EVOKE -舞- セルド編第5話

PM19:24  ――キュラリア・広場――


セルド「ふぅ……(手をこすりあわせながら、キュラリアの広場を歩いていた) ス、ペラ…(胸ポケットから手帳を開く)今日やりたいことは大体済んだか…どうしよう、変に時間余っちゃったな。少しブラつくか、もう宿に帰るか……(歩きながら) 」

初一「ふぅ、たまの休みに他県(?)へ行くのもいいものだ。そうだ、お土産とか買って帰ろうかな?あの探偵事務所ロクなのいねぇけど、まぁ悪い人達じゃないし。・・・そうだ、記念撮影を。――――あ、すみまっせぇん!カメラお願いしてもいいですか?(セルドに歩み寄り) 」

長身の女性「まだ完全に解読できない… 別の祠の在処を探すべきか…(コツ…コツ…)(使い古された黒のショルダーバッグをかけ、もう片方の腕に古い書物を抱いて歩いている) ト ン … (ぶつぶつ独り言を呟きながら歩いていたためか前方のセルドに気づかず、軽く肩が接触する)…ああ、すまない… ……怪我はないか。(ふんわりとした白銀のボブカットに緑の瞳を持つあどけない顔立ちをした美人女性。長身でスレンダーな身体をしており、白のガウンコートが夜の中で一層白みを帯びている)」

ニット帽をかぶった少女「………んー……今日は、冷えるなぁ…………(広場を歩いている)冬の夜って結構寒い…… 」

セルド「え?カメラ……あぁ、いいですよ(初一のお願いに笑顔で応じる) おっと(長身の女性と肩がぶつかる)あぁいえ、大丈夫です。すみません、ぼうっとしてて(苦笑して女性に)(美人さん…だなぁ…なんか、雰囲気が幻想的っていうか―――)(古い書物にふと目が行く) 」

ニット帽を被った少女「……?(記念撮影?…外からの人かな)(初一を見て) 」

長身の女性「そうか、それなら…―――(ピコーン!)(何を思ったのか、真剣な表情で突然セルドの身体中に手を這わせ何度もいろんな個所を摩る)……ふむ、なかなかいい身体をしているな、青年。(セルドにとってはまるで人が変わったかのような奇行である)並々ならぬ鍛え方をしている… つかぬ事を聞くが、職業は何をしている?(細い目をしながらセルドの二の腕部分を摩り) 」

初一「どーもどーも、いやぁ・・・・冷えますねぇ。こう冷えたら朝とかたまったもんじゃあないですよええ。 ん?大丈夫ですか?(長身の女性にぶつかったセルドに) 」

レイス「んー…‥さっびぃ…‥(マフラーに殆ど女性に見える童顔を埋めながら石畳の床の上を行く)南方って聞いてたし少しはマシかなぁって期待してたのに……(でも綺麗な街並み、来てよかったなぁ古本屋なんか宝の山だったし)……おっ(セルドと初一が視界に入り笑みが溢れる)観光客かな…さしずめ修学旅行の高校生(初一)と引率の若い先生(セルドと長身女性)といったところか。よーし…‥ すいませーんっ、お写真をお撮りになるならお力になりますよー⭐(ほんわか糸目で手を振りながらスキップで歩み寄る) 」

初一「・・・・ってう、うわぁ~・・・・・!!初対面の男にベタベタ体触って身体検査してるぅ~・・・・!こ、これが今流行の逆セクハラという奴かぁ~・・・・・!!?こわいっすよぉおおおおおお・・・・!! 」

レイス「ア"ッ"(身体検査(?)の現場に直面し笑顔のまま目が三白眼に)あのすいません、人それぞれ好みがあると思うんです。僕はまだそういう世界わかりませんしとやかく言うつもりはありませんのでどうぞごゆっくり( に っ こ り ) 」

セルド「はっ、はァッ!?ちょっと待っはぁん!?(汗汗)(聞き苦しい声を上げる)(な、なんだこの人!?!?!ケーサツ呼ぶ!?!?)い、いい身体って…ひぃ、もう勘弁してくださ………え?あ、あぁ……一応、弁当屋を…(ジト目で二の腕を触られながら) 確かに、近頃は特にめっきりと冷えるようになって……苦手ですからたまったものじゃありません(苦笑しながら) えっ、あっ写真?!今の状況は絶対撮られたくない…!(汗 レイスを見て) 」

初一「ちょ!アンタ!止めてあげてくださいよぉお~・・・・!!色々ヤバいんですよぉ~・・・・!!僕には無理(真顔) 」

初一「あーーーー!!しまった手が勝手に滑ったぁあああああ!!!!(手に持っていたカメラが連写作動する) 」

ニット帽を被った少女「………!?(やけに叫ぶなぁ……)(初一を見て)…あ、あのぉ……嫌がってると思うんですが…(控えめに長身の女性に) 」

長身の女性→リウェル「(顎元を摩りながらセルドの身体に触れる様は奇行以外何物でもないが、本人は色気を使っている素振りなどなく、何処か真面目腐っていた)うん…見れば見るほど(※「触れれば触れるほど」の間違い)良い体格をしている… (フニフニ) なに、弁当屋…?今時の弁当屋はここまで筋力が付けられるのか…(モミモミ) 私は「リウェル・シモーネ」。ワーテル大学歴史学部で教授をしている。今は独自で『ある研究』をしている。君のような男を対象にその研究を行ってきたが、ここまで完成された体を持っている人は初めてだ。見かけない顔だが、この辺に住んでいるのか?(スリスリ)」

