ジャクリーヌ尾崎「(市街地。保存の利く食料が沢山入った鞄を持ちながら険しい顔で携帯電話で話している)それで……
寄宿舎に近付くな、というのは分かりましたけれど……警察の方々までも、というのは些か……」
ピノ=ノワール兵頭「……(さらに大きな鞄を肩から提げ、尾崎の傍らで会話に耳を傾けている)……まあ、妥当でしょう。一番狙われている人間を隠しつつ、ある程度安全な場所に……と言うのでしたら、思い切り関わっている我々が近寄るのは良いとは言えません。今回の様に差し入れと言えど、です」
ジャクリーヌ尾崎「ええ、ええ……分かりました。それでは私達も一度戻りますわ、もし何かあれば細かく連絡を取り合いましょう。つい今しがた襲われて全員返り討ちにしたらしい貴方が心配ですけれど……では(携帯電話を切り、兵頭に向き直り)……今日は拠点に帰りましょうか、兵頭。コーヒーを淹れて欲しいわ(方向転換し、歩くスピードを速め)」
ピノ=ノワール兵頭「察しは付きます。協力者である筈の一部の警察組織からバリバリ情報が洩れている恐れがある、という話でしょう……
森ノ宮と言いましたか、あの男……男?娘?も察しが良い。流石は元エース刑事で今は探偵、と言ったところでしょうか……そうですね、戻ってマンデリンを淹れましょう。(尾崎に倣って方向を変え、彼女に付いて行く)」
革ジャンの男「(髭面に革ジャン、更には片手に有刺鉄線を巻いた木製バットという異様な風体で尾崎と兵頭の真正面から歩いてくる)……はっは、スゲエ。本当になーんも気付いてねえぜ」
恰幅のいい黒人女性「(小型の短機関銃を片手に、革ジャンの男と隣り合って歩いてくる)当然よ、こいつらは今"私と眼が合っている"……私達を一切認識できない様になってるわ。一撃入れるまでね」
ジャクリーヌ尾崎「(余りにも異様な風体の正面の二人に全く気付かないまま、歩きながら傍らの兵頭と話している)最近は機会もありませんでしたし……あっ、お菓子ははチョコレイトがいいですわ!」
ピノ=ノワール兵頭「(尾崎と同様に、異様な風体の二人がそこに存在しないかの如く)良いですね、少し前に頂いたものがまだ残っている筈ですし……」
―――――尾崎と兵頭があと一歩踏み出して手を伸ばせば、革ジャンの男と恰幅の良い黒人女性にそれぞれ手が届く。そこまで距離が縮まった、その瞬間――
革ジャンの男「はっは、こりゃ便利だ……フ ン ッ !!(有刺鉄線を巻いたバットを頭上まで振り上げ、そして……思いきり尾崎の脳天目掛けて振り下ろす」
恰幅の良い黒人女性「(革ジャンの男がバットを振り下ろすタイミングと同時に兵頭に銃口を向け……トリガーを引き絞り、至近距離から短機関銃の弾幕を浴びせる)」
ジャクリーヌ尾崎「大変になりますわ、此処から気を引き締めっ――――(当然の様に、振り下ろされるバットに最後まで気付く事も無く……頭頂部に有刺鉄線ごとバットが"めり込み"、声も無く膝を付く)」
ピノ=ノワール兵頭「(同様に、引き金を引かれるその瞬間まで何も気づかないまま……全身に弾丸を浴び、力無く仰向けに倒れる)」
革ジャンの男「(頭部にめり込ませたバットを、髪と肉、骨を巻き込みながら引き抜き、更にもう一度頭上まで振り上げ―――)すっげえ!はっは!本当に此処まで気付かねえとはな!(僅かに動く尾崎、その頭部目掛けて何度もバットを振り下ろす)」
恰幅の良い黒人女性「お陰で助かってるよ、使うのも安物の銃と弾で済む(短機関銃から弾倉を抜き、呑気に残弾数を確認する)また微妙に残ったわ……」
