Judgement Of Kings 第九戦 過去ログ

EmPtIeS【―――――" 諸君らは、我々の監視の下にある "―――――】


――― Judgement Of Kings ―――


EmPtIeS【これより“無色の集団”と“影蜘蛛華纏魔群”の対戦を行ってもらう。罪もなき『無色』の者たちよ、君たちを戦場に送りこんだことをどうか許してほしい。だが君たちも、この世界の現実を直視しなければならない。王権者たちが繰り広げる戦争というものを、それにより齎される恐怖を、体感する必要がある。…もっとも、今宵の戦いは我々が意図的に起こしたものだから、君たちがこれから感じる残酷さというものは、我々が齎したものになってしまうが… それでも、戦争の実態を知ることに変わりはない。】


EmPtIeS【争いの末に…体感した者たちも、戦いを閲覧していた者たちも…多くの者たちが目覚めるだろう。…私は、世界中の人々が"覚醒"する瞬間を待ち望んでいる。覚醒を遂げ、革命を齎し、世界に揺らぎを与えて変えていく… そして、世界は名もなき者たちにより、新たな時代へ辿り着くことになるのだと信じているからだ!だから見せてもらうよ、君たちの選択を…『判決』を…!】


ウ ウ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ー ー … … ッ … ! ! (世界中にけたたましいサイレンが鳴り響く)


EmPtIeS【さァ――――定刻だ、諸君。…安心したまえ。『この戦い』も今日で終わりを告げる。だからその前に、もう一度君たちの"絆"を証明してくれ。―――――】


───  第九戦 : 【無色の集団】 vs 【影蜘蛛華纏魔群】  ───


───  戦闘舞台 : 【儚の国(アンダーランド)】  ───


美しいライトアップが施された遊園地… しかし破損した建物、傾倒した観覧車、停止した噴水などにより、何処か儚さのある雰囲気が漂っていた…――――


ジェシカ「うっほほ~い♪ゆーえんちだ~♪(現場に赴きアトラクションなどを見渡しながら興奮している)これはもう戦いとかやってる場合じゃないよね~!どれから遊ぼうかなー………と、その前に、お手洗いいっとこ。トイレにいっといれ~なんちって☆(公衆トイレに駆け込む)」

06「カチャカチャカチャ…(目を瞑ったまま二丁拳銃『ドレッド』のリロードを行う) ガチョン――――8691000010000(殺る気満々)… 8893756448(早く皆殺ししよう)(開眼と同時に跳躍し、傾倒した観覧車の天辺に飛び乗る) 」


ピチャンッ…ピチャンッ……ピチャンッ……(公衆トイレの中、独りでに鳴り続ける水滴の音しかせず、不気味なほど静まり返っている)


ジェシカ「……(おー…とはいったものの、やっぱ人がいないと怖いもんだねえ…)(そう思いながらトイレに入る) 」


コォォ……ゴボォォォ…!!(すると便器の中から突如、大きな影のような腕が現れる) …ガッ!!(現れるや否や、影のような手がジェシカを覆わんばかりに鷲掴み)


ジェシカ「ふう…(さて…今日は誰に"変装"して――――)きゃっ…!!?(謎の手に鷲掴まれ) 」


ゴォォォォォォォ(そして影のような手は、掴んだジェシカを便器の中へと引きずり込もうとしている)


ジェシカ「うッ…く…!(この…ッ…!!)(懐から取り出したナイフで影の手を斬り裂き、一目散に公衆トイレから脱出する)はあ…はあ…!…っ…なんなの、今の…!?(口元を手で拭いながら) 」


斬り裂かれた影の腕は消滅していった。


セルド「あー……できれば今日の献立とにらめっこしてたいんだけど(遊園地の噴水の石段に腰掛け、溜息をついて肩を竦める)…そうもいかないのか―――(その矢先、公衆トイレから出てきたジェシカが目に入り、様子が普通じゃないことを察する)―――お、おいおいアンタ。大丈夫か…!?(石段から立ち上がり) 」

???「うわあああああ!!!!(突然空に出現し)今度はどこにとばされたんだあああ!!(遊園地の近くにへと落ちる) 」


―――ダァンダンッ ダンッダンダンッ ダァンッ ! ! !(沈黙の漂う空気を切って現れた数多の銃弾が、セルドとジェシカの二人を襲った)


ジェシカ「はぁ…はぁ……(とにかく、他の場所を確保してから…さっさと"本来の姿を消して"……)…!(向かいから聞こえたセルドの声に一瞬警戒する)あなたは…ほっ、よかった…どうやら私と「同じ」方のようですね。ええまあ、とりあえずだいじょ――――ぶじゃないいいぃぃ~~~!!!!(銃弾から逃げるようにその場を離れる) 」

???「ぐぬあぁ・・・鼻血が・・どまらん。(顔面から落ち鼻を抑えながら仰向けになる) 」

セルド「『同じ』だって?あぁ…あの色の国に属してないってことか。とりあえずこっち来てすわっ――――でぇぇぇええぇっ!!?(ジェシカと同じく、大慌てでその場から離れる) お、おい!アンタもさっさと逃げろ!(???に声を投げかけ) 」

???「え?逃げ・・・あぁ~(周りを見渡し立ち上がる)これは・・やばいか・・言う通り逃げるか!!(セルドのいう通りに逃げるように走り出す) 」

06「シュゥ…(銃口から上がる硝煙が晴れると少女の無機質な瞳が露わとなった) 71210310、373(Nice to meet you〈初めまして〉、みなさん) …108、483246(では、射殺する)ダンダンダァンッ ! (無色の者たちに対し礼儀よくお辞儀をしたかと思えば、唐突に発砲を開始する) 」