レイス「いやぁ僕にはとてもできませんね、読書感想文並みの否定で申し訳ないんですけどあのその近寄りたくないです切実に(笑みを浮かべたまま斜線が書き込まれたような青ざめ方) えーーっともし教授ー…‥殿?(リウェルの服の袖をくいくいと控えめに引っ張り)ほら、こちらの方もお困りですし…‥その(やべぇぇぇうまい台詞がうかばねぇやっべぇぇぇぇ)まずはお茶に誘ってみては?これこそ誘い文句の王道、『お茶でも道』ですよ(何口走ってるんだ僕ァ) 」

セルド「なんだその都合の良い滑り方はァ~~~~ッ!!(汗汗 初一に) あ、あぁええと、実は『別の道』を目指していた時期があって…今も欠かさず鍛えて居るのは、その名残っていうか……。すごい、教授さんなんですね……『ある研究』?お、お、俺のような男を対象に??(汗白目 悪寒)あぁ、俺はセルド・ロット・フェルグレイ…セルドと呼んで下さい。住まいはここから少し離れた街で…ええと、鍛えた身体を褒められるのは嬉しいんですが…その…そろそろですね…!?(恥ずかしさのあまり誰得赤面をする) 」

初一「僕だってどうにもできませ・・・・・(あれ?リウェル・シモーネ・・・・・?ワーテル大学・・・・どっかで聞いたな?) 」

セルド「何口走ってるんだアンタァ!?(汗白目 レイスの脳内と同じことを言う) 」

リウェル「ん…? そうか…それもいいかもしれないな。(レイスのアドバイス?に耳を傾け、納得したように静かに頷く ← )……ほう…(『別の道』というワードに反応し)セルドか、覚えておく。そうか… ん…?(セルドの赤裸々表情を見、「まずかったか」とデフォ目になる)失礼した、こんなに優れた研究対象を見つけてしまっては、理性も失うのが研究者の性だ。……?(その際、セルドの懐に金物―――黄金色に輝く懐中時計に視線が集中する)……すまないが青年、その時計は―――――(興味をそそられたのか、セルドの懐中時計を指しながら話しかけようとした、その瞬間だった…) 」


―――――― ズ ン ッ … ! ! (その瞬間、激しい熱風が街を襲った。人肌を這うその熱は夏の暑さをも凌ぐ程の熱を帯び、人々を戦慄した)


イザベラ「公然とセクハラが行われているのは警察に通報するべきなのかしら……(リウェル達を遠目に見ている) 」

ニット帽をかぶった少女「通報するべきですね、はい……(イザベラの後ろから声をかける) 」

初一「ほわっ!!?なんだこの風はぁああーーーーーーッ!!? 」

レイス「知っているのかスネークッ!(謎脳内スキャナで初一にいち早く反応) い、いやぁほら長いものには巻かれろって言いますし…‥ね?ほら、場所さえお聞かせいただければ式場までかけつけますかららららら(目を逸らして無駄な巻き舌で) っと…‥おやっ、あれ…れ・(この人…‥どこかで見たような。確か軍の資料整理している時だったっけ…‥?) ひぃっ!通報とかやめてください僕今日はOFFナノニッ!(セクハラ扱いになれば現行犯タイーホしないといけない立場) あはは、ご理解いただけたようで何より、いやぁほんっと大事にならなくてよか––––(突如襲う烈風に頭髪とコートが激しく翻り目を見ひらく)……ッ!? 」

ヒロ「………(広場内を歩いている)キュラリアまでウォーキングしに来たのはいいが人が少ないな、流石にこんな遅くだと………!?(熱風に襲われる) 」

リウェル「…っ……!?(突然押し寄せる熱風に腕を構える)…なんだ………??(困惑を隠しきれず、熱風が飛んできた方向を見据える) 」


セルド「な、なんていうか…変わっていますね…(汗笑)(リウェルから解放され、ズレたネクタイを直し)時計?ああ、この時計は―――――ッッ…!?(熱風に衣服がはためいて驚愕し、目を大きく見開く) …… …… ……今、のは……!? 」


フ ッ ―――――――― (熱風が街を襲ってしばらくした後、街の明かりが一斉に消えた。夜空に浮かぶ星の輝きだけを残したキュラリアは瞬く間に闇に包まれたと思われた… だが、事態は更に悪化することとなる…)


ゴ      オ      ッ      !     !     (一同のいる個所から離れた隣街の空に、隕石が落下したかのような激しい業火の火柱が上がった。火柱が上がったことでその衝撃と、先程の熱風を越える凄まじい熱が一瞬でキュラリア全域に伝わった)


初一「心を読むなッ!なんだアンタはエスパーか!?(スネーク!!?)  う、うわぁあーーー(折角の夜景に)何をするだぁーーーー!!? ・・・あ、あれは火、火事!? 」

リウェル「……! (停電か…一体何故――――)――――!(熱風後に街の停電といった不思議な現象の連続を目前し、何か閃く) そうか…これは――――― く…ッ……!!(第二波の熱風に耐えまいと片足を強く踏み込みんだ) 」

ヒロ「………電気が、消えた……?それに、この火事……… 」

初一「うおおおおおお!!?一体どうなっているんだぁあ!!?(耐え切れずゴロンとコケる) 」

セルド「―――― ぐ ッ ! ? ! ? (先とは桁違いの熱波によろめき、たまらず数歩後ずさる) ―――――。(なんだよ、これ……これじゃあまるで―――)(目の前に広がった景色と、過去の戦争の景色が一瞬重なる)―――っ。 」

レイス「(暫くめまぐるしく変化していく状況と火柱に呆気にとられ言葉を失っていたが、次第に"事"の異常性を察しそれに向ける視線が鋭くなる)あの熱量…‥単なる火事でも、爆薬のソレでもない…‥ けど––––(天上を支える柱のごとく登る業火を瞳に映して戦慄し息を飲む)"アレ"が能力者のものだとしたら…‥! 」

