概要
単体にして群体、複数の生物の能力を有し存在するだけで生態系、人類を脅かす生物的脅威
神や天上の存在と言ったオカルティズムに属さず、地上に生存する種でありながらにして生態系の頂点を極めると推測される
畏敬を込めて【超生物】と生物学者に言わしめた存在
栄養源は『血液』。この特徴から『吸血鬼』に酷似しており、『吸血鬼』から突然変異したものではないかという声も上がっている
ただし彼、彼女らは人間の血液の限りではなく、生物の血液、果ては果汁などでも生命活動の維持が可能であることを裏付ける情報も上がっている
【森の国】?の分島、『第四区画』において、数万年前に『農業』に近い形で植物を栽培していた痕跡があり、
その中心部に女性型クリシスの化石が発見されたためである
参考資料は個体【ギウス】の戦闘データのみ。
身体能力に関しては戦闘民族の最高水準に追随する。加えて不死に近い再生能力、いかなる環境下においても適応する生存能力を備える
その脅威生は人智を凌駕し、ただあるだけで地上の生命体を脅かす危険性があるとされる為、
存在を補足次第『特SSSレートエネミー』と定め、いかなる攻撃手段も超法規的に許容し、
これを討伐するよう世界政府は定めている
またクリシスの情報は一般に共有されていない。クリシスの情報を保有している場合、政府機関と関係を持つか、秘匿情報に干渉したテロリストor要警戒人物ということになる
生物としての特徴
無し。非常に高い生存能力を有し、一個体として完結、進化し続ける生物に子孫を残す必要無し
個体数の像滅はなく愛を育む必要性もなく、万が一個体としての死滅の可能性を迎えても細胞片を卵として残すことで何度でも再生する
個体の造形として『人間の男性・女性に似通った造形』にはなるが、これは個体としての個性でしかなく厳密には性別の概念がない
姿形も『個体のアイデンテティ』でしかなく、上位種ともなれば己が気に入った造形に自らを変化させることが可能らしい
全身を未知の物質で構成される水晶で覆う能力
クリシスはこの水晶で構成された繭の中で最低1000年単位の睡眠をとり、以降睡眠を必要としない
少なくともギウスはこの繭から復帰してからは一度も睡眠をとっていない
強度は核シェルターを遥かに凌駕し、異能の類に属さない現代兵器では破壊は不可能(異能の類で破壊できる可能性はある)
部分的に硬質化させる要領でこの水晶を生成し防衛機能に転ずる術を有する
ギウスは脳の【40%】を使用できたとされる
アインシュタインの唱えるところからすると人の脳の使用率は【10%】
彼の特異能力、体質は、ある種の生命が持つ潜在能力を最大限に引き出した結果と推測される
この星で発生しうる自然現象を発生させる力を持つ
その程度は個体によって異なり、得手とする現象も個体によって異なる
現在判明している個体、ギウスは雷雲を呼び寄せることを可能とした
個体
ギウス
クリシスの実在そのものを疑われたが、50年前にその生物は地上に出現する
名を『ギウス』。【森の国】にてある種の人為的な策謀により化石より復帰、地上での生命活動を再開
このギウスは明確な『人型』であり高い知能を有した。種そのものの特性なのか、ギウスが異質であったのかは定かではない
高圧の電流を体内に内包し、黒い頭髪は雷雲が如く常に電磁波を放っていたとされる
呼吸のみで周囲の生物から生命力を奪い吸収する体質であるためただそこに存在するのみで生態系に影響を及ぼした
さらには『ギウス』の個体としての特性なのか、彼は非常に好戦的で人類生活領域に出現しては悪戯に民間人を殺害し、軍隊をおびき寄せては殺戮を繰り返した
これを『
とあるマイテイ人』とそれに与するPMCの協力、そして機転によって撃退に成功
ただし激戦の末、ギウスの生命活動を止めることは叶わず、
カオス界の『引力』を部分的に逆流させることによってワームホールに放り込み、虚数空間へ追放することでことなきを得たようである
後述のメナス曰く『犬以下』とされており、おそらくクリシスのカースト内では最低ランクに割り振られている
メナス
小柄な女性型のクリシス。能力詳細不明
亜空間より回帰した『ギウス』を『敗者に相応しくないあり様』と侮蔑し『指先』で抹消した、
おそらくはクリシスにおいて『頂点』に君臨する存在
人類に対しては比較的友好的である節が見られ、自身の呼吸器官を調整し周囲の生物から生命エネルギーを吸収しないようにし、
ギウス抹消時も最低限の攻撃で一撃の元葬り、その余波が及んでいないか確認するなど周囲への配慮がある
それどころかギウスを一度亜空間へ葬った
マイテイ人やその他を褒め称えるなどの好意すら見せる
しかし彼女の人間に対する価値観は『愛玩動物へ向ける』それであり、『無価値』『私の愛した人ではない』と評価した者達へは非戦闘員問わず殺意を向け、
これを阻止するべく
マイテイ人を含む民間の戦闘員や
政府軍が挑みかかったが『大敗』
彼女はこの行動を『勇気ある行為』と褒め称え、『君たちの代わりに指定した人間一人を殺す、お前が決めろ』と交渉を持ちかけた
為すすべなく『マイクロフト・ヴァン・シュタイン』という人物の名を『
PMC社長』が告げると、彼女は満足したように微笑みその場を去る
以降、その姿は確認されていない
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最終更新:2023年02月10日 22:46