アイコン |
ゲスト |
年齢 |
25 |
性別 |
男 |
種族 |
人間 |
身長 |
186cm |
職業 |
灰色の戦士 |
特技 |
ギター・水泳 |
癖 |
再生した右目に手を添える |
好きな食べ物 |
目玉焼き、コロッケ |
嫌いな食べ物 |
殻の入った目玉焼き |
嫌いなもの |
13日金曜日 |
武器 |
大剣(エドナ) |
「俺にまかせろ」
フルネーム「ジェクサー・プロドマッド」灰色の戦士の一員。一人称は「俺」ベテラン組の一人
黒い瞳に黒髪。白い騎士団の物と思われる制服、ボタンを外してインナーに青い無地のTシャツを着用している。
クエスト開始前日や、終了後、実行中は背中に身の丈程の大剣専用の茶色無地の鞘が装備される。
灰色の戦士内ではリーダーを除いて最古参で、リーダーや
シルダッタも一目置く存在となっている
彼は専用のクエストが用意され、基本的に彼一人遠征に向かわされる事から、リーダーからの信頼とその実力は相当の物
身の丈程の大剣を外見に見合わない力でナイフを扱う様に軽々と振り回し、戦車10両相手に腕二本で玉砕した戦績がある。
また、ドラマクエスト内で対戦したサンドネスドラゴンは過去一度、戦闘を繰り広げたが、パーティを組まずに単身。ドラゴン相手に余裕勝ちする程、その力は蓄えられている。
灰色の戦士内部では最古参、トップクラスの戦闘能力を発揮している為、リーダーだけでなくメンバーからの信頼も厚い物となっている
カオスディビルドラゴン討伐クエストにて、右腕と右目を失い、戦力が一気に削がれCPO襲撃に備える事が出来ずにいた。
キルライフⅢ
「俺に任せろ…」
CPOによる灰色襲撃事件後、
アンティ?と共に
大総統の軍に捕縛され、捕虜となる。
アンティの命を大総統により握られ、大総統の手駒となる。
第2完成系Rウイルスの実験体となり、再生された右腕は本来の肌とは程遠い漆黒的な黒色となり、右目は赤い眼球が瞼を開けば剥き出しとなる程に発達。
アンティ一人と多くの生命の天秤でアンティを取る。最愛なる人の為に感染者となり、冤罪者である彼は大総統の言われた通りに殺戮に手を染め、愛する人の為故に狂いだす。灰色の戦士であった時の『彼』でなくなってしまった。
大総統の命に従い——と交戦する事になる。
過去
+
|
ジェクサー・プロドマッドの過去 |
ジェクサー・プロドマッド(Jekusa Purodomad)
1989年10月13日、ケイオス南の国、フォーク村にて生まれる。13日の金曜日生まれで、村の人々は最初は疫病神だと煽いでいたが、彼の温厚な性格に安心した。
両親は共にケイオス人で、妹のエドナが一人の核家族。決して栄えていない村で育つが、不満はない食生活と、親の愛情をたっぷりと受けて育って行った。
彼が10歳となり、親の農業と家畜の世話も一人で出来るようになった時、彼の傍にはいつも妹、エドナがすり寄っていた。
エドナは明るく元気一杯の笑顔を兄と居る時には見せ、家族以上の関係と言っても過言ではない程、心を許していた。
実質、彼女は彼に恋心のようなものを抱いており、結婚を申し込むなど、少し常識外れな言動を彼に関する事になると取っていた。
その溺愛ぶりから、ジェクサー自身もエドナに好意を抱いていたが、家族という枠から出てしまうのは人として行けないと理性を押さえ続けていた。
彼が12歳、村を出て村付近にある国の少中制騎士学院に入学する。
村の皆を護りたい、家族の為に国の仕事に就き給料で恩返しをしたいなどと、動機としては十分且つ、彼自身努力家だったが、才能がイマイチ伸びず実技成績は常に丁度真中レベルだった。
しかし人柄はよく、友好関係が広かった為、彼也には騎士学院は楽しんでいた。
入学から2年経っても、彼の成績は飛躍はせず、同期や先輩からだけでなく、教官からも「典型的な一般兵」とまで評されてしまった。
