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Profile
オウルナイト家の次男にして、二週目。転生者ツキシマとしての最初の体。
見観子を家庭教師として付けられていた。そのため勉強も魔術も剣術も直伝、大人顔負けの詰め込みっぷりだった。(*1) 本来は貴族の子供だったが、転生したツキシマの魂が混ざった影響で、全てが台無しとなった。 当時の年齢に釣り合わぬ知識量、たまに浮かべるゲスな笑いの不気味さから、学校ではブレインチェンジャーと揶揄され不気味がられていた。 おかげで『友達』と呼べる存在どころか、まともに話しかけてくれる同年代がおらず、非常に寂しい日常を過ごしていたため、ヴォイドが友達だと言ってくれた時は内心すごく喜んでいた。 なお、彼のあずかり知らない所でひっそりと勘当されているが、彼にとっては知らないし、どうでもいいことである。 元々オウルナイト家からしてみれば、彼は忌々しい存在だったようだ。彼の家は代々緑か青の眼をしているのだが、彼はその双方を携えたヘテロクロミア。それを理由に、白い目で見られていた。 現在は右が緑で、左が黄色の瞳のヘテロクロミアとなっている。恐らくは混ざったためだろう。
「ふざけてんじゃねえ、俺をその名前で呼ぶな。
俺は・・・いや、”俺が”・・・ハリアス・オウルナイトだ!!」
この体でのみ、ハンターとして活動することで生計を立てているが、あえてカードは作っていない。
主な資金源は狩った魔物の素材売却など、けっこう儲かってるらしい。 嘗ては この体を使う時には主導権が存在し、より明確な人格が表層に出る。ツキシマとして精神がはっきりしていれば、ツキシマが。ハリアスとして精神がはっきりしていれば、ハリアスが。 主にそれぞれの名前で呼びかける事で精神を揺さぶりやすい。
BattleStyle&Physical
幼少の頃よりみっちりと鍛え上げているため、どの体よりも基礎がしっかりしている。
共有技術の『Imagine Magic』を絡めながら、遠距離主体ながら近距離もカバーする万能型。 剣術の腕もかなり高く、詠唱の必要ない『Imagine Magic』を躊躇なく接近戦でも使うため、遠・近どちらも非常に厄介。
Skill
既に強者の領域へ至る基礎能力。
命の奪い合いを行う者達の領域であろうが、既に戦える。
達人の領域へ手をかける剣術の腕前。
ただの手練れ程度では、もはや手に負えない。
かなり悪い。睨むと様になる。
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Profile
三週目の体、終わらぬ悪夢の始まり。そして唯一の女性体。
かなりナヨナヨした、女っぽいような体だが、最初は男だと思っていた。 白に近い金髪の美しい、一見男なのか女なのかわからなくなる外見をしている。 成績はかなり優秀らしく、性格以外は学内で非常に人気らしい。 ここ最近でやや『女』らしい体つきになりつつあったらしく、それでも無理して男っぽく振る舞っているせいで親友らからは心配されていたようだ。
「まるで自分の意識が二つになったみたい。
あっちも” ならいっそ、割り切った方がいいのかもしれない。」
外見年齢は20ほどになっており、一度止まったはずだったが、ある日を堺にまた成長。
そして、再び灰コートの大男?に殺されたが、四週目へと突入した。
ただの『今の自分』なだけではなくなり、体に魂が引きずられてしまうため、『ヘリオ』の時は心まで『
そのため、彼としてはかなり気分がよろしくないようで、こちらで活動する時間を可能な限り減らす傾向にあったのだが、『ハリアス』では精神が安定せず、『アルマンダス』では魔力消耗が激しい。 それらの事情から、精神が引きずられるものの最も安定しているという理由で、最後の逃げ道として考えられている。 以前は動揺したりすると、ポロっと男の口調で喋ってしまっていたが、今はもうボロが出ても女口調に近くなってしまうようになった。 特に、自分のことを”俺”と言おうとすると、自動的に”私”へ変換されたり、自己改造に近いほどの補正がかかっている。
BattleStyle&Physical
共有技術の『Imagine Magic』を引き続き使用して戦う。
他の体と違い女性のため、打たれ弱いので接近戦を避け、可能な限り魔術による遠距離に徹底する。寧ろ接近戦を仕掛けなくなったせいでより厄介に・・・? 体作りで既に差がついているおかげで、獲物は剣から短剣に変更している。しかし剣術の腕前が少なからず生かされているため、懐に入れたと油断していると痛い目を見る事になる。
Skill
この世界における一般人との境目。
打たれ弱いが、身のこなしはA+クラスとなる。
一人前以上達人未満の剣術。
そもそも獲物は短剣。凌ぐ程度の事は容易く、足元を掬うだけの技術もある。
何故かかなり上手なダーツの腕前。
嗜んでいたのかもしれない。
動作の節々から漂う女っぽさ。
―――或いは、これが今の”私”なのか?
