←前へ
「え……私を? 藤岡が?」
「うん……」
「ちょ、ちょっと待って、まだ心の準備が、あ……」
本気になった男子の力に女子が叶うべくもない。反論の隙を与えられる暇もなく、カナは藤岡に押し倒された。
そして即座に藤岡の手が、己の浴衣にかけられる感触を感じる。
「え! もしかして脱がすのか!?」
「もしかしなくても、脱がすよ。じゃないと南を気持ちよくさせられない」
いくら全裸を見られていたと言えども、偶発的な事故で肌を露にしてしまったのと、異性に故意に脱がされて肌を露にしてしまうのでは、感情の振れ幅も大きく違う。
カナのアタマが一気に沸騰する。
「それはいくらなんでも恥ずかしい!!」
「俺のを咥えていた時は恥ずかしくなかったの?」
「え……それは……」
「南……初めての割には結構積極的に咥えていたように見えたけど。エッチな音一杯たててさ」
「!!」
藤岡はそう言ってにやりと笑った。勿論、カナの浴衣をはだけさせる手は止めずに。
「うん……」
「ちょ、ちょっと待って、まだ心の準備が、あ……」
本気になった男子の力に女子が叶うべくもない。反論の隙を与えられる暇もなく、カナは藤岡に押し倒された。
そして即座に藤岡の手が、己の浴衣にかけられる感触を感じる。
「え! もしかして脱がすのか!?」
「もしかしなくても、脱がすよ。じゃないと南を気持ちよくさせられない」
いくら全裸を見られていたと言えども、偶発的な事故で肌を露にしてしまったのと、異性に故意に脱がされて肌を露にしてしまうのでは、感情の振れ幅も大きく違う。
カナのアタマが一気に沸騰する。
「それはいくらなんでも恥ずかしい!!」
「俺のを咥えていた時は恥ずかしくなかったの?」
「え……それは……」
「南……初めての割には結構積極的に咥えていたように見えたけど。エッチな音一杯たててさ」
「!!」
藤岡はそう言ってにやりと笑った。勿論、カナの浴衣をはだけさせる手は止めずに。
「藤岡……お前、こういう状況だと性格変わるんだな……。
それよりさっきの話……お前の言うとおり、そんなに恥ずかしくなかったのかもしれない。
そんなこと考えるより、何ていうかいっぱいいっぱいだったよ……。
少しでも藤岡が気持ちよくなればいいなー、なんて……」
消え入りそうな声でそう囁くカナ。
「南って、もしかして痴女だったのかな?」
「な! ち、違うッ!!」
「嘘だよ。それを聞いて俺、正直嬉しくてしょうがない。南を好きになってよかったよ」
カナはまた一気に顔面の温度が上がったような錯覚に襲われた。
そして藤岡はすかさず、露になったカナの柔肌、お腹の辺りに口付けた。
「ヘンなところを……舐めるんじゃ……ぁ……」
「ここならもし跡になっちゃってもそんなに目立たないでしょ?」
そんな軽口を叩きながらも、藤岡はしっかりと柔らかい肌の感触を味わった。
口を離すと、案の定赤いキスマークが、カナのへその横あたりに残ってしまっている。
「うう……お前……なんてことを……」
「次はこっちかな……」
ぶーたれるカナを尻目に、藤岡は今度は控えめに膨らむの双丘に目をつけ、
手際よくブラをずらしあげると、ピンク色に輝いて見える乳首に唇を寄せた。
それよりさっきの話……お前の言うとおり、そんなに恥ずかしくなかったのかもしれない。
そんなこと考えるより、何ていうかいっぱいいっぱいだったよ……。
少しでも藤岡が気持ちよくなればいいなー、なんて……」
消え入りそうな声でそう囁くカナ。
「南って、もしかして痴女だったのかな?」
「な! ち、違うッ!!」
「嘘だよ。それを聞いて俺、正直嬉しくてしょうがない。南を好きになってよかったよ」
カナはまた一気に顔面の温度が上がったような錯覚に襲われた。
そして藤岡はすかさず、露になったカナの柔肌、お腹の辺りに口付けた。
「ヘンなところを……舐めるんじゃ……ぁ……」
「ここならもし跡になっちゃってもそんなに目立たないでしょ?」
そんな軽口を叩きながらも、藤岡はしっかりと柔らかい肌の感触を味わった。
口を離すと、案の定赤いキスマークが、カナのへその横あたりに残ってしまっている。
「うう……お前……なんてことを……」
「次はこっちかな……」
ぶーたれるカナを尻目に、藤岡は今度は控えめに膨らむの双丘に目をつけ、
手際よくブラをずらしあげると、ピンク色に輝いて見える乳首に唇を寄せた。
「ぁ……だ、ダメっ……」
小さくあえぐカナを見て、効果覿面と悟った藤岡は、余ったもう片方の胸を手で愛撫し、攻め立てた。
「南って、結構着やせするタイプ?」
