20-370
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20-370
名前:少女よ、大志を抱け1/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:33:38 ID:???
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「あぁ〜ん、せっちゃ〜ん。好きや〜」
「やっ、やめて下さいお嬢様!アスナさんと長谷川さんが見てますよ!」
(うぜぇ…このバカップル…)
千雨は深いタメ息をつく。
まだ人もまばらな早朝の教室とはいえ、木乃香と刹那は人目もはばからずいちゃついている。
刹那も口調とは裏腹に、どう見ても嬉しそうだった。
(頬がにやけてんぞ桜咲…)
「お前らなぁ、んな気軽に好き好き言ってんなよ」
「な、わ、私は別にっ…!」
「えっ…せっちゃん…ウチの事嫌いなん…?」
「そ、そんなわけないじゃないですか!」
「じゃあ好き?」
「うっ…は、はい…。す…好きです…」
「やーもう、せっちゃんてば〜w」
(はぁ………)
千雨は深い深い深いタメ息をつく。
「ねぇ、千雨ちゃんはザジさんにちゃんと好きって言ってるの?」
唐突に明日菜が矛先を千雨に向けた。
「なっ…!。んな恥ずい事言うか!」
「それはアカン!それはアカンで千雨ちゃん!」
途端に木乃香が勢い込んで言ってくる。
「いくら恋人だからって、ちゃんと好きって言ってあげなアカンよ」
「そうですよ。不安になっちゃいますよ。恋人としては」
「そうよ。恋人のザジさんが誰かに取られてからじゃ、遅いのよ?」
「いちいち恋人を強調するな!」
などと騒いでいたら、すっかり教室に人が増えてきたので、
とりあえずこの話題はここで打ち切った。
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20-371
名前:少女よ、大志を抱け2/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:34:37 ID:???
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(う〜ん、『好き』か…)
千雨は授業が始まってもその事が頭に残っていた。
そういえば、千雨がザジに最後に『好き』と言ったのはいつだったか…。
(…思い出せねえ…)
いやそもそも、千雨の方からちゃんと好きと言った事があっただろうか。
『素直じゃないキャラランキング・ダントツ1位』(推定)の長谷川千雨が。
ザジの方からはしょっちゅう…いや毎日のように…て言うか実際毎日…言われているのだが。
『ザジさんが誰かに取られてからじゃ、遅いのよ?』
先ほどの明日菜の言葉がオーバーラップした。
考えた事も無かった。ザジの隣に居るのは自分だけだと、うぬぼれていたかもしれない。
刹那の照れながらも嬉しさを隠せない顔が頭に浮かぶ。
(やっぱ、言われたら嬉しいモンなんだろーな…)
千雨はうつらうつらとネギの授業を聞きながら、そんな事を考えていた。
『ゴメン、ちう…私たち…別れよう…?』
『な、何言ってんだよザジ!』
『だって、ちうは…全然好きだって言ってくれないから。
私の事、そんなに好きじゃないのかなって…』
『えっ…』
『実はもう…他の人と…』
『他の人って…だ、誰だよ!?』
『やあザジ君、待たせたね』
『新田先生…(笑顔)』
『なっ、何ぃぃ〜!?』
『ゴメンね…こういう事なの…』
『ふ、ふざけんな新田!私のザジに触るんじゃねえ!』
『言わないで。もう私は、ちうの…長谷川さんのモノじゃないから…』
『そ、そんな…』
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20-372
名前:少女よ、大志を抱け3/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:35:38 ID:???
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「…っぶはっ!。ハァ…ハァ…ゆ、夢か…。何つー夢だ…」
「ど、どうかしましたか長谷川さん!?」
壇上のネギが慌てて声をかけてくる。どうやら授業中にうっかり寝てしまったらしい。
「いえ…すみません。何でもありません。授業を続けてください」
千雨は赤面しながら謝った。
「はあ…。具合が悪かったら言ってくださいね」
ネギが心配そうに言いながら、英語の朗読を再開する。ホントにいい先生だ。
(よし…決めた。ちゃんと言おう)
その時、千雨は一つの決心を固めていた。
どうやって、どのタイミングで言うか。それが問題だ。
(う〜ん…)
千雨はかつてない程悩んでいた。
赤点ギリギリのテストでどうしても解けない問題があった時でも、これほどは悩まなかったろう。
とりあえずシチュエーションを考えてみる。
シチュエーション・A
いつものようにリビングで静かな時間を過ごす2人。
ふと会話が止まり、じっと見つめ合う。
『…好きだよ』
『うん…私も』
(10年前のトレンディドラマかい!却下!)