リウェル「…あそこは恐らく隣街の「ユペタフ」というところだ。(業火が上がった方向を、細い目で見据え)……「太陽嵐」という言葉を知っているか青年。太陽で非常に大規模な太陽フレアが発生した時に、電磁波を含んだ太陽風が爆発的に放出され、星の電力系統に多大な被害を及ぼす現象のことだ。(懐から抜き出した布で額に浮かんだ汗を拭う)これほどの熱気を齎すあの大爆発はただの爆発とは次元を異にする… つまりあれは太陽嵐の影響力と同等といってもいい。だから街全域が一斉に停電したんだろう。 」

イザベラ「……私今携帯なんて物は持ってないのよ、悪いけれど代わりに政府か警察に連絡してもら……そこの貴方サボ……!?もう少し責任感を持ちなさいよ!そういうたちっ……!?熱っ、何これ―――!?ッ……!!(強く踏み込むと共に眼前に魔力の『壁』を出現させ、熱風から身を守る) 」

ヒロ「……燃えている………!?(熱風に耐えながら歩き出そうとする) 」

ニット帽を被った少女「は、はいっ……!?(携帯を取り出そうとした時に熱風によろめく) 」

初一「ちっくしょおおおおおお!!その太陽嵐がなんで隣町で起きてんだ!!疑似太陽でも作ってその実験に失敗したか!?それはそれでやべぇえええええええええええ!!!? 」

セルド「…『ユペタフ』………(リウェルの視線を追い、同じ方角を見る) えぇ、名前を聞いたことは―――――(話を聞き、沈黙する)…………だとしたら、太陽嵐と同等の影響を及ぼすほどの大爆発を、引き起こしたヤツが……ユペタフに居るかもしれない……(握りこぶしをきつく固めながら) 」

リウェル「いや、意図的に太陽嵐を発生させるほど優れた科学力はこの国にも、あちらの国にもない… もしそれを可能とするのなら、それはきっと魔法か、あるいは――――――彼(レイス)の言う 『能力者』に違いない。(夜空に上がった業火によって緑の瞳が赤く輝いている) …… ……行くのか…(セルドの握り拳に彼自身の決意を見出し、問いかける) 」

イザベラ「いや、これっ……そんな、魔法だとか能力だとか、個人レベルの規模じゃない、自然現象だとか、大勢で集まったとか装置を使ったとかじゃないと、こんな……こんな無茶な…(隣町の方角を呆然と眺め) 」

初一「へぇあ!?能力者ぁ!!?おいおいおいおいおいおい!あんなバ火力持った能力者が犯人っていうのかい?・・・って、行くのか!?やめとけよ殺されるぞ!!?逃げるべきだ! 」

メモリア「―――わぁぁぁぁぁぁぁ!!!(悲鳴をあげながら、先ほどの熱風の衝撃に吹っ飛ばされてくる) 」

レイス「町が‥…(瞬きした瞬間だけで)全‥…ッ(リウェルに横目を向け苦し紛れの笑みを浮かべる)成る程、理屈は通ってますね…‥最も、自然発生するような現象でない事実は動きそうにないですけど。 ちなみに教授、その太陽嵐で発生した炎が周囲に広がる可能性はありますか ハハッ…‥そう、ですね。兵士には責任が常に伴います。それは"今"、そこで発生しているんでしょうね(参ったなぁと言いたげに肩を竦め、隠しきれない恐怖を意志で上塗りした瞳で火柱を見据え)例え、それが地獄の釜に飛び込むような行為でも 」

レイス「(セルドの握り拳に視線を落とし、微かに強張った表情が和らぎ僅かな安心感の混じった笑みを浮かべる)止めても聞かなそうですね……僕はあくまで『一個人』として向かいますので責任は負いかねますよ。 背中ぐらいはお護りしますけどね 」

ヒロ「………メモリアァッ!?(吹っ飛ばされてきたメモリアに)なにがあった!? 」

ニット帽を被った少女「……な、なにが起こってるんですか………?(横にいたイザベラに) 」

セルド「(『能力者』――――。)(発言したレイスをちらと見て) …………―――――――――はい。(決意と覚悟を湛えた瞳をリウェルに向ける)(兄さんなら、必ずそうすると思う。それに、きっと此処で逃げたら…これから一生、「もしもあの時」を想像して後悔するだろうから――――。) 関係ないです、行くったら行きます(大真面目な顔をして初一に) !? メモリアッ――――!!(吹き飛ばされてきたメモリアを受け止める)無事か!? ははっ…誰かは知らないけど、頼りにさせてもらうよ。(レイスの言葉に微笑をこぼし) 」

イザベラ「わ、わっ、ちょっと!?大丈夫!?(吹っ飛んできたメモリアに驚きつつも) 話を聞く限り、多分……誰かが隣町の、ええと……『ユペタフ』が攻撃を受けたらしいわよ、連絡する宛てがあって良かったわね、早めに保護して貰いなさい 」

初一「・・・く、狂ってやがるッ!!なんだ、なんだ貴様等は・・・・死にたがりばかりか?あれだけの被害を見てそこに行くだって?正気の沙汰じゃない・・・。 」

メモリア「ぶっ―――(セルドに受け止められる)は―――冗談じゃないですよ・・・私、生きてますか?これは現実なんですか・・・?教えてくれませんか、セルドさん。(混乱と疲弊の色が見て取れる) 」

リウェル「―――"大いにある" 間違いないだろう。(汗を拭いながらレイスに) …わかった。"武運を祈る"。(弁当屋のセルドには似つかわしくない、その言葉をあえて言い放つ) 」