革ジャンの男「まあ後で使えば良いじゃねえか、あ、よいしょっと……もう少し楽しみたかったが、まあ、こいつら運んで持ってかえるのは今更とは言え目立ちすぎるしな、若い女は瑞々しくて味わいが良くて旨いから、勿体ねえんだが……(物言わぬジャクリーヌ尾崎とピノ=ノワール兵頭の身体を、足蹴にして積み上げ……)」
革ジャンの男「バッター構えて……ッホームラーン!!(積み上げた尾崎と兵頭の頭部目掛けてのフルスイングで、二人を豪快に吹き飛ばす)……っと、今気付いたがこりゃゴルフだな。"玉"が低すぎる…」
ジャクリーヌ尾崎「(文字通り"頭が割れた"状態で穴だらけの兵頭の身体に覆い被さる様、足蹴にされ……革ジャンの男のフルスイングで兵頭共々吹き飛ばされ、遠くに停車していた車のボンネットに叩き付けられる」
―――――――\キャー/\ヒトゴロシー/\キュウキュウシャー!/ (市街地のど真ん中で突然行われた残虐な殺人に、周囲が混乱と悲鳴に包まれる)
革ジャンの男「大騒ぎじゃあねえかファシティ……この騒ぎは黙らせられねえのか、なあ(バットに巻かれた有刺鉄線に絡まった肉片をつまみ、口に入れながら)……うん、うまい 」
恰幅の良い黒人女性→ファシティ「目があった奴だけって言ったでしょ、ゴーガン……此処が講演会でも全員は黙らない……警察やらとヤりたいならご自由に(既に血の海を作り、片方は割れた頭から片方の眼球が飛び出している状態の尾崎と兵頭に向け、短機関銃の引き金を引いて弾倉に残った弾を全て撃ち出し、リロードする) 」
オリヴィエ「(尾崎が貼り付けにされた車のドアが軋みながら開き、暗がりから亡者のような白髪が表に現れる。阿鼻叫喚の地獄絵図の最中、ハンバーガーの残りを頬張り包み髪を放り捨て)……。ぅーゎぐっちゃぐちゃ(それとなく左眼球を拾い上げ、割れた尾崎の頭部の傍に置く)仮眠とってたんですけどねー……なんか永眠してる方が増えちゃってレムレム空間から定員オーバーってことで追い出されたんですけど。あ、これクレームですね 」
革ジャンの男→ゴーガン「(有刺鉄線にこびりついた肉片を指でこそぎ取りながら振り返り)"本命"は別の腕の良いのが行ったんだっけ?なんだっけかあのジジイ……まあ、いいか……"取"れないなら行っても意味ねえしな、俺も頭カチ割っていいからこっち来たわけだし(肉片を指で掬い、べろべろと食べる) 」
ファシティ「……(車から降りて来たオリヴィエを見て、野次馬の類では無いと判断。オリヴィエの眼をじっと見る)ゴーガン、若い女がお好みだろ?場合によればお代わりだ 」
ウェルド「(逃げ惑う群衆をかき分けながら、ゴーガンとファシティの前へと現れる)……尾崎さん、兵頭さん………はあ、クソ……遅かった…… 」
オリヴィエ「常々、こうした状況に出くわすと聞きたくなるんですよ。『自覚ある?』って ああ、ちなみに私は『ない』ですね(その場でとんとんと軽くはねウォーミングアップを済ませつつしとやかに笑い)だから知識を判断基準にするんです。『バラしても私は白い側にいられる』って(ある程度間合いを詰めた段階で立ち止まる。無防備に、一般人であるかのように振る舞う) 」
ファシティ「(軽く腕時計に目をやり、その後すぐにオリヴィエの"目"を見る。その瞬間、オリヴィエの"五感"から、ゴーガンとファシティの姿、音、匂い……全てが"消失する")もうじき迎えが来る、か……そこの二人みたいに自覚無く楽になると良いさ 」
ゴーガン「旨そうなのが来たじゃあないか、白も何もないさ、その顔面の皮膚の下はみーんな白と赤、脳味噌はピンクだ、人類皆平等ってな(舌が裂けるのも気にせず、肉片が絡まった有刺鉄線を舐め取りながらオリヴィエに向かって楽し気に歩く) 」
