2010年11月28日 破壊神の死 そして・・・

破壊神(はかいしん)()そして・・・()/Death Destroyer And・・・》

大昔 シルヴィがカオス界で初めての大戦争を起こし、世を恐怖に陥れた

   伝説の勇者により、シルヴィが封印される 

2009年 11月 1日 シルヴィ、500年の時を得て復活

    11月 2日 夜神月により、シルヴィが倒される

2009年 12月 18日 地獄を脱獄し、再びこの世に現れる

2010年 9月 4日 シルヴィが地獄襲撃事件を起こし、地獄にいる殆どの囚人たちを脱獄させた

    9月 5日 大戦争計画が始動

    10月 23日 大戦争が起こる

    11月 17日 最終戦争が終了し、カオス界は新時代へと突入する




上記の出来事は、全てシルヴィに関係している歴史ばかり。

だがこの日、彼の歴史に終わりがやって来た




2010年 11月 28日 シルヴィ、ハルシオンによって倒される




最終戦争が終了し、新世界へと訪問したシルヴィ一行は、
そこで新たなる力を求めて、その世界を荒らし回る。

それから数日が経ち、戦争がなくなったカオス界は新時代へと突入した。
「今までの常識が通用しない世界」、それが新時代。

だが奴はこの日、再びカオスワールドへと帰還。
シルヴィは、新世界で手にした新たな力を世に広めようと企んでいた。
弱い混沌世界を強くする為に、小さな戦争をまた起こした。

しかしその野望を阻止しようとしていた若き勇者がいた。
元彼の配下、ハルシオンである。

彼は、シルヴィの創る世界に猛反対しており、彼の野望を必死の阻止を試みる。
今までは、あっけなく返り討ちにされたものの、成長したハルシオンの前に
シルヴィの持つ『史上最悪の力』は敗れてしまった。

………だが、その状況を目の間の当たりにした者がいた。
誰よりもシルヴィを尊敬し、奴を神のように崇めていた――――イベールだ。
目の前でシルヴィが倒されたことに相当なショックを受けたのか、元々目つきの悪かった彼の目も
一瞬にしてぐちゃぐちゃの涙目になってしまう。

すぐに我に返り、ハルシオンを斬り殺そうとするが、逃げられてしまう。
ハルシオンは、絆の力で世界を救うと主張していた。
しかしイベールにとっては、ハルシオンにその絆を奪われてしまった。
彼の心は、壮絶な悲しみと怒りが合わせっていた。









この小さな戦争は、後にこう呼ばれた


























終点戦争




















だが全てが終わったわけではない。

全てが終わり、新たな時代が始まる。

シルヴィの死後、軍を引き継ぐことになったイベール。

彼の目的はただ一つ、シルヴィの仇をとる為にハルシオンを葬ること。



そして―――――――――――生き残ったカービィ族たちによる、最後の戦いが幕を開けようとしていた。




VS          最終決着






~とある荒野~


ワァァァァァァアアアアアーーーッッ!!!(槍や火縄銃、刀を持ったワドルディ軍団が火花を散らしながら互いとぶつかりあっている)


ワドルディ(西軍)「おぉぉりゃぁぁああ!!」
ワドルディ(東軍)「はぁぁぁああっ!!」


カキンッ、カキンッ! ダキューーンッ!! ズドンッ…!ズドンッ…!


ワドルディ(東軍)「武力で世界を支配するお前たち西軍なんかに、負けてたまるかぁぁああっ!!」
ワドルディ(西軍)「弱い奴等の溜まり処、そんな東軍に敗れる事はないっ!!」


曇天
辺りは壮絶な合戦の場となっていた…
その一方、高台の方では………









ハルシオン「………。」(険しい表情で佇んでいる)

シルヴィ「………。」(細い目でハルシオンを見つめている)

ハルシオン「…シルヴィ、力で世界を制するというのなら……パサ……(被っているフードをそっと脱ぎ降ろす)お前を倒し、絆の力で世を平和に導く…!!」

シルヴィ「………。」(表情一つ変えず、睨みつけるように見つめている)

ハルシオン「………。」(睨み返す)


ドォゥンッッッ………!!!(二人から放たれる気によって、土煙と共に周辺の岩石が吹き飛ぶ)


ハルシオン「……ギュッ」(拳を握る)

シルヴィ「……ギュッ」(こちらも同じように握る)



ハルシオン「はあああぁぁああーーっ!!!!」(殴りかかる)

シルヴィ「ムッヒャアアアァァアアーーッ!!!!」(こちらも殴りかかる)








ワドルディ軍団(東軍)「ワアアアアアァァッ!!」(武器を構え、敵軍に接近していく)


ジャキンッ……ズバァァッ!!!(突如、一瞬にしてワドルディ軍団が一閃された)


ワドルディ軍団(東軍)「ぐわあああぁぁぁ~~!!!」(吹っ飛ぶ)

イベール「……ジャキンッ!(刀を鞘にしまう)シルヴィ様の名の下に…っ!!」



ゴロロロ………ピシャァーーーン…ッッ!!!!!!(その時、曇天の空から一つの雷が高台に落ちる)


イベール「――――――はっ!」(何かを感じ取ったのか、兵を掻きわけて急いで高台へと駆け出す)





ハルシオン「……はぁ……はぁ……。くっ……。」(傷だらけの体で佇んでいる)

イベール「はっ、はっ、はっ、はっ…!(無我夢中に駆け出して高台を登りつめる)はぁ…はぁ…はぁ………!!」

シルヴィ「(ハルシオンの目の前でうつ伏せに倒れている)」

イベール「なっ―――――!!?」(倒れているシルヴィを見て唖然とし、まるで絶望にでも陥ったように眼のトーンがなくなる)

ハルシオン「………!い、イベール…!」

イベール「な……っ…。(次第に俯き、そして顔を上げた時には瞳の色が赤く変色していた)――――――ハルシオンッッッッ!!!!!」(ハルシオンに駆け出して斬りかかろうとする)

ハルシオン「くっ……!(手甲で防ぎ、離れる)イベール……っ!」

ワドルディ(東軍)「(一人のワドルディが高台に登ってくる)は、ハルシオン様!ここは一旦退きましょう…!西軍の戦力も減少化しています。これ以上、無益な争いは―――――」

ハルシオン「分かった…!それを…全軍に伝えるんだ!」

ワドルディ(東軍)「はっ!」(降りていく)


イベール「ぐぅ……ううぅ……っ…!!」

ハルシオン「イベール………許せ。」(高台から飛び降り、急いで走り去る)

イベール「待て、ハルシオ――――――――はっ…!」(急いでシルヴィの元へ駆け出す)……ぁ……あぁ………ああぁ……カランカラン(刀を握っていた手が緩み、自然と地面に落ちる)



ザザザァーーー……ッ…!!(大雨が降り始める)


イベール「ぅ…っ。うぅ……っ……!!」(倒れているシルヴィの手にそっと自分の手を添え)

ダークノア「………。」(遅れてやってくるが、ただただ、無言でイベールとシルヴィの二人を見つめている)

イベール「ううぅ……っ…!…………ハルシオン……ッ!ハルシオン…ッ!貴様を許さなぁぁぁああいっ!!!うわああああぁぁぁぁぁっ!!!!」(大雨に打たれながら、空に向かって泣き叫ぶ)




関連ページ

過去ドラマへ戻る


コメント
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2019年11月11日 20:35