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20-373
名前:少女よ、大志を抱け4/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:36:40 ID:???
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シチュエーション・B
『なんか疲れちゃったな…休んでいこうか』
『え…でも、ここホテルじゃ…』
『いいからいいから。実は…部屋を取ってあるんだ』
『え、そ、そんな…』
部屋に到着。
『愛してるぜ…ザジ』
『あん、お願い…優しくして…』
(どこのジゴロだよ!却下!)
シチュエーション・C
『さて、本日のイブニングニュースもお別れの時間が近づいて参りました。
しかし、ここで最後にとっておきのニュースがあります』
キャスター・ザジ(え?そんなの聞いてない…)
『それでは、ゲストの方どうぞ!』
ザジ『え!?ち、ちう!?』
『ザジ…プレゼントがあるんだ。受け取ってくれるかな?』
千雨はポケットから指輪を取り出し、ザジの薬指にはめた。
『好きだ。私と…結婚して欲しい』
『ちう…嬉しい…』
『おめでとう2人とも!』
スタジオが拍手で包まれる…。
(できるかァ!何だそのドッキリプロポーズは!却下!)
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20-374
名前:少女よ、大志を抱け5/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:37:38 ID:???
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シチュエーション・D
最終回の一話前。川原に佇む2人。
『長谷川千雨はザジ・レイニーデイを愛しています』
(タッチじゃねーか!色々な意味で却下!)
まったくいいアイディアが浮かばないまま、昼休みになってしまった。
そもそも普通に言え、という説はあるのだが、
それができるような性格なら、こんなに悩んではいない。
とその時、渦中の(千雨の中で)ザジが近寄ってきた。
「ちう、一緒にお昼食べよう?」
「あ、ああ。わかった」
延々と妙な事を考えていたせいか、動揺を隠し切れずに頷いた。
ザジが不思議そうな顔をしていたが、千雨は構わず屋上に向かった。
「………」
「………」
まったく会話の無いまま、黙々とお弁当を食べ続ける2人。
元々お世辞にもお喋りとは言えない2人だが、告白の事が頭を支配して会話どころではない千雨に、
ザジも何やら気まずさを感じているようだ。
(こんな調子じゃダメだ…。ええぃ、もうストレートに言っちまえ!)
「な、なぁ、ザジ…」
「何?。ちう」
ザジの素直な瞳に見つめられ、あっさりと決意が揺らぐ。
(うっ…。か、可愛い…)
「あ、あのさ…」
それでも何とか言葉を紡ぐ。ザジはじっと次の言葉を待っている。
「わ、私、その…す、す…」
「…す?」
-
20-375
名前:少女よ、大志を抱け6/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:45:52 ID:???
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「す、すき…」
「…え?」
「…屋より、松屋の方がうまいと思うんだ!」
「………」
「………」
…見事なまでに玉砕した千雨だった。
(はぁ…。何で言えねーんだよ…)
部屋に戻った千雨は、憂鬱な気分でゴールデンタイムのテレビ番組を眺めていた。
あの後何度となく伝えようとはしたのだが、ことごとく失敗に終わっていた。
ちなみにザジは、サーカスの練習で遅くなるらしい。夜の7時を回っても帰ってきていない。
(木乃香の奴は…何であんなにあっさり言えるんだ?)
初めて学園長の孫娘を少し尊敬した千雨だった。
(今のうちに練習しとこうかな…)
「ザジ…好きだ…いや違うな。愛してるよ…なんかガラじゃねぇな。う〜ん…」
…コンコン。
突如ドアがノックされた。
「っうひぃっ!」
思わず奇声を上げる千雨。
「ちう…ただいま」
ドアを開けたのはザジだった。
「よ、よう!お帰り!」
思いっきり裏返った声で出迎える。何しろさっきまでやっていた事がやっていた事だ。
「ちう…」
するとザジが何やら悲しそうな顔をする。
「ん?どうした?」
「ちう…私、何かちうの気に障る事したの…?」
ザジの目の端からぽろりと涙が零れた。千雨は慌てて駆け寄る。
「な、何言ってんだよ!?どうしたんだ!?」
「だって、今日はずっと様子がおかしいもん…。私が何かしたなら謝るから…。
お願い…嫌いにならないで…。私には、ちうだけなんだよ…!」
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20-376
名前:少女よ、大志を抱け7/7[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 07:49:23 ID:???
