←──To Be Continued…
慰月「・・・あ、冷たい・・・。(覆面の男が既に動かない事に気付く)・・・一体、何が目的で、・・・何故、毒を・・・? 」
覆面の男「(地に付したまままま動く気配はなく冷たくなっており、僅かに外れた覆面の隙間から微かに中年男性の顔が見える 」
慰月「だ、大丈夫!それよりこの人・・・毒にやられてるみたいで・・・!(先程まで敵だった者ですら、事が終わればすぐその身を案じる) 」
森ノ宮「な、ナイスフォロー……腕に一発貰っただけだ、俺は大丈夫、だが……(覆面の男を見)想像以上に厄介だぜ、これ…… 」
Alvis「(なん………なんなんだ?何が………起きて………}………イツキ大丈夫?怪我はな………槭!?セナ、ミエーまで………!? 」
槭「(キィィ…ン)……!(今の感覚……こいつは……)……死んじまった……の、か? 」
慰月「わっ!・・・血・・・?(吐血に驚き咄嗟に飛びのき、吐き出された血を凝視する)・・・ちょっと、毒が混じってる・・・? 」
覆面の男「ッ………!(反撃に転じようとするが間に合わずベレッタを破壊され首筋を冷や汗が伝い、直ぐ様ナイフへと持ち帰るが花瓶に弾かれ完全に丸腰に、そして}………ッ!?ゴプッ………ガ………アアッ………!(そんな………もう限界だと胃のか………私がここで終わったら誰が………!誰が彼女を助けられ………}………グチャッ………(含めんから吐血を溢れさせ膝を付き、血に崩れ落ちる」 」
槭「(美影の前に出た瀬那をチラと見て少し笑む)その少しの勇気……それを見せてもらえただけでも、より護らなきゃって気持ちにさせてくれるよ……(集中は切らすな……慰月が上手くやってくれればいいが……) 」
笠間「(手近な花瓶を覆面の男に投げつけ)外してんじゃねーよバーカ!射撃得意っつってたじゃねーすか!(森ノ宮の足を引き摺り、部屋内に回収) 」
瀬那「探偵さんッ!!?(声が上ずる) 『力』を持ってる…!?そりゃ一体どういう―――あ、あぁ…信じるかんな、槭…!!(足の震えが止まらず、美影の半歩前へ出る) 」
慰月「取ったッ!(圧倒的近距離で、変質させた右手のコンバットナイフでベレッタを破壊しにかかる) 」
覆面の男「(毒薬を飲まされてから何かがおかしいとは思っていたが………まさか』行ける………私は。殺れるッ!!(止めと言わんばかりに森ん宮に向かって引き金を引こうとするが意識の外だった慰月に突っ込まれ床に倒れ込み隙が生じる}くぁ………ゥ 」
槭「ふーっ……ふー……っ……(大して動いていないのに肩で息をしている)瀬那、美影…動くなよ……(瀬那達の前に立ち、攻撃を逸らすことだけに集中する)(…近づくのはまずい、いくら読めても身体がついて行かない……) 」
麗奈「ちが、違うんです………彼、だって彼………銃なんて使う必要のない『力』を持っているはずなのにそれを使わない筈が………! 」
ヒロ「月岡ではない…?だとしたらもしかして…”魔女”の差し金…とかだったり…?(麗奈に) 」
森ノ宮「げっ、この距離で外…避けた!?やべっ…(ローリングで回避行動を取り、細かく狙わずに拳銃を連射するが、被弾) があ゛っ!?くそっ… 」
慰月「出来る限り相手の攻撃だけが届く距離は、避けないとね・・・!(姿勢を低くしながら、ダッと駆け出して覆面の男に突っ込む) 」
瀬那「何突っ立ってんだよ、マジで死んじまうぞ?!……嘘だろ、気絶してんの……!?(どうしていいかわからなくなり、絶望が表情に浮かぶ)(しょ、召喚器!!あれは死のイメージを明確にするために使われるもの…今なら、召喚器無しでもペルソナが――――やっぱりダメだ、俺にはできっこねぇ…!) うわぁぁッ!!(銃声が響くと同時に金属音が鳴り、槭が弾道を逸らすてくれた事に気がつく) あ、あぁあ…っ! 」