ステージⅠの症状、軽度の意識侵食。
表層と深層の断絶、溶け合っていたモノが掬い取られたカタチ。 沈んでいた魂の記憶に、失った体の記憶が引き合い、一つになり、全く別のナニカになる。 現在の症状で目立つのは、 或いは、じわじわと新しい、全く別の 解離性障害でもあり、解離性同一性障害でもあるが、そのどちらでもないとも言える、何故ならそれは――― |
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ヘリオで死した次に得た、新たな体。四週目。
小麦色の肌で、赤い色の髪をしたあからさまな悪ガキ大将。 貴族の子供のようで、冒険者への憧れがあるらしく、体を鍛えているようだ。 しかし、冒険者ごっこのつもりで森林に入ったところ、狗の魔物に心臓を食いちぎられ死亡、した所で体を得る。
「それでまぁ、不幸中の幸いなのは、この姿ならば僕は僕のままでいられる事かな。
この格好の”僕”口調は、外見に対して悲しいほどに似合わないのが問題だけれども・・・。」
死亡後に引き継がれた体のため、体固有の人格が主張せず、主人格である『ツキシマ』が最も自由に動ける体でもある。
そして、此度もまた『時計』は鳴り響く。
ある程度の抵抗を行いはしたものの、あえなく破れ、死亡した。
BattleStyle&Physical
主に大剣を振り回し、共有技術の『Imagine Magic』をサポートとして使用する。
魔力の同期が不十分なのか、魔力回復と効率が悪いので、他ではメインのImagine Magicも今回はサブウェポン。 全体的に動きが荒々しく、一撃が重い。
Skill
既に強者の領域へ至る基礎能力。
いよいよもって、実戦に耐えうるだけの基礎が出来上がった。
達人の腕前に至る剣術。
大剣を使用し、強烈な一撃を放つ。
一時的に筋力を増幅させる。本来は魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性なのだが・・・
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は長いのだが、彼は瞬発的に使用する事でクールタイムを短くしている。
魔法を使用する際にかかる、魔力消費量増加補正。
何やらひどく魔法への親和性が悪いのか、燃費が酷い。
もっと悪い。睨むと怖い。
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アルマンダスで死した次に得た、五度目の生。五週目。
全身を黒装束に包んだ、濡羽色の髪の使徒。 任務に失敗し、抹殺対象の雇った傭兵の毒矢で死亡―――した? 後遺症が残っており、激しい動きをすると鈍痛が発生する。とてもではないが、戦闘を生業にはできない。
「僕はハルファート・レイアウル。ただの、失業者です。」
頬に見覚えのある文様が浮かぶことがあるものの、普段は文様が存在しない。
ツキシマは彼に転生した―――のだろうが、記憶は喪失しており、呼びかけには答えない。 現在は寄宿舎に宿泊しており、草むしりやプラカード持ちなどの日払いバイトを初めた。 プラカード持ちが一番辛いらしい。
BattleStyle&Physical
現在、共有技術の『Imagine Magic』は使用不可能。
後遺症もあり、過度に動くと傷口が開いてしまう。 そのため、戦うのであれば先手必殺でなければ、ほぼ敗北するだろう。
Skill
暗殺者としての、熟練した身体能力。
しかし、後遺症によって激しい行動時には著しいマイナス補正がかかってしまう。
達人の腕前に至る暗器術。
使うだけならば何ら問題ない。
何かを調合する知識と技術。
即効性・遅効性の差異はあれど致命毒の幅広い知識と、爆弾など殺しをするための小物の作成知識を持つ。
職業柄、いつ標的を襲えるかわからないため身についた。
大食いファイター顔負けの速度で平らげる。
劣悪な環境の睡眠に適応する。
逆にこちらに為れすぎて、ベッドで寝つきにくい。
何か、大切な何かを忘れているような―――
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「僕は
始まりの一周目、ハリアスよりも前の存在。
