ニヤニヤ」
ラテーネ「わぁ…ありがとーっ♪(≧∇≦)」
レインド「ほい(二人にアイスを渡し、頭を掻く)…しかしおまえら、本当仲良いよな」
ミシェル「what…?(アイスは食べ終わっていてコーンを口にくわえている)」
ラテーネ「はぅ…?うーん…(ミシェルと顔を見合す)そうかもね♪(・∀・* )」
マイケル・ジャクソン「アイスクリーム・・・アイスクリーム・・・SCREAM!!(アイスクリームを見つめている)」
ミシェル「(今の間って何ー!?)(汗)」
モララー「おめえにはとびきりでけぇのやるよ。ほれ。ズドンッ(バズーカ砲からバニラアイスの弾をマイケルに撃つ)」
レインド「なんかさ、見てると、誰しもこういった幸せを感じてるんじゃないかなーって思っちゃうんだよ(笑いながらアイスにかぶりつく)」
ミシェル「レインドにもあるだろう?…あ、いや…僕らみたいにじゃなくっても、幸せを感じる時って。」
ラテーネ「私は甘い物を食べている時が幸せかな…かな?……あ、もも、もちろん!ミシェル君と一緒にいる時も…だよ?だよ?(>w<*)」
マイケル・ジャクソン「ポォォォォゥゥウ!!!(バニラアイス弾を近くにあったビニール袋で受け止めながら吹き飛ぶ)」
レインド「あぁ、まぁな……(クククと笑い)」
モララー「な…なんて奴だぁ…。(唖然)」
ミシェル「(ふふんと笑う)…ねえレインド。」
レインド「なんだ?」
ミシェル「(ラテーネに対し苦笑)ま、まあ…嬉しいよ。」
ミシェル「この先で――――……いや、やっぱり止めておこう。これは聞くほどでもないし、ね♪(コーンを飲み込む)サンキュー、レインド。いつかアイスの借りは返すよ。」
ラテーネ「はぅ……??」
レインド「んー…?アイスの借りつったって……はは、わーったよ、なるべく大きい形で返してくれ(ニッと笑う)」
ミシェル「フフッ…分かったよ。(目を瞑って笑みを零し、天を仰ぐ)…さあ、甘い物ご馳走になったし。そろそろボク等も行こうか。…それじゃレインド。オ ルヴォワール~♪(歩いていく)」
ラテーネ「うん!ありがとね、バイバイ☆(レインドに軽く手を振りながら歩いていく)」
レインド「あぁ、またなー!(手を振って見送る)」



××××「……遠い日の記憶、か。(何かを懐かしむように天を仰ぎ、そして強い風に吹かれそこから去っていく) 」

~コールドビル ヘリポート~

ロバート「…レグィ、何ヶ月間だ…この風を受けるのは…」
レグィ「……2.3ヶ月ですね……(パンを齧りながらロバートの後ろで)……心無しか風の味が血っぽいっすよ…」
ロバート「鼻が血にやられてきたか…(クククと笑いながらコンクリートの上に腰を下ろす) 」
レグィ「……アンタはどうだったんすか…あの戦争で、血の匂いしか吸えなかったんすか…(俯き加減に)」
ロバート「ククク…快楽だったぞ…俺以外皆、地面と睨み合っていた時のあの匂いは………貴様もある街を襲撃したのだろう、だったら快楽だったはずだ、殺しという行為が… 」
レグィ「…それが天の掴む行為だっていうのか? 」
ロバート「俺の知る天はそうだろう……どれだけの命を天に捧げられるか… 」
レグィ「………(血筋が額や腕から浮きで、歯を食いしばっている)…何故天はそれを望む…何故人の死を望むんだ… 」
ロバート「神は人を造り出した。魂を宿わせるのには最適な人…我々は神に体を借りているのだよ。だが人はそれを個人の物として扱っている……故に返さなければならない。天を掴むにはそれを返さない我々人間を殺す必要がある… 」
レグィ「んなもん、寿命で死んだ後とかに返せばいいだろ! 」
カンナギ「嘆きが・・・呻きが・・・天と地を満たしている・・。(夜空をみながら) 」
ロバート「老いた体で返すよりも、若々しい体で返した方が天に近づけるだろう…(立ち上がってビルから町並みを見下ろす)返せるだけ返せば天に近づけるはずだ…(クククと笑い) 」

レグィ「……(歯を食いしばりながら、屋上の扉付近にある小屋に入り込む)」
レインド「(小屋の中で拘束された体で砂嵐のテレビの光をじーっと見つめている)」
レグィ「おい…英雄……俺は後何人殺せばいい…(呼吸が荒く、少し手元が狂っている中、小屋の中に居たレインドに唐突に」
カンナギ「さらに人が死ぬな・・・、これほどまでの殺戮が行われているのにもかかわらず・・・、政府やほかの連中の動く気配は・・・ないな。」
レインド「…(ただじーっとテレビを見つめている」
レグィ「俺はこの数ヶ月、天を掴めると思ってアイツについて来た、だが行うのは全て殺傷だ、殺ししかない、殺す事でしか天に近づけないと言っている…英雄、どう思う?お前はどう思う…殺しを重ねて英雄と言われたお前なら何かあるだろ… 」
レインド「…(何も言わず、ずっと同じ態勢) 」
レグィ「……ッ…ぼーっとしてねぇで答えろよ!!」
レインド「天を掴む為に、人をぶっ殺してるんだってな……今、それが正しいと思っているか…?(ゆっくりと口を開け、やっと聞こえる程度の声で)」
レグィ「…天を掴む為なら…」
レインド「……それはただ殺人を自分の中で正統化させているだけだ…やっていることはそこら辺の下衆となんら変わりない、それ以下だ……天を掴むどころか、離れてるぜ、お前…」
レグィ「……」
レインド「……俺も正統化されてきた……生きてる者を殺し、それでいて英雄と崇められ……腹が立ったよ、殺人者を英雄呼ばわりなんてよ………まだ引き返せるぜアンタ……(レグィの方に醜い顔を向け) 」
カンナギ「・・・。(突然、レグィとレインドの前に現れる)」
レグィ「…アンタが英雄って言われんのはその謙虚さとかがあるからだろ…(哀しそうな表情で) バッ(現れたカンナギに手の平を向ける)……アンタか…」
レインド「……どうだっていいわ、んなの… ……お前以外の奴、久しぶりに見るな…」
カンナギ「私だったらなんなのだ?(レグィに)」
レグィ「……逆に何しにきたんだ……アンタでも見つかったら殺されるぞ…(カンナギに)…飯持って来た時にまた話しがある…いいな…(レインドに)」
カンナギ「いや、何。英雄について二人で語っていたので・・・それを聞いてみようかと思ってな?(レグィに)」
レグィ「俺は英雄について話してるんじゃねぇ…天についてだ…」
カンナギ「天・・・?あぁ、そういえば、前にも語っていたな?ところでお前は、天をつかんでどうするのだ?どうしたいのだ?天を掌握しても・・・賛美する者もそのころにはおらんぞ?(レグィに)」
レグィ「うっせー、いるいないの問題じゃねぇんだよ…俺が目指すのは天を掴み、絶対の強さを示したいだけだ…世界最強だとか、そんなもんには興味がねぇ…ただ天を掴む、それが目標なんだよ」
カンナギ「その心意気は褒められる。・・・だが、やはり幼いな。まったく・・・力も学もあろうに・・・何か、残念な奴だな。(レグィに)」
レグィ「幼いとか、力も学もないとかほざいてる時点で相手にしたくねーよ……いいか、もう此処には来んな、誰も勝てない男がウロウロしてんだから…(小屋を出て)」
カンナギ「ふふふ、ハイハイ・・・・。(光の粒子となって消える)」

