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――― ボロくさいアジト ―――
薄暗い夕闇が迫る中……サビだらけの非常階段を昇った先、その少しドアがひずんだ一室。
扉の隙間からは怪しい光が漏れ出し、世にも恐ろしい悪の組織のアジトがそこにはあった―――。
アクタ「クハハハハ!!!掃除だ掃除!オレは掃除機だ!!ういいいいいいんぶううううううん!!!(床に散乱した書類やガラクタを両腕でかき集め、ブルドーザーのようにがががーっと押して移動させる)ガラン!バタン!ガラガラガラァッ!!(押しやった先で積まれていた物品が耐えきれず、次々と様々な物がひっくり返り転がりぶつかっていた)クハハハハ!!賑やかな音だ!!物だって元気が一番だぞ!! 」
アクタ「よしよし……さすがはオレだ。スペースが出来たということは片付いてきたということだな(※片付いていない)クックックッ……!あとは連中を呼んで上映会をするのみ……!早速セラたちに連絡を―――(パサ、と足元に一枚の紙が落ちる)―――……ん?(拾い上げてぱたぱたと埃を払うと、その紙面には見覚えのある名前)……
カンカンの履歴書……ということはカンカンの履歴書ということか、これは……――――――(意識が過去へと引き戻されていく) 」
――― 過去回想・ボロくさいアジト ―――
カチャリ「―――ガラガラガラ……(換気のため、ボロアパートの窓を解放する)……参ったわね……これから大事な任務で一山当てに行こうってときに(作戦用にまとめていた荷物を一瞥し、視線をある一点へ向ける) 」
ローファ「ねーアクタ、だいじょうぶ~……?(心配そうに屈み込み、眉を八字に下げる)お水持ってこようか……?お熱のときっていちごミルクはダメなの? 」
アクタ「―――ゴホ、ゴッホ……!!(ボロ布をかけられたアクタは高熱にやられ、床に臥していた)お嬢、心配いらないぞ……武者震いで震えているだけだ。オレは武者だからな(ギザ歯を剥いていつもの笑みを浮かべ、親指を弱々しく立てる)本当に心配ない、行くぞカチャリ―――(ボロ布を取り払い立ち上がろうとし) 」
カチャリ「はいはい、寝てなさいってバカ \グエー!/ (起きようとするアクタをスチームテイルで押して寝かせる)もったいない……もったいないけど……残念、今回は見送りね。アクタの陽動は必須の作戦だったし……今手が空いてる団員もいないし―――(と、解放した窓のほうへふと視線を向ける) 」
ヒ ュ ォ ォ オ オ … ―――――― ッ (青空を写し取るだけの開放感のある窓。そこに、空の景色を遮る人影があった。いや、最初からそんなものはいなかったし、それなりの高所がある窓の縁に人影があるなど滅多にないはずである。だが、いる。そこに誰かが。太陽の光の逆光を浴びた人影が、徐々に彼らの視覚の認識情報に色を灯し始める―――)
カンフーガール?「 ジー… (―――と、肉声で凝視を表現している灰色髪の少女が、屈んだ姿勢で窓縁に土足でかけて一同を見つめていた。長い髪を二つに結び、全体的に黒いカジュアルなコーデを纏った少女が。口元を覆うのは不気味な笑みを表すギザ歯のデザインがあしらわれた黒いマスク。顔面の中で唯一曝け出された双眸だけが、三人の姿を見つめていた。それは敵意でも嘲笑でもない、ただ純粋無垢な少年少女が抱く好奇心の光を灯すかのように――――) 」
ローファ / カチャリ / アクタ「―――――………… ! ! ! (場に緊張が走り、一拍の空白が生まれる) 」
ローファ「わぁっ、かわい―――(カンフーガールを見て、声を弾ませてぱぁっと華やぐような笑顔を浮かべ―――) 」
アクタ「ウー……(デフォルメに青ざめた顔でうめき声) 」