リンデン「月岡ではない・・・・?(じゃあ一体、いや、一端戦闘専門に任せるか)ひとつ聞かせろ・・・・重要なことだ。(麗奈に) 」
Alvis「………強そうなマジ天もいたものだなぁ、かわいくて頼もしいだなんて(苦笑してモップを構え直す」 銃を持った奴がいるのは確かだな、距離に気を付けないと 」
槭「(上手く人が居ないところに逸らせるか……考えてる暇はない!)(キィィィンッ)見えたッ!そこぉッ!(抜刀して銃弾に触れ、瀬那と美影の居るところに飛んでくる銃弾の軌道を逸らす) 」
麗奈「………がう………(ドアが蹴破られた瞬間の記憶がフラッシュバックし瞳が揺れる)…あれは………違う………!月岡くん…じゃない! 」
覆面の男「………!(戦場慣れはしておらず重厚を向けられただけで足がすくむが)…ヒュンッ…… ………!?(縦断を無意識に目測で回避。詩文自信でも何が起きたんかわからず戸惑っているが構わず銃を構え直し………5発撃ち込む)… 」
慰月「大丈夫・・・力の使い方は、分かっているから・・・!(近接戦闘で使いやすいように右腕とコンバットナイフに変質させ、左手にデリンジャーを作り出す) 」
森ノ宮「お構い無しかよ…!(ドアごと倒れたのを確認し、倒れた覆面の男に一発発砲し、直後に素早くうつ伏せになり覆面の男の腕目掛け発砲) 」
ヒロ「月岡…あれ撃ったのが、月岡だっていうのか…?…とりあえず安静にしてなっ…と!(麗奈をベッドへ置いて寝かせる) 」
美影「ーー(背中を叩かれたにも関わらず、鳴り響いた銃声に逃げ場がないという絶望が限界まで達し、身を縮ませたまま気絶している) 」
槭「ニュータイプだってエスパーじゃないんだ、襲撃があるかどうかなんて寝てちゃ分かりませんよ!!(謎敬語)集中しろ……集中……!ここには、友達が居るんだっ……!!(キィィィ…ン) 」
Alvis「いや得意気なイツキン可愛いんだけど本当に大丈夫なの!?(震え)…あれ。今の声………聞いたような………? 」
瀬那「い、言われなくてもわかってるっつの!!ひいぃッ!?(覆面男の銃声に体をビクつかせる) 冗談、よせってマジ…!美影、オイしっかりしろって!(極度の恐怖に心臓が早鐘を打ち、美影の背中を若干強めに叩く) 」
リンデン「(麗奈の近くに駆け寄る)麗奈!!お前はぁ!!死んではいけない!!お前にはまだ!やらなければならないことが残ってるだろう!! 」
麗奈「(幸い急所は外れており出血も激しくはないが精神的ショックから目が虚ろになり血の気が引いていく)…嘘…なんで………月岡………くん……… 」
リンデン「なぁにをのんきに寝てんだニュータイプがぁあああああああ!!! 」
槭「( ˘ω˘)スヤァ… !!∑(゜ω゜)ビクンッ (難しい話でおねむだったが銃声で飛び起きる)なななな、何だ!?何だ!?(目を擦る)ダァンッ!(銃弾が頬を掠めて後ろの壁に着弾する)…………(硬直) 」
覆面の男「ッ………!(軍人が使用するような覆面を被った男が蹴破られたドアごと倒れローリングし廊下でベレッタを構え直して引き金を3回引く)ドンッドンッドンッ くそ…!やってやる、もう引き下がれない!何人だろうが殺してでも成し遂げてやる! 」
慰月「あははー・・・なんだか、また巻き込まれちゃったみたいだね・・・大丈夫、僕もやる時はやるんだからね!(ふんす) 」
ヒロ「…なんでこんなことに…!(麗奈を担ぎドアから遠ざける) 」
リンデン「おい学生二人・・・西部劇さながらのドンパチ見たくなけりゃ隠れてろ。(美影と瀬那に) 」