「ん……そ、そんなことないと……おもっ、ぁ……」
「そうかな。結構大きい方だと思うけど」
(かく言う自分も、比較対象なんてないんだけどね)
藤岡は興奮に霞がかる頭の中でそんなことを考えながら、舌と手を動かし続けた。
「あっ……やぁ、あぁっ……!」
やがて何とかせき止めていたカナのあえぎ声が、一段と大きくなる。
自分が普段は全く出さないような『女』としての声をあげていることに驚いたのか、カナは必死に右手で自分の口を塞いでいた。
「? なんで塞いじゃうの? 可愛い声、もっと聴きたかったのに」
真っ赤になって目を瞑り、口を塞いだままふるふると首を振るだけのカナ。
こうなったら何としても我慢できないまでに快感の喘ぎ声を引き出してやろうと、藤岡は思った。
同時に、やはり自分にはS寄りの性癖があるなと感じて自嘲気味に笑ってみせる。
そしてするすると藤岡の手は、カナの身体の下のほうへ伸びた。
既にパンティまで露になっている下半身。
藤岡の手はその太股の辺りを執拗になで上げ続けながら、徐々に中心点であるソコに目掛けて這うように進んでいく。
太股を撫で上げるたびにビクッと震え上がり、より強く口を抑えんとするカナの姿がどうにも可愛らしい。
小さくあえぐカナを見て、効果覿面と悟った藤岡は、余ったもう片方の胸を手で愛撫し、攻め立てた。
「南って、結構着やせするタイプ?」
「ん……そ、そんなことないと……おもっ、ぁ……」
「そうかな。結構大きい方だと思うけど」
(かく言う自分も、比較対象なんてないんだけどね)
藤岡は興奮に霞がかる頭の中でそんなことを考えながら、舌と手を動かし続けた。
「あっ……やぁ、あぁっ……!」
やがて何とかせき止めていたカナのあえぎ声が、一段と大きくなる。
自分が普段は全く出さないような『女』としての声をあげていることに驚いたのか、カナは必死に右手で自分の口を塞いでいた。
「? なんで塞いじゃうの? 可愛い声、もっと聴きたかったのに」
真っ赤になって目を瞑り、口を塞いだままふるふると首を振るだけのカナ。
こうなったら何としても我慢できないまでに快感の喘ぎ声を引き出してやろうと、藤岡は思った。
同時に、やはり自分にはS寄りの性癖があるなと感じて自嘲気味に笑ってみせる。
そしてするすると藤岡の手は、カナの身体の下のほうへ伸びた。
既にパンティまで露になっている下半身。
藤岡の手はその太股の辺りを執拗になで上げ続けながら、徐々に中心点であるソコに目掛けて這うように進んでいく。
太股を撫で上げるたびにビクッと震え上がり、より強く口を抑えんとするカナの姿がどうにも可愛らしい。
「……!!」
下着の上からではあったが、その周辺を触らんとすると、これまで以上にカナの身体が跳ね上がる。
が、それをきっかけにか、カナは脚をぎゅっと閉じてしまい、藤岡の手の侵入を拒み始めた。
「困ったな、このままじゃ南を気持ちよくさせてあげられないよ?」
藤岡が何を言ってもカナは目を瞑って首を振るのみだ。
まあその仕種など小動物っぽくて、藤岡にとってはやはり破壊的な可愛らしさではあるのだが。
仕方なく藤岡は中心の周辺を撫で上げるように、ひたすら愛撫し続けた。
すると徐々に脚のガードが甘くなる。藤岡はすかさずソコに手を滑り込ませた。
「うわ……凄い――」
下着の上からでも手に滑り気が染み付くぐらいの、カナの具合のよさに思わず藤岡は声をあげた。
「――もうこんなに濡れてる。これは……あとでもう一回お風呂に入らなくちゃね」
そう言って意地悪く微笑んで見せると、カナがやっとのことで口を開いた。
「う、五月蝿い……藤岡……お前、あとで覚えて……あふっ!」
しかし藤岡が下着の上から指を動かして刺激して見せると、カナの口はまた塞がれた。
が、今度という今度はその喘ぎ声を全て押し殺すのが難しいほど、カナの身体にはこれまでに経験したことのないような、得体の知れない感じが襲い掛かっていた。
これが所謂快感というものだとは、カナはまだ気付かないようではあったが。
そしてついに下着の中へと手が差し込まれ、その指が僅かに動いた時、
「――!!」
とうとうカナは手でも抑え切れないほどの喘ぎ声を上げてしまった。
下着の上からではあったが、その周辺を触らんとすると、これまで以上にカナの身体が跳ね上がる。
が、それをきっかけにか、カナは脚をぎゅっと閉じてしまい、藤岡の手の侵入を拒み始めた。
「困ったな、このままじゃ南を気持ちよくさせてあげられないよ?」
藤岡が何を言ってもカナは目を瞑って首を振るのみだ。