しかし、その典型的な一般兵は正義感が強く、騎士学生である身分上、目の前の犯罪は見逃さず、立ち向かうだけの度胸はあった。
自分の実力は自覚している為、予め駐在や教官へと伝達を頼んだ後に鎮圧に向かうのだが、大抵ボコボコにされて途中の援軍に助けられるのが日常茶番となっていた。教官や同級生からも冗談ではあろうが、弱い弱いと言われ続けるのも無理はなかった。
14歳、思春期まっただ中の彼としても、その状況下において、決して無心だった訳ではない。悔しさや空しさなど、負の感情が溜まるに溜まっていた。
その年、訓練途中ジェクサーに一本の伝達が入った。彼の故郷であるフォーク村からだった。
連絡もずっと入れず、手紙も返せなかった為、その伝達に期待を扇がせ、情報を聞いた所
村がテロ組織によって壊滅に陥ったとの事だった
彼は同期や教官になんの事情も報告せず学院を出ると、村まで馬を借りて全速力で帰還した。
帰還した時には既に村は焼け野原となっており、人や家畜から死臭が漂う中、一目散に自宅の扉を開いた。
見て分かる、誰かに無造作に荒らされた光景と、唯一元のままであったテーブルの上にあった置き手紙だけが彼の目に留まった。
「今日の日没までに騎士学院を辞め、丸腰で村の奥の洞窟に一人で来い
家族は生きている」
殴り書きで書かれた文章を脳裏に叩き込むと、彼は何をすればいいのか分からないまま無意識にクシャクシャになり、黒ずんだ羊皮紙に退学することだけを書いた退学届を作成し、意図的に残されていたのか、それとも用意されていたのかは分からないが、家の傍にいた伝書鳩に騎士学院に向かうように指示する
彼は言われた通り、村の奥にある洞窟へと赴いた。初めてだった
中には人の手によって点けられた松明や、カンテラが並んでいた為、ここだという認識は一発だったのだ。
そして奥まで歩いて行けば
家族、そして村の人が何人か程度拘束されている所を彼は直視する
その周りに居た盗賊共は、皆ジェクサーが絡んで捕まった犯罪者共だった
「てめーには世話になったしな、学院辞めてただの村人になりゃ消えても通報されねぇ」
家族の前で彼は13人の男に文字通り袋叩きにされるハメとなる
それから何時間が経ったろう。周りの気配は一切途絶え、洞窟の出口から微かに聞こえる雨音と、松明が火花を散らす音に鼓動を感じた。
血反吐を吐き、土を一握しながらも、彼は唸りながら立ち上がり、前を向く
人質は、家族は、妹は、皆死んでいた……
体の痛みなど気にせず、彼は叫び続け、ただ泣いた。
唯一、エドナに突き刺さったままの大剣が視界に入り、ただ叫び、泣き続けた。
大剣を振るだけの力は、学院時代ですらなかった。ましてや今は満身創痍の状態だというのに、彼は自らの筋力を全て支配し、大剣を持ち上げた。
妹はもう戻らない。あの村はもう死んだ。学校にも行けない。寂しい
ただ寂しいだけ
ただ涙を流しながら、彼は死んだエドナにキスをした後、洞窟から飛び出る。
盗賊のアジトは知っている
ただ乗り込むだけだった。
その後彼はアジトへと単身で潜り込み、血の海を築き上げる。
妹を殺したこの大剣で、その場に居たアジトの人間を全員殺した。
盗賊が有していた戦車10両すらも、大剣など使わずに素手で破壊するなど、最早化け物を凌駕していた。
騒がしく、そして村の事もあり、騎士団はすぐに駆けつけて来た。
その場で血塗れになった大剣を握りしめながら、泣き続けるジェクサーと、アジトの崩壊具合に、団員は皆ただ口を開けて光景を見るしかなかった。
「彼は危険だ」
その声はちらほらではない。大いに国に広がった。
彼が使用した大剣はエドナを殺した物。痕跡はびっしりと残っており、盗賊は一切の痕跡を残さず洞窟から出て行った為、彼は村人の殺害の容疑がかかる。
彼は一切弁解しなかった。妹を失った哀しみで、最早生きる気力を失ったから。
13日金曜日の出来事だった……
|
最終更新:2021年02月01日 22:28