セルド「ダッダッダッ… くっ  ズザァアァッ! (06の姿を目視し、膝からのスライディングで06から死角になる遮蔽物に身を隠す) あっ…ぶねぇ…!何を言ってんのかサッパリだぞ…!(息を切らし冷や汗が伝う) 」

ジェシカ「(くそ…!初っ端から踏んだり蹴ったりだ!早く…早く場所を確保しないと…)……!……ニヤ…(06の攻撃から逃亡する中、ある建物を見つけてニタリと嗤う) 」

06「……3964(見苦しい) スチャ…(懐から取り出した小型レーダーを顔に装着し、標的の位置を捜しだす)ビュォワンッ―――――スタ…(見失った標的を発見し、その付近へ瞬間移動する。相手はセルドだった) 888…023(ははは、お兄さん)。(セルドに銃口を向けようとする) 」

セルド「――――(瞬間移動で目の前に出現した06の顔を見て、目を見開いてぎょっとしたような表情をする)――――…あ、あぁ…今のは俺にもわかった。(引きつった苦笑を浮かべ)―――023が遊んでやるッ! (バチィンッ!) ザァンッ!!(手に電撃が迸ると同時に双剣が出現し、付近にあった街路樹の幹を切断し06の方へ木を倒す) 」

06「……! ヒュンッ―――ズザザァ… ! (倒れる木を後退跳躍で回避し、再びセルドと対峙する)…02310、241? 481?(お兄さんって強い?弱い?)…06 8 4592414( 06はすごく強いよ) ヒュダダダァンッ! ! !(疾風を伴った弾丸を瞬間的に発砲する。外れた弾丸の一つは建物のコンクリート壁に風穴を開けていた) 」

ジャック「ん~・・・あ、おまつり、始まってた。おまつり、おまつり♪(木の上からヒョコッと顔を出し) 」

DAVE「(噴水広場では既に戦いが始まっているのか・・・・)(高台からセルドたちの戦いを俯瞰している)・・・・・(緑の奴らは奇襲攻撃が得意だ。何処から攻めてくる・・・・?) 」

アルヴィン「しっかし……ああ目まぐるしく動かれてるんじゃ、たまったもんじゃあない。…なあ?(DAVEのいる高台に歩いてくる)(声‐杉田智和) 」

セルド「え? ええっと、に、よん…いち…つーよ、い?よは…いや、よわいだから―――(06の発言を頭のなかで翻訳しようとしていると、06に銃口を向けられる)―――ジャギ   ィインッ!!(向かってきた銃弾を真っ二つに叩き斬り、コンクリート壁に風穴を開けた弾痕を見て冷や汗が垂れる)……もうアンタの言葉の意味を考えるのはやめとく。考えてる間に死んじゃうって…ッ!(06の射線に入らないよう側方へ駆け出す) (あ、あれは…!国のやつらか?それとも無色―――…!?)(ジャックを見て) 」

ジャック「ん~~~~~。(スルスルとポールダンスのように木から降りてくる姿はその年には釣り合わぬほどの艶めかしさが)おにーさん、わたしとあそぶの?いいよ?―――殺しちゃうけどね♪(セルドに微笑みかけながら二本のナイフを引き抜く) 」

06「100410?06 10 0874484、023(どうして?06とお話ししようよ、お兄さん) 8、88…888888!!!(狂気的な笑みを零しながら尚もセルドに発砲し続ける)……?35、181(雑魚、いっぱい)…(仲間である緑の者たちを含めた周囲の人間たちを見渡して呟く) 」

DAVE「(ん・・・?確かこの男、何処かで・・・・・)(アルヴィンを静かに見つめて脳裏を巡る)ええ、そうね・・・・・(とりあえず敵ではないことを悟ったのだろう、アルヴィンに返答する) 」

アルヴィン「おっと、セルド青年まさかまさかの大ピンチ! ……そろそろ、動かねーとな。(呟く)(声‐杉田智和) 」

セルド「は、はい↑!?(ジャックの発言に、素っ頓狂な声を出してこれまたぎょぎょっとした表情) ~~~~…っ! 目が合っただけで『殺しちゃう』とか、一昔前のヤンキーか…ッ!(ジャックを見て苦い表情) だぁから、何言ってるのかわからないって!!(06が放つ銃弾は遊園地に建ち並ぶガラスのショーウィンドウを次々と割り砕き、セルドを追う)(このままじゃジリ貧だ…! どうする、何か手は―――。) 」

ジャック「ん?ヤンキー?違うよ?わたしたちはね・・・?(刹那、彼女の体が霧のように消え)―――――殺人鬼。だから、殺すの(セルドの背後に現れ左は逆手で突き刺すように、右は空を撫でるように縦斬り) 」

06「35 8 101015(雑魚は出ていけ) 023 8 06 2 56306 (お兄さんは06に殺される) (仲間のジャックを煽りながら高速リロードする) 」

ジャック「わたしがやるのはただの"殺人"。貴女がやるのは戦闘。似てるようで実は違う。戦闘ならわたしは雑魚かもしれない、でも・・・・・殺人に強い弱いもないんだよ。 」

アルヴィン「(不味いな……急がないと。) 位置は……  ん……… ……!(遊園地の景色を見渡す中、何かを見つけたのか、すぐに高台を離れていく) (声‐杉田智和) 」

セルド「――ハッ ぐゥオォッ!!(走っている最中にジャックが背後に現れたため、瞬間的に速度を上げてジャックの斬撃から逃れる) ったく、おたくらホント容赦ないよな…!ヘンな集団に戦争しろって言われて、そんな簡単に人が殺せるかよ!(ジャックと06に声を投げかけ、手に電撃を走らせて片手剣/片手銃にインストール) ―――ガン!ガァンッ!(走りながら06とジャックの足元目掛けて発砲。この時、進路を変更し06の方へ向かっていく) 」