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「っ……!」
バカだ。私はバカだ。ザジを悲しませる事だけはしないって、誓ったのに…。
千雨は肩を震わせているザジを、ぎゅっと抱きしめた。
「ゴメン…。謝るのは、私の方だよ」
「…え?」
「実は、今朝木乃香たちに言われたんだ。ちゃんと『好き』って言ってあげなきゃダメだってさ。
でも、私は、意地っ張りだから…バカだから…言えなかった。
ゴメンな…ザジはいつも…言ってくれてるのにさ…」
「ううん、いいよ。言ってくれなくても。側にいてくれれば、それで…」
「いや、言うよ。言わせてくれ」
千雨はすぅっと、息を吸い込んだ。
「好きだ。好きだ好きだ好きだっ!。ザジが大好きだよっ!」
「ちう…!。私も…好き…」
ぎゅっときつく抱きしめ合う。ザジの涙で冷たくなっていく胸元が、何故か心地良かった。
「明日から、お前が嫌になるくらい、毎日言ってやるからな。覚悟しとけよ」
「…絶対ならないよ」
2人は抱き合ったまま、クスクスと笑った。
…end
20-401
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20-401
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 12:44:47 ID:???
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そのとき真名がいたら――
コタ「うぅっ…ネギと約束したのに、オレ…負けて…グス」
真名「(仔犬…哀れな仔犬…ハアハア) や、やあ。もしよければ……」
楓「コタロー、拙者と一緒に修行をしてみぬでござるか?」
コタ「楓姉ちゃん……」
真名「う、先を越されたか、やるな楓」
ネギ「うぅっ…なんでボクがこんな格好」
美砂「ウヒョー、ネギ先生ミニスカキツネ巫女似合いすぎだよ」
真名「(キ、キツネ…尻尾が震えて…ああ) ネギ先生、ちょっと……」
あやか「ちょっとあなたたち、ネギ先生になんてことなさってるんですか!」
ネギ「あう、いいんちょさん、助けてください」
あやか「さ、ネギ先生はこちらで元の仮装にお着替えになって」
ネギ「ありがとうございます、いいんちょさん」
真名「あ、(もう少しそのまま……)」
20-404
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20-404
名前:ある日の夕方[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 14:17:25 ID:???
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さらりと風に揺れる前髪に、私は自分が転寝をしてしまったのだと気付いた。
「いつの間に寝ちゃってたのか」
そういえば一人で寝たのは何日ぶりだろう、と、ぼんやりと霞む頭で考える。
いつもは同居人が私のベッドに入ってきて、あたかもそれが当然であるかのように一緒に寝ている。
それはいつしか毎日の週間のようなものになっていて、だから一人の目覚めは本当に久しぶりなのだ。
「はは、ガラじゃないね。私が淋しいと思うなんて」
私は最近、自分でも笑ってしまうくらいに弱くなった。
ほんの数秒でも彼女の姿が見えないと、その姿を探してしまう。彼女は部活で部屋にはいないはずなのに、思わずいるような気がして。
こういうのを依存というのかもしれない。
-
20-405
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 14:19:58 ID:???
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やはり今も彼女は部活で居なくて、薄暗い部屋には一人だけの自分。
明かりを付ける気にもならず、一人ベッドに寝転がる。
「ザジ…遅いな」
いつもより広く感じる自分のベッドが、今はとても虚しく感じる。
「やることもないし、最近寝不足だし…いっそ二度寝っていうのもアリかね」
弱くなった自分について考えるのに嫌気がさした私は、また寝てしまうことにした。今の私にとって、彼女のいない時間は意味が無いから。こんなときは現実逃避に限る。
そう自分に言い聞かせると、私は枕を抱きしめた。
――もしかしたら次に目覚めたときは、一人じゃないかもしれない。
そんな期待を抱きながら。
終わり
20-410
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20-410
名前:真実に蓋をして[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 15:20:36 ID:???