ニット帽を被った少女「…は、はいっ……そ、それで、あなたは……どうするんですか……?(イザベラに) 」

レイス「え、えぇ…?!一般…人……ッ?!(あの炎に吹っ飛ばされて……生き……てる!)大丈夫ですか!気をしっかり持って! スネークッ!(すっかり定着してしまった初一)この人をできるだけ安全な場所に!この停電だと救急車は期待できないから出来るなら応急処置、それと医者が周りにいないか呼びかけて、いいね!(びしっ) 知らないか人だからっといって無関心じゃなければもう無関係じゃないですしね(片目をつむり)それに、よく"似た人"を知っていますから他人と思えませんし  」

レイス「(大いにあるという回答を得て心臓が大きく鼓動を刻む)時間もあまりないですね……(行きましょう、なんて無責任な事は言えない、そうする義務があるのは…僕だけだ)"僕は"先行します。 少しでも心に迷いがあったなら……どうか手足が捥げてでも逃げてください。生きる事を選択するのは恥ずべき事じゃない 」

イザベラ「貴方が兵士なら猶更増援を呼……少し無粋だったかしら、失礼したわね  (燃え盛っていたであろう町の方角を見詰めながら)……アレが個人の手で引き起こされたとするなら、その手段に少し興味がある。私は行くから、貴方は保護して貰いなさい 」

セルド「………っ ……現実だよ。残念ながらな(メモリアを受け止めたまま、苦い表情をして告げる)…立てそう?それとも俺がおぶってようか?(メモリアに) ……"了解"。(リウェルの言葉に答えるように) よく似た人…?そ、それって一体だr―――いや…事が終わってからの方が落ち着いて話せるな  …急がないと、俺も出るよ。(皆の顔を見回し、レイス、イザベラへ視線を向ける)(彼と、彼女は行くつもりなんだな。…あまり褒められた気持ちじゃないが、正直、心強い―――) 」

ニット帽を被った少女「………はっ、はいっ………!(イザベラにそう言い、走り出す。………時折後ろを向きながら……) 」

メモリア「現実―――はは、と言う事はまだ生きてるんですね、私。(立ちながら言うその雰囲気は、まるで『残念だ』とでも言いたげなものだった―――)・・・まさかセルドさん、行くんですか? 」

初一「だから僕はスネークじゃ・・・(汗 え、ぇええ・・僕はもう帰りたい。(ホロリ 」

セルド「…… …… ……。(メモリアのその雰囲気を感じ、違和を覚える) ……ああ、行くよ。メモリアはすぐに避難するんだ、できるだけ遠いところへ 」

ヒロ「………俺も戦うか………(結香ちゃんは、無事だろうか……!?)(街を見ながら) 」

メモリア「やはり、行くんですね・・・。(セルドを見る目が、ゆっくり沈んでいく)私は、わたし―――は―――(そして、ゆっくりと自分の手を見つめ、握りしめる) 」

イザベラ「(三人、いや四人……一人で行くよりは希望があるわね…) この規模の攻撃……何を使っているのかしら… 」

セルド「……………っ。(メモリアの答えを待ち) 」

レイス「増援なら心強いのが到着しているんですよ、呼んでもないのにダイヤモンドみたいに硬くて頑固な方々が(イザベラに視線を向けながら首を横に振り肩をすくめる) (メモリアの様子を見、痛まし兵士でありながら目の前に被害者が出てしまった事に罪悪感で状態に胸を締め付けられ)……(無言で深く頭を垂らした) 明かりがない夜道は危険です、今軍に住民の誘導を要請しますので出来ればそれまでお待ちいただけないでしょうか(申し訳なさそうに眉を下げ初一に向かって深く頭を下げる)お願いします くれぐらも、死なないでくださいよ。あなた達に死なれたら……これを解決できたとしても……(ただ、虚しいだけだ…) 」

メモリア「・・・私も、行きます。(少しして、セルドの顔を見る)セルドさんが行くのに、自分だけそれをのうのうと見ているだけなんて、私はできません。 」

初一「う、うむ、わかった・・・・(この人、軍の人間か。こんな事態になるまえに何とかならなかったのか・・・・!?)(やりきれない思いを胸に立ち上がる) 」

ヒロ「…………ん、セルド!お前もいたのか(彼の方を向く) 」

セルド「………メモリアっ…(その答えを聞き、静かに――そしてどこか悲しげに――目を伏せる) ………分かった。でもいいか、これだけは約束してくれ。…危険を感じたら、俺に構わず逃げろ。……頼む。(伏し目がちになり、メモリアに) …!ヒロ、アンタもここに…!? 」

イザベラ「……?随分対応が早いのね…もっと遅い印象だったけれど……  五人目ね 」

メモリア「いいえ駄目です。(はっきりと断る)―――私は死ぬために行く訳ではありません、守るために行くんです。 」

ヒロ「あぁ、偶然ウォーキングしてたものでな………お前も行くのか? 」

レイス「……!? ちょ……ッ(正気かと言いたげにメモリアとセルドを交互に見るが、メモリアの言葉に駄目押しされ)警告はしましたよ。(護る人を護る、一番難儀で遠回りな選択だけど……あなたのその無謀、嫌いじゃない) あはは、当の増援に自覚がないみたいですケド(苦笑い)五人……五人、か……(戦闘力は未知数、この世界なら猛者がそこらにいるなんて珍しい事じゃない、けどあの火力……)~~~ッ!(不安に揺らぎかけた己に喝を入れるように頬を両手で挟むように叩く) 」

セルド「あぁ、行くよ。…ヒロも行くつもりみたいだな。…無理はするなよ(身を案じるように) ―――――っ。(メモリアの発言に、面食らったような表情をする)……あぁ、わかった。こうなるとお前は結構ガンコだからな(にっと笑顔になってメモリアの頭をくしゃっと撫でる)……頼りにしてるぞ、メモリア。(素のような表情になり、目を細めてメモリアに)     時間が惜しい…!皆いいか、現場へ向かおう――――――(ネクタイを片手で緩め、ユペタフへと駆け出していった) 」