ジャック「わっ!!(足元の発砲により第二刃の攻撃構成が乱れ一時的な停止状態になる。)あ、あの人の方へにげちゃった・・・・ん~まいったなぁ。 」

06「441000、90510(所詮、奇麗事)。481828481(弱い奴は弱い)。(冷酷無慈悲の少女は人間の皮を被った殺戮兵器そのものだった)06 8 4814210961。(06は弱い奴って嫌い)。375641086(皆殺してやる)。シュダンッ―――――(セルドの発砲を回避するように天高く跳び上がり、逆さになったまま落下する。その最中で腕を広げて二丁拳銃を構える)ヒュルルルッ……ダダダダダダダダンッ ! ! ! ! !(そこから錐揉み落下をし、半径10mに及ぶ凄まじい銃撃を四方八方敵味方関係なく撃ち放った) 」


シャッ―――ス―――(何かが、這うような音が微かに響く・・・)


DAVE「(まあいいわ・・・・とにかく、彼(セルド)だけに戦わせるのは酷なものね。)ス……(胸ポケットから拳銃を取り出し、高台からジャックに照準を合わせる)」

紅夜「(眼鏡をかけた赤いオールバックの頭髪の青年が場馴れしていないソレの鬼気迫る表情を浮かべ老人の肩を担ぎホラーハウス沿いの道を駆け)お婆ちゃんしっかり‥…ッ!あきらめないで、ここら一帯を抜ければ安全な場所を確保でき–––––ッ(角を曲がり、丁度戦闘が行われていた場所に居合わせ真正面からジャックと目が合ってしまう)ッ……!(イヴリーズ……! ああくそ、そんな‥…よりによってこんな)ま、待て‥…話せば!話せばわか…‥ッ(手のひらを突き出し一歩後ずさって恐怖に染まった声色で言い訳にも聞こえる交渉を持ちかけようとする) 」

ジャック「(誰か・・・見てる・・・・?)(違和感を感じ始める) ん~・・・・あ、ん~、切り裂きジャックが聞くのは、命乞いじゃないよ?――――殺されたときの、悲鳴。(紅夜をみて) 」


(そんな頃…)――――――――――タ ゛ ァ ン ! ! (どこか離れたところから06に向かって発砲される)


セルド「―――――(冷酷な殺戮兵器そのものとしか見えない06を見て瞳が縮小し、その次にやろうとしている行動が頭に浮かんでくる)…い、いや…いやいやいやいやッ!冗談やめろ!!(そのまま「回れ右」をし、銃弾から逃れようと遮蔽物へダイブする) おい幼女!生きてるか!?(遮蔽物に身を隠し、ジャックを視認することができないので声を投げかける) 」

ジャック「生きてるけど・・・・なに?(見えなくなったセルドに) 」

06「スタ…―――― パ ァ ン ッ (着地後、間一髪回避はしたものの、顔に装着した小型レーダーが銃弾で破壊される) 5757(粉々)……(破片となって砕け散っていく小型レーダーを静かに俯瞰して、飛んできた銃弾の方向を静かに捉える) 」

紅夜「あ……あぁ……あ……ッ!(ダメ、だダメなんだ……ダメダメ。ファンタジーの読みすぎなのか?切り裂きジャックを自称するような幼い女の子だ。いやそれとも……)よ‥…止せ、止すんだ、やめろ。 幾ら戦争といっても君ほどの小さな子がなにもそんな‥…なんで、ああくそ……!なんで……ッ(その場から一歩、また一歩と後ずさり、歯をガチガチと鳴らして虚ろな目でジャックを見続ける)あ"……ァ……(なるほど、これは『ステキ』だ)おお、お婆ちゃん……お婆ちゃん!僕『が』『の』後ろに下がって ……! 」

セルド「いや…!ならいい!あの数字語のお嬢さんには近づくなよ、流れ弾で風穴ぶち空けられても知らないからな!(ジャックに吐き捨て、遮蔽物から顔を出して06の様子を伺う) ……!(銃声…?誰かが彼女を撃ったのか…?) 」

アルヴィン「…少し逸れたか。(観覧車のひとつの小部屋にいた) ――――――――(06と視線がそれとなく合う) (声‐杉田智和) 」

06「(遠距離先のアルヴィンを見据え、二丁拳銃を構える)870101106(離れていても)…48101818(射程範囲は)――――― "0"  ダァンッ ! ! (先程セルドに撃ち放った、疾風を伴う銃弾をアルヴィンに向けて発砲した。音速を越え、当たればコンクリート壁にさえ風穴を開ける凶弾がアルヴィンを襲う) 」

ジャック「煮え切らない人だね・・・・ん?あれ?アナタもしかして・・・・神様をRipper(ころす)人?見たことあるよ(紅夜に) あーあ、なんでかわからないけど、怒られちゃった(´・ω・`)(セルドに言われ) 」

紅夜「紙をペッパー……だって‥…?は、ハハ……な、なんだ言えるじゃん冗談、そうそ…‥そういう面白い(無駄な)冗談言い合ってるだけでいいじゃないの人間、平和(退屈)だし、さ。ね?(何を言っているんだこの娘…‥!?(何を今更当たり前な事を)何をいきなりそんな、ゴキブリ一匹見ただけで110番するような…‥こんな‥)だ、だからさ…‥ね?ほら、そんな危ないもの捨てて…。ご覧よ、ここにはこうしてお年寄りもいるんだし、ね?おばあちゃ…‥(背負った老人に語りかけようと横目を向け、引きつった笑みが一気に凍りつき硬直する。この瞬間紅夜に決定的な隙が発生した) 」