虐殺行為実行、その裏…


+ ...
~北の国・ある繁華街~

繁華街は業火に包まれ、無残な地獄絵図が広がっていた…

ザックス「クハハハハハハッ!!弱ぇ弱ぇ!!(刃向かう警官の頭を鷲掴み建物の壁へ放り投げる)人間は弱ぇ…ッ!!恐怖を目の前に逃げ惑うしかねえのか。なっさけねぇー!ww(巨大な瓦礫を掴んでは手当たり次第に投げつけている)」

ピシュンッ!ドォォーーンッ!!!!(突然天からビームがザックスに向けて放たれ、被弾した個所に爆発を引き起こす)

ザックス「あん?ドォォーーンッ!!!!(ビームが直撃し爆発に飲み込まれるが…)―――――~~っ、埃被った…グヘェ(無傷)」
白コートの男「―――――スタンッ!(斜めに傾いた建物の屋上から、二人の兵士と共にザックスの前に飛び降りる)見つけたぞ犯罪者!(片手にはライフルを構えており、先程ビームを放った張本人である)」
ザックス「なんだぁ…?(後頭部を掻き毟る)…その白いコート、お前政府の野郎だろ?なんだぁ~、"この時代でも"政府は健在なんだなぁ。(手を顎に当て不敵に笑む)…で、俺をどうするんだひよっこが。」
白コートの男→レギオン「私は政府軍本部中尉、レギオン。一市民を標的とした無差別な殺戮行為を断じて見逃すわけにはいかない。貴様をこの場で拘束する!!(銃口を向ける)」
ザックス「一市民(ざこ)だけを標的だぁ…?違うな、俺はただ殺してぇだけなんだよぉ。お、やんのか?やんのかゴルァ!?」
レギオン「これより戦闘を開始する!後に続け!!(背後の二人の兵に呼び掛け、颯爽と駆けだす)」
政府軍兵士『はっ!!(抜刀してレギオンに続くように接近する)」
ザックス「自ら向かってくるたぁ、流石は政府。だったら俺を楽しませろよなぁ…?(無防備)」
レギオン「正義の名の元に…貴様の残虐行為に正義の鉄槌を下す!!ターゲット・ロックオン!!ピシュンッ!(ライフルからビームを発砲)」
ザックス「(ビームを真正面から受け爆発するが、それによって生じた煙の中から不敵な笑みを浮かべたまま現れる)おいおぃ…中尉ってのはこんなもんかぁ?」
政府軍兵士『ジャキッ!!(刀を構えて跳躍し、互いに振り下ろす)」
ザックス「パリィーーンッ…!!(振り下ろされ刀の刃が体に当たった途端、刃が折れる)俺らマイテイ人にも到底及ばない貴様ら下等な人間種族を、殺して何が悪いってんだ?舐めるなよクズ野郎共…!!(折れた刃が地面に落ちた瞬間、空中にいる兵士二人にラリアットによる重い一撃を浴びせそのまま一直線にレギオンに向かって駆けだす)」
レギオン「(I&I ライフルのビームが通用しないのか…!?ならば――――)ブワンッ…(ライフルを捨ててビームダガーを取り出す)ブースター展開!!(背中に装着している大型ブースターが起動し、空へ飛行する)」
ザックス「ほぉ~…いい玩具だな。あれは欲しいわ。(ニヤニヤしながら眺めている)」
レギオン「これで終いだ!ハッチ展開!!ガシャンッ!!(ブースターの上部ハッチが展開し、そこから大量のミサイルを容赦なく放つ)はあああぁぁーーーッ!!!!(そして土煙りに向かって滑空し、追撃でビームダガーによる一閃を繰り出そうとする)」
ザックス「(ミサイルの雨をまともに受けるがやはり無傷である)ククク…クックックッ―――――!!(一閃を受け真っ二つに切断され倒れる)」
レギオン「はぁ……はぁ……!排除、完了…!(拘束はできなかったものの…なんとか報告さえすれば…)」

ザックス「――――――何寝言言ってんだ?(いつの間にか背後に佇んでいて、切断された個所がある程度元に戻っていく)」
レギオン「―――――ッ!!?(咄嗟に振りかえってブースターで距離を置く)馬鹿な…ッ!確実に仕留めたはず…!!(唖然)」
ザックス「クックックッ…マイテイ人も舐められたもんだなぁ…。それも下等な人間風情に…むしゃくしゃすらぁッ!!!(手が灰色の液体に変化する)」
レギオン「クッ…ならばもう一度仕留めるまで!はああああぁーーーっ!!!(もう一度斬りかかる)」
ザックス「(液体は拳を纏い凝固する)―――――――死ねッ!!!(向かってきた祇園の顔面に拳による絶大的な一撃を繰り出す)」
レギオン「なッ――――――――ドォォゥンッ!!!!!(一撃を喰らい遥か彼方の先へ吹き飛ばされる)……がはッ…!……(白目を向き死亡する)」
ザックス「所詮は人間か。暇つぶしにもならなかったぜ、おぃ。(一閃により切断された部位が完璧に治っていく)」