オリヴィエ「—————(消えた……情報遮断の類かもしれないですね。まだ近くにいるかもしんないし、うーん)わぁ!好きな考え、いいね送っちゃう(両手でサムズアップしつつ、その場からは移動せずに肩をだらりと落とし)————殺式"無"型……『獣式』 」
ウェルド「(傍らで臨戦態勢になったオリヴィエを横目に)……女の方は知りませんが、男の方は"ゴーガン"……情報が正しければ、"吸血鬼"です(オリヴィエの近くで、目を閉じて"正座"する) 」
ファシティ「どっちにしろ、騒ぎを聞きつけた警察やら救急が来る。適当に片付けてさっさとずらかるよ(オリヴィエとウェルドに向けて短機関銃を向け、連射する) 」
ゴーガン「(ファシティの能力でオリヴィエが自らを知覚出来ない事を利用し、人間離れした脚力で一気に距離を詰め、オリヴィエの側面、意識外から"吸血鬼"が故の異常な膂力でバットを側頭部に向けて振る)さっきのガキは硬かったが……あんたはどうだろうな 」
オリヴィエ「銀のナイフが弱点だったりするんです?こわいですねぇ~ トン トン トン トン トン トン トン (緩急自在、その場に同一人物の残像が複数人重なっているかのように見える足運びで難なく弾丸を流し) ピッ (内一発を素手で掴みとる) ——————ゴッッ(有刺鉄線で強化したバットが側頭部の頭皮に接触) ッッッ (そのまま殴り抜けられるまでの0.001秒の刹那、確かにぎょろりと瞳孔の開いた瞳がゴーガンの方を『見た』) ンッッッッ (そのまま殴り抜けられ上体が有り得ない角度にねじ曲がる。だが) ぐにゃ (両足が付いたまま倒れない。反り返った頭部からは出血がなく————) 」
オリヴィエ「 わんワン。 (上体が反り返ったのをいいことに、上向きになった左腕から鞭のようにしなる『アッパーカット』が流線的曲線を描きゴーガンの顎へ襲いかかる) 」
ゴーガン「(オリヴィエの頭部の破壊を確信した一撃。彼女の頭蓋骨と脳漿を撒き散らす光景でなく、見事に逸らされ……アッパーカットが直撃する)ごっ!? ……ってめぇ……活きが良くてたまんねえなあ、良いパンチだぁ(大きく後方によろめき、外れた顎を片手で雑に戻しながら) 」
ウェルド「(目を閉じ、正座した体勢のまま携帯型の防弾盾を取り出し、正確に銃弾を防御)……そこだな(カウンターの様に、ファシティの方向へスタングレネードを投げつける) 」
オリヴィエ「まーた見えない聞こえない(物理的接触はそのまんま……五感を盗まれたようなものか) ポイ コーン……————オン—(先に掠め取った弾丸を床に放り投げる。『反響音』を聞き取るや) トンッ (軽い足取りでゴーガンの方向へ幽鬼の如く踏み込み) ヒュ オ (首の骨を『殴り外そう』と掌底を叩き込みにかかる) 」
ゴーガン「あー、成程な……五感に頼らず俺を狙えるタイプのアレか……(オリヴィエの踏み込みに反応が遅れ、首への掌底が直撃。しかし……掌底と相打ちになる形で、隠し持ったナイフをオリヴィエの腹部に突き出す) 」
ファシティ「あの体制で反応したぁ?デカい面で踏み込んだだけあって面倒を……っ!(投げ込まれたスタングレネードに気付き、咄嗟に目を瞑ろうとするが……強烈な閃光と爆音に、動きを止められる)う゛っ……! 」
オリヴィエ「(ナイフの先端が皮膚の表層に触れ切れ込みが僅かに入るのを感じ取ると) トンッッッ(身を捩って半回転しダメージを半減させつつ回避→背全体の質量を利用した当て身、『鉄山靠』を浴びせにかかる) 」