セルド「(誰だか知らないがでかした…!)すぅ  ハッ――――――(遮蔽物から飛び出し、こちらに背を向けた06に向かって一直線に駆け出す)―――【一迅/イチジン】ッ!!!(逆手剣を前方に突き出し、一陣の風が如く速度を上げ06の胴を斬らんとする) 」

知天将イギー「ふわぁ~… まったく退屈しますねえ。せっかく敵方よりも早くに現地について、あちこちに仕掛けを施したというのに。(ジェットコースターのレール上に止まっている、キラー(マリオシリーズの敵キャラ)をモチーフした乗り物内に寝そべって戦いを退屈そうに鳥瞰している)あの小娘も、ただ殺しに没頭して品がないですねぇ~。まったく、みなさんもっと楽しませてくださいよこの私をおおおおー! 」

アルヴィン「――――――!っ……なんだ、今のは……(頬を掠って微出血する程度には軽減できた)(声‐杉田智和) 」


―――ピチャッ(何か、雨音のようなものがセルドの背後から響いた)


06「―――――!(881(早い)…!!) ズシャアァ…ッ… ! !(セルドの一陣の鎌鼬をその身に受け、華麗に宙を舞う)…98(くは)……!(宙で吐血しそのままセルドの頭上に落下する) 」

ジャック「(刹那、人間離れした跳躍を見せ、紅夜のうなじ部分に刃を突き立てようとする) 」

DAVE「(いや、ここは・・・・しばらく様子を見た方が良いか・・?)(ジャックに警戒を与えながら) 」

紅夜「––––––はい、お婆ちゃん。" 後ろ " (クイと老婆の服の襟を鷲掴みにし、ノールックで背後へ放りジャックの穿つ凶刃の盾にする)ビシャァァッ(刹那、ジャックの腕、頬に生暖かい感触が伝わる。老婆は既に事切れており『無数の切り傷』を刻まれた後だった)んっんー、そんじょそこらのガキよりかは程よい腕だね。組織を潰さずに無駄なく鋭く美しい線を引く(背を向けたまま眼鏡を外し宙に放り投げ、後部へ束ねられた紙は解けて左目が前髪で隠れ…‥) 」

紅夜「 ––––ステキに死に飾れそうだ。 (コンバットナイフを学生服の袖口から滑り落とし逆手持ちにし、その刃とよく似た『死に慣れた』眼光を、振り向きぎわに向けた) 」

セルド「―――――(雨音…!?雨は降っていないはずだが…くそ、今はこの機会を逃すわけにはいかない!) ッオオォ!! ダンッ!(コンクリートの地面を蹴り上げて身体を僅かに宙へ浮かせ、落下してくる06がセルドの脚が届く範囲に) お兄さんがキッツいお灸を据えてやる、歯ァ食い縛れよッ―――【鳴時雨/ナキシグレ】!!! ッヒュゴオォッ!!(腰をめいっぱい捻り、落下してきた06に跳び後ろ回し蹴りを浴びせる) 」

ジャック「―――――ッ!!!?(老婆からナイフを切り離し、そのまま宙で老婆を足場代わりに蹴り飛ばし後方へ飛ぶ)―――ふ~ん、すごいねおにいちゃん。びっくりしちゃった。こんなにびっくりしたのは、はじめてだよ。(じっと紅夜を見据えながら) 」

06「 ド グ ゥ オ ッ ! ! ( !!!?) ヒュン――――ドシャアアアアァァァーーーンッ ! ! ! !(セルドの一撃がクリーンヒットし、柱を貫通しながら吹き飛び、遠い建物の方に激突した。同時に土煙が舞った) 」

知天将イギー「ほむ?やりますねあの方…(06を蹴り飛ばしたセルドに感心する)いいでしょう!ならば次はこの私がお相手してさしあげましょう!ひゃほーい!!(乗り物のキラーを起動し、レールを下っていく)ははははッ!影蜘蛛華纏魔群最高のメカニック、"知天将"を冠するこのイギーが相手です!(パカ…ドシュァッ ! ! )(乗り物の横面のハッチが開き、中からキラーを二体、セルドに向けて放った) 」

紅夜「へぇ、ビックリ。聞くけど君は他人が飲食店で自分と同じハムサンドを食ってるのを見ていちいち驚いたりするワケ?(ヘラヘラと蹴飛ばされ横たわる老婆の腕を踏み、だらりと垂らした腕を揺らしながら一歩一歩、足音を殺して歩み寄ってくる)僕なら嬉しいかね、最近女性はダイエット志向でこぞってサラダサンドを食べるらしい、僕と同じハムサンドを食べるような『希少種』にはなかなか巡り合わない、可能性が『希少』だからね。ああ、話が逸れたか(ナイフを手元でくるくると回転させ小首を傾げる)キミは解体するのも"される"のも愉しめるクチかな 」

スッ―――(雨音のようなものが響いてから、セルドの真下、背後から僅かに音が響き続ける・・・)


ぼとっ(空中から微かに響くヘリの羽音、それが聞こえる方向からナップサックが一つイギーの進行方向に落ち) D O N ★ (アメコミチックな爆煙を中から吐き出しちくわの形をしたミサイルが射出されキラーと衝突し爆散した)


06「ガララ…ドシャァーン…ッ… ! !(瓦礫を押しのける) ……3722496(みんな普通すぎる) …810(but(けど))、710000238241(何故お兄さんは強い)…?06、8691000010000(殺る気満々)。023、5641086(お兄さん、殺してやる)。564…564………―――――― 5 6 4 (そう呟くと土煙の中に消える) 」

