「 目は…覚めた…? 」
「 ああ…ああああ…!!!お、俺は何を…!! 」
「 よか…った、元に…戻った…の…ね… 」
「 俺は…俺…は…ああ…ああああ…!!! 」
う あ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! ! ! !
……悪夢を見ていた
全てを失ったあの日のから、何度も木霊する
それはまるで呪いのように、心を突き刺して
それはまるで罰のように、命を駆り立てて
拭えることのない苦しみを抱えながら
長い長い、何処まで続くかもわからない闇の中を
宛てもなく彷徨い続けた
そんな悪夢を
覚めてもこの目に映るは夜の帳
夢も現も幻も黒く染まる世界に希望はあるか
項垂れた先で、影が伸びている
深淵の如き黒い闇がまた呼んでいるのだろうか
…いや、違う
そして気づく
影のあるところには光があるということを
首を上げる
闇に白い水平線が描かれ、一筋の光明が現れる
温かくて、優しくて、眩しくて…
気が付けば遠退いていきそうなその光に手を伸ばす
果てにある光を求めてひたすら歩いた
藻掻きながら、嘆きながら、足掻き続けながら
錆び付いた身体が軋みを上げようと
向かい風に靡く赤黒い髪が色褪せて灰になろうと
そして
光を目にして、思い出す
託された声が、この手に微かに残る温もりが、交わした約束が
まだ全てが失っていなかったことを
今もなおこの魂を灯し続けていたことを
夢幻に消えることはない結末まで
今ある確かな想いを胸に
輝きを忘れないように生きよう
霞色に染まる空の最果てに光輝く
あの 小 さ な 星 のように
俺がいて、君がいた
今はもう、俺一人だとずっと思っていた
でも、違うんだ
霞んだ視界の先には 飛び交う無数の星
何をするために? 何のために?
そんなものは、これから俺が決めていく事だ
―――剣の理、此処に在り
立ち上がれ今 この灯はまだ消えていない
「 今はもう人ではないが、この感情の根源は俺が確かに『人であった』事の証明だ! 」
眩しいほどに光れ まだ終われないから
「 まだ終わっちゃあいない、ああそうだ―――
過去が呪われ、未来も滅ぼそうというなら―――現在<今>を救い、断ち切ればいい。 」
Work yourself to the bone
「 良い―――好いな、己が死力を尽くし、魂まで焦がすような戦い…”闘争”。
俺が求めた世界が此処にある。 」
この身が朽ち果ててしまったとしても
「 戦場では、半可な覚悟を背負った者から死んでいく ―――迷うな、覚悟を決めろ。 」
宇宙が僕の名前を 呼んでいるなら
「 この力は一人のものではなかった、此処に在るのは一人では決して有り得なかった。
全ては―――重なり合うようにして創られているんだ。
そして、意思を継ぐ者がいる限り―――俺達は滅びはしないッ! 」
記憶の中で何度も叫んだ
「 輪廻が再び息を吹き返したとしても、俺が存在する限り何度でも終焉は繰り返される―― 」
「 永劫など、存在しない。永き輪廻の果てにも、終わりは訪れる。 」
冷たい鋼鉄を抱きしめていた
「 何れ辿り着く道だ、例え過去が何を思おうと―――俺は今ここにいる。
『真実』は俺の手で掴み取る―――俺の物語はまだ終わらない。 」
それでも翼が折れないのなら
「 檻の中で朽ち果てるか、檻の外へ飛び立つか… 抗うのなら、お前が決めてみろ。 」
「 俺は…!与えられた選択など、糞食らえだ。俺の道は、俺が選ぶ!! 」
飛べるはず
「 俺はもう迷わない―――俺が今、俺であることに自信を持って、肯定し、自分で道を選ぶことができるから…。 」
I'm a flyer 生きる意味を探すな
「 ああ、これは宿業、我が見定めし答え!闘争こそ、俺の全て…故に!