ナナ「……っていう、北の国のある繁華街で起こった事件よ。(ホールのロビーにて 新聞をテーブルの上に広げ誰かと会話している)」
ウィノ「(ナナの向かい側に座って記事に目を通している)…マイテイ人…そう言えば、最近マスコミで多く取り上げられている例の誘拐事件やテロにも、彼らが関わっている様ですね。何故、マイテイ人なのでしょうか…姉さん。」
ナナ「う~ん…何でだろう、ね。ただ一つ、私たちが何度か訪れたことのあるマイテイ国は…現在壊滅している。詳細は明らかとなっていないけど、国内である少数勢力のマイテイ人がレジスタンス運動を掲げ壊滅に追い込んだみたいね。身内上の問題なのかな…まだ、はっきりと分かっていないんだけど。(難しい表情を浮かべる)」
ウィノ「…やはり、私たちが世界を許した矢先に―――――」
ナナ「止めて、ウィノ。元々争いは止められない運命なの。それを、アオ君たちに教えられたんでしょ…?…気持ちは分かるけど、現実を受け止めて。人が生きている限り、争いは消えないの。」
ウィノ「……ごめんなさい、姉さん。」
ナナ「(ウィノに優しく微笑む)大丈夫。今までがそうだったように…この世界の問題は、私たちで解決できるんだから。だから、ね?私たちも…出来る限りのことを尽くそうよ。きっとアオ君もレインド君も、みんな苦しんでるんだから…私たちで助けないと。」
ウィノ「…姉さんが言うなら、分かりました。」

――――――良い心がけだね。

ナナ「へ…?(声のした方へ振り返る)」
××××「(ナナの背後に立っていたのは黒いローブを身に纏った謎の人物だった)…久しぶりだね、ナナちゃん。(素顔は隠されていて確認できない)」
ナナ「……!!…ぁ、君は…!(ローブの人物を見て仰天する)」
××××「さあ―――――今度は僕たちが彼等を支える時だ。」


~East・C・Land カオスホール付近のとある小さな町「カリレア」~

赤帽子を被った青年「……コイツ…なんで今まで気づかなかったんだ…(ある町の店で新聞を読んでる)あのマイテイ国が滅んだ…なんて冗談でも面白くないぜ…」
青年「おい、知ってるか?町の中央公園でマジックショーやってるらしいぜ。(カリレアにて)」
青年の友人「まじかwwこんなちんけな町でなぁ…。深夜徘徊の時間だけど、暇だし行ってみようぜ。」
青年「いいなwよし行こう!(友人と一緒に公園の方へ駆け出す) 」
赤帽子「…(新聞を丸め、青年達の会話が耳に入る)最近余興ってのも無かったし、少しは見に行ってみるとするか」

中央公園にて…

ザワザワザワ……(夜の公園は人の集まりで祭りの様に賑わっていた)

住人「なんだなんだ?何をやってるんだ? マジックショーだってよ。掲示板には知らせの紙なんて貼って無かったけどな。 きゃー☆なになにー!?」
赤帽子「うっとっと…すいません(人に当たったり、躓いたりと混雑の中、身を自由に動かせずにいる)」
道化師の少年「さア、さア!カムヒヤ・エブリバディ♪エンジョ・ザ・マジック♪(観客に囲まれ、あらゆる小道具を使って派手な手品を披露している)」
青年「ちょwwあの餓鬼マジシャンかよw 今時の子供って何でもできるんだよなぁ…。(木の上によじ登ってみている)」
青年の友人「おい、次俺だぜ!降りろよ!」
赤帽子「へー…(割と興味に惹かれ、少年の手品を目を輝かせながらみてる)」
カズネ「マジックって どんな事 するの(最前列)」
道化師の少年「So! みなさーン!いよいよマジックショーもお開きの時が近づいてまいりましタ♪最後に、ミーが最高級の仰天マジックを初披露させちゃいまース♪ドンッ(とびきりでかい箱を目の前に取りだす)この箱の中身は空っぽでース!(蓋を開き観客に中の様子を確認させる)でハ、今かラ…最大級のマジックを始めちゃいまース!いきますヨー?1……2……3……!!!!――――――――――パチンッ☆」
カズネ「わぁ 何が 始まるのかな」

――――――――ズボッカアアアアアァァァァアアアアーーーーーーンッッ!!!!!!!(少年の合図と共に箱が激しい光を帯び、夜の世界を光に染め上げた途端凄まじい大爆発が巻き起こる)

赤帽子「――!!!!!(両脇に居た人間を抱え、後ろに跳躍するが爆風で吹き飛び建物の壁に大激突)」

光が徐々に消え、夜の世界へ戻った時―――――――――公園…否、町全体は瞬く間に焦土と化した。そこには建物の跡は残っておらず、大半以上の住人は爆炎に飲み込まれ、或いは消し飛ばされた

カズネ「ふぇ…? 爆発 起きた な 何をしたの(少年に近づく)」
赤帽子「ガラガラ…(瓦礫の下敷きになっていた為、瓦礫から身を出し、付近に落ちていた赤帽子を手に取って頭に被せる)…何が起きたんだ…失敗か…!?(額など、体の一部から血が吹き出ている)」
道化師の少年「アッハハハッハ…♪ ハッハッハハハ……♪アハハハハハハッ♪♪♪イッツ・ア・ショータイム!!♪ こ、これだからマジックは止められない…ッ♪(夜空に浮遊し堪え切れない笑みを零している)何って…マジックだよ。これがミーのもてなす最高級のマジック♪♪やっぱ芸は派手でなくちゃあね!アハ、アハハ、アハハハハハッ♪♪」
カズネ「マジック 奇術 人を楽しませる 聞いた でも 貴方の…そうじゃない」
赤帽子「……ガララ!(一気に身を出し、少年をキッと見上げ、睨む)お前、自分が何したかわかってんのか!」
道化師の少年「アッハ♪そうサ!マジックは楽しませる為にある物サ!ミー自身だけを、ネ♪最高の娯楽だヨ♪♪(ケラケラと笑っていると赤帽子の発言にピタリと止まる)……何っテ?」
カズネ「むー…殺人鬼と変わらない人 …危ない」
赤帽子「町をぶっ飛ばし、同じ様に人を騙して殺しやがって…命を…(足下には被害による血溜りがある)自身の娯楽の為に使いやがって……!!」