セルド「ストッ……(着地し、緩んではためいているネクタイをキュッと締めて、土煙が上がった方角を目視する)…こりゃ明日は筋肉痛だな。 ん?あ、ぇ……(レールを下り接近しているイギーに気が付き、それと同時に迫るキラーを目視)―――ぃぃいいいぃぃいっ!?!?(汗) 次から次へ――(バチィンッ!)(手に電撃が迸り、大槌をインストール) な、なぁッ!?食べ物を兵器に使うなァッ!誰だァッ!(くわッ!!)(ぇ ―――――…音…?(足元…背後からも…?)……――――ッ!!(本能的な危機を感じ、その場から飛び退く) 」

ジャック「解体するのは大好きだけど、でもね、解体されるのはもうたくさん。嫌じゃないよ?され過ぎて疲れちゃったの。(両方クルンと逆手に持ち)それと、わたしはどちらかというと、チーズハンバーグが大好き。・・・あ、食べたくなっちゃった。 」

知天将イギー「おおん!?(進行上に落ちたナップサックを回避するべく、"あらかじめ改造していた"ジェットコースターのレールの進行方向を変えて間一髪回避する)ぬわにぃ!?(相殺されたキラーを見てギャグ漫画のように仰天する) 」

ペニー「………クククッッッッ……女の死体が今日も見れるぜ………(竜巻を起こしながらやってくる) 」


――――――――くくく、かかか………〝今日のヤツら〟も、なかなか粋だね……(セルド達を見ている謎の人影)


アルメル「>>あなたの街の魔道具商事だ<<(ナップサックの上にパラシュートをひっさげふわりと降下し、台詞からだいぶ遅れて着地。せっせとパラシュートを畳んで腕を組み)>>さなたの街の魔法道具商事だッ<<( 仕 切 り 直 し )弁当屋ァ!特別きさまに借りはないし亀に私怨がある訳でもあるまいが(ナップサックを背負いショルダーを軽く引っ張る、すると側面からミサイルポッドが二つ生え)性能テストには丁度いい、試してくれるッ!(ドヤァァァ) 」

紅夜「今日は機嫌がいいんだ後でいくらでもおごってあげるさ(くるくると弄んでいたナイフを逆手持ちで固定し、腰を低くし身構える)お腹に大きな口を開けて、胃袋に直接流し込んでやるよ。ステキに食い倒れて 死 ね よ( 地を蹴り真っ向からジャックへ突っ込む、その速度、踏み込みは常人の域を出ていない) 」

知天将イギー「ほお!この私と、武器で勝負しますか!?面白い…!受けてたとうではありませんかあ!!(何処からともなく武器用に改造した手持ちのキラー砲台を取り出す)くははは!この私が改造を施したキラー砲台からは…当たれば即死を齎す最強クラスのキラー、通称『デスキラー』が放たれる!(※デスキラーはスーパーマリオRPGに登場)先程のキラーとは比べ物にもならないぞォ!!!(とかなんとか誇示しながらも徐々にアルメルから離れて行っているため、このセリフは全く聞こえない) そらぁ!ドシュァッ!!(砲台からデスキラーを放つ)」


シャッ―――(その音は、セルドが飛びのいても、セルドの真下、その背後から響き続ける・・・)


ジャック「―――――。(キィィィと瞳孔が収縮すると同時に低姿勢からロケットミサイルのように紅夜の方へ駆けていく。ギリギリと握ったナイフは月光により更なる鋭さを演出する) 」

アルメル「笑止千万、そんなステータスをカンストしただけの装備でプレイヤー補正が入っている私の弾幕をいなせるものかァまぬけェッ!!(今にも殴りかかりそうな劇画タッチの迫真だがリモコンのボタンを連打しているだけである)砲台ごとぶっ潰れよォォォ––––ッ!(とか言いながらミサイルポッドから合計8発のミサイルを射出するが、肝心のデスキラーは無傷)…………クルt ダッ!(それを見何ら迷うことなく踵を返し大手を振ってセルドを置き去りに逃走を図る) 」

セルド「えぇ…(まさかの仕切り直しに白目)(し、しかも噛んでる…) ちょっと待てアルメル(ガシィと彼女の肩を掴む)食べ物粗末にしたらバチが当たるぞ?バチが当たるぞ?ん?^^(ゴゴゴゴゴ) な、なんだとッ!?アイツ―――――なに言ってるのか分からない……っ!(汗)(徐々に離れていっているイギーに) あいつは兵器――飛び道具がメインらしいな…適材適所、お前が何できるかは知らないが、今回はサポートに徹するよ。…いくら戦ってるからって殺すなよ?(アルメルに言い、一歩下がる)  ―――…(視線…気のせいか…?いや、でも…何だ、何なんだこの音……)離れて、ない………?(音が鳴り止まず、違和を覚える) 」

知天将イギー「ははははは!!どうしました!?恐れをなして逃げるのですか!ほぉら、喰らいなさい!ドシュァッ!!!(デスキラーを、今度はセルドに向けて放った)くははははは!!くたばれェーい!! 」

紅夜「(最も、同じハムサンドでも相手はコンパクトだ。無駄に楽しむ行為をせず急所を狙ってくる、実際、さっきもそうだった)––––なら、 ズザァァァッ(ほぼ地に伏せるかのように体をつの字に折りジャックの"横薙ぎ"が来ると予測した範囲から急所を離脱、そして)解りやすい、すごく‥…好い。(光が乱反射しているかのように見える連続切りを一瞬で行い、三日月型の軌跡が幾つもジャックの上体へ向け襲いかかる) 」

ルナール「やっぱりそうだ………ウマそうな……良い…、にお、い……ングッ、ングォ…!!……ゴクッ…… ペッ、(セルドの視界に現れ、つばを吐き捨てる)(声-子安武人) 」


ススス―――――・・・(セルドの真下から響く音は、ほぼ聞こえなくなる)