カチャリ「大家さッッ大家さーーーーーん!!!不審者でーーーーーーす!!!大家さーーーーん!!!!!(ローファの言葉を遮り大迫真集中線) 」
カンフーガール?「 シー… (今度はマスク越しに口元に人差し指を添えて静寂を促す肉声を発し、三人の動揺を鎮めようとする) やー…ごめんねー…こんなところから土足で失礼しちゃって。バ先の帰り道にちょうど『昔の知り合い』がこの辺に住んでるって聞いて暇つぶしがてら歩いてたら騒がしそうな声が窓から聞こえちゃってさー…あはは……♪(後頭部を掻きむしりながら苦笑いを零す)……それにしても…まさか本当にこの辺にいたんだね~…―――――(黒いマスクに指先をかけてずりおろし、その素顔をついに曝け出す―――) 」
カンフーガール? → カンカン「 久しぶりだねぇ、『 アク兄 』 ♪ 」
アクタ「お前は―――……!!(自身を呼ぶ声に目を大きく見開いて息を呑み、ボロ布を押しのけてふらりと起き上がる)クハハッ……!驚いたぞ、久しぶりだな……少しガタイが良くなったか。すごい筋肉だ(高熱により覚束ない足取りで近づき、無遠慮にぺしぺしと叩く―――”テレビ”を。)めちゃくちゃ硬い。オレも負けていられないぞ(テレビに向かって話しかけながら) 」
カチャリ「いやそれテレビ!!!つーかテレビじゃなくても無遠慮に触ろうとすんな!失礼でしょーが!いいから寝てなさいって……!(汗 がーっとアクタに叱りつけ、彼の肩を持って再び床に寝かせる) 」
ローファ「へ~~…!アクタとお知り合いなんだ~……!(仲間の新たな一面と目の前の美少女にキラキラと目を輝かせながら)ねえねえ、昔の知り合いって?どういう関係なの?幼なじみとか~!?(興味津々といった風にカンカンに) 」
カンカン「アッハハハ♪こっちだよアク兄~w (こちらではなくテレビの方に意識を向けるアクタに対しケラケラと笑う) やー…ついさっきまで見ていたけど、風邪ひいてるん?重症で草 でもよかったじゃん!バカは風邪引かないっていうけど、もうアク兄はバカじゃないって証明されたしww mg(^д^)プギャーwwww(とかいいつつ指差しながら馬鹿にするような
小悪魔的表情で噴き出す) 」
カンカン「ん~~~~…?そうだねぇ~~~ん……どうだろう?幼馴染…というよりも割と最近?いや、数年前?とか?ウチら出身地とか別になぁんにも共通点とかないんだけど、昔ちょっと"タイマン"したことあるんだよー(しれっと室内へ入り込むや否やローファ目線で屈んで愛嬌のある仕草でシャドーボクシングしだす) 」
カンカン「あっ……やべ、いきなり割り込んできてごめんねぇ~!ウチ、『 甜 柑柑 』(テン カンカン)!365日24時間いつでもどこでもバイトバイトに明け暮れるバイト戦士だよ~ん♪んでもってそこで寝込んでるアク兄のお知合い。 シクヨロ、シクヨロ~♪ (気さくに両手を振ってご挨拶する) 」
アクタ「違う、風邪じゃない。武者震いだ(床に寝かされたまま真顔で)”重要な任務”を前にしてな、タマシ……魂?とかが昂りすぎて、体が勝手に熱を持っているだけだ(と言いながら明らかに風邪特有の悪寒に震えている)だから風邪による証明はされていないが……そうだぞオレはバカじゃない。これだけはハッキリさせておきたいぞ(説得力ゼロ。いくら煽られてもまったく動じずピンクのサングラスがキラリと光る) 」
ローファ「へぇ~~~……!タイマン……!(カンカンの愛嬌あるシャドーを食い入るようにじっと見つめ、キラキラした目を向けながら自身も動きを真似する)~~~かっこいい!過去に戦ったライバルとの再会ってドラマチック~……! よろしくね、カンカン!わたしはローファだよ、悪の組織―――
トロイメ団の団長っ!(得意そうにポーズを決めながら) 」