道化師の少年→エドメア「――――知った事ジャ、ないネ!(白黒のピエロの仮面をつけている為素顔は確認できないが、邪気を放出することで豹変した事が察知できる)マジックはただの娯楽じゃあないんだヨ。生ける者を犠牲にしてこそマジックは輝いた物に仕上がル!(赤帽子、カズネの顔を見渡す)それにしてもユーたちハ、あの爆発で生きていたんだネ…。面白いネ♪このマイテイ人…エドメアがユーたちを限定にもっと最高級のマジックを披露してやるヨ♪♪(目が赤く変色する)」

VS マイテイ人【エドメア】

立華奏「………(カズネ達のいる場でその状況を目の当たりにしていた)」
赤帽子「人間、辞めてるんでね…(赤帽子を深く被る)マイテイ人…国が滅んだってさっき知ったぜ…いいか、名乗ったからにはお前みたいな下衆にも教えてやる…覚えておけ、俺は次期、英雄……ダーターだ!」
カズネ「それは違う マジックは みんなが楽しむ物 自分だけ そんなの マジック・・・じゃない(エドメアの前に)」
エドメア「道化師じゃあないユーじゃ説得力がナッシングだネ!(カズネに)レジェンド?ユーが?(ダーターの発言にケラケラと嘲笑う)マイテイ人を舐めているんじゃなーイ?(両の掌に漆黒のエネルギーが集束していく)」
立華奏「………(少し離れた位置から、一瞬にしてカズネの横まで)」
カズネ「無くても良い でも やっぱり そんな行為 黙って 見てられない(杖を出す)」
ダーター「マイテイ人の誇りでもあんのか…その誇りもカス同然だな、人を殺す事に誇りを感じてるんじゃねぇ!(グッと腰を落とし構え、駆け出す)」
エドメア「イッツ・ア・ショーターイム♪♪―――――世俗魔法『トライアタック』♪(炎、氷、雷の三属性の魔弾を合成した物を投げ飛ばす。その際にコントロールがやや不十分なのか、不規則にその弾が飛んでくる)」
ピカチュウの中の人「爆発音がしたからよってみたら…何なんだ?(カズネ達の方に歩いて来る)」
カズネ「リフレイズ!(シュパァンッ!) (魔力の光の盾で魔弾をはじき返す)」
ダーター「ズサ!(一旦急ブレーキをかけ後ろに倒れ込み目の前を飛んで来た魔弾を回避)よっと!(両手で地面を叩き付け、体を起こす)なんだ、コントロール性が全然ないぞこのタコ!(一気に距離を縮め、アッパー気味のボディーブローを仕掛ける)」
立華奏「………(カズネの横で、何故か止めるように腕をカズネの前に伸ばす)」