DAVE「男尊女卑って言葉、嫌いなのよね。(いつの間にかペニーの背後でナイフを構えている) 」

ジャック「―――――!("横薙ぎ"を予知されるもその際の対策刃としてもう片方のナイフで別の斬り方をするが)――――!!―――チぃ・・・。―――――――んぁああっ!?(相手の瞬時の連続切り、上体への攻撃のいくつかを、予め認知したナイフの刃渡りにおける射程範囲をもとに回避を試みるが、二つの斬撃が左わきを抉る)―――ズザザザザザ。・・・・・あ、ははは。すごいなぁ。こんな気持ち、はじめて。 」

セルド「おぉーーい!!どこいくねーーーん!!!(逃走を図るアルメルの背を見て)待てやァァァァ!!だーもう…!あれだけ大見得を切っておいてアレか…!?今度会ったらトマトを―――Σってわーきたぁーっ!?(デスキラーを見て)クソ…こうなったら原作の通りにやるしかないッ!\プゥーン/(ジャンプ効果音と共にデスキラーを飛び越える) うぉ…!?くそ、まーた変なのが出てきたな…!(ルナールを見て) ――――…消えた…?聞こえなくなったな…(音が聞こえなくなり) 」


―――――ドグゥオオオオォォンッ ! ! ! ! ! (刹那、ある方向から放たれたミサイルが走行するイギーに直撃したのだった)


知天将イギー「なァァァァァにィィィィーーー!?!?!?(デスキラーを回避したセルドに仰天する)おのれおのれおのれェーい!!こうなったら、私が施した仕掛けのすべてを一斉起動して…へ…―――――――ボッカアアアアアァァァァーーーンッ!!!!(ミサイルが直撃し爆炎に呑み込まれる)ご…ッ……ごの私…が……!? ドシャァ…ッ…!!!(撃ち沈められた鳥の様にレール上から落下する。地面に落下した際には既に戦闘不能に陥っていた) 」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … … ッ… ! ! (遊園地の上空に一つの黒い影が現れる。硝煙を上げるその姿は、先程イギーに対しミサイルを撃ち込んだ張本人であったことを示唆していた)


ルナール「カカカ...いいかァ?小僧……俺は、今………猛烈に餓えているッ!!だから……………なァ?(セルドに)(声-子安武人) 」

紅夜「ザザザァァァッ(ジャックとすれ違う形になり片膝をついてスライド移動しつつもターンしジャックを再度向き合う)それは俺だって同じ事さ。家畜や肉袋に囲われる生活をしていた、『死浴』を満たす食物には困らなかった…‥けど、初めてだよ。『食う側』に立つ人間をこうして間近に見るのは…‥ッ(歓喜のあまり耳まで裂けるような笑みを浮かべ猫のような目を見開くが、呼吸が荒い)––––ポツッ、ポツッ…‥(ジャックが対策刃として放った攻撃が左肩を裂き、学ランを赤に染め上げていた) 」

セルド「はァーーーッハッハッハァ!!どぉだ亀公!?これが弁当屋の脚力だ!(ゲス顔で自分の胸をドンと叩き、すでに勝ち誇ったように) ―――――なッ(そしてミサイルによる撃墜を見て驚愕) …………っ…ッ……!(それからミサイルの弾道を辿り、遊園地の上空―――黒い影を見やる)……何者だ…?  小僧とは言ってくれるねぇ…ほら、懲らしめてやるからかかって来たきゃ来い…!(ルナールに) 」

アルメル「なるほど、速度を貯めて接近する手があったのか(デフォ糸目をイギーの側の草むらから出し)でかした弁当屋、この私はクソの役にも立たなかったがなッ!(自虐ドヤァァァ) んぇ? (ふと空を仰ぎ、黒い影を視界に入れ冷や汗を流す)うわぁ…‥おいおいどうしよ、今日の装備はコンパクトをコンセプトにしてたんだけどー 」

ジャック「――――あなたお名前は?わたしは、わたしたちは、ジャック。本物かも偽物かもわからない・・・ただのジャック。――――ジャック・ザ・リッパ―。 」

06《ACT-06》「     ド      ゥ      ン     ッ      !     (上空に現れ出でたのは、デンドロビウムのような大型専用支援機を武装した06だった。左腕にパイルバンカー、右腕にビームシールド、そして頭部付近には二門の超電磁砲(メガレールガン)が装備され、他にも外見から様々な武器や兵器を搭載しているように見えた)481428373291(弱い奴はみんな醜い) …481823(弱いは罪)…4815308110190(弱いゴミを焼いていこう) 564 564 564…―――――― 3 7 5 6 4  ドガションッ――――ジュドドドドドドドドォッ ! ! ! ! (機体に装備されたミサイルポッドが一斉展開し、四方八方敵味方問わずにミサイルを撃ち放った)」


ドグゥオッ ! ! ! チュボオオオォンッ ! ! ! ボギャアアアアァァァァーーーンッ! ! ! ! ! (06から放たれたミサイルが遊園地全体に、雨の様に降り注いだ)


ルナール「ヘッ…キヒィッ……アヒャ…アヒャヒャ………アァァァァァァァァァヒャハハハハハハハハ!!!(突然大絶叫で狂ったように笑い出す)かかって来い、ときたかァ………だったら………思い通りにかかってきt○×△□#%&(言葉の最後がもう何を言ってるか聞き取れないほどの狂気ぶりで、勢いよくセルドに向かい、目にも留まらぬ素早さで鋭いツメで切り裂き)(声-子安武人) 」

セルド「―――――――……おいおいおい…可愛い顔してえげつないモン持ってるじゃないか…(06を見上げ、あまりの衝撃に動揺が隠せない)……ま、まぁなんだ…役に立つとか立たないとかはいいから逃げろォッ!!!(声を張り上げ、息をつくまもなく放たれるミサイルの雨を掻い潜るように走り出す) 」