カチャリ「へえ、アクタとタイマン……(顎元に手をやり、彼の過去を想起しながら)ってちょちょちょ!団長、トロイメ団は外部には内緒にっ―――ってああ!!(汗 ローファを『団長』と呼んだ自分に頭を抱え)~~~……まいいわ、テン……カンカンさん、トロイメ団うんぬんはどうかご内密に……アタシはカチャリよ、よろしくね。ところで……(バイト戦士……)……バイト戦士って、報酬さえ払えばなんでも引き受けてくれるわけ?(腕を組んで思案顔を浮かべながらカンカンに) 」
カンカン「……!(頑なに症状を認めないアクタをからかうように静かに笑っていた最中、このような状況下でも肌身離さず着用していた彼のトレードマークとも言えるピンクのサングラスが、ふとした輝きの強調によってはじめて認識すると微かに眉を上げた)………「ソレ」……今でもずっと付けてんだね……(何処か呟くような落ち着いた声音を零す) 」
カンカン「……??悪の組織…?トロイメ団…?アッハ…♪なにそれ?wwちょーウケr…いやかっこよ!wwww ファっち(ローファ)のお遊びとかじゃなくマジな感じ?(笑) えっえっえっホントのホンマならなにしてんのかちょーーー気になるんですけど! うんうんっ、そうだよ~! ウチ、わけあってこういうバイトだけの生活ばかりしてるから、内容とかお給料とかよさげなら何でも引き受けちゃうよん♪ででっ、なにすんのなにすんの?(ふんふんと鼻息を吹かしながら食い入るようにトロイメ団の概要に興味を抱く) 」
アクタ「クハハッ……! 当然だ!(喉を鳴らし、いつもの笑い声。カンカンの言う『ソレ』がサングラスを指していることを察し、誇らしげにサングラスの縁を指先で軽く弾いてニィッとギザ歯を剥き出しにする)これはこのアクタにとって最重要の”戦化粧”だ。こいつを外すってことは―――……(と、一拍言葉に詰まり―――)……ま!そんなことは起きないがな!!クハハハッ゛ァ゛エホッゲホォ!!(デフォルメ顔で激しく咳き込む!) カンカンこそ、そいつはずっとつけていたか?(彼女の額にかけたサングラスを指しながら) 」
ローファ「まじまじ、大マジだもん!えっとね~、夢幻の彼方を目指して突き進むのがトロイメだ――― カチャリ「待って団長。それは今度話すとして、今すっごい良いタイミングで幸運が転がってきてるから……!(ローファの言葉にぴしゃりと割り込み、会話の主導権をさらう)まぁ、トロイメ団にはひとつの大きな目標があるんだけど……それを叶えるにしても、まぁコレも入り用なのよ(銭
マークを指で作りながら)それでねカンカン……いま、とっっっっても割の良い……重要な仕事が転がってきてるの……!!(がしっとカンカンの肩を掴み) 」
カチャリ「その仕事は、ここにる3人でギリギリ、一人欠けたら不可能なのよ……! で!その1人が、こう!!(床で臥すアクタを指差し!) お願いなんだけど急遽その風貌だとアクタと同じ拳法使いよね……!? お願い、臨時で同行してくれないかしら……!?報酬は弾むから……!(わらにもすがり~な顔で) 」
カンカン「……――――― ! (アクタが語る言の葉にいつになく真剣な姿勢で耳を傾けていたが、詰まることで遮られた真意を聞けずに、我に返ったかのように目をぱちくりさせた) も、もちよ!アク兄とオソロのブランドだからねー♪こんな偶然なかなかないし…案外このサングラスがウチらを引き合わせたのかもしれない…ネ♪(など、キザっぽくお道化てウインクを飛ばした) 」
カンカン「おおふっ!?(意気揚々に語ろうとしていたローファに変わるように割り込んできたカチャリに肩を掴まれてびくりと反応する)……ハハーン?な・る・ぺ・そ…☆ (ペロリ、と舌なめずりをして天上の一角を仰ぐ)……いいよん♪なんか面白そうだし。それにアク兄が見つけた『新たな居場所』…ウチも興味が出てきたし?乗った乗ったー♪(そう言うとジャケットの内側から折り畳まれた書類を取り出すと共に勢い良く広げる。それは、履歴書だった) 」