そして、真のハリアス―――いや、ハリアス『ではない』者。 その正体は地球人、一周目にて『隻眼の悪鬼』と呼ばれる『 本人は何の変哲もない地球人で、どうしようもない一般人に過ぎない。 都合よく救いの手が差し伸べられる事も無く、都合よく人のいる場所に現れる事も無く、都合よく危険のない場所に現れる事がなかったが故に、死んだ。 ある種、彼の存在そのものがこの世界の裏側に在る”世界の無常さ”の証左でもある。
他人不信の全ては、根幹を成す彼の”この世界への不信”が原因。強すぎる不信故に他の人格にも、特に定着と競合が長い『ハリアス』では影響が大きく出る。
BattleStyle&Physical
そもそもとして、戦う力を一切持たないただの一般人である。
Skill
該当なし。
ただの地球人には、この世界の基準は高すぎる。
該当なし。
本人のセンスも、才能も皆無。当然ながら”そういう世界”で生まれたが故。
自らの全て、木における根、ルーツ。
”それ”が間違いなく、彼の始まりであるのには間違いない。
相手を信じぬ者の眼。
時に、あらゆる者が自分を害すると思い。 時に、あらゆる者は自分の敵だと思う。 あらゆる信頼しない者に気を配り、その弱みを無意識下で探る。 全ては、夢現の世界と思うが故に。 全ては、自分を殺した世界への不信故に。
或いは、誰かが背負わなければならなかった不幸。
この世界に名を残す、多くの地球人が幸運にも生き残る。 その幸運の釣り合いは常にどこかで支払われている。 名が残らないのは、つまりはそういう事であり、これもまた運命の収束。 彼はその悪い運命を、一身に引き寄せて惨たらしく死んだ。 |
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体で共有される情報や、基礎情報。元の人格である”ツキシマ”が色濃く影響している。
「僕にしか成せない何かがある?冗談を言わないでくれ。
僕はそこまで自惚れる事なんてできないよ。 だって、僕はただの人間だ・・・そう、ただの人間・・・なんだから。」
ハリアスであった頃に、見観子を魔法及び剣術の師匠として持っており、直伝の『Imagine Magic』をほぼマスターしている。
共有所持品として百科事典の如き大きさのメモ帳を所持しており、大切にしている。 使ったページは既に半分を超えており、その中にぎっちりとこの世界の情報が書き込まれている。現在も更新中。 主に生きるための情報が多いようで、ほとんどがこの世界に関わる情報しか載っていない―――が。 たまに隅っこのあたりに小さい字で可愛かった女の子の情報が詳細に書かれていたり、真ん中に師匠のぱんつが挟まっていたりと問題点あり。(*3)
仲睦まじい家族や、微笑ましい兄と妹などを見ると、どこか遠い目をする事があり、特に『家族』について触れると、たまに別人のような口調に変貌する事がある。所謂、地雷である。
そうやって、家族や兄妹を見ると遠い目をするのは彼に妹がいるからのようだ。名字が同じのため、褒められると喜ぶ。 『火継』という知り合いがいるらしく、かなり気にかけているように見える。 その他、何やら優莉?に対しては特別気にかけているようにも思えるのは、同じ地球人だったからなのだろう。
他人に自分の迷惑ごとを持ち込むまいとする性格のため、人を頼るのが致命的に下手、その上にどうしようもない状況で初めて頼るか頼らないかレベル。(*4)
極めて重度の人間不信、というよりは”世界不信”であり、自分以外を信じていないが故に、頼らなければどうしようもないにも関わらず誰も頼ろうとしない。 その最もたる部分が、『触れるかどうか』であり、彼は『自分から』の、信頼や親愛の意がとれるような全てのボディタッチを極端に忌避する。 だが、逆に彼からある程度触れてくるようになったのであれば、一定を超えた信用をされていると見ても良いだろう。 逆に、一線を越えて信頼をされた場合はかなり傾倒し、息が詰まるような思いをし続けた胸の内を明かしたり、自分のことを” この通り、シビアな線引をしているが、男女間での線引は更にシビア。というか、女性を”そういう目”で見るにしても”その先”は全く踏み込んでこない。 自己を『破綻している』と評していたり、自分に対する評価の低さも伺える。実際の所、精神的に些か脆弱な部分も、彼と会話していると散見するだろう。 かなりの
いつからか、左頬に謎の文様が付くようになっている。正体も意味も、全く不明。
死を重ねたからなのか、自分の命に対してかなりドライになっている。