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龍宮「おい なんのマネだ」
龍宮は下着姿でイスにしばられていた ここはとこかの小屋のようだ
刹那「いい気味だな 龍宮」
龍宮「おい どういうつもりだ?」
刹那「しらばっくれるな!」
龍宮「なんのことかわからん 詳しく言ってくれよ」
刹那「お前は私とお嬢様がイチャついていても何も感じないのか?」
龍宮「!!」
龍宮は刹那のその一言で気分が悪くなった
刹那「つい最近まで私はお前と毎日のように愛しあっていた
なのにあの修学旅行の一件から私はお嬢様と時を過ごすようになったのだぞ
そんな最低な浮気者の私を見てなんにも思わんのか!?
悔しくはないのか!? なんとかいってくれ!」
龍宮が口を開ける
龍宮「…つらかったさ しかしお前の使命は木乃香を守ることだ
私はそれに口出しはできなかった お前がとても楽しそうな顔をしていたからな」
刹那「…それであれからお前は私を遠ざけるように…… 」
龍宮「別にいいさ 私はいつもひとりだ お前はこれからも木乃香と一緒にいてやれ」
すると刹那が泣きだした
刹那「違うんだ 誤解しないでくれ 私はお嬢様と一緒にいて楽しいなど
一度も思ったことはない! いつも龍宮のことを考えていたんだ!」
龍宮「なに…」
-
20-411
名前:真実に蓋をして[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 15:58:32 ID:???
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刹那「たしかに私の使命はお嬢様を守ることだ
しかし愛しているのは龍宮、お前なんだよ!」
龍宮「刹那………」
刹那「お嬢様は私を愛してくれた… でも私はまったく癒やされなかったんだ
いつも無理をして笑っていた お嬢様を傷つけないようにな………
龍宮、お前は私と同じ何かを背負っている者だ
だがお嬢様は違う
私にとってまぶしすぎる存在 まるで光のようなんだ
私にはとてもじゃないが直接触れることはできない つらいだけなんだよ
だから、お前じゃないとダメなんだ お前と一緒にいて愛し合いたいんだよ」
龍宮「………」
刹那「お嬢様と一緒に楽しそうな顔をしてればお前は私に嫉妬してくれると思っていた
だが逆にお前を傷つけていたんだな すまなかった」
刹那はそう言って龍宮をイスに縛り付けている縄をほどこうとした
龍宮「待て!」
刹那「!! どうした!?」
龍宮「私はお前と一緒にいることはできない 木乃香の為にもな
だがお前を癒やしてやることはできる」 刹那「え…?」
龍宮「私を好きなようにしろ」
刹那「はあっ あはあっ 龍宮ぁ…」
龍宮「くぅぅ… あっあっあっ……」
刹那・龍宮「あぁっぁあぁあっああん…」
二人は愛し合った 深く… 深く…
20-416
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20-416
名前:千雨 満月の夜に[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 17:57:43 ID:???
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千雨 満月の夜に
1/6
満月が煌々と輝く夜、私は何かに誘われるように外に出た
今思えばそれは誰かが私に魔法をかけたのかもしれない
いつもならこの時間、私はネットの海を漂っている時間だからだ
大きな樹のある公園。月明かりの中、私はその中にたたずんでいた
しばらく何をするでもなくぼうっ、としていた。すると不意にあたりが暗くなる。風に流れてきた雲が黄色い光をさえぎってしまったのだ
あたりは物がはっきりとは見えなくなり、その存在だけが感じられる世界となってしまった
一瞬、強く風が吹く。私はスカートと髪を抑え目を瞑った
しばらくして肌が風が収まったのを感じると、ゆっくりと目を開ける
すると、ぼんやりと回復してきた私の視界に何かの存在が飛び込んできた
黒い人影・・だろうか?
私よりはるかに小さい人影がひとつ
それはおそらく私のほうを見るように立っていた
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20-417
名前:千雨 満月の夜に[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 17:58:06 ID:???
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2/6
千雨 「誰だ?」
しかし相手は答えない。そもそも相手は人かどうかもわからないのだ。こんな質問をすること自体が間違っているのだろう
だが、私はそう言わずにいられなかった。不安と恐怖は人をそういった行動にはしらせてしまうものだ
あいかわらず黒いモノは何も答えない。ただ一塊の闇が、意志を持ったようにそこに存在している
それは私の恐怖と不安を加速させた
私はそれが痴漢ではないかと思った。しかし、私の細胞の根本で感じているものが違う
人ならざるもの・・そういう表現が正しいだろうか?そう感じていた
そういえば何かの本で読んだことがある
(闇の持つ根源的な恐怖)
そうだ、まさにそれだ。目の前の存在はまさにそれだろう
だが、そんなことがわかったところで何の解決にもならない。むしろ恐怖を加速させるに過ぎなかった
闇が揺らいだ
少なくとも私にはそう見えた
笑っている?声こそ出ていないが私の姿を見てあざ笑っている、そう思えてならなかった
千雨 「ちくしょう!なんなんだお前!正体を見せろよ!」
闇がさらに揺らぐ、まるで大笑いしているかの様に・・
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20-418
名前:千雨 満月の夜に[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 17:58:47 ID:???