イザベラ「(目的は事態の収束……というより、元凶の能力者の討伐、これはその為の面子で―――)そうね、早めにケリを付けないと次は何が起こるか分からないし……(…私の目的は……)(セルドに続き、町に向かって駆け出す) 」

ヒロ「おう、わかってるよ……(もう、昔のようなことは繰り返さない……絶対、守ってやる………)(拳をぐっと握り、走り出す). 」

メモリア「ええ、聞いたうえで行うので建前は出来ましたね。(横目でレイスを見ながら、俄に微笑む)ええ、頼りにされました。(セルドに付いて行く) 」

メモリア「―――そう、私は守るために行くんだ。 」


そのためなら、私の全ては、いくらでも失ってもいい、命だって捨ててもいい・・・





リウェル「……(セルドたちが現場へ向かうのを静かに見送る)…あの時計がもし"そう"だとするなら… あの青年は間違いなく、長年私が探し求めてきた『一族』。 …セルド――――― "ロット・フェルグレイ" 。私は決してその名前を聞き逃さなかったぞ。(不敵な笑みを零し、コートに両手を突っ込み真っ赤に染まった空を仰ぐ)


――― " 迷える子羊たちを導き示せ『アンティキティラ』 永劫回帰の歯車が逆転した時、世界は鳴動し覚醒する " ―――




――― キュラリア・広場 ―――


BGM♪



セルド「ハッ、ハッ ハッ――――!!(うねりを上げて立ち上った業火から逃げていく大衆とは真逆に――業火の発生地点へ一直線に駆けていく一行) ――――『ユペタフ』…くそ…!あとどれくらいだ!!(ほとばしる汗を拭いもせずに疾走している) 」

ヒロ「………くそッ…火が、強すぎる……!(無事でいてくれよっ……!)(セルドの後ろを走りながら) 」

吉良吉影「(ここは・・・どこだ?杜王町でも振り返ってはいけないあの坂でもない。)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨(周りは火の海、いつの間にかそこに一人佇んでいた。)鼓動を感じる 」

吉良吉影「私は・・・生きている・・・のか?(しかし、一体ここはどこなんだ?なんで燃えているんだ・・・?まさか・・・ここは地獄ッ!?うぅ・・・くそっ!この私に安寧はないのか!)・・・お、おーい!誰かいないのかァ―――ッ!! 」


ドゥルドゥルドゥル…! ! !(セルドたちのもとに、聞き覚えのあるバイクのエンジン音が何重にもなって聞こえた)


イザベラ「(考えろ…考えろ……この規模の業火……どうやって起こしたか…)そのエネルギーは……ブツブツブツ(ヒロの後ろを走り続け) 」

セルド「ハッ ハァッ…!なんかキュラリアに来てから、ずっと走りっぱなしだな…ッ!(吉良を見かける)あなた!あっちです!あっちへ避難して―――(避難する方角、後方を指差して呼びかけ、聞き覚えのあるエンジン音に目を見開く)この音――――(音源の方へ目をやる) 」

吉良吉影 「お、おお!ことばの通じる人間がいたか。あっちか、よし・・・―――ん?(エンジン音に反応する) 」

ヒロ「……なんだ、このバイク音は……? 」

バキラ「(セルドたちのもとに現れたのは、昨日彼らと対峙し和解したアリゲーターの面々だった。「暴鰐」と背中に書かれた自慢の黒い特攻服を着込み、大型のバイクをセルドの隣に停める)…お前ら、こんなところで何してやがる。(相も変わらず、その威圧感は並みの人間ではない。背後には、多くの部下のヤンキ―たちがバイクに乗って待機している) 」

正志「おっ、誰かと思えば…昨日の兄ちゃんたちじゃねーの。こんな時にまた会うなんてな!(メモリアたちに手を上げて軽く挨拶する。よく見ると片方の脇に消火器を抱えている) 」

グリズリー「また、会った。こんばんは。(図体がでかいにもかかわらず、自身よりも小さいヒロに恐縮して挨拶する) 」

メモリア「ふっ、ふっ・・・まさか、こんな所で昔鍛えていたのが役に立つなんて・・・!(整った呼吸で、セルドにしっかりと付いて行きつつも、その表情は焦りが滲んでいる)―――この音は・・・!あ、あなたは確かこの前の。(正志の挨拶に、状況的にはあれだがきちんと一礼する) 」

吉良吉影「(こ、こんな非常事態に暴走族!?しかも消火器片手にだとぉ!?な、なんなんだこいつ等は!)(状況がうまく呑み込めず焦りを見せる) 」

イザベラ「えっ、ちょっ、暴走族…?(バキラ達を見るなり身構え) 」

吉良吉影「あ、すみません。非常事態でこんなことを言うのも何なのですが、手を触らせてもらってもいいですか?―――ふふ、できれば頬ずりもしたいのですがフフフ。(イザベラに) 」

セルド「っ!(思わず足を止め、バキラとその仲間たちの思い掛けない登場に驚愕した瞳を向ける) アンタ…奇遇だな(特に目を引く、隣に止まったバキラに声をかける)何してるって、あの火柱のところへ向かう途中だよ。それに…アンタこそ、避難するなら逆方向だぞ?(正志の消火器に気づかず、バキラに) あ―――説明すると長くなるけど…大丈夫だ、悪い奴らじゃない(身構えたイザベラに手を挙げて) 」

