カオスファンタズマ Re:辺獄篇 第3区画 戦闘ログ①

.

警備隊ライダーA「――――報告!カーディナルゾーン第三区画に侵入者あり!対象は、"電子空間を食い破り"侵入してきたとのこと!現在、侵入者と交戦中!対象の活動は過激化しており、我々では手に負えな――――― ブ シ ャ ア ア ァ ァ ッ ! ! (耳元に手を当てながら何らかの報告を必死に行っていたのも束の間、その頭部が音もなく切り落とされ、赤い噴水を噴き出したながら宙へと舞い上がった) 」

警備隊ライダーB&C『こいつ…ッ、いったいなにものd――――ンギャアァァアアアアッ!!!( ブシィッツツツ!!!!! )(胴体の一部が一瞬で"食い破られ"―――) 粛正班《デバッガー》の増援はまだか!このままでは第四区画に侵入g――グェアァァアアアッ!!!( バ ズ ン ッ ! ! ! )(右肩から腰にかけて斜めに切り落とされ、遺体は乱雑に転がり出す)』

ルドゥラ(アンデッド・ゲーマー)「ふぅ……ふぅ……(まるで病人のように息遣いは荒く。口角らしき裂け目から滴る血を啜り、または嘗めとる気力もない。本能のままに食っているというよりも、身体の本調子を取り戻すためにひたすら、なんでもいいから栄養のあるものを平らげようと無理にかっ食らっているようでもあった)カァァァァ……(だが、それでもこの男は止まらない。目の前に映るものは斬り捨てなければ/食わなければ、収まらない)チャキ────バチン!!(乱雑に愛刀を鞘に納め、また次の獲物を探そうとフラフラとした足取りで彷徨う 」

たい焼き名人「――――まてぇーーーーーいッ!!!(そんな怪物の行く手を阻むように参上したのは、やはり、あの男!泣く子も黙る正義のヒーロー!僕らの!たい焼き名人だァーーーーーッ!!!!) 殺伐としたゲームに現れる男!俺の名は、「たい焼き名人」!!この前は取り逃がしたが、今度という今度こそ!貴様の悪行を野放しにはしないぞッ!!覚悟しろ!!!(ビシィ!と指差し決闘を申し出る暑苦しい男。しかし、そんな熱意や正義が目の前の怪物に通用することなどありはしない。ただ、空しく、沈黙が流れる……) 」

たい焼き名人「……………………………いや… もはや身分を隠す必要もないか。ここには俺とお前だけだからな。(たい焼き名人の声音が、いつになくシリアスな低トーンに落ち着く) 俺はお前に用があってこのゲームに参加した。お前に感づかれないように…こんなふざけた猿芝居までしてな。(パチンッ――――ガシャアァンッ!)(胸元のスイッチを入れると、全身を覆っていた黒い装甲が音を立ててキャストオフされる) 」

たい焼き名人 → 相川始「――――――――――― 『アンデッド』、お前を封印しに来た (その正体は、「相川始」。人間の姿をした、今のルドゥラと同じアンデッドと呼ばれる人間味の強い怪人であった) 」

ルドゥラ(アンデッド・ゲーマー)「あ゛あ゛……、お前も、俺の行く手を……阻むか……。(納刀したばかりの刀の柄に手を添えながら)…このゲームに参加してから……いいこと、なしだ。さっきから身体が痒い……無性に、そして……だるく、腹が減る。欲しいのだ。力以外の『欲求』がッ!! 」


ズチャ…ズチャアッ(ルドゥラを追うように、何か腐った肉が這いずるような音が食い破られた空間の中から響く)


相川始「……その様子…やはりアンデッドの力に呑まれかかっているか。辛うじて自我を保っているが…芯の強い男だ。案ずるな。俺はお前を殺しに来たわけじゃない。すぐに片を付けてやる。(自身の意思に呼応するように腰に顕現された変身ベルト「カリスラウザー」が装着される)ス―――――(そして、懐から取り出したチェンジマンティスのラウズカードを一枚取り出し、ベルトにスキャンしようとした、その時だった――――) 」

――――――― 困るなァ~…そういうことをされてもらっちゃあよォ~~~…!!(ダーティな声を張り上げる男性の声が、二人に待ったをかけるように姿を現す―――) 」

???「ガハ……ッ、ルドゥラさんそっちは駄目だ!!そっちには生身のッ……(煙と共に、ルドゥラを追うそれが転げ出る。不自然だ。先ほどまでの肉を引きずる音を立てていた張本人にしては、身なりが綺麗すぎる。血のような体液で服や顔を汚している程度の、ごく普通の少年がルドゥラを追うように現れる)……アンタ、普通の人間じゃない。今度は何だ? 」

ケケラ「――――― よおよお、お二人さん。邪魔するぜェ…!(二人の間に割って入るように颯爽と姿を現した謎の男。紺色のスーツに緑色のメッシュが入ったパーマヘアーをした、どこか胡散臭い風貌漂う男。丸みを帯びた態勢から、最初からポケットに突っ込んでいた両手を引き抜き、自身の存在を誇張するかの如く両腕を広げた) 封印なんて聞き捨てならねえなァ~…?困るんだよ、そういうことをされちゃあ。せっかくこのゲームで出会えた…―――――俺の『推し』なんだからよォ (始に向けられた下品な笑みから、そのぎらついた視線をルドゥラに向けたのだった) 」