Alvis「えーと、月見浜の………!? 嘘………なにこれ笑い事じゃなくて本物のスニーキングミッション!? ありがとイツキン、でも、今ここめっちゃヤバイことになってそうなんだけど……… 」
笠間「えっ、と……き、救急車!あと、そうだ、止血!止血しないと! 」
美影「…そこんとこ、お互い分かってはいるけれど行動にできないって奴ね……(一つ、重いため息をついてただ机の角一点に視線を集中させていたところで)――ッ!!??(鳴り響く銃声に身を縮ませ、ガチガチと身を凍らせる) 」
慰月「あー・・・えっと、ね、アル君遅いなーって思ってね、ここら辺さ、探して回ってたんだー・・・えへへ。(照れくさそうにする)・・・?(銃声に振り返る) 」
リンデン「・・・ッ!!(護身用の回転式拳銃を懐からだし備える) 」
森ノ宮「……扉から離れろ!!(拳銃を抜き、ドアを蹴破りながら廊下に銃を向ける) 」
ヒロ「月岡?…月岡からってなんでこんなタイミングで…!?(銃声と血飛沫を見て)…おいっ!?(麗奈の方へ駆け寄る) 」
麗奈「(腹部から血が滲み膝を付いて口から血を流す)…………嘘… 」
瀬那「ん、誰から…アルか、って何やってんだアイツ…!?(汗)つか、ここもホテルだけど…いや、まさかな『ダンボ用意してっか? つか、どこのホテル?』 わかってるっつの、だって…なんか落ち着かねーじゃんか…(美影に) つ、月岡って、なんでこんなタイミングで…あっレーナさん、ちょっ待っ――――(銃声、血飛沫。あまりに急な出来事に言葉を失う) 」
リンデン「!!!?(ドアの方をカッと目を見開き注目) 」
ド ォ ン (銃声が児玉し、ドアに風穴が空いて血しぶきが枚散る)
笠間「え、えーっと…… で、出ます? 」
麗奈「月岡くん!?[目の色が変わり立ち上がり部屋にいる面々を見回し一度躊躇うが居ても立ってもいられなくなりドアに駆け寄る)……あの、今行きますから………!{そしてドアノブに触れ)… 」
美影「こら、緊張感持ってよ瀬那、真剣な話してるんだよ…(ケータイを弄っている訳ではないが、話の内容に覚束ず、両手を会わせたり擦ったりと落ち着いていない) 」
リンデン「(やはり月岡からか・・・くるだろうとは思っていた。だが、あまりにも情報の流れが速すぎる。まさか・・・・) 」
Alvis「暇だなーセナンゴにline送っとこ『今ホテルでスニーキングミッションなう』 ってのああああ!?いいイツキンいつの間にっていうかなんでここに!? 」
「 えーっとですね、成人男性なんですけど『月岡』という方からでして。お急ぎのようでしたよ? 」
笠間「……えーと、フロントさん?ごめんなさい、どちらさまからの電話ですか? 」
瀬那「…悪魔でも取り憑いてたんじゃねーか、って疑っちまうレベルだよな…(手持ち無沙汰になっておりスマートフォンを触りだす) 」
慰月「うーん、流石にこんな所にはいな・・・いと思っていたけど・・・。(ちょっと奥に進んだ辺りでAlvisを見つける、予想外だったらしくちょっと絶句している) 」
リンデン「(図星、だな。魔女と月岡はそういう関係で・・・そして、この女は・・・・いや、まだ確証はない。もう少し・・・・もう少しだ・・・。) 」
麗奈「(図星と言わんばかりに絶句し膝を抱えて首を横に降る)… で、電話…?いったい誰から……… 」
リンデン「(電話だと?・・・・このタイミングで?嫌な予感がするなぁ) 」
笠間「麗奈さーん、電話らしいっすよー、ちょっと待ってくださいねー 」
Alvis「なんだフロントさんか………うん、物陰から見えないけどそう言うならそうなんだよね(段ボールの後ろ 」