ヒロ「…ん?…おぉ!また会ったな!…あ、どーも(恐縮した挨拶をしたグリズリーに)落ち着け、暴走族だが無害だ(身構えているイザベラの背中を叩く) 」

バキラ「なんだと…?(セルドの発言に嘲笑し)笑わせやがる。俺たちは今から隣町の火事を消しに行くところだ。そのために、見ろ!街中のありったけの消火器を奪って来てやった。(よく見るとアリゲーターの一人一人が消火器一台ずつを装備している)言ったよな…俺たちもこの街が好きだ。だから、街に降りかかる火の粉はこの俺たちが吹き消す!この先は危険だ、お前たちもどっか遠くへ避難してろ。……行くぞ野郎どもォッ!!!!(ブオオオォォンッ ! ! ! )(セルドたちにそう言い残し、部下たちを連れてバイクを走らせた) 」

正志「…そーゆーこった。兄貴の言うとおりにしてな。(ニィと不敵な笑みを残しバキラを追うようにバイクを走らせた) 」

グリズリー「お前たち、心配…だから、逃げろ。(ヒロにそう言い正志と共にその場を離れた) 」

メモリア「あっ、・・・行ってしまいましたね。(バイクが走りだしたの見て、流石に歩きなので見送ることしかできない)―――だそうですよセルドさん、どうやら心強い味方がまた増えましたね。(気合十分なバキラ達の掛け声に、軽く笑う) 」

イザベラ「(ヒロに背を叩かれ)うわっ!? ……まあ、確かに火事場泥棒をする様には見えないわね………二人を信じるわ 」

ヒロ「避難してろ、か………(腕を組みながら)……おっと、おどかしちゃぅたかな?(イザベラに) 」

セルド「!? ま、街中の消火器を奪ってきたァ!?(汗) んな無茶な…(いや、本当に全員持っている…本気だな、こいつら―――)―――…ったく、いっちょまえな事言いやがる。(クス、と言葉とは裏腹にどこか嬉しそうに笑む)気をつけろよぉッ!!……あぁ、お前たちに加えてアリゲーターまで居るとなれば、もう怖いものなしだよ(メモリアと笑い合い) …さて、ぐずぐずしてられない。先を急ぐぞ!(全員に呼びかけ、再び駆け出す) 」

ニシル「タッタッタッ…(火柱の上がった方角から小走りでやってくる)はっ…はっ…(急がなきゃ…早く、カガリさんにこのことを伝えないと―――)―――― あ……!(逃げ惑う人々で人気がなくなる最中、偶然セルドたちを発見する)……せ、セルドさん…!(小走りでセルドたちのもとへ合流する) 」

ヒロ「おう!……あっ、ニシルちゃん!無事だったのか! 」

レオネ「ほら婆さん立て!さっさと行かねーと唐揚げにしちまうぞッ!ああもう背負って走れ おいばかソッチじゃねぇ!(町人が混乱し逃げ惑う最中声を荒上げ、老人を走れる人間に背負わせる、避難路を間違える町民を誘導するなどしている)クッソ……!どうしてこう素人って頭が回らない……––––––(あたりを見回すとその視界の端にニシルの姿が入り)–––––…!(あいつ……!なんだってこんなところに……)––––ニシル!(声を張り上げ住民をかき分けながら彼女の方へ進む) 」

メモリア「ええ、行きましょう。(駆け出すセルドに、つかず離れずで付いて行く)・・・あ、ニシルさん、どこも怪我はありませんか!?(合流したニシルの状態を気遣う) 」

ニシル「ヒロさん…!はい…!ヒロさんも無事だったんですね…(「よかった」とホッと胸を撫で下ろす)ほあ…っ!?れ、レオネさん…!(背後からの彼女の声にビクついて振り返る)メモリアさんも一緒だったんですね…よかった… わ、私は大丈夫ですよ…!(わわわっと焦って手を振りながら) 」

吉良吉影「(それにしてもどんどん人が増えていく・・・・こいつらについていくか?荒事の臭いがプンプンするが・・・無知は更なる危険を誘う。何よりモヤモヤするこの感覚をもった状態では避難しても安心などできないッ!)・・・私も行こう。出来ることは少ないと思うがね。 」

レオネ「ゼーゼー……ま、まさかお前がここ来てるだなんて思いも……ッ(ようやく人混みをくぐり抜けニシルの元にたどり着き膝に手をついて荒い呼吸をし)––––いや、そうじゃないか。お前……わざわざ、走ってここまで来たろ。 “なんで来た”(中腰で荒い呼吸をしながらも上目遣いで睨むように、攻撃的でもなくただじっと意を伺うような強い眼差しを向け) 」

セルド「――――…ッ…!?ニシル!レオネ!(合流してきたニシル、そしてその後方に見えるレオネに動揺したような様子)よし、よし…大丈夫なんだな…!(皆が安全を確認し、汗を浮かべつつも安堵したような声色) 」

吉良吉影「(この娘達は・・・・・ふふふ、もうちょぉっと大きくなってから私の彼女に迎えるのもいいかもしれないなぁ)(レオネとニシルをチラリと見て)(ぇ 」

イザベラ「っと、そうよ、急がないと!!最悪逃げられるかもしれないのに……!(セルドについて走る) 驚くわよ!?もう少し気を配りなさいな!! 」

ヴォイド「うげぇぇ……火の勢いが納まりやしねぇ……(一方で頑張って消火活動を遂行中) 」

ニシル「…っ……!(レオネの鋭い目に思わず硬直するが…)…わ、私には… …私には、やるべきことがあります…。そのためにも、ここで逃げちゃいけないと…思いましたから…(声を震わせながらレオネに)セルドさんたちも無事だったんですね… あの、みなさん揃って、一体……?(困惑したように一同を見渡す) 」

メモリア「ああ、良かった・・・まだ誰も傷ついてない。(ニシルの無事を確認し、重く一息つく)あっ、レオネさん!良かった・・・(やや遠くにいるレオネに手を振る) 」

ヒロ「おおっ、そっちも無事だったか!(レオネを見て)おぅ、なんとかな……心配したぜ、どうなったのかと思ったよ…(ニシルに)悪りぃ悪りぃ!気をつける(イザベラに) 」

