セルド「……えっとー」
(↑ラノベ系群像劇アクション)
イナ「あー…………」
(↑ヤング系
ダークストーリー)
アオ「……と、とりあえず座る?」
(↑週刊少年系バトルアクション)
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イナ「それで?」
セルド「俺たちどうして集められたんだ?」
セルド「知らない人が突然迎えに来て驚いたぞ」
アオ「いやぁ…ドラマの中ではほとんど会わないメンツだからさ」
アオ「同じ事務所なんだしたまにはこうして親睦を深めるのもいいんじゃないかな?」
イナ「へぇ、意外と考えてんだ」
セルド「変に気を使わせちゃったか、ありがとな」
アオ「って折原さんが言ってた」
イナ「帰るわ」
セルド「ああ」
アオ「ですよねー^^」(うざや嫌われてて嬉しい)
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アオ「タイプは違うけど、俺たち一応主役ポジを一回は頂いてるんだよね」
セルド「まったくありがたい話だ」
イナ「まぁな。でもオレのドラマはキツいぞ」
アオ「普通にヒロインやってそうな見た目なのにねー」
セルド「だよなぁ、案外モテたりするんじゃないのか?」
イナ「関係ねぇよぶちころがすぞ(´・ω・`)」
イナ「物語が重くて鬱になるってハナシだよ」
アオ「今ストーリーどの辺なの?」
イナ「家族が惨殺されて大勢の不良にボコボコにされた上に変な病気発症して友達や母親がアレな映像見せられて人殺しになっちゃって新敵登場したところ」
セルド「なんだその壮絶な人生は…!」
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イナ「このままダークヒロイン極めてやるぜ」
セルド「ノリノリだな…」
アオ「さては隠れMッ!!」
イナ「おめーだよ」
イナ「まぁオレはこういう展開嫌いじゃねーけど、物語の重さで言ったらセルドは良いよな」
セルド「え?俺?」
アオ「あー。確かに日常回かなり多いもんね」
セルド「その節は好き放題やらせて頂きました」
イナ「こいつ根っからキチガイなのか狙ってやってんのかわかんねーんだよな」
アオ「わりと天然っぽい」
セルド「どっちに転んでも酷い言い様だな…」
セルド「それと日常回ばかりって言うけどな、俺だって只じゃ済まないんだぞ」
イナ「女の子と仲良くなったり?」
アオ「弁当屋で働いたり?」
セルド「悪いかよ楽しいんだよ。一応もうじきしたら戦闘まで始まるんだからな」
イナ「まだちゃんとした実力を見せてねーけど、ちゃんと強いのかよお前」
アオ「あーそれなんだけど聞くところによるとわんぶれら事務所の中じゃ一番つよ」
セルド「シーッ!」
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イナ「で?アオは今どういう展開なんだよ」
アオ「ゾンビの群れから逃げ切ったところかな」
アオ「まぁ……ちょっと色々あって友達が心配なんだよね」
セルド「あー、一時期大々的なニュースになったよな。俺も避難した」
イナ「ひ、ひなんとかマジありえねーしオレはつよいからずっと家にいたし」(震え声)
朔「イナってばなぁ、何重にもバリケード作って騒動が終わった後に片すの大変だったんだよ」
アオ「ふーん^^」
セルド「ほーん^^」
イナ「すんませんここカットで」(竹刀構え)
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アオ「まぁひとまず近況は置いといて、皆セリフ回しとかどうしてるの?」
セルド「セリフ回しか、キャラとしても物語を盛り上げるためにも重要だよな」
イナ「オレ結構汚い言葉ばっか使ってる」
アオ「へえ、どんな?」
イナ「『テメーだけは絶対に殺す!』とか『この下衆野郎が…!』みたいな」
セルド「年頃の娘が使う言葉か!今すぐ直せ!!社会に出て苦労するぞ!!」
アオ「こういうドラマだしキャラだから!仕方ないんじゃないの!ねえ!」
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イナ「そういうお前らはどうなんだよ」
イナ「王道っぽいし王道っぽいセリフか?」
アオ「まぁそうだねー、『世界は俺が守る!』とか『守りたい人がいるんだ!』って感じ」
イナ「なんか言いそうな顔してるわ」
セルド「俺はー……えーっと…」
セルド「………」
セルド「『グースカピー!!スヤスヤ!!!!Zzz!!!!!寝てる!!!!スヤスヤ!!!!!グーグー!!!!!グガー!!!!グーグー!!!!!グースカピー!!起きてるわけがない!!!スヤスヤ!!就寝ガチ勢!!!!ハンパないレム睡眠!!!ノンレム睡眠!!!!ヤバい寝てる!!!!グースカピー!!』」
セルド「…って感じ、かな」
イナ「えぇ……」
アオ「うわぁ……」
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イナ「はぁ、それにしても遂にヤっちまったなぁ…」
アオ「何か大きな進展でもあったの?」
イナ「だいぶ前なんだけど、初めて人を殺めちまって……」
イナ「すげぇショックでしばらく食べ物も喉を通らなかった」
イナ「オレももうこっち側かぁ…って」
アオ「あぁ…そう……」(数々のドラマで数え切れないほど経験あり)
セルド「そ、そうか……」(故郷の戦争で経験あり)
イナ「はぁぁぁぁ………」
アオ・セルド「(ピュアすぎる……)」
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アオ「ま、まぁ元気出しなよ。ダークヒロイン極めるんでしょ?」
セルド「そうだぞイナ、何よりそんな顔は似合わなイナ」
イナ「んーーーーー0点!!!!!」
アオ「この間まさに0.03秒である!!」
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イナ「完全に言いたかっただけだろ……」
セルド「悪い悪い、ついな」
アオ「さすが日常ドラマ出身…」
イナ「日常ドラマといえば、なんか料理が上手いらしいじゃねーか」
アオ「ビクッ」
セルド「ああ、まぁな。……アオ?」
アオ「いや、今朝食べてきた真っ黒な玉子焼きを思い出して……」
イナ「ハハッ、なんだよ大袈裟に。ちょっと焦がしただけだろ?」
アオ「昔撮った写真があるけど見る?」(真顔)
セルド「何もそこまで深刻な顔になるほどじゃ…どれ、見せてみな」
アオ「ペラ」
イナ「Oh……」
セルド「これは逆に才能があるな…」
アオ「数年食べ続けるとこれ無しじゃ生きられない体になるよ」
セルド「ご自愛ください!」
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イナ「そんなこんなでもういい時間だな」
アオ「あ、もうそんな時間だっけ」
セルド「少し名残惜しいな」
アオ「うん、ゆっくり話したこと無かったから楽しかったよ」
イナ「だな。また機会があれば集まろうぜ」
セルド「皆揃って生きてたらな」
アオ「不吉なこと言わないで…それじゃあ行くよ」
イナ「ああ、そんじゃあオレも」
セルド「元気でな、今度集まるときには食事を振る舞うよ」
レナリオ「ちくわ大明神」
アオ「あはは、楽しみだね。それじゃ、またいつか絶対に揃って集まろう!」
セルド「じゃあな!」
イナ「(死亡フラグびんびんじゃねーのこれ)」
イナ「待て誰だ今の」
終わり
最終更新:2024年04月11日 02:32