慰月「うーん・・・アル君、どこにいるのかな・・・。(ホテルの中を徘徊している) 」
リンデン「聞くな・・・か。じゃあ聞いてくれ。これはまだ仮説の段階だ。・・・・月岡君と魔女・・・仲が良かったんじゃないのか?もしくは、それ以上の関係、とか。 」
「 フロントです、双葉麗奈様はいらっしゃいますか? お電話を頂いているのですが 」
麗奈「聞かないでください…っ私、もう彼のことは忘れてしまいたいんです………だって覚えてたって意味が………っ はい………よく、よく知っています、好きな色も、好きな物も全部………全部……… 」
笠間「さっきから誰か来てるとは思ってましたけど…あれ、誰かルームサービス頼んだんすか?(扉の前に立ち)はい、どちら様でしょーかー 」
森ノ宮「(まあ、言えないよなぁ…)とりあえず、貴女は知っている…ということですね 」
リンデン「言いたくない、認めたくない。何を言いたくない?何を認めたくない?月岡君の・・・”何”を? 」
トン………トン………(静まり返っている客室にノックが物静か響く)
麗奈「………………(リンデンの言葉を聞きなんとか口を開こうとするが次第に瞳が涙で濡れて顔を覆い塞ぎ混む)わかって………ます……わかってはいるんです………!でも、でも言えません…認めたく…ありません………っ!っ 」
リンデン「俺にとって魔女だの呪いだのは今の所どうでもいい、それはおそらく、追追わかるだろうよ。ただ・・・どうも引っかかる。月岡君だ。アンタの話だと、彼は転校生で、”魔女”が消えた間もなく・・・クリスマスの日に突然川に身投げした。という情報しかない。・・・月岡君に関する細かな情報はないのか?なぜ彼はその手紙と同じものを残したのか、なぜ、魔女が消えて間もなくに身投げしたのか・・・・俺には不思議でならない。 」
Alvis「(室内に耳を傾けたまま待機)(足、音…?なんだろう、人が来てるのかな…なんかストーカーとかと間違われそうだし隠れた方がいいかな) 」
麗奈「………気になること………? (そういえばあの人地元に住んでるんだっけ、便りになる…か)) 」
瀬那「ぁー……(空気、重い…ま、当然だよナ……) 」
森ノ宮「(くる…笠間の学校に何か手掛かりがあるかもしれんな、後で調べさせるとして…) 」
リンデン「・・・少し、気になることがある。いいか?(麗奈に) 」
麗奈「(動かしっぱなしだった口を休め血染めの封筒に目をやったまま青ざめた顔で沈黙)……… 」
──Avenger 忘れるな、嘆きのクリスマスを 己の罪を告白しろ
麗奈「それは……(ヒロの言葉に対して俯いたまま返答できない) ……もし、も…ですよ、もしもその推測が正しかったら……────(風潮の血文字に目をやる) 」
森ノ宮「普通は、ね……ただもし生きているとすれば……姿をくらますのは難しくないでしょう、推測でしかありませんがね 」
Alvis「……(SGAが拠点を置いているにが
月見浜町?、しかも当時彼女が通っていた旧校舎か……何か関係があるのかな) 」
ヒロ「…ひでぇもんだぜ、違かったらその時に魔女だって言われた子はその時どう思ってたことか…(顔を上げずにつぶやく) 」
麗奈「(瀬那の様子を見て『自分が既に普通ではない状況下に居る』事を自覚する)……ええ、そうです…よね、生きてる筈が…… 」
森ノ宮「態々同級生達の目の前で……そうですね、普通の人間が流れの速い川に身投げして、生還するのはほぼ不可能でしょう。遺体が見つかって居ないとしてもね 」
瀬那「クリスマスに、同級生を集めて…!?(………こんなの、まるで映画じゃねーか。考えんのが怖ぇ、どうしてこんなことになっちまったんだよ…!)(それ以上は声を発さず、麗奈の発言を聞いている) 」