カンカン「ウチさ、いろんな日雇バイトにすぐに駆け込めるようにこうして履歴書を何枚か持参してんだよねー!……あれれ…??その反応だと…もしかして履歴書不要な感じ…?まっいいや!これも何かの縁ということ貰っといて!(半場押し付ける形でカチャリに履歴書を差し出す) アク兄なしではなし得られないということは…うっひょー♪久々に闘れる感じの案件だktkr♪ そういうことなら安くても喜んでお受けするぜぃ~♪ 」
カンカン「……ん…?ということはさぁ……?ウチもぉ…今日から『トロイメ団』の一員…ってコトォ!?あははっ♪ウケるwww今までいろんなないとして来たけど、悪の組織の一員とか流石に今回が初めてwww でもいいネー!いいじゃんいいじゃん、面白そうじゃん?ならこれからはアク兄よりも悪目立ちしちゃってその界隈で有名にでもなってみようかな~?(横たわるアクタを他所目にぷぷぷと笑う) 」
アクタ「うおお!?映画みたいだ、なんだそのシネマティックなセリフは……!さすがだぞ、お前には素質があるな……!(『サングラスがウチらを引き合わせた』と言ってウインクをするカンカンに、病で辛そうながらもやや昂った様子で) \その界隈で有名にでもなってみようかな~?/ ククク……!いいじゃないか!トロイメ団はひとりひとりがみんなスーパースターだ。お前もトロイメ団の一員になるのなら、このアクタよりも輝いてみせろ―――(―――と、格好をつけながら決めゼリフ風に……)……ム……カンカン、お前すこし見ないうちに少し角ばってないか……?(”椅子”に向かって言ったのだった……) 」
カチャリ「わ、わっ!(押し付けられるような形でカンカンの履歴書を受け取る)ま、まさか履歴書を常備してるなんて……いえ、ある意味ではチャンスを逃さないための究極の備えあれば憂い無し……?(やや感心しながら)―――そうね、アクタの穴を埋めてもらう形になるから、派手に暴れて陽動してもらう形になるわね。さあ、時間も勿体ないわ!そうと決まれば作戦開始よ! アクタはちゃんと寝てしっかり治す!!ついでにドラッグストアでも襲ってお薬持ってきてあげるから!!(さらりと物騒なことを口走り、作戦用にまとめていた荷物を持って外に出る) 」
ローファ「わ~~!!✨️✨️(ぴょんぴょんと跳ねながら全身から喜びオーラを放つ)バイトだけど、これでカンカンもトロイメ団の一員だね!こんなにかわいくってカッコいい人大歓迎だよ~~っ!>ヮ<(両手を広げてブンブン振りながら) じゃ、先に行ってるからカンカンもすぐ来てね~~!!(カチャリの後を追い、外へ) 」
カンカン「へへっ…そうかな?いやぁ~そう面と向かって言われると流石にウチも……って面と向かってねえ!!ウチここだし!(椅子に視線を向けるアクタに「お~い!」と手を振るジェスチャーで気を引こうとする)うはぁ…マジか…ドラッグストア…場所によっては元バ先だから後でちゃんと変装とかしとこ…(ボソッ) ファッ!?もう!?ヤバ…即戦力を求められてんじゃん…!まだ心の準備とかあんのに…… 」
カンカン「……それにしても…ほんっと賑やかでいいよね、ここ。居心地めっちゃよさそう。アク兄の顔見ればなんとなくわかるし。ま、復帰するまではウチがいてあげるからゆっくり休んでちょ。(アクタの額に軽くチョップをかます。もはや軽すぎて額に手を当てているように) 」
アクタ「クハハ……!頑張ってこいカチャリ、お嬢!(出ていった2人に激励を飛ばす) わかるか!!!!(賑やかで居心地がよさそう、と評したカンカンに食い入るように目を輝かせて)トロイメ団はいい。あいつらは家族も同然だ。オレは本当に平気なんだが(?)、お嬢とカチャリにあそこまで心配されては大人しくしているしかない。すまないが、オレの代わりとして世話をかけるぞカンカン(チョップを受けながらも、ようやくカンカンを認識し、真顔だがやや申し訳なさげな色を混ぜた表情を彼女に向ける)