DAVE「ちょ・・・・何あれ・・・・・!?冗談でしょ・・・・!?(降り注ぐミサイルに青ざめ後退りする)ひッ、やめ・・・・・こないで――――きゃああああぁッ!!(飛んできたミサイルが付近に落下し、爆風によって吹き飛ばされる) 」

紅夜「名前ェ……? ハッ、クソのクソ為から生まれたクソ親父から受けた名前なんざ捨てたさ。 けどま、ただの…‥だなんて、悲しい響きだな(目を伏せ腰を上げ、何度かふらつきながらもようやく二本の足で立ち、薄笑む目を真っ直ぐジャックへ向け)ただの紅夜は名付けよう、キミを‥…殺人姫<さつじんき>、ジャック・ザ・リッパーと 」


―――ズボァッ!!!(その時、セルドの背後から、突如として現れた『それ』は両手に握ったナイフをセルドへ振るう)


アルメル「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか、完成度たっけぇなオオォォイッ!!(咄嗟にナップサックから傘を引っ張り出しそれを広げたままセルドの後を追ってデフォ涙目を浮かべひたすら駆ける)ねーねーあれなに!?ジオング!?あんた何したんだ弁当屋!ジオンに喧嘩売ったのかッ!!(傘の上でヘキサゴン状の青白い光で形成された障壁が貼られ、ミサイルの軌道を逸らす程度の効果で自身とセルドを保護しながら泣き叫ぶ) 」

06《ACT-06》「5757241086(粉々にしてやる)!! キュァァァ…ッ…―――――――  バ   ギ   ュ   ア   ア   ァ   ッ   !    ! (二門の砲口に粒子が集束し、地上にいるセルドたちに向かって超強力な超電磁砲(メガレールガン)を解き放った) 」

セルド「ぅぐッ…!!(逆手双剣で受け止めようとしたが、見切ることができず腹部が斬り裂かれる)(速い…!) 俺が知るか!さっき少し懲らしめてやったらあんなモン持ちだして来たんだ!俺は悪くねぇ!(汗 アルメルと叫び合いながら逃げている) なんか、来て――――うぉおおぉぉぉおっッッ!!?(06のメガレールガンを見て更に速度を上げる)  ハッハッ…ハッ…! なっ――――――  ザ  シ  ュ  ッ  … … ! ! (06から逃げている最中、完全に不意を突かれ、背後から現れた『それ』のナイフは深々とセルドに突き刺さる) 」

ジャック「おひめさま・・・うん、女の子の憧れ。だったらアナタはこわ~いジキルとハイド。わたしたちが集合体(わたしたち)であるように、アナタ(ジキル)はアナタ(ハイド)を恐れるの。 」

DAVE→ジェシカ「はぁ……はぁ……!……!(しまった…さっきの衝撃で、"変装"が…!)(予想だにしていなかった事態に困惑し、すぐにその場から退散しようと立ち上がるが…)―――――ッ!!!!(一歩遅く、目前に06の放った超電磁砲が迫っていた)―――――――――(くそ…っ… こんなところで、か…… すまない……『     』―――――)(閃光の中へ溶けるように消えていった) 」

黒服の女「こんにちは『あなた』、こんにちは、『今の私』、でもすぐに『さようなら』・・・何故ならあなたは『私になる』。(『それ』の正体、突如として現れた女は、突き刺したナイフをそのまま左右へ払う) 」


ボッカアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーンッッ ! ! ! ! ! ! ! (超電磁砲により遊園地の大半が消し飛び、辺り一帯に凄まじい爆煙と土煙が舞い上がった)


ルナール「そらそらどうしたァ……全身恐怖が丸見え…骨の髄まで悲鳴あげてるぜ。(声-子安武人) 」

アルメル「いや何があって懲らしめただけであんな怨念の塊みたいなも…‥…(次に叫びを上げようと顔を向けた時、それはセルドがナイフで雨が枯れた刹那だった)   (思考が無地のキャンパスのように白く染まり、言葉を紡ぐ機能も、正しい選択を選出する冷静さも失い)セルド……–––– (黒服の女から彼を引き離そうと駆け出し、彼を思い切り突き飛ばし…‥その女の前に抵抗する暇もない、隙だらけの無防備な背をさらけ出した) 」

セルド「ごッぷ…!!(傷んだ内蔵から血液が逆流し、夥しい量の血を吐く)あ゛…う゛ぐッ………アル、メル…行け…もっと速く走れ――――――あ゛ぁ゛ぁぁああっッッ!!!( ザ シ ュ ッ … ! ! )(痛みに喘ぎ、ナイフを左右に払われナイフの軌跡の通りに裂ける) ―――や―――め―ろ―――――――――(霧のような瞳で、自分を突き飛ばしたアルメルを見たのを最後に、06による砲撃で爆煙と土煙に包まれる) 」

06《ACT-06》「8…888……――――― 88 8 8 8 8 888 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 !!(何もかもを破壊し尽くした殺戮兵器は、再びあの狂気的な笑みを浮かべながら嗤っていた) 」

紅夜「    ––––– (ジャックがジギルとハイドをの名を紡ぎ、姫を女の子の憧れと称すると同時に瞳が小さくなり言葉を失う)   ああ、姫よ。お前はその言葉すらも、残酷で鋭利で、かくも美しい調べを奏でるのか(やがて、頭髪に隠れ見えなくなった目元から一筋の水滴が伝う) ジギルは……(瞬間、今までの研ぎ澄まされた殺気を消した紅夜が駆け出し、ジャックの胸倉を掴み)ハイドを恐れ–––––  ハイドは。(遠方から無作為に放たれた06のミサイルが、ジャックの瀬まで迫っており、それが直撃する刹那、彼女を引き寄せ爆炎から引き離し背を焼かれる) 」