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3/6
突然、揺らぐ闇から赤い血のような光が噴き出した
非常灯の赤い光に似てはいるが怪しさがある。正体がわからないというのはこんなにも恐ろしく見えてしまうのだろうか
揺らぐ闇は二つの赤い光を私に向けながら近づいてきた
逃げなきゃ、そうは思っても体はいうことをきかない。このままでは・・そう思ったときであった
あたりが明るくなる。雲が薄くなり、切れ間が月を隠すのをやめたのだ
聖なる月の光が闇を消し去ってゆく
そして闇の中から現れたのは知った顔であった
千雨 「エヴァン・・ジェリン?」
クラスメートの一人、普段はまったくしゃべることの無い人物
私はほっとするはずであった。闇の正体がわかり、私の杞憂が消えたのだ
それなのに体はまだ闇の恐怖に包まれている。どういうことだ?
千雨 「お、おい!脅かすなよ!泣きそうになったじゃないか!?」
エヴァは私を見て笑っている。その二つの眼に赤い光をたたえながら・・
赤い光?人間の瞳は光を発しない。しかし目の前のクラスメートの目は血のように赤い光を発している
私は混乱した。人が為すことのできない行為が目の前で起きている。これをどう解釈してよいのかわからなかった
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20-419
名前:千雨 満月の夜に[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 17:59:11 ID:???
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4/6
千雨 「何の冗談・・だ?おい、何とか言えって!」
エヴァ 「血を・・」
エヴァはただそれだけ答えた
血をどうするのだろう?私が血を流しているのだろうか?
千雨 「血がどうかしたのか?怪我でもしているのか?」
するとエヴァはにやりと笑い、こう答えた
エヴァ 「血を・・吸わせてもらう」
バカな!映画じゃあるまいし、まるで吸血鬼じゃないか
千雨 「馬鹿かてめぇ!なにバケモンみたいなこと・・言って・・」
目の前に立つ赤く光る瞳を持つ少女、自分の言った言葉が答えであるとは考えたくなかった
次第に早くなる心臓の鼓動が私の心の恐怖を加速させる
エヴァ 「吸血鬼、それが私の正体さ・・」
あの赤い光が私の目を捉えた。脳がしびれはじめ何も考えることができなくなる
やがて力が入らなくなり、そのまま私は地面に倒れこんだ
何も考えられないが、意識ははっきりとしている。それが不幸なのかどうかはわからない
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20-420
名前:千雨 満月の夜に[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 17:59:58 ID:???
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5/6
エヴァは私の制服を切り裂く、私は上半身を下着だけの姿にされてしまった
だが、今はそんなことはどうでもいい。今、私の脳は起きていることを記録することしかできないのだ
エヴァの顔が私の首筋に近づいてくるのが見えた
首筋に牙がつきたてられるところは見えない。だがちくりとした痛みが首筋を走る
痛みは一瞬だった。あとは全身を快楽が包み込む
開放感、浮遊感、そして性の快楽
それらが一体となって私の体を溶かしてゆく
だんだんと吐く息が荒くなってきた。顔は紅潮し興奮しているのがわかる
そんな時、ふと気が付いた。突き立てられた牙から何かが入り込んできているのだ
物質というよりも何かの意思のようだ
それは私の脳に直接語りかけてくる
”忠誠を・・主人たるものに忠誠を・・”
それは私の脳にその言葉を刻み込んでゆく
-
20-421
名前:千雨 満月の夜に[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 18:01:08 ID:???
-
6/6
ご主人様の柔らかくしなやかな足が私の両足の間を割って入ってきた
太ももをそのまま私の股間に擦り付けると、ゆっくりと上下にさすり始める
ご主人様から与えられる快楽は忠誠という言葉を私の脳により刻んだ
千雨 「あ・・あはぁ・・」
下着がぬれてきたのであろうか、ぬちゅりという音が聞こえた。だがそれはどうやらご主人様が指で私の秘部を愛撫している音らしい
ご主人様の少女とは思えないその指の動きは、私を、そして私の意思を破壊してゆく
千雨 「んあっ!はあああぁぁぁぁ!!!」
絶頂を迎えた瞬間、私の心は完全に破壊された。そして破壊された心は牙からの声によって再構築される
”忠誠を・・主人たるものに忠誠を・・”
それだけが私の心となった
エヴァ 「では、忠誠の証を見せてもらおう」
そういってご主人様は足を出す
私は口を開くと、赤く、そして熱い舌をゆっくりとご主人様の足へと近づけていった
ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」
いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた
前回、木乃香にいっぱいお茶目された。たくさんの式神がハルナを○●してしまったのだ
ハルナ 「長谷川って強気そうだけど実は流されやすいってタイプ?プチ不幸属性もあるし」
しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・
ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった
千雨 「私はな、コスプレするとそのキャラの必殺技が使えるんだよ。食らえ!20倍界王拳!!!」
完
20-427
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20-427
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 22:08:48 ID:???
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ちう「ザジに胸元を強調させる服は酷か…?ブツブツ」
ザジ「ちう…ちうが作ってくれたなら何でもいいよ」
ちう「ザジ…(*´Д`)でもこれは控えめだから大丈夫、着てみるか」
ザジ「…似合うかな…?」
この間のメイドザジSSに洗脳されてでやっちまいました
こういう絵柄ってあんま好まれないのかな…スマソ
つhttp://g.pic.to/49uq8
20-434
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20-434
名前:マロン名無しさん[sage 私のSSの半分はノンフィクション] 投稿日:2005/11/26(土) 23:52:18 ID:???
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エヴァ「ほほぅ・・・11/23にデジモンミニ発売・・・か。
どれ、ちょっと買いに行ってみるかな。
茶々丸、ちょっと出かけてくる」
茶々「マスター、どちらへ?」
エヴァ「ちょっと小用ができた。
買い物に行って来る」
茶々「では、お供致します」
エヴァ「しかし、最弱状態というのはどうも・・・
何故私が、この闇の福音ともあろうものが必死に自転車をこいでるのだ・・・」
ネギ「あ、師匠ー!こんなところで何なさってるんですか?」
エヴァ「げっ、一番会いたくない輩に出くわしてしまったな。
こうなったら・・・『必殺・にげるコマンド』!
オイ、ぼーや。あっちでアスナが呼んでたぞ」
ネギ「えー、本当ですか?またカモくんが何かやらかしたのかな・・・
では、師匠。失礼します」
エヴァ「ああ。(まさかデジモン買いに行くとは言えないしな・・・許せ)」
茶々「マスター、今の一連の会話をメモリから自動削除しておきますね」
エヴァ「『全国のセブンイレブン(一部店舗を除く)で好評発売中』だよな・・・
なのに、なんで既に4軒回ったのに全滅なんだよ!」
チャーチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャーン(夕焼け小焼けのメロディ)
エヴァ「ぬぁ!良い子は家に帰る時間になってしまった!?
くそっ!早急にデジモンを見つけねば・・・っ!」
茶々「・・・。ヨーカドーのおもちゃ売り場にもありませんでした。
もう、セブンドリームでも使って取り寄せした方が早いのでは・・・」
エヴァ「はぁ・・・せっかく遠出したのになぁ・・・(注:学園都市内)
んー、あぁ・・・あれは、ジジイ(学園長)の友人の息子が経営してる玩具店か。
この辺のガキに親しまれてる店・・・か。ダメ元で行って見るか。
ってデジモンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
よくやった!主人!ヒャッホーイ!」
茶々「大人気ないです。マスター」
20-435
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20-435
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/27(日) 00:09:02 ID:???
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カモ「よお ゆえっち」
ゆえ「うっ カモさん…」
カモ「おいおい なんだその反応は そんなに俺がキライか?」
ゆえ「そ…そんなわけないじゃないですか…(カアアア)」
カモ「ん? ゆえっち顔が真っ赤じゃねぇか 熱があるんじや…」
ゆえ「だ…だだ大丈夫ですよ……?」
カモ「仕方ねぇ 俺が看病してやんよ」
そうするとカモの尻尾が伸びた
ゆえ「ちょww何wwww引きずらないでwwwwww」
保健室
カモ「ふーん 熱はないな ま、寝てりゃ治るさ」
ゆえ「あの…カモさん お話があるんですが…」
カモ「お 恋の相談か? 今は誰もいないしいいぜ」
ゆえ「実は…実は私カモさんのことが好きなんです!!」
カモ「ふーん……… …って俺!? マジで!?」
ゆえ「相談にのってくれるうちに段々好きになってきて…」
カモ「いいのかい? 俺なんかで」
ゆえ「構いません 愛に障害はつき物ですから…」
カモ「そうかい… じゃあ頂いていいんだな」
ゆえ「は? 何を言って…」
カモ「いただきまーす」
ゆえ「ちょwwそこパンツの中wwwあはっwwww」
カモはゆえのパンツの中に冒険に出た
カモ「ほほう こいつがゆえっちの鍵穴か 俺の鍵(多分尻尾)で宝を出してやるぜ」
ゆえ「あっ やめてぇっ ちょっっ うあっあっ あっあぁ あっんんんっ
ああっあああああああああああああ……もるです…」
やばい 獣姦ネタに…
20-436
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20-436
名前:エヴァ様の過去回想録 like a song[sage] 投稿日:2005/11/27(日) 00:17:31 ID:???
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ほぼ現代編『ストーキング・ナギ』
元歌:『Red Angel』(By Pocket Biscuits)
葉加瀬「よし、茶々丸、ウイルスバスター終わり!あとついでに早乙女さんや
カモさんに協力してもらって開発した新機能も付けといたよ♪」
エヴァ「そういうわけでお前はそのへんてこな機能が追加されたというわけか」
茶々丸「恋愛値測定機能です、マスター。ちなみにマスターの恋愛グラフが上昇しておりm」
エヴァ「やかましい!!!」
茶々丸「ネギ先生ですか?それともナg」
エヴァ「止めろと言ってるだろうが!!ええい、まいてやる!!!」
茶々丸「あああマスター止めてくださいそんなにまいては・・・」
エヴァ(ナギ・・・か。完全に一目惚れしていたのかもな・・・)
ナギに落ちるところを助けられたあのとき、何か不思議な感じを受けた。
それが恋だとは全く思わなかったし、実際違かったかも知れんしな。
しかし、奴が好きだと分かってからはもうどっぷりだったかな。もう全身で奴に恋をしていた。
だからこそどこまでも追いかけていった。邪魔が入ったら迷わず消していっていた。
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名前:エヴァ様の過去回想録 like a song[sage] 投稿日:2005/11/27(日) 00:18:06 ID:???
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もうすでに何百年も生きていたからな、欲しいものなんてどこにもなかった。
だからこそ、ナギと一緒になるという夢はリセットできなかった。
泣いて気を引かせると言うのも少し考えた。
だが、そんなフェイクで奴に届くとは全く思ってなかった。
だからどこまでも、いつまでも追いかけた。奴と一緒なら何か見つかる、そう思えたんだ。
もう奴を失くすこと以外、何も怖いことなどなかった。全てを見つけられるような気がしていた。
だからずっとずっと追いかけていた。
一緒になれたら、邪魔者を消した二人の世界にしたいとも考えていた。
もう怖いものなど、完全に無くなっていたから・・・
茶々丸「・・・?マスター、ゼンマイを持ったままボーっとしてどうかなされたのですか?」
エヴァ「・・・いや、なんでもない。ただ、その装置は即刻はずしてもらえ。わかったな」
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名前:ネギましまろ その2[sage] 投稿日:2005/11/27(日) 01:04:34 ID:???
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その1は17-160です
キーンコーン…
ネギ「はい おはようございまーす」
ネギ「じゃ 出席とりまーす
明石さーん」
裕奈「はーい」
ネギ「朝倉さーん」
和美「はーい」
ザジ「…ねぇねぇ バス乗ってるときってさ」
美砂「は?」
ネギ「柿崎さーん」
美砂「あ はい!」
ザジ「…降りるバス停で 次はどこどこーって言う前に
先読みでボタン押したりするでしょ?」
美砂「うん」
ザジ「…今日はその感じでやってみようかな」
美砂「は?」
ネギ「四葉さーん」
五月「はい」
ザジ「…はい!」
ネギ「ザジさーん――」
ザジ「……」
ネギ「……ザジ・レイニーデイさーん」
ザジ「…はーい」
美砂「何がしたいんだおまえは」
最終更新:2007年09月30日 18:09