ランディオ「(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ……)(物陰でブツブツ)) 」
ゴーガン「(首が外れた状態でナイフの一撃も躱され、次の鉄山靠が直撃して吹き飛ばされる)……かっ……!(俺の行動に"自動"で対応する……!恐らくは能力じゃあない、"達人"の類か……) 」
ウェルド「逃げ遅れか…!(ランディオが目に入るも、即座にスタングレネードの直撃を確信して携帯防弾盾の側部から拳銃をファシティに向け、数発発砲)……とりあえず此処で一人、生死は気にする必要はない…! 」
オリヴィエ「 ドズッッッ(吹っ飛ばし間合いを離したと判断すると、この隙にと言わんばかりに自らの足を『指』で突き『止血』する)クリーンヒットはした筈なんですけどね……打撃が通らない?いやぁ火力不足か、或いは種族故か……うーん愉しいですねぇ(にっこにっこ) 」
ゴーガン「(倒れたまま出血も厭わずにナイフで自分の胴体、中心部分をゆっくりと長く裂き……折れた肋骨、ついでに首を雑に"戻す")楽しいかあ?分かるよ、人を叩きのめすのは楽しい。あんな風にな(ふらふらと立ち上がり、バットを携え)……三人目が欲しいかい?もう少し待っててくれ、ダリア…(バットの柄を軽く撫で) 」
ファシティ「(腹部と肩に被弾し、転がる様に近くの車を盾に)……また防弾着の世話になるとはねえ、さて、不意討ちをし損ねた時点で少しばかり面倒になっちまったね…… 」
オリヴィエ「あの二人はなんか一瞬でぽいーって感じで勿体ないなぁっていうのが正直な感想です。やっぱり致命を除いてじっくり可愛がるのが一番『
第三者の視覚情報的』にダメージ強くていいですよね。あれお土産にしてくと組長さん顔真っ青にしてくれるんですよ、やったことあります?ない? ていうかなんかグロイ気配するんですけど大丈夫?(ピロートークでもするかのように快活に笑い) ただ見えないっていうのはおもんないですね。刺激だけでも強くしないとつらいなぁ(コートの袖から掌へ折りたたみ式のナイフを滑り落とし逆手持ちにする) 」
陽菜子「………一体、どうなってるの……?(市街地を歩いていたところ、状況を見て) 」
ゴーガン「痛めつけると味が悪くなるんだよ、魚の神経締めって知ってるか?食肉用の家畜だって仕留める時は脳味噌を空気銃で一撃するもんだ(ナイフを取り落とし、切り傷から血を噴出させてオリヴィエに浴びせる) 」
オリヴィエ「やですよぅ人肉まずいですも……ってうわきったなッ!!胃袋からゲロぶちまけないでくれません!?(飛沫が頰に触れた時点で膝を折ってギャグちっくに飛び退く) 」
ランディオ「(俺様は関係ねぇ、そう、俺様は関係ねーんだ。ここんとこ巻き込まれたりしてるけどよぉ、ちょっと運が悪いだけなんだぜ。そうだ。勇気を出して乗りきりゃあよぉ。またいつもと変わらない日常が待ってる。えぇそうだろうがよ?)………く、テメェらの荒事にゃあつきあってられねぇからな。そっと逃げるぜ(自分に言い聞かせるようにし、見ないふりをして歩こうとする) 」
ウェルド「おっ……と(尾崎達が視界に入らない様、陽菜子の前に立ち)……今ちょっとアレでしてね、もう直ぐ応援が来るはずですので… 」
ゴーガン「(オリヴィエの頬に付着した血液が”増殖”を始め、増えた血液がオリヴィエの身体を這って広がって行く)安心しな、別に融けたりはしねえよ 」
オリヴィエ「いやこれ洗って落ちますか、油性マジック並の頑固汚れだったらクリーニング代支払わせるためだけにストーカーしますからね(心底嫌そうに眉を潜め頰を触り感触を確かめている)上手にまで広がったきったな…… 」
陽菜子「あ、そ、そうですか…(ウェルドを見て)あの、あなたは…る 」
――その時、通りの向こう側から救急車とパトカーのサイレン音が鳴り響く……
ゴーガン「良い女に免じてサービスだ、そいつは俺の魔力とあんたの毛細血管から血を吸い上げて広がって行く……これもな、困るんだよ。味が悪くなるから避けたかった……(サイレンの方を向き)っと、残念、お開きか 」
ウェルド「いや、ちょっと、お兄さん!?いやいや、ちょっと今出たら危な……!(ランディオを制止しながらも、隠れたファシティに向かって発砲を続け) ……良し!応援が来た! 」
オリヴィエ「あーなるなる。やどりぎのタネ的なあれ……あっやべぇ真面目に大惨事じゃん(何ら迷いなくナイフを抜き取り皮膚の表面ごと付着した血を『薄く削ぎ落とす』)ひー日焼けしたときみたい……。 あっ門限きちゃいました?今度会うときも悪者しててくださいね~~、遠慮しなくて済むんで~~(屈託のない笑みを浮かべ手をひらひらと振る) 」
ファシティ「(ウェルドの牽制射撃で顔を出せずに居るが、サイレン音が聞こえ……にやり、と嗤う)ゴーガン!!聞こえたな!!! 」
ランディオ「ひぃ!お、俺は関係ねぇ!俺はただの一般市み……あ゛、あんときのデカか?(ウェルドを見て) 」
複数台のパトカーと救急車が面々の周囲に止まる中、一台のパトカーが猛スピードでゴーガン、そしてファシティの傍を通る様に突っ込む 」
陽菜子「え、えーっと………(パトカーが駆けつけてきたのをみて状況を飲み込めずにいる) 」
ウェルド「確かにあの時の刑事ですが今はアレですから別に貴方にどうこうというアレではなくですね!!(予想外に警戒され、ランディオに弁解するように) ……まさか………(明らかに異様な機動で走るパトカーを見て) 」
パトカー「(一台のパトカーがゴーガン、そしてファシティをあっさりと乗せ、そのまま去って行く) 」
ゴーガン「ま、そういう訳だ、残念だったな皆さん。俺も残念だよ(悠々とパトカーに乗り込み) 」
ファシティ「(ゴーガンと同様にさくっとパトカーに乗り込み、そのまま去る)あー……面倒だったわ全く、まあ二人は仕留めたから良いか 」
ウェルド「………はっ、はは……迎えはそうか、パトカーって事ですか……通報を受けた車両の中に紛れ込んでいた……? 」
ジャクリーヌ尾崎|ピノ=ノワール兵頭「(ぴくりとも動かないまま救急隊員にブルーシートを掛けられ、救急車に運ばれて行く) 」
ウェルド「……(振り返り、ゴーガンとファシティを連れて去って行ったパトカーを指差し、混乱している警官隊が目に入り) ……流石に、此処に来た全員が連中の手に掛かってる訳では無い、か…(再び振り返り、ブルーシートに包まれて運ばれる尾崎と兵頭を見送り)……舐めやがって……(一人静かに、握り拳を固める) 」
陽菜子「……(状況が飲み込めず、しばらく立ち尽くしていた) 」
ウェルド「……まあ、此処で少し……事件と乱闘がありましてね。他の警察隊には僕が言っておきますから、とりあえず……そうですね、お怪我が無ければ、一旦今日の事は忘れて、あとは身の危険に注意して、生活に戻ってください(一瞬で表情を作り替え、陽菜子に向かって) 」
陽菜子「そ、そうですか…(話を聞き)…では、そうさせていただきます(ペコリと頭を下げ)…最近はこういうことばっかだな…(小声で俯く) 」
ウェルド「……(この立ち居振る舞い…伐刀者か)ええ……本当にお気を付けて(深々と頭を下げた後、警官隊に合流する) 」
←————To be continued
最終更新:2022年06月12日 01:44