レイス「押し合わないで!体力に余裕のある方、もしくは自信のある方はお年寄りや足の不自由な人の避難を手伝ってください!(住民たちを誘導しながら人混みをかいくぐって火元を目指すも思うように進めず)くそ、想定よりも酷いな…応援は……期待するだけ無駄か(あくまで目標の討伐優先なのか…!放置すれば二次災害になりかねない、けれどこのままじゃ埒があかない。元を断つことを優先するべきなのか……!) 」

レオネ「弁当屋、それにメモリア!お前たちまで……––––(無事を喜ぶように笑みを見せるが、すぐにニシルに視線を戻して再び表情は穏やかではなくなり)––––(こいつのお伴……ってわけじゃねーんだよな)……(ニシルの震えた言葉すらも真っ向から受け止め口を固く閉ざし、頭をかきながら首を横に振ってセルド、メモリアに視線を向ける)––––無事を喜びあうのは全部終わってからだ。あんたらはあんたらでやることがあるんだろ。 こいつもそうだ、多分あんたらとは違うだろうけどな(ニシルの頭を軽く叩き) 」

吉良吉影「 あの・・・ところで皆さん、この火災の"元凶"を探しているのでは?・・・では、急いだほうが・・・。 」

セルド「っ…わかりました。ただ、危険を感じたらすぐに逃げてください。命あっての物種ですから(吉良に)だな、逃げられるのが一番まずい…!(イザベラの呟きに反応し) …!危険です、消防と政府に任せて避難してください!(ヴォイドを見て声をかける) 」

セルド「あぁ、俺達は離れていたから大丈夫だ(ニシルに応え)…あの火柱の原因を探りに行くんだ。必要ならそれを止める。あんなモン…放置しておけないからな(苦い顔をし) 」

イザベラ「……大したものね、きちんと避難体制が機能してる…… 良し!分かったならいいわ! 」

吉良吉影「あ、あぁ。大丈夫だよ。そうすることにする(キラークイーンは・・・・よし、使えるな。だが、戦闘は彼らにいったん任せるとしよう。私は情報集めだ。こういった集団の中で目立ってしまうと敵が出来てしまう。気を付けなくては・・・。) 」

ニシル「あたっ…!(*>▵ < *) (うぅ…いたいです…)(軽く叩かれた個所を摩りながら)……!(セルドさんたちは…あの火事を止めに行くんだ… …私にも、それだけの力と勇気があれば…)……!(首をぶんぶんと振り我に返る)本当に行くんですね… ……わかりました。…私は、カガリさん…政府に救援の要請をしに行こうと思っています…!突然携帯の電源もつかなくなってしまったので……あ、あの、何処かに公衆電話を見かけましたか…? 」

メモリア「―――確かにそうですね、急がないとまだまだ被害が増えそうで・・・あ、あれ・・・?(吉良の言葉に賛同するが、見知った顔の中に、自分に最も近い人物がいないことに気がつく)れ、レオネさん!リヴィは、オブリヴィは知りませんか!?(唯一の親類が確認できず、大きく動揺しながら尋ねる) 」

ヴォイド「うおおお!まさか心配されるとは思わなかったが――(確かに一向に火は納まりやしない、専門家に任せるのが一番かな……)なんだなんだ、アンタら救助隊か?(ではないな……)(消化器の類いを捨てて、セルド達に合流) 」

吉良吉影「えぇ、この被害・・・尋常じゃあない(メモリアに)  っ!?(また人が来た!こんどは・・・なんだあの漫画で見るようなデカい剣は!?まさしく前衛向き、といった所か。・・・これは逆に助かった。彼のような前衛がいてくれてこその集団だ)あ、あぁ、アナタもここへ元凶を叩きに来られたのですか?(ヴォイドに) 」

レオネ「オブリヴィならすぐに電話して家に行くように言っといたから大丈夫なはずだ、多分な ……(火柱の元に行くと聞き表情一つ変えずじっとその場の面々を見)そうか(とだけ返して平然とニシルの頭に手を置く)ならそっちは”任せる”。私はこいつがバカやんないか、見てないと控え見に言っても気が気でないからな。用が済んだらすぐに合流するよ………(歯切れ悪く言葉を切り、暫くして)–––––無茶するなよ。 」



(To セルド&ニシル以外のキャラ。 L or R ? )  L「セルドと共にユペタフへ向かう」  R「ニシルと共に政府に救援要請をしに行く」



メモリア「―――それは、よ、良かった・・・はぁっ。(レオネの返事に、疲労感を隠しもせず息をつく)・・・よし、行きますよセルドさん!ニシルさんも、救援要請をお願いします!(靴の紐を固く結び直し、セルドの後ろに立つ) 」

ヴォイド「(R)お姐さんが救援要請するのか?なら護衛役として付いて行くぜ。あっちのお兄さんは結構手慣れっぽいしな(気になるところもあるし……) 」

吉良吉影「で、では・・・・私は彼女と一緒に救援要請を・・・・。みなさん、くれぐれも怪我の無い様に! 」

ヒロ「公衆電話……はまだ見かけてないな、しかし、この状況で、繋がるかどうか………(腕を組んで考えながらニシルに)……ん、あんたは、確か……(ヴォイドを見て)」

イザベラ「(L)(個人個人の体制は兎も角として、規模が規模だけに逃げ遅れた民間人が大勢いる……私の魔術なら避難活動も、人を呼ぶ事も容易…だけれど)此処までの大規模攻撃……目的も手段も不明…けれど……(私も利用できる可能性が……0、では無い)……私達はユペタフへ急ぎましょう、人員を分けるなら分けるで早く行動に移すべきだわ 」