まあその仕種など小動物っぽくて、藤岡にとってはやはり破壊的な可愛らしさではあるのだが。
仕方なく藤岡は中心の周辺を撫で上げるように、ひたすら愛撫し続けた。
すると徐々に脚のガードが甘くなる。藤岡はすかさずソコに手を滑り込ませた。
「うわ……凄い――」
下着の上からでも手に滑り気が染み付くぐらいの、カナの具合のよさに思わず藤岡は声をあげた。
「――もうこんなに濡れてる。これは……あとでもう一回お風呂に入らなくちゃね」
そう言って意地悪く微笑んで見せると、カナがやっとのことで口を開いた。
「う、五月蝿い……藤岡……お前、あとで覚えて……あふっ!」
しかし藤岡が下着の上から指を動かして刺激して見せると、カナの口はまた塞がれた。
が、今度という今度はその喘ぎ声を全て押し殺すのが難しいほど、カナの身体にはこれまでに経験したことのないような、得体の知れない感じが襲い掛かっていた。
これが所謂快感というものだとは、カナはまだ気付かないようではあったが。
そしてついに下着の中へと手が差し込まれ、その指が僅かに動いた時、
「――!!」
とうとうカナは手でも抑え切れないほどの喘ぎ声を上げてしまった。
「ふじおか……」
カナは力の抜けた身体を何とか動かし、藤岡の腕を掴んだ。
上気した顔、そして何かイケナイ薬をキメてしまったかのようにとろんと溶けた瞳で見つめられ、藤岡は思わず手を止めた。
「……どうしたの? もしかして……ちょっとやり過ぎた?」
「そうじゃない……。でも、私もうダメそうだ……」
「ダメ?」
「もう……声が抑えられそうにないよ」
「俺は別に構わないよ。南の声、可愛いし」
「バカ……お前が良くても私が良くないよ……。
こんな大きな声出ちゃったら……その内誰かに気付かれちゃう」
確かに。ここは浴場前の廊下、声もよく通る。人気がないとはいえ、いつ誰が通りかかるともわからない。
じゃあこの状況を、猛りきった己のアソコを、ビショビショに濡れたカナの身体を、どうすればいい?
藤岡は考えるものの、興奮しているせいか、上手く頭が回らない。
すると、
「続きは……お風呂でしよう?」
カナは驚くようなことをのたまった。
「え? ふ、風呂で? って言ってもどっちで……」
するとカナはおもむろに女湯の暖簾を指差した。
「お、女湯~!!??」
もはやこういう状況になってしまったとはいえ、藤岡にとっては女湯は鬼門。トラウマの元だ。
「だいじょうぶ……今日この旅館に、私達以外の女性客はいないらしいから……」
本当か? と疑いつつも、カナの淫靡にそまったようなとろーりと溶けた瞳を見ると藤岡は何も逆らえないのだった。
カナは力の抜けた身体を何とか動かし、藤岡の腕を掴んだ。
上気した顔、そして何かイケナイ薬をキメてしまったかのようにとろんと溶けた瞳で見つめられ、藤岡は思わず手を止めた。
「……どうしたの? もしかして……ちょっとやり過ぎた?」
「そうじゃない……。でも、私もうダメそうだ……」
「ダメ?」
「もう……声が抑えられそうにないよ」
「俺は別に構わないよ。南の声、可愛いし」
「バカ……お前が良くても私が良くないよ……。
こんな大きな声出ちゃったら……その内誰かに気付かれちゃう」
確かに。ここは浴場前の廊下、声もよく通る。人気がないとはいえ、いつ誰が通りかかるともわからない。
じゃあこの状況を、猛りきった己のアソコを、ビショビショに濡れたカナの身体を、どうすればいい?
藤岡は考えるものの、興奮しているせいか、上手く頭が回らない。
すると、
「続きは……お風呂でしよう?」
カナは驚くようなことをのたまった。
「え? ふ、風呂で? って言ってもどっちで……」
するとカナはおもむろに女湯の暖簾を指差した。
「お、女湯~!!??」
もはやこういう状況になってしまったとはいえ、藤岡にとっては女湯は鬼門。トラウマの元だ。
「だいじょうぶ……今日この旅館に、私達以外の女性客はいないらしいから……」
本当か? と疑いつつも、カナの淫靡にそまったようなとろーりと溶けた瞳を見ると藤岡は何も逆らえないのだった。
「やっぱり湯の中の方があったかいね」
流れでとはいえ、女湯に入ってしまった気まずさに、藤岡は苦し紛れの感想を漏らした。
が、カナは聞いていない。その瞳が求めているのは……
「わわっ!!」
力が抜けたようにもたれかかってくるカナを受け止める。
「つづき……」
長年の念願かなって、こうして生まれたままの姿で隣り合っている想い人に、
色を孕んだ声色でそう言われて、冷静でいられるほど藤岡も人間が出来ていなかった。
「うん……」
短く答えて、藤岡はