☆京都水盆
☆第6回 城陽市環境フォーラム 講演会「城陽市の地下水を考える」
「城陽市の地質と地下水流動特性について-環境に配慮した持続的な地下水利用に向けて」講師:楠見晴重氏 (関西大学環境都市工学部教授)場所:東部コミュニティセンター 日時:平成19年11月18日(日)
◇講演録「
城陽市の地質と地下水流動特性について 」(PDFファイル作成;城陽市)
京都盆地の貯水量は211億m3という量が今の計算上わかっております。この量はおおかた琵琶湖に匹敵して、琵琶湖はだいたい275億m3ありますから、量的にはほぼこれに近い。それくらいの量の地下水、若干こちらのほうが小さいですけれども、京都盆地に地下水が溜まっているのがわかります。
京都水盆とは
京都盆地の地下には天然の地下ダムが形成されていて、地下水の流失が少なく、かつ背後の基盤岩が椀状を呈していることから、多量の地下水が貯水されているものと考えられる。このような地質構造を水盆構造と呼ぶが、京都盆地はまさに典型的な水盆構造を呈しており、われわれは「京都水盆」と名付けた。(NHKスペシャル『アジア古都物語/京都-千年の水脈 』 p84 楠見晴重「京都の地下水」より)
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京都盆地(平成10年3月)
環境省水質保全局地下水・地盤環境室
最終更新:2009年11月01日 00:26