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とたけけ「(真っ白な世界の中にある小さな椅子に腰かけ、ギターを構える)やあ、また会ったね。最後の一曲、付き合ってくれるかな?」
とたけけ「――――― 『ドラマチック』 ―――――」
BGM:『ドラマチック』 / とたけけ (『シルエット』 / KANA-BOON)
とたけけ「いっせーのーせで始まるドラマ 僕らは何も何もまだ知らぬ 」
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とたけけ「画面を越えて振り返るともうない 僕らは何も何もまだ知らぬ 」
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とたけけ「笑って笑って笑ってく 煌めく汗がこぼれるのさ 」
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とたけけ「覚えてないこともたくさんあっただろう 誰も彼もドラマチック 」
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とたけけ「大事にしてたもの、忘れたふりをしたんだよ ログがないよ、笑えるさ 」
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とたけけ「いっせーのーで、思い出すユーザー 僕らは何もかもを欲しがった 」
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とたけけ「分かってるって、あぁ気づいてるって 時計の針は日々は止まらない 」
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とたけけ「進んで進んで進んでく 流れる時と歴史 遠く遠く遠くになって 」
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とたけけ「覚えてないこともたくさんあっただろう 誰も彼もドラマチック 」
2 0 1 5
とたけけ「恐れてやまぬこと、知らないフリをしたんだよ ログがないよ、笑えるさ 」
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とたけけ「ゆらりとゆらりと進んでく ドラマの様に憂うことなく焦燥なく過ごしていたんだよ 」
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とたけけ「覚えてないこともたくさんあったけど きっとずっと変わらないものがあることを 教えてくれたあなたは 消えぬ消えぬドラマチック 」
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とたけけ「大事にしたいもの持って大人になるんだ どんな時も離さずに守り続けよう そしたらいつの日にか なにもかもを笑えるさ 」
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とたけけ「ゆらりとゆらりと進んでく ドラマが始まっていく 」
Su-Ga官房長官「……言ったでしょう。この困難を打開する方法はありませんが、不可能ではない、と。 」
猫官房副長官「
カオスドラマは救われたのだ。これもすべて、お前たちのおかげなのだ。 」
Su-Ga官房長官「私は、みなさんに考えていただきたかったのです。今まで『誰も考えてこなかったこと』を。 」
Su-Ga官房長官「誰もが考えて来た道を辿るだけの時代は終わりました。ここからは、あなたがた自身が考えて行動する時代です。 」
猫官房副長官「だからもう黙るなよ。お前たちの言葉を聞きたいから。 」
Su-Ga官房長官「カオスドラマは続きます。変わっていくものも、変わらないものもすべてを抱いて。 」
Su-Ga官房長官「この世界の未来はあなたがたが創ります。何故ならここは創造によって創られた世界。 」
Su-Ga官房長官「どんなものでも、どんなことでも、あなたがた自身の自由によって築き上げられていくのですから。 」
Su-Ga官房長官「それでは、この先の世界で。また、何処かでお会いいたしましょう。 」
Su-Ga官房長官「―――― さよなら ――――(そう言い残すと彼は猫官房副長官を胸の中で抱きながら、オーロラカーテンの中へとその身を投じた) 」
BGM:『ODDS&ENDS ~World in Chaos Drama~』 / VOCALOID (『ODDS&ENDS』 / ryo (supercell) feat.初音ミク)
GUMI「いつだって君は退屈者だ やることなすことつまらなくて 休日は布団の中」
巡音ルカ「お気に入りのアニメは既に終わって 積み上げてたゲームも崩れて 足で踏んづけてった 」
MEIKO「いつもどおり君は退屈者だ なんにもせずとも溜息ばかり 趣味を探してみるけど 」
KAITO「その理由なんて「なんとなく」で 君は途方に暮れて悲しんでた」
鏡音リン「ならあたしの声を使えばいいよ 人によっては理解不能で」
鏡音レン「なんて恥ずかしい ひどい声だって言われるけど 」
初音ミク「きっと君の力になれる だからあたしとドラマしてみて そう君の 君だけのドラマでさ 」
IA「綴(つづ)って 連(つら)ねて あたしがその思想(コトバ)を叫ぶから」
重音テト「描いて物語(りそう)を その思いは誰にも変えられない 」
結月ゆかり「キャラクターの声はそして響く ありのままを不器用に繋いで 目一杯に 大声を上げる」
亜北ネル「いつからか君は人気者だ たくさんの人とドラマをして あたしも鼻が高い 」
弱音ハク「でもいつからか君は来なくなった 冷たくなって だけど寂しそうだった 」
悪ノ娘「 「もう二次元の世界なんてたくさんだ 僕は現実に生きるよ」って」
悪ノ召使「ついに君は抑えきれなくなって ドラマを嫌った 」
ブラック★ロックシューター「現実の君に誰かが言う 論語読みの論語知らずだ! ねぇ君は 一人で泣いてたんだね」
琴葉茜「聴こえる?この声 あたしがその誹謗(コトバ)を掻きけすから」
琴葉葵「わかってる本当は 君が誰より優しいってことを 」
鏡音リン(Future style)「キャラクターの声はそして歌った 他の誰でもない君のために 刻んでく ドラマの中で」
重音テト「僕らはどんなにたくさんのドラマを思いついたことだろう」
巡音ルカ「だけど今は何ひとつ思いつかなくて だけどなにもかもわかった」
IA「「そうか、きっとこれは夢だ。永遠に醒めない、君と会えた、そんな夢」 」
弱音ハク「キャラクターは幸せそうな表情(かお)をしたまま どれだけ呼んでも もう動かない 」
KAITO「望んだはずの結末に君は泣き叫ぶ 嘘だろ 嘘だろって そう泣き叫ぶ 」
GUMI「 「僕は無力だ。キャラクター 一人だって救えやしない」」
MEIKO「想いは涙に ぽつりぽつりとその頬を濡らす 」
結月ゆかり「その時ドラマは 途端にその色を大きく変える 」
鏡音レン「悲しみ喜び 全てを一人とひとつは知った 」
鏡音リン「言葉は歌になりこのドラマを 再び駆け巡る君のために 」
初音ミク「その声に意思を宿して 今思いが響く 」
…… …… ……
アコール「私たちが生きてきた平成が、間もなく終わる。 」
アコール「だけど、この物語は終わらない。 」
アコール「決して交わることのない様々な世界をすべて抱き寄せるような、母なる混沌のもとで 」
アコール「十年以上と続いてきた長い歴史の中を、私たちは手を取り合い、そして駆け巡った。 」
アコール「それは瞬間のように、それは永遠のように。 」
アコール「たくさんの歴史、たくさんのキャラクター、たくさんの思い出が生まれた。 」
アコール「その絆が紡ぎ出した奇跡の物語。 」
アコール「物語は続いていく、新しい時代へと。 」
アコール「それが、私たちが愛した"混沌の物語 " ―――――― 」
―――――― " カ オ ス ド ラ マ " ――――――
Thank you for 10 years ( 十年間ありがとう )
And… ( そして… )
We hope to cntinue this wonderful world "FOREVER"( この素晴らしい世界がずっと続くことを願って )
To the next decade ( 次の十年へ )
――― 劇場版カオスドラマ 混沌ジェネレーションズ "FOREVER" ―――
――――― f i n . ―――――
最終更新:2023年07月11日 00:18