エドメア「(弾き返された魔弾を受け流すように回避する)おっとト、これじゃあ楽しめないかナ…!?(…“トライアタック”は威力はかなりなものノ、代償としてコントロールが効きにくイ…。避けられるのは当たり前カ…まあ、これからが楽しい時だヨ。)ヒャー!怖いネ♪(空中へ浮遊しダーターとカズネに掌を向ける)―――――世俗…“スイッチ”♪(なんと、ダーターとカズネの互いの体を魔術で入れ替えた)」
ダーター「この臆病モンが!逃げんじゃ――!(スイッチの効果で、変動)」
カズネ「だ 打撃 これは避けら…」
エドメア「さア…もっト、楽しもうじゃないカ♪世俗…“バラバラ”。(エドメアの体のパーツが三つに切り離されていく)ビュオッ!シュババババッ!!!(切り離されたパーツは凄まじい速さで二人に連続突進攻撃を与えていく)」
カズネ(ダーター)「……な、何が起きた…俺は瞬間移動…!?(自身の体を見て目が大きくなる)」
ピカチュウの中の人「ん・・・?(エドメアを見て)さっきの爆発ぁあいつか?」
カズネ(ダーター)「な、なんてこった…(知らない女の子の体だ…動き辛いけど、傷つけないようにしなくては!)くそったれぇぇええ!(自身の格闘センスで”男っぽい”動きで辛うじて突進攻撃を避けていくが、疲れが見え始める)」
立華奏「……… ………(突然ハンドソニックを起動してカズネの体を貫いてくる)」
ダーター(カズネ)「また あの時 みたいな 変化 とても 違和感…(距離を離す) 」
エドメア「ンッフフフフッフ…♪どうしたんだイ?ガチャン、ガチャン…(パーツがくっ付き元の姿に戻る)そうとう驚いているようだネ。(掌をカズネ(ダーター)に向ける)世俗魔法…“ブラックホール”!ズォンッ!!(掌から強力な引力波を放ち対象をほぼ強制的にカズネ(ダーター)を引き寄せ腕を捕まえる) 」
カズネ(ダーター)「何しやがんだこのドブスが!!(汗) …!(腕を捕まえられ、表情が一気に青ざめる) 」
エドメア「(ダーター(カズネ)をチラ見し、余った片方の手に魔法陣が出現する)召喚魔法発動!『クラーケン』♪(魔法陣から何かを出現させる) 」
立華奏「………面倒だから……消えてもらうことにする……(カズネ(ダーター)) 」
カズネ(ダーター)「力は 大分増した でも とても 違和感… 召還魔法? 」
ピカチュウの中の人「ちょ、何やってんだ!(カズネの身体を貫いたのを見て奏に) 」
カズネ(ダーター)「は、離せこのタコが!(やべぇ!全然力が入らない!!!)(とにかくジタバタ暴れているが、体力の無駄になっていく) はぁ!?俺を消す前にやることあんだろ! 」
クラーケン「(エドメアの魔法陣から出現したのは巨大なイカの化け物)ニュルル…(沢山の足でダーター(カズネ)を拘束しようとする) 」
立華奏「………動かないで…(ハンドソニック(手甲剣)をカズネ(ダーター)の首に突きつけ) 」
エドメア「ニィヒヒヒ…♪うん、離しちゃうヨ♪(だってこの魔法…あくまで引き寄せることしかできないもんネ。)パッ ドゴォッ(掴んだ手を離した途端、蹴りを入れて吹き飛ばす) 」
アルム「(森から走って来る)っらぁ!(そして勢いをつけてエドメアを蹴る) 」
ダーター(カズネ)「…!(シュバッ) でも すばやさ…すごい(すぐに後方回避) 」
エドメア「しまっ―――――なんちて☆シュピンッ(瞬間移動を繰り出しアルムの蹴りを回避)…幻術魔法“アンダータ”。ふぅ…危ない危なイ。(汗) 」
クラーケン「ギュォォォオオオオ……ッ!!(今度は足でダーター(カズネ)を薙ぎ払おうとする) 」
カズネ(ダーター)「おい、爆発で頭おかしくなったか…?(奏に)……ハッ…!(咄嗟に防衛本能が働き手を前に移動させるが、蹴りを入れられ何回転もしながら地面に叩き付けられる)い、いてぇ…!なんつー蹴りしてんだ…! 」
ピカチュウの中の人「野郎!(エドメアに斬りかかる)」
ダーター(カズネ)「あっ… ぃたッ!(ジャンプしよとするも、打ち付けられる)」
アルム「急いで来てみれば何だいこの狂人、それに色々おかしいし・・・!(掌を合わせる)殺しを遊びにするなんて、許せないね!(睨む)ちょっ、女の子がそんな汚い言葉を・・・(カズネ(ダーター)に) 」
立華奏「………そうかもしれないわね……野蛮な犬…… ズブッ(またカズネの体にハンドソニック(手甲剣)を突き刺し、ダーターの精神に痛みを与える) 」
エドメア「幻術魔法“アニマルチェイサー”…。(仮面で素顔は見えないが瞳を瞑る。その時、上空にカラスの大群が横切っていく)―――――そこかぁ♪(なんとピカ中の背後からの攻撃を回避した)見たかな?♪“アニマルチェイサー”は洗脳した動物の目を通じることデ、ミーの背後から襲ってくるユーの姿が確認できるのサ。(ピカ中に)さあテ、次はどうしようかナ~?(じりじりとカズネ(ダーター)に近づく)」
ピカチュウの中の人「か、カズネちゃん…?(カズネ(ダーター)を見て)」
クラーケン「(一度攻撃を繰り出したクラーケンはそのまま消滅する)」
エドメア「余所見をしている暇はないヨ♪マジックショーは絶え間なく次へと進むんだからネ♪召喚魔法発動!『バハムート』♪♪(再びダーター(カズネ)に向けて魔法陣を創り出す)」
ピカチュウの中の人「動物も操れるってことか…(一旦後ろに飛び退く)」
カズネ(ダーター)「お前も所詮人殺しかよ……なんなんだよ、狂い過ぎだろ! テメェ……!(周りの声は聞こえておらず、ただ倒れた状態からエドメアを見上げ、吐血)」
バハムート「シャアアァァァアアアオオォォォオオッッ!!!!(外見は黒い体を持つドラゴンであり、翼を羽ばたかせ斬撃波を放っていき、あらゆるものを切断していく)」
アルム「・・・そうか、なるほど!(サガの閃きマークが出る)多分こういう事か!(カズネ(ダーター)に触れる)」

ズバババババッッ!!!!!(バハムートの生み出した斬撃波がエドメアを除く全員に向かって飛ばされていく)

立華奏「マイテイ………野蛮な犬……人ではない。………さようなら……(カズネ(ダーター)の首にまたハンドソニックをあて、とどめようとする)」

キュアアァァァオン!!(アルムが触れると、音が響きカズネ(ダーター)のスイッチが無効化される)