相川始「………貴様…何者だ?(飄々とした態度で現れたケケラに警戒心を剥きだす) 」

ルドゥラ(アンデッド・ゲーマー)「……!(戦闘の空気になりかけていた時、ふたりの気配に彼の闘気はおさまりを見せる。ひとりは最近であった少年、らしき『生物』、そしてその次は)……グググググググ(ゆっくりとケケラの方に顔を向ける。『推し』という聞きなれない言葉に怪訝そうにしながらも、ケケラの内に秘める狂気に満ちたなにかを感じ取り)……なんの、ようだ?(振り絞るように声で威圧する) 」

ケケラ「お初にお目にかかる!俺のことはァ…『ケケラ』と呼んでくれ!時にはプランダラを支援するオーディエンスとして…またある時は、『推し』の活躍を面白おかしく見守るファンとして、このゲームを愉しいんでいた者だ!ッハハ…!会いたかったぜェ~?『 ルドゥラ・ヤマト 』…!俺はお前のことをずっと観ていたんだからなァ!このゲームが始まるよりもずっと前から…そう…あの日、『閃劇の舞台』で見せた「力」への揺るぎない固執!それを得るための圧倒的な強さ!俺はそんなお前に痺れたんだぜェ~!? 」

相川始「貴様の御託などどうでもいい。『こいつ』は俺が封印する。邪魔をするな。(ケケラに睨みを利かせる) 」

???「……ルドゥラさん、こんな奴らに耳を貸すことない!!好き勝手言いやがって……これ以上ここを進むとこいつらみたいなのがもっと寄って来る、あいつらを食いに戻…… 」

ケケラ「 スチャア――――― ッ ! (こちらに敵意を剥ける始に銃型デバイス「レーザーレイズライザー」の銃口を突き付ける)そいつァ…俺の台詞ってやつだ。やめてもらいたいなァ。『こいつ』ァ…"今"が最高に面白ェ状態なんだよ。わかるか?群れることもなく、ただ己が強くなるためだけに愚直に「力」を追い求め続ける!こいつの圧倒的な強さの由縁はそこにあるッ!だからこそだッ!!『ルドゥラ・ヤマト』ッ!!俺はお前が更に極まった姿を見てみてェんだよォ…!!なァ!? 」

相川始「……話にならん。邪魔をするというのなら…容赦はしない。 変身 (指に摘まんだままのラウズカードをカリスラウザーにスキャンする) 」

相川始 → 仮面ライダーカリス「  \ チェンジ /   (チェンジマンティスのラウズカードの力を宿し、その身が一瞬で変貌を遂げる。仮面ライダー「カリス」として――――)………俺は『 カリス 』。アンデッド…お前を封印する者だ。(弓型武器「カリスアロー」を手に戦闘態勢に入る) 」

ルドゥラ(アンデッド・ゲーマー)「小僧、嫌ならどこかで食ってろ……(変身者カリス、そして自身に有効とは程遠い狂喜的な眼差しを見せるケケラに)……面倒だ。俺がまとめて食ってやる!! 」

ケケラ「ハァ……だから困るんだよ… 漸く俺の『推し』が本物の"剣士"になるってんだからよ! (  \ KEKERA SET /  )(ブラックレイズライザーカードを、握られていたレーザーレイズライザーに装填) 」




ケケラ → プレミアムケケラ「 \ LASER ON / \ PREMIUM KEKERA LOADING / \ READY FIGHT / (トリガーを引き抜くと銃口から飛び出した暗緑色の禍々しいエネルギーが全身を覆い包み、蛙のような怪人態へと変貌を遂げたのだった) ッハハハ…!!これがゲームマスター様から頂戴したブラックカードの力か…!いいねェ~…!これなら『推し』とも遊べそうだァ!!なァ…ルドゥラ・ヤマトッ!!俺とも遊んでくれよ!最高のエンターテイメントにしようぜェ!?ギャハハハハッ!!! 」

???「ッ……突き放したって、俺がアンタのこと放っておけないことくらい知ってるだろ!!(着ていた服の腰部分を捲り上げる。そこには、焼き付くように巻かれたままのベルトが……注射器のような何かが静かに揺蕩うそれが見える。彼は、自身を人に押しとどめる意志を持って、それを押し込んだ) 」


.>> N・E・O <<


???→蒼い異形「―――退けッ!!(煙を伴い、まるで獣性を金属質の装甲で抑え込んだような異形にその身を変形させると共に……叩きつけるようにもう一発、追注入した薬液により、身体から形成した刃を構えた) 」

仮面ライダーカリス「 チ ャ キ リ ッ ―――――!(今まさに始まらんとする四つ巴の戦いに闘志を宿す) 」

プレイミアムケケラ「いいねェ~!大勢でやるファンミーティングも一興ってもんだ!さァ…やろうぜェ…?「ルドゥラ・ヤマト」を巡る最高のゲームをなァ!!! 」

ルドゥラ(アンデッド・ゲーマー)「俺の力の……いや、俺を満たすための、犠牲となれ────(静かな言葉が終わったと同時に、緩やかに鯉口が切られる。そこからのぞく刀身の光沢に混ざる殺意が、カリスとケケラに襲い掛かった) 」



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年05月13日 23:48