麗奈「本当に魔女だったのかという確証さえも、ありません… ええ、その消えた日から間も無く、『クリスマス』にわざわざ…私達同級生を集めて…(封筒を握る手が震える)…遺体も何も見つかっていません…ただその日は川の流れは激しかったから生きてるはずがないんぇす…生きてるはずが…! 」
森ノ宮「えっと、その、直後に? ……それで、彼はどうなったんです? 」
ピカチュウ?の中の人「…確信はきみにもつかない…ってことか(俯く) 」
麗奈その娘自身だったと…思いたいですね、当時は本当に悪いことばかり降りかかってきてたから私達も混乱していましたし…一部の生徒が判断したことでしたから… 月岡君という転校生が居たんです…その子が(先程の血染めの封筒を出して見せびらかす)……これと同じものを残して川へ…私達同期の目の前で身投げしたのです 」
森ノ宮「縁起が悪いから居ない物として扱う、ですか……そして自然に消えて行き…悲しむべき事、ですか? 」
ヒロ「……魔女ってのは、あれか?全員で適当に決めたのか、それともその娘が以前から呪われてたのか…どっちなんだ?(玲奈に) 」
瀬那「………(ゾッとし、複雑に苦い顔をして玲奈の言葉を待つ) 」
麗奈「ただ一つだけ……悲しむべき悲その消えた直後にありましたが… 」
麗奈「(目を伏せ頷く)……ええ、お察しの通り……──ただ、当時の学生たちはその娘の顔も名前も覚えていません…町十、もしかしたら世界中の誰もが忘れているのかもしれません……魔女を存在しない者のように扱い、一切関わらず口も聞かない、殺すことも生かすこともしないというのが儀式でしたから…『消えた』という認識しかありませんが ええ、それどころか今までの不幸が嘘のように消え、運が良かったとしか言いようのない事ばかり、何せそれからの10年で当時の町の面影がなくなるほど発展しましたからね 」
森ノ宮「魔女狩り、か……定員より一人多いなんて今や良くある話だと思ってましたが……その原因を消してから、今まで何もなかったんですよね? 」
瀬那「パンドラの箱、ってーと…絶対に開けてはいけないっていう箱だよな…それに、魔女って……そんで、そいつはやっぱり……(「死んだのか」と言えず、口ごもる) 」
麗奈「『呪い』ですよ…私達のクラスは定員より一人、生徒が多かったのです、その一人が振りまく呪い……それこそが私達が古来から恐れていた『パンドラの箱を持った魔女』なのだと、言い伝えtpられていまし 」
瀬那「……あ、ああ。そうだ、おじさんの言う通りだ…原因ってのは……っ!(固唾を呑み、玲奈の言葉を待つ) 」
森ノ宮「俺も月見浜に越してきたのは最近ですが、確かに一昔前は厳しい状態だったと聞きます……儀式については初耳ですが…一応聞きますが、原因、というのは、やっぱり… 」
美影「……(自らの声はあげず、ただその会議に耳を傾け、黒雲に覆われような暗い表情で下唇をかんで大人しくしている) 」
玲奈「…『幸福』になるためです、一言に幸福と言ってもそれは『不幸』を遠ざければいいという安易な物だったのかもしれませんが……当時月美浜は今のような発展は遂げていませんでした、度重なる自然災害や不況と言った負の連鎖、畑も耕せず漁船は次々と海へ姿を消し産業は衰退して行くばかり、古い情報に振り回されやすい私達地元の人間は伝統的な儀式で原因を摘み取る決定を下しました、これがそもそもの始まりだと思っています ええ、私も本気にしてませんでしたし冗談だと思っていたんですよ…本当に原因が消えるまでね 」
ヒロ「…死の宣告、子供じみたことのつもりでやっていたことで本当に人が…? 」