エドメア「―――――!!(スイッチが解除され驚く)」
カズネ(ダーター)「なんか勘違いしてんな……俺はマイテイ人じゃねーよ ……!(スイッチ解除)」
ピカチュウの中の人「異能殺し?何で発動されてんの?(アルムを見て)」
ダーター「ズダッ!(解除され、体が戻ると同時に素早い動きで斬撃波をステップ回避)……モチベはこっちのもんだな…」
ダーター(カズネ)「あっ… また この感じ」
ピカチュウの中の人「っと!(日本刀で斬撃波をなぎ払う)」
立華奏「……!……あたしは……間違えた……。そんな………(両膝つく)」
バハムート「(攻撃を終えた為消滅)」
エドメア「(後頭部を掻く)“スイッチ”が解除されたカァー……ま、いいけどネ☆とっておきはまだまだあるもノ…♪でも、その前に…クルルル…パシッ(手中でナイフを振り回して構え、投げ飛ばす)パチンッ☆(指パチの合図で投げ飛ばされたナイフが次々と分裂していき、全員に襲いかかっていく)」
アルム「知ってるかい?私の手は異能の力を「殺す」んだっ!(エドメアの懐にナイフを回避しつつステップインして「パワーブースト」をかけてアッパー)」
エドメア「おんやぁ―――――ドゴォッ(アルムのアッパーを喰らい天へ打ち上げられる) 」
ダーター「ナイフが分裂しだした…!?いや、驚くことじゃない…何も”普通”のことなんだ…!(高速移動でナイフを全て止まりながら避け)今度は逃げんなよこのタコが!(跳躍して空中のエドメアを掴み、一回転してから地面に放り投げる) 」
ピカチュウの中の人「はぁっ!(剣に炎のオーラを纏わせ、空中のエドメアに斬りかかる)(30) 」
カズネ「戻った これなら… はぁぁッ!!(血小刀でナイフを落とし、血刀をハンマーに変え、エドメアに叩き込む) 」
立華奏「…そんな……… ぅ……(いくつものナイフが体などたくさん刺さってきている)」
エドメア「ぐふ…ッ!!(地面に激突しクレーターが出来上がる)ゲッホ ゴホッ… エクセレント♪まさかミーが逆に驚かされるなんテ…予想だにしなかったヨー!シュピンッ(“アンダータ”(瞬間移動魔術)で離れ個所に現れる)――――召喚魔法発動、『ムシュフシュ』…♪(今度は地面に手を当て魔法陣を創り出す) 」
アルム「せいっ!(魔法陣に飛び込み触れる) 」
ムシュフシュ「ズゴォンッ!!!(エドメアの真下の地中から姿を現したのは巨大なヘビでエドメアを頭上に乗せ、顔のみ出している) 」
カズネ「巨大な蛇 蛇には…(ザンッ) (血刀を槍に変化) 」
エドメア「(ムシュフシュの出現が早かった為二人の攻撃は当たらなかった)さあ、ポイズン・タイム♪♪」
ダーター「くっそ…戻ったばかりだと空も飛べやしねぇ……(手の平を蛇に向け)将を落とすにはまず馬だ、かかってこいやぁ! 」
アルム「召喚獣・・・魔法!!こいつも、異能かっ!(ムシュフシュに触れる)」
カンナギ「マイテイ人か・・・ふふふ、面白いな(宙に浮きながら)」
ムシュフシュ「シャアアァァッー!!!(口を大きく開け牙から毒針を放った後隙を見せず顔面による突進攻撃を繰り出そうとする) 」
カズネ「…天空突きッ!!!(蛇の口内にやりを貫く)」
ダーター「よし…気って奴はまだ使えそうだな…!(毒針が前方付近に移動した瞬間、小さな気弾を放ち爆発させる)…やべ!(突進攻撃をバク転からの大ジャンプで回避)」

キュアアァァァオン!(アルムが触れるとムシュフシュが突進しようとするタイミングで消滅する)

ムシュフシュ「ゴゴゴゴゴゴ―――キュアアァァァオン!(迫って来たとたん消滅する)」
エドメア「(ムシュフシュが消滅した後、空中にて両の手中にナイフが握られ着地する)…ミーが魔術だけに頼るなんて思ってなイ?Non、Non♪剣術だってお手のものさ♪♪ズバンッ、ズバンッ、ズババババッ!!!!(二丁ナイフによる乱舞で全員を切り裂いて吹き飛ばしていく)」
カズネ「いたっ… やっぱり 体術も…」
アルム「魔術ぐらいなら余裕でどうにかできるけど・・・ッ!(腕を重ねてナイフから身を守る)」
ピカチュウの中の人「いでっ!(切り裂かれて着地)(29)」
ダーター「スサササ…ガッ!(乱舞攻撃をスウェイ回避していくが、最後の切り裂きで後ろに吹き飛ぶ)ち…被爆部位に丁寧に攻撃しやがって…」

カンナギ「あれだけの多勢に一人でここまでとは・・・・マイテイ人もなかなかのものだな。(宙に浮きながら)」
エドメア「……ユーたち、全然相手にならないネ。つまり楽しめなーイ。つまりミーのマジックショーも台無しになるネー。最悪ネー。」
カズネ「多勢の大勢でも こんな…」
ジーン「2、3……5人か。ポップコーンいや、クレープでも欲しいところだな(戦場を眺め、片手でリンゴを弄ぶ)」
アルム「・・・この感覚、腕が鉄にでもなったかのようだ・・・っついってて・・・(斬れた左腕を抑える、普通の人間並に脆い)」
ダーター「(サシの勝負ならまだしも、ここまで大勢となると俺には厳しいもんがある…周りを気にしながら戦うってのも無理な話しだ…)(歯を食いしばり、エドメアにジリジリと近づく)」
エドメア「(ずれた白黒仮面を被り直す)まア、ミーばかりが演じても面白くなイ。ここはゲストのユーたちにマジックを手伝ってもらおウ♪(掌を曲げて「かかってこい」と挑発)」

星野桃「わぁ、面白い格好♪君ってもしかしてマジシャン!?僕にもマジック、見せて~♪(エドメアの前に突如)」
ダーター「余裕だな…(これがマイテイ人って奴か…)…うおおおおおおお!(エドメア目がけ高速移動で駆け、勢いをつけたまま回し蹴り) 」
カズネ「むー… 手当たりしだいでも 駄目 どうしたら…」
ピカチュウの中の人「よし、実戦使用は初めてだが…バンスロー!(笛を吹く)(28)」
カンナギ「たった一人の道化相手にあそこまで手こずるとは・・・ふぅむ、天秤のバランスが合わんな・・・・。」
エドメア「ニヤ…(星野桃の首を掴み、人質にとって攻撃を繰り出そうとするダーターに向ける)ユーは…ジェントルマンだよネ?(仮面で素顔は見えないが、邪悪な笑みを浮かべている)」
ジーン「(あいつ、桃じゃねぇか……!)おい馬鹿!テメェ人体切断ショーされちまうぞ!!(汗 桃へ叫ぶ)」
ダーター「――!(足を止め、エドメアの前で停止) …!(態勢を戻し、手の平をエドメアに向ける) 」
星野桃「わぁっ!(サッ)あっごめんね避けちゃって、今のって…何のマジックのつもりだったの?(暢気) 」
エドメア「ピキィ(桃の行動を見て何か切れた模様)(こ…この小娘がぁッ!!!)(二丁ナイフによる斬撃波で桃ごとダーター達に目がけ飛ばしていく)」
ジーン「言わんこっちゃねぇ……死んでも知らねーぞ…!(安全圏から戦場を眺め) 」