引く道は在らず、終わりに向けて駆け抜けるのみ…!! 」
留まることなく叶えた先で
「 俺は生きることの理由を見つけた、長き苦しみの果てに答えを得た。
…それだけだ、たったそれだけだというのに、こんなにも俺は救われた。 」
やがて辿り着く そこで死を迎えよう
「 故に俺は…この瞬間こそ何よりも愛おしい!俺は今、確かに生きている!
俺が今からお前に見せるのは、俺の”人生<こたえ>”だ!! 」
戦場へ The only way you can live
「 考えてみれば、俺はずっと―――自分の事さえも分からなかった。けど今は―――違う
俺の生きる理由…俺のなりたいもの…全ては戦いの中に答えがある。 」
闘うことで生まれた 僕のただ一つの愛
「 俺たちには意思がある、それには意味がある… 」
鮮明な視界の向こう側
「 お前はまだ、私という"過去"に囚われたままだ 」
歪な影がただ独り歩き続けている幻想
「 俺はあの日からずっと悩んでいた―――お前に奪われたものを、取り戻そうと藻掻いてきた―――だが違う…
喪ったものは二度と戻らないから、俺達はこうして喪わないよう生きている…!! 」
Heart trapped in a cold carriage
「 怨嗟こそ、憎悪こそ、悪意こそが人の本質―――
拒んで、何になると言うのだ?来る終末の日さえも認めないというのか? 」
Still, blood is rushing giving a clear message
「 もう俺に殺意は必要ない、もう俺に悔いるだけの過去は必要ない…
お前に定められるだけの運命も、必要ない。 」
「 お前に残ったものなど、何もなかっただろう
お前が守りたいものなど、何一つなかっただろう――! 」
It's the craziest situation
「 お前がそこまでして、守りたいものは―――大切なものは何だというのだ―――!! 」
But I'm full of ammunition
「 俺達"人間"に、大切じゃないものはない。今を生きるこの瞬間を、必死に守ろうと戦い続けているんだ。 」
Steel
Save
Flyer
「 これは過去との決別だ―――俺は今、お前を越えてゆく。 」
終わってしまったはずの
「 ああそうだ、これこそが生きる証、俺の求めた『約束<コタエ>』への標! 」
この火はまだ灯せるか
「 俺は今、どうしようもなく楽しい。
俺は今まで、数多の運命という名前の鎖に縛られ、約束の果ても見えず、苦しみ続けていた…。 」
奇跡が生んだこの惑星の片隅でまた
「 だが、こうして剣<オマエ>と語り合って
俺が見つけた答えが間違いでない事を確信した! 」
Strive to be reborn
「 宿命など、最早どうだっていい
剣戟という名の刹那に賭ける剣<ジンセイ>こそが俺の全てだと!! 」
変えられる未来があるはずさ
「 …生きることが、辛いと感じることもたくさんあったわ。
でも、人や刀…たくさんの出会いの中で、一人では得られなかった多くのものを手に入れることが出来た。 」
君が僕の名前を呼ぶのならば
「 たとえ、誰にも、運命にも認めてもらえなくたって…
たった一人が認めてくれただけで、"それ"は確かなものになる。
「 貴方の存在を肯定した人 」がいた様に、私も貴方の剣を肯定するわ。 」
「 ああ…そうだ、俺はたった一人―――
ただ一人に認めてもらえるだけで、こんなにも救われたんだ。 」
手を貸そう
I'm a fighter 屠る理由を探すな
「 終わりがあるから、あるからこそ、思い出は、生き物は、人は、その終わりまでに、輝こうとあれる!! 」
ためらうことなく進んだ先で
「 心や思い出は強くない、それは俺だって思い知った、一度と言わず、何度だって、俺は『生きる意味』も、『待っている』という事も疑った… 」
やがて気づくだろう 与えられた使命に
「 『生かされている』、そうさ、俺は今までそんな不確かなものに、縋り付いて、生かされてきた…! 」
戦場へ The only way you can live