カンカン「………わかってるよ。アク兄がおバカじゃないことくらい。でも自分を顧みず無茶しすぎて身を亡ぼしかねないところはやっぱりバカ…――――――――― 『あん時』みたいにね (喧騒が過ぎ去り、室内に取り残された二人の間に、窓から差し込む冷たい風が吹き抜ける) 」
アクタ「――――――…………(『『あん時』みたいにね』―――しばらく言葉を発さず、窓から差し込んだ冷たい風がアクタの髪を揺らした) そうだ、オレはバカじゃない(?)。でも確かに、バカと言われても仕方ないとは、ちょっとだけ思っている。ほんのちょっとだ(ようやく静かに上体を起こし、凪のような素のような、何の混じり気のない表情を浮かべた)でも、バカだと言われても、オレはきっとまたそうしたいと思う 」
アクタ「 だってカーテンはまだ降りてない。 」
カンカン「…………(そのセリフを聞いたのは、今が初めてではない。もう何度も耳にしたことがあるかのような反応で、しかして『アクタ』という人物を示すその代名詞の響きの良さに心打たれるような眼差しで、ちらりと彼の横顔を一瞥する) 」
カンカン「………そうだねん。アク兄はまだ舞台の上だもん。いつか鳴りやまないカーテンコールを浴びるその日まで。やっぱりアク兄は「あんな薄暗いところ」なんかより、スポットライトに照らされてる方が、ずっとお似合いだよ。 」
カンカン「……さぁ~って……んじゃあウチもそろそろいきますか…!(そう言うと入ってきた窓の縁に再び足をかけ、先んじて飛び出していったローファとカチャリが慌ただしくアスファルトを駆け抜けているのを目で追いかける) けどさ、今度ばかりは主役を譲る気はないよん。ウチは一度舞台から降りた身だけど、もっかい登ってくるよ。あんとき差し伸べてくれた「手」が、きっとこの出会いを繋いでいるんだって…今ならなんなとなく、そう思うからね…――――― バ ッ (少女は振り返らずに窓から飛び降り、屋根から屋根へと伝うように跳びはねて二人の後を追いかけるのだった) 」
アクタ「―――クッハハハハ!!!!(凪のような表情から一転。高熱など意にも介さず、ド派手に笑い声を響かせる) その意気だ!お前ほどの役者が、客席で寝てる場合じゃないからな!!!(挑発的な笑みを向け、力強く親指を立てた)今度こそ同じ舞台で笑うぞ、カンカン(そう言って、窓から飛び出した彼女から視線を切って目を伏せ……)……どうしたカンカン?行かないのか?(ふいに顔を上げ、首を傾げる)なに?天気予報?明日は天気悪いのか?そうか。声変わりしたか?男みたいな声だぞ(高熱によるアクタのバカ認知が再びテレビをカンカンとして捉えてしまっていたのだった―――) 」
――― 現在・ボロくさいアジト ―――
アクタ「――――――…………。(過去へ流れていた意識は現在へ回帰する。その口元にいつものギザ歯は見えず、素のような表情で手元の履歴書を見下ろしていた)……(カチリ、と金色のフレームを指で押し上げ、サングラスが光を反射する)カンカン……まさか、トロイメ団で再会することになるとはな……これはあとでカチャリに見せてきちんと片付けてもらおう(履歴書を共用スペースの机に置き……先ほど雑に空けたスペース、そして雑多に置かれた映画のDVDに視線を向け、にやりとギザギザの歯を剥いて全力の笑顔を浮かべた)
アクタ「ピポパポピペポ!(スマホを連打し、外部協力者を含めた団員全員に『映画を見るから集合』というシンプルすぎる文言で一斉送信する) さて……新たな幕を開けるとしようじゃないか!(リモコンをブラウン管の古~いテレビに向け、『再生ボタン』を押した)
最終更新:2026年01月05日 00:50