––––– 姫 を 救 い 出 す ジ ギ ル に 戻 る 事 に 憧 れ た


黒服の女「―――これは運命?しかし残酷な運命、ただ、敵に容赦は・・・しない、情けも―――(無防備な敵の背後を前にし、握りしめたナイフをアルメルの心臓部に向けて突き立て、穿つ) 」

ルナール「……なんだ?……とんだお邪魔蟲が集ってきたもんだ。せっかくのディナーだったんだが……… ――――――――面白く、ないねぇ……(戦意喪失してその場を去っていく)(声-子安武人) 」

ジャック「――あっ!(胸倉をつかまれ、引き離そうとする刹那、男の腕に引き寄せられ、無慈悲な炎に焼かれる哀れなジキル/ハイドの姿を見る)―――な、んで?・・・なんで?なんで?・・・なんで?(突然の出来事に純粋に混乱の意を見せ男の顔を見上げる) 」

アルメル「トッ–––––––– (周囲の爆音が夢幻であったかのような静粛の中に、心臓の鼓動が事切れる音が響き、瞳から光が失われていく)…–––––– 」


「いやぁ、まぁた人が死ぬね」「葬儀屋と武器商人ほど超える職はあるまいよ、この時代」「ねぇねぇ、それ誰の棺?」「ああ、そっか–––––」「また一人」「また一人」「季節が移ろいでいくよりも早く、自分の一部が欠けていく」「これが死であって、それが至極当たり前」「それが今の『普通』なんだ」「ああそっか…‥あの人も、そうなんだ––––––」


アルメル「––––– フッ …… いやぁまったく…‥(爆煙に飲まれる直前、ショルダーを思い切り引き、ナップサックに内包された装備全てが生地を突き破って出現し) 悪くない取引だよ、綿井一人分の命で…‥––––(最後に残すもの全てに向けた、勝ち誇ったような笑みを向け、 その全ての兵器を爆破させ、黒服の女もろとも業火に飲まれる) 」

黒服の女「悲しい運命、それはあなた『一人』の―――(舞い散る兵器、業火へ包まれる寸前、アルメルへ手を伸ばし、爆炎に呑まれる―――) 」

紅夜「–––––ハッ……‥おばかですねー‥…超ウケル(背から黒煙を上げ、まるで自分に言い聞かせるような悪態を吐き、自虐気味にせせら嗤う)結局そういうコトなんだろ‥…アンタを見てると、自分が結局『どうしたかった』のかが、鏡を見るよりも鮮明に、よく見えた気がしたんだ‥…きっと、こうしたかったんだろ(ジャックの頭に手を乗せ、プツリと彼を立たせていた糸が切れたかのように崩れ)––––なれよ、お姫様に‥…。(ジャックの耳元で兄が妹に接するかのような、優しい声色で囁き、音もなくその場に倒れ伏した)

ジャック「・・・・・・あ。(倒れ行く紅夜、そしてお姫様というワード。この時彼女は本当の意味で何もできなかった。ただ殺しに殺す存在たる自分が、殺すことでしか自分を表現できなかった自分に対しての―――なんでもない、ただの当たり前のような優しさが突き刺さるように心に響いていた。) 」

黒服の女「ズボッ―――(アルメルが咲かせた業火の華の、跡地の『影』から出てくる)美しい華、哀しい華・・・されど運命は、無情―――そして、こんにちは・・・『わたしのあなた』。(紙に包まれ簀巻にされた何かを手に、そこに立っている) 」



――――― ウ ウ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ー ー … … ッ … ! ! (定刻と同時にサイレン音が鳴り響いた) 」


EmPtIeS【終了時間となった――――本日の対戦はこれにて終了だ。各自戦闘を終了せよ。】

EmPtIeS【世界中の人々よ、これが"現実"だ。我々が意図的に繰り出した戦争とはいえ、彼らはその争いの中で己が本性を剥き出した。それはあまりにも狂気的で猟奇的なものであり、あたかも戦争そのものを愉悦としていたのだ。罪もなき『無色』の彼らは互いに守り合うことで精一杯だった、だが、結局誰も救われることはなかった…】

EmPtIeS【わかっただろう?世界がどれほど残酷なものなのか。"絆"の証明を求めたはずが、"絆"がないことを彼らは立派に証明したよ。皮肉なことにね。】

EmPtIeS【我々は、安寧の為に戦争を繰り返す《王権者》たちを、断罪したかった。戦士たちは、その為の尊い犠牲となったのだ… 】

EmPtIeS【全世界の人々よ、戦士たちの命を使った我々を残酷だと称し、更なる憎悪を煮え滾らせるだろう。その批判や感情は甘んじて受け入れよう。…何故なら、君たち名もなき者たちに"目覚めて"もらうことこそが、我々の本当の願いだからね。何故戦争が起こるのか…何故戦争は続くのか…世界とは、《王権者》とは… 本当の《支配者》とはなんなのか… あらゆるすべてを疑ってほしいのだ。】

EmPtIeS【……………………】

EmPtIeS【明日の夜、"最後の報道"を全世界に流す。そこで我々…いや、「私」が何者であるのかを明かそうではないか。以前話したことを覚えているかな。「私の存在を知った時、君たちは己の"存在意義"を、そして世界の"真実"を知ることになる」と。ついにその瞬間がやってくるのだ。】

EmPtIeS【それでは明日、また会おう。そして、今宵はどうか…今日の戦いの犠牲者たちを讃えてやってほしい。…さようならだ。】


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最終更新:2019年06月26日 20:09