「 いいよ、どうせ皆最期はそこへ行ける、どうせ最期は一緒になる。
それを望むなら――苦痛も無く消え果てなさい 」
「 「 生きて 」と言われた…俺はそれを寿命が続く限り果たす 」
失うことで初めて知った その暖かさを
「 ああ、失った、俺は霞を失ったさ、だがな、俺は再び霞に会った、会って、ようやくわかったんだ…! 」
「 霞は、ずっと、待ってくれている、ずっと、信じ続けてくれている…
だから俺は、霞の待つ『終わり』に辿り着くまで、輝く! 」
「 …忘れても、思い出す、何度だって、思い出すんだ
そう、何度でも、そうすれば、決してずっと無くなる訳では、ない。 」
「ねぇねぇ」
「何だ?」
「何でもなーいっ!」
「……そうか」
「 …生憎だが俺は英雄じゃない、でも…だからこそだ。
俺は"戦いこそが己の存在意義"と道を見つけた―――
この刹那にこそ俺は、生きている。 」
「 絶望も、後悔も、懺悔さえも既に過ぎ去った。 」
「 …その輪廻の果てに俺の終焉が待つならば―――
俺は、己の死さえも斬り伏せる!! 」
「 例え過去が何を思おうと―――俺は今ここにいる。俺の物語はまだ終わらない。 」
「 輪廻という鳥籠に捕らわれた小鳥は、常に外の世界を夢見ている。 」
翼の折れた鳥が あの青い大空に憧れるように
「 俺は輪廻の外側で、俺が『そこにある』事を望む、
たった一人の存在が今も俺を想ってくれていると知った。 」
夢を見るように
「 俺は囚われの小鳥ではない。
外より願いを受けてこの世界に留まる、ふたつの渡り鳥だ。 」
何のために生まれてきたか
「 渡り鳥は地に臥さない―――何故なら、俺は一人ではない。
俺はずっと気づいていないだけだった、俺を見守っている存在に―――!! 」
誰を守り 誰を傷つけるのか
「 ―――ああ、俺はまた。……俺は、またお前に護られたんだな。
…そうだ、俺の物語の始まりは―――俺だけじゃなかった。 」
星は黙したまま命を燃やす
私は―――私はずっと、あなたに護られてばかりでいたから、今こうやって……
あなたを護れたのが、何よりも嬉しいよ。
「 ―――行こう。俺達の物語と、お前の物語の―――決着を、つける時だ!! 」
I'm a flyer 生きる意味を探すな
「…「 楽しい 」…か…よもや自分さえも、"そう"感じる時がこようとは…――――
ま っ た く 皮 肉 な こ と だ ! ! ! 」
留まることなく叶えた先で
「 「 物語に生きる 」 …考えたこともなかった。
俺が生み出した生命が、こうして物語を紡ぎ出していくなど――― 」
やがて辿り着く そこで死を迎えよう
「 もう、止まらない…一度走り出した物語は―――
俺達でも観測できない"エンディング"まで―――誰もが待ち望むその瞬間まで!
終わりなんてしない!! 」
戦場へ The only way I can live
「 俺ですら創ることを成し得なかった"新たな物語"の可能性…
お前は、その続きを描いてくれるのか。 」
「 物語は 一人で終わらせられるものではない、そしてそれは―――
一人ではなく、"独りでに"描かれてゆく。 」
闘うことで生まれた 僕はただ
「 いいや、終わらせてやる…ッ…!今まで幾度となくそうしてきたように…
――― 俺《 作者 》がこの物語に終止符を打つッ!!!! 」
ただ
「 ならばその終焉の輪廻さえも、俺達が越えてみせよう!! 」
星のように
「 色々あったみたいだけど…ずっと生きていたんだね、私は嬉しい… 」
「 生きていたさ…ずっと、言われたとおりに希望を捨てずにこの時を…再開を待ち望んでいた…。 」
最期まで
「 私は、今までも…これからもずっと…あなたを、見守っているよ…だから悲しまないで…AS。 」
燃えてみせよう
これは―――"俺の"物語じゃあない…
"俺達の"物語
"――― 真・九刀流最終奥義 ―――"
「 …次に会うのは、俺が約束を終えてから…だな。 」
「 うん…約束、だよ…? 」
――― 俺は今を確かに生きている、だから見守っていてくれ ―――