ダーター「バカな女だなお前(桃を受け止め、斬撃波を気弾相殺)いいか、俺は英雄になるんだ……ここまで苦戦させたアンタは大物だぜ…!(エドメアに目がけ、先ほどと同じ様に回し蹴り) 」
星野桃「わぁぁっ!(斬撃を見て)凄い凄い♪今のって、遠い距離の人体切断ショー?(にこにこ) 」
ピカチュウの中の人「(桃の腕を引っ張り、斬撃波から遠ざける) 」
エドメア「あン?まだレジェンドを口走ってるのかイ?そんな青臭い夢――――滅んじゃえばいいヤァ!!♪ズガアァンッ!!(二丁ナイフによる振り下ろしで蹴りと鍔迫り合いになる)――――ピキ…ピキキ… パリィーンッ!! ……!!(ダーターの蹴りにナイフの刃が耐えきれず、顔面に直撃し後方へ吹き飛び岩石に激突する)」
星野桃「(ぐいっ)わぁっ!びっくりしたぁ・・・えっ!?そうなの? 」

ダーター「狼はウサギを狩るにも全力を尽くすらしいぜ…アンタはそれが出来なかったよーだな(ナメきった口調で吹き飛んだエドメアに)」
エドメア「(土煙の中から姿を現したのは、仮面が壊され、帽子も脱げ、素顔が明らかとなった道化師少年だった)今の蹴りはびっくり仰天したヨ。どーにもユーは只者じゃないらしいネ。(懐から黒い液体の入ったカプセルのようなものを取り出す)」
バンスロー「ぜぇぜぇ…(走って来る)あーいよ!(中の人をバズーカで打ち上げる)」
アルム「・・・カプセル?・・・ドーピングでもする気か?(構えるまま)」
ダーター「ブンブン…(足の素振りを数回)……まだやんのか(出血が酷くなってくる)」
ジーン「桃ッそれ以上刺激すんな、誰でもいいから庇ってもらえ!(安全圏から叫ぶ)」
エドメア「―――――『EX-S』(エクストリーム・ステロイド)。この水を飲めばミーの戦闘能力は格段とグレートアップすル。But、そのリスクとして使用者は寿命を削られるんだけド―――――ミーは既に死んでるから問題ナッシーング♪♪…ゴク…(先端を開き液体を口の中へ注ぐ) 」
星野桃「あれ・・・それって何の薬?風邪薬かな~」
星野桃「わぁ、強化薬かぁ♪どんな風になるのかな~」
アルム「・・・やはりドーピングか!(構えるまま)あほ!英雄になろうというのに傷を負ってどうする!(ダーターの足にお手製傷薬を塗る、すごい染みる) 」
ダーター「嘘だろ…更に強くなるなんてよ…!(大汗)」
ダーター「いたたた!塗んなこんなの!なめりゃ治るだろ!」
ピカチュウの中の人「(天高くまで打ち上げられる)(27)」
エドメア「   ドッグン…ッ!!  ヅ…ッ…!!? アガ…アアァァァァァーーー…ッ!!!!(全身に激しい異変が起こり、赤く変色された眼はより赤みを増し、血走った眼になった)―――――――最上級世俗魔法“デスフェニックス”。」
カズネ「凄く まがまがしい 気… (ポゥ…) (杖を出す)」

ギュポンッ!! ドグンッ!!!! ギュポンッ!! ドグンッ!!!! (エドメアの両腕が炎を帯びた黒い翼となり、足が巨大な鳥の一本足に変形する)

カンナギ「ほう、変化したか・・・・・さぁ・・・どうなるかな?」
ジーン「あ、ああー……なるほど。逃げるが勝ちだな(変化していくエドメアを目にし、弄んでいたリンゴを紙袋に入れて安全圏から更に退く) 」
ダーター「……(ナイフを取り出し、逆手に持つ)受けたら死ぬかもしれねぇな…でも、やるっきゃねぇ…!(エドメア目がけ、ナイフを投げる) 」
ピカチュウの中の人「はぁぁぁぁ!!!(強大な炎のオーラを身体中に纏いながら空からエドメアめがけて降って来る)(24) 」
アルム「・・・異能の力!・・・しかしなんと禍々しい・・・(変化したエドメアを見て)あほ!そんな考えをしていたら英雄になる前に死ぬであろう!(べしっと叩く) 」
エドメア(デスフェニックス)「最大級最高級のマジックショー ユーたちに初披露だ…♪キャハ、キャハハハハハハハッ!!!!♪♪♪(巨大な翼をはばたかせ、凄まじい速さで突進攻撃を繰り出す。その際にナイフが直撃する炎を帯びた体の中へと消滅していく) 」
カズネ「…セイントアーク!!(カァァ…ガッシャァァァァン!) (世俗に反する神聖魔法を放つ)」
ダーター「俺を叩くんじゃねぇ(ひょいと移動してアルムから離れ、すぐに目をエドメアに向ける、あくまで戦いを最優先)……こりゃ、勝てないぜ、俺達…(ナイフが消えたのを見て、歯を食いしばる)」
アルム「ぬおっ!(しゃがんで回避、手を出そうとするもやめる)」
カンナギ「あらら・・・・多数派の士気が低下したか・・・・。一方道化は力が増していくな・・・・。」
エドメア(デスフェニックス)「――――無駄だネ♪ドガァァーーンッ!!!(“セイントアーク”による雷をまともに受けるが…)確かニ、ミーの使う世俗魔法は神聖魔法に弱イ!だガ、この最上級世俗魔法“デスフェニックス”の能力に基づキ、"術者はいかなる攻撃を受けても絶対に死なない"のサ♪    ハァ…ハァ……    」
カズネ「ぁぅ やっぱり 最上級魔術… レベル 違う  …疲れてるの? 」
ピカチュウの中の人「でりゃああああ!!(降ってきた勢いでエドメアに突撃) 」
ダーター「……(だが、弱って来ている…明らかに寿命を削る一辺だ、さっき言った通り、本当に死人なら…アイツその分、寿命の代わりの者が削られていくんだろうな……だったら今、ここで一矢報いるしかない…!)(何を思ってか、エドメア目がけかけだす) 」
アルム「・・・これは参った・・・私はこの手で異能を殺せるが私も殺されてしまいそうだ、私は死にたくないから・・・?世俗・・・そういえば聞いたことがある!(サガの閃きマークが出る) 」
カンナギ「お?動き始めたか・・・・。 」
アルム「・・・世俗魔法は何かを犠牲にする筈、それに疲れも見える・・・粘ってもいいかもしれんな・・・(立ち上がる) 」
エドメア(デスフェニックス)「無駄だというのが分からないようだネ。(ピカ中の攻撃を受けても傷が再生していく)(デスフェニックスの効力は限られていル… いヤ、使用時間が限られていル…!代償として発動中は術者の周辺のみ空気が抜かれていく事… 早いとこロ、この姿でフィナーレを迎えないとネ)……!!(駆け出して来たダーターに対抗し、こちらも一度飛躍して突撃する) 」
カズネ「これだけ 強い魔術 それに 世俗 魔力も 体力も…激しそう」

ダーター「俺は貴様を、この街と人を消した貴様を打ち砕く!!(飛び上がり、突撃攻撃を受け流すとエドメアにしがみつき)それが例えどんなに虚しい結末であろうとも!!!!」
カンナギ「随分と苦労しているな、カズネ?(降りてくる)」
エドメア「(クぁ…ッ…!もぅ… 限界……ッ!!)プハァッ…!!(デスフェニックスを解除する)ゼェ…ハァ… ゼェ……!?(ダーターにしがみ付かれる)だ…何ヲ…!(汗)」
カズネ「うん これだけの人数でも 歯が立たない でも あっ… やっぱり 限界 だったんだ」
アルム「世俗の代償は何かの苦しみか!」
ダーター「俺は死せる英雄として名を残す事にした(体内の気が暴発し始める)お返ししてやるよ、街の奴らの分も、全てを一気にな!!!!(体が光初め、筋肉が膨張し破裂しそうになる)」
ピカチュウの中の人「な、何をする気だ・・・?(ダーターを見て)」
エドメア「んな…ッ!!? ストップ!ストップ!マジックショーはもうお開きだヨ!ストッ―――――」
アルム「命を弄ぶ者程自らの死を恐れる・・・だろうか。(エドメアを見て)」
ダーター「光姫さん、またアンタに会いたかった……!(目を見開き、体内の気を爆発させる)」

ウガガガガズガンババババババア!(花火のような爆発が、空を覆い、一瞬で消えていく)

ピカチュウの中の人「な、自爆した…!?(ダーターを見て)」
アルム「・・・死んで花実が咲くものか、そんな・・・気分になったな。(森へ戻る)」


赤コートの人物「――――――ピク (とある闇の異次元空間にて)」
ダークネス「…いかがされましたか?(赤コートの人物に)」
赤コートの人物「……いえ、なんでもありません。……。(へぇ…もう一角が落とされたんですか。いやはや…世にも奇妙な出来事がこうも頻繁に起きるんじゃあ、やはり私の思った通りだ。)―――――ピシッ(透明な四角形テーブルの上に置かれた四つの小さな器の内、一つに罅割れが生じた)」



~レバノン街~

スオオオォォォォォ……(街の建物には酷く飛び散った血痕と、抉れた痕。商品である果物などの一部がこびり付いており、地面には幾多もの屍が血みどろになって倒れている)

レグィ「……(街の中央で返り血で血みどろになった姿で俯いている)……天を掴む為にはこの風景を見続けないとダメだ…(虚ろな目で周囲を見渡し、自身の手の平についている血を握りしめ、ゆらりゆらりと足を前に出す)」
レグィ「俺は……俺は後、何人殺せばいいんだ……(ゆらゆらしながらも周りを大きく見渡し、地獄の様な街を見渡し続ける)何人殺せば天を掴めるんだ…(血の付いた両手で頭を抱える)何故俺は今まで平気だったんだ……」
???「殺す事に躊躇いを感じるか…(レグィの後ろで街を見渡している、恰好は忍者)」
レグィ「躊躇いなんて感じちゃいなかった…ただ天を掴めるから俺は必要だと思った、最初は何も感じなかった、でも今は違う…何故か今までわからなかった…これじゃタダの無意味な殺戮行動だ…」
???「他愛も無い…殺に無感情の人間が何処に居ようか……任務はまだ終わっていない。行くぞ(レグィを追い越してスタスタと歩いている)」
レグィ「おい、おい待てよ影丸(かげまる)!(影丸の後ろで歩き出す)まだ殺すのか?また殺すのか!?」
影丸「知れた事……ロバートの命だ、完遂させる」
レグィ「アイツの命令だからって…もうこの街をぶっ壊したんだ!それで十分じゃないか…次の街はまた別の機会でいいだろう!」
影丸「俺は貴様と違ってロバートに雇われた忍だ…依頼された任務こそ、俺の生きている証だ…」
レグィ「お前だって俺達と同じ”マイテイ人”だろう…だったら――」
影丸「だからこそだ(レグィの言葉を遮り)マイテイ人は殺戮兵器だ、遥か昔から…変わる事のない運命(さだめ)だ…薄々分かっているだろう、ロバートの意図が(街を出て、道を歩いて行く)」
レグィ「……ロバートの意図…?」
影丸「少しは落ち着いて話せ、レグィ……その男も殺せば良かろう。標的ではないから自由だが……ロバートの意図は世界戦争の勃発…殺戮が喜劇衝動とは奴も狂った御人だ…」
レグィ「……世界戦争……か……苛烈で、本当に狂ってやがる…」
影丸「世界中の人間を殺せるという事が、奴にとっては夢なのだろうな……さて、レグィ…本当に天を掴む事が出来るかもしれん……ただ目標の為に信じ抜け…(着いた行き先はまた別の街の入口)」
レグィ「……………(血が固まっている手の平をパンパンと叩く)……分かった……(腕を鳴らし、街の中へと足を入れていく)」
影丸「任務を遂行する…(風と共に姿を消し、街の中へと入り乱れる)」

テレビ「――――頃、レバノン街全体に及んだ虐殺行為(テロリズム)が行われ、生存者は0名という過酷な事態になりました。ここ暫く続いていた、街を中心としたテロを続けている”マイテイ人”の仕業ではないかと言われており、数ヶ月前、コールドビルを占拠した”レイ・ローゼ”容疑者によるものではないかと――

有為「……(テレビ画面を唖然とした表情で見続けている)…レインド……そんなはずないよね…」









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最終更新:2021年02月01日 22:09