『ハリアス』と『ヘリオ』が共通の人物だという事はバレたくないようなのだが、どっちでも目を引くお手製のメモ帳を取り出したりと迂闊さが目立つ。
バレたらバレたで、相手にもよるが適当にはぐらかすため、時に義兄妹だったり、時に親戚だったり、また時にただの友達だったり。その関係性はブレまくっている。 音ゲーをたまにやっており、好きなシリーズはIIDX。段位は元八段だったようだがしばらくやってなかったらしく、腕の落ちるままに七段に甘んじている。
BattleStyle&Physical
基本として共有されるものは、それぞれ”所持品”、”魔術”、”魔力量”、”能力”となる。
どの体でも、特に変動は無いので安定している。
「今だけは、このどうしようもない絶望に抗うために
僕は、受け入れがたい
Skill
その道の天才とも言える魔術への適正。
見観子を師としてキツい練習だけでここまで至れるとはとても思えないが、その腕前はもう師すらも越えようとしている。 どの体でも魔術を全て引き継いでいるため、その魔術の強さは衰えを見せない。 そろそろどうしたらいいかわからなくなってきた。
化物レベルの魔力量。もはや生きる魔力タンク、動く魔力の塊と言っても差し支えない。
とんでもない魔力量なのだが、今もなお増え続けており、手に負えない。 ただし、魔力量がおかしいレベルという自覚がない。
記述不可能な運の無さ。全ての不幸の行き着く所、なおも低下している。
主な影響の殆どが命に関わる大事であり、散発的に呼び寄せる。 特に何の危機も無い日常ではそのなりを潜めているため、普通に暮らす分には困らない。 だが、少しでも危険があれば、強引に因果律を書き換えて、命の危機を生み出していく。
最近はじめた趣味の一環の料理スキル。
まぁ人に出して恥はかかない程度。
最近はじめた趣味の一環のベース弾きスキル。
少なくとも人前で弾いても恥はかかない程度にはなった。
ふとした拍子に露見する、重い雰囲気。
以前ほどではないが、理解不能な存在に遭遇すると、瞳に暗い炎が灯る。
自分自身にかける、思考の誘導。俺は幸せだ
あえて何かを考えないようにして、心に蓋をする。俺は苦しくない 辛い?苦しい?楽しい?幸せ?・・・何故?俺は辛くない ―――さあな、考えないほうが俺にはいい。俺は楽しい だってこれは、俺の物語なんかじゃない。俺に―なんていない 深層意識や、表層意識への致命的混乱を引き起こす感情に対して自動発動する。 自動制御と最適化を行い、不必要な感情を強制的に廃棄する。 これは人格への悪影響が一切配慮されていないので、発動が重なれば重なる毎に記憶の摩耗や精神の崩壊が進んでいく。 発動に際して、『ブツリ』と何かが切れるような音が、周囲の人にも聞こえる規模で響く。
神すら呪い殺す、悍ましき呪い。彼のあらゆる悪夢の根源。
その道に詳しい者が見れば、ひと目でそのむせ返るほどの異質な香りに気付けるほど。垂れ流しになっている瘴気は魔物を惹きつけてしまう。 詳細不明、効果不明、ただ分ることは直ちに命に関わるものではない事。 この呪いはありとあらゆる方法を持ってしても解呪できない。まして無理にしたとしても、彼、ひいては解呪しようとした者に本当の死が訪れかねない。 あまりにも強すぎる呪いのせいで、ほぼ全ての呪術や世俗魔法の効果を打ち消してしまう。といったメリットもあるにはある。(*9) あまりに強い呪いのせいか、連鎖的に様々なスキルへのマイナス補正を与える。
二度発動した痕跡があり、死して尚、その『死』の香りはより強く在る。
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コメント |
*1 尤も、学力に関しては中身も影響しているが
*2 なお、彼の死は『灰コートの大男絡み』という事で、政府によって隠蔽されており、これを知る者は極僅かである。
*3 最近はほとんど無いようだが・・・
*4 特に師匠が自分と同じなのを知っており、自分の事はすぐ棚に上げる
*5 例えば、カメラならば『シャッター』や『チェキ』、など、その道具に関わる擬音や単語となる
*6 を始めとした、様々な摂理
*7 ただし、強く念じなければ発動しないため、頭にキてる彼が咄嗟にそれを思いつくかは微妙でもある。
*8 特に、感情が高ぶった時の燃費は悪夢と言っていいレベルで、一分すら持たなくなる。
*9 ただ、だからといって手放しに喜べるような呪いではないのだろうが・・・