セルド「…!(あの人、先行するって言って…成る程。そうするだけの経験と実力はあるってわけだな―――)(レイスを見て) あぁ、それもそうだな…喜ぶのは全て終わってからだ(レオネの言葉に同意し) ……!あぁ、そうだ…!急がないと―――(吉良の言葉を聞き)  」

セルド「…!(政府に救援の要請…!?そうか、街がパニックになってまだ1時間も経ってない…!政府にはまだ状況が伝わってないのか―――)―――公衆電話なら広場の…確か休憩所で見かけた覚えがある。(緊迫した表情ながらも、落ち着いた口調でニシルへ) …救助隊じゃない。残念ながらな(苦い顔をしてヴォイドに) …分かった、ニシルの事は頼んだからな(レオネに) …!あぁ、頼りにしてるよ、相棒…!(ニ、と大胆不敵に笑んでメモリアに) 」

ヴォイド「元凶?いや、俺はただの……なんだ、通行人レベルで無関係な人間だ。何が起きているかもさっぱりだぜ。ただの火事じゃあなさそうだけれどな(吉良に) 」

ニシル「レオネさん…(自らを気にかけてくれる彼女の表情を見上げ、目に活気を灯す)わっ、何方が存じませんが…あの、ありがとうございます…(初対面、それも男性故か、かなり緊張した様子で吉良とヴォイドに)広場の休憩所…ですね。ありがとうございます!…あの、みなさん…!……お気をつけて。(ユペタフへ向かうことを決めたセルドたちに心配そうにしながらも一言を告げ、レオネ達と共に火事の現場とは反対の方角へと駆け出していった) 」

ヒロ「(L)……(どんな奴かは知らんが……この町を……彼女の、笑顔を潰そうとする奴ぁ、全員叩きのめしてやる…!) 」

メモリア「(L)ええ、頼りにされました。(安堵と決意、二つの感情が混じる笑みを返す)―――守るんだ、こんな空っぽな私を受け入れてくれたかけがえのない人たちを。(胸の前で、拳をかたく握る) 」

吉良吉影「え、あ、あぁ、そう、ですか・・・。(つ、通行人レベルで無関係!?・・・バカな・・・ゲームとかだとこういうのがすんごい関わりがありそうなものだぞ!・・・ま、まぁ、特殊な世界みたいだなここは。)(ヴォイドに) 」

ヴォイド「まぁそりゃ、不審者レベルで怪しいよなぁいきなり護衛なんて……(だが弱気を護るのに理由は要らない。これからよこれから)(若干距離を置いてニシルへとついていく) 」

吉良吉影「(女の子に、大の大人が二人・・・・・やっぱり怪しいか?おいおい、こ、これでは私まで目立ってしまうではないか!?)(爪ガリガリガリガリ) 」

レイス「(L)ゼェ……た、戦う前に喉が潰れる……(避難民の群体が多少減り余裕ができたのかようやく火元の方に視線を向け、表情を強張らせる)(レートは未知数……ただ、これだけの大規模攻撃ができる程の相手だ、今の装備で太刀打ちできるかの算段も立てられない……けど––––)無線が使い物にならない……救援要請を呼びに行ってくれるのは正直助かるな。なら––––––(燃え盛る火の中心に視線を向け、熱風でコートが靡き)僕は、僕の仕事に集中するって訳だ。(片手剣を握る手に力がこもり、視線を向けた先へ脇目も振らずに駆け出す) 」

セルド「とんでもない、ただの弁当屋ですよ(苦笑をしてヴォイドに) あなたも気をつけて、元凶がこっちに向かってる可能性も0じゃありませんから…!(吉良に) それに賛成だ、人員も…(皆の意思表示を思い出す)もう大体割れたしな。(イザベラに) ああ!そっちも早くカガリさんと合流しろよ!(駆けていったニシル達に) ………(同行する残ったメンバーの顔を一人ひとり見る)…事前に1つ。来る途中に散々言ったが、危険を感じたら迷わず退くんだ。政府の応援が来るなら、元凶を足止めする時間稼ぎで十分だからな。…時間を取らせて悪い、行くぞ!(皆に言い、ユペタフへと駆け出す) 」

ヒロ「オウ!!!(セルドの後に続く)」

メモリア「ええ、行きますよ!(気を引き締め、走り出す) 」

イザベラ「決まりね、お互い幸運を(セルドに続いて走る)」


ゴ ゴ ゴ ゴ … … ッ …  (セルドたちがそれぞれの場所へと向かう最中、その様子を静かに俯瞰していた二つの影があった)


光太「(建物の屋上にて、もう一人の人物と共にセルドたちの様子を窺っていた)ちゃー…まぁたあいつらかよー。随分めんどくさいことするなー…(倦怠を表しながら) 」

××××(女子)「でも片方の連中はあっち(ユペタフ)へ行ったみたいねー。わざわざ『アイツ』の餌食になりいったわー。ははっ、バカばっか。(火事現場へと向かうセルドたちを俯瞰しながら嘲笑する) 」

光太「あっちの方は問題ないでしょ。それより、もう片方が厄介だよ。(セルドたちとは反対方向へと向かったニシル一同を見つめる) 」

××××(女子)「じゃ~…あっちを殺っちゃう?どーせ仕事しなきゃなんないし。(ふわぁ~と欠伸をして) 」

光太「そだねー。(「よいしょー」と声を上げて立ち上がる)…まあわざわざ殺さなくたって、『円神』の奴がすべて片付けてくれるまで時間稼ぎをすればいい。メインは『アイツ』、僕たちは裏方。任務は絶対に遂行するよ―――― 『僕たち』の存在を、世に知らしめるためにね…♪(ニタリと嗤う) 」


続き EVOKE -舞- ニシル編第4話へ?



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最終更新:2020年09月10日 08:55