瀬那「……あんま、実感できねぇな。そんなヤバイことが起きてるなんて…この感じ、そう、おじさんが今言った怪談話のソレによく似てる(頭を掻く)………(話の続きを待つ) 」
森ノ宮「ああ、良くある怪談話の様な………その、動機というのは? 」
麗奈「ええ、確かに…まだ子供過ぎた私達は平気でそれを実行していた訳ですがね……(封筒に視線を注ぎ)…私達も冗談で済むと思ってたんですよ…たかだか生徒会が、いいや、土地に根深く残っていた取り決めに従っただけで本当に人が『消える』なんて 」
瀬那「そ、そんな物騒な言葉を、ねぇ…洒落で済めばいいんだけどナ…… 」
Alvis「(月美浜…? そういえばあいつらの拠点してたとこって確か……)……(ドアに頭をつけて聞き耳を立てる) 」
麗奈「(首を縦に振る)…そもそも無意識に『死の宣告』と言いましたが、これは私達10年前の月美浜高校卒業生達が、高校に在校していた時から使っていた言葉なんです…全く、今思えば笑えるぐらい子供染みた動機でしたが… 」
森ノ宮「昨日の六時……血の報いと死の宣告、ですか……続けてください 」
Alvis「(あれ…おかしいな、圏外になってる…? こんな都心で電波が通じないって筈ないのに)…しかたないな…部屋で携帯充電してそれから……────(玲奈達の居る部屋の前で足を止める) 」
── ホテル 客室内 ───
BGM :Painful Memories
Alvis「(
クリス?のブレードによる剣圧によって受けた傷から血が滲み雨に打たれながらホテルを見上げる)……もう終電も過ぎちゃった頃かな…電話借りて遅くなるとだけ伝えとこ 」
────東部 市街地 天候……『豪雨』
[
『 ────双葉 麗奈──── 』
携帯電話「不確定です。あなたはこれから毒が全身に回り死亡するまでに鍵、地図の所有者を『殺害して』それを手に入れなェレバなりません、制限時間はあなたの健康状態によって変動します。所有者は………… 」
ヘンリー「……即効性の猛毒じゃなかったのか、まぁいい…場所は 」
携帯電話「回答を承認致しました。最終試練に移行します。あなたはこれからヘレナさんの居場所を記した地図と鍵を手に入れてもらいます 」
ヘンリー「……────(便の蓋を開けて一気に飲み干す) 」
携帯電話「────………回答はYESかNOのみでお願い致します。それ以外は承諾できません 」
君は月岡冬記じゃないのか
ヘンリー「(だが………)一つだけ答えて欲しい…」
────正直なところ、どうして私と娘がこんな目に合わなければならないのか、考えた事もなかった……。娘を取り戻す、せめてもう一度だけでもいい、この腕で抱きしめてやりたい、ただそれしか考えてこなかった
ヘンリー「罪……(小瓶を拾い上げ中の銀色の液体を見つめる)
携帯電話「『YES』であればその小瓶の中の『毒』をその身に受け入れてください。それがあなた達の犯した罪の重みです 」
ヘンリー「(卓上に置かれた小瓶以外白一色の個室で、その個室の前に佇む)……… 」
────第四の試練です…愛する人のためにその命を投げ打つことができますか?
第一の試練では家と財産を失い、第二の試練では左手の指を全て自らの手で削ぎ落とし、第三の試練では人を撃ち殺した。『愛する人のためにできますか?』その問いかけに俺は行動で答え、人としての尊厳を失う。それでも親として、娘を取り戻すという義務は全うしなければならない
────やれることもやれない筈のことも、全てやってきた
対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。
最終更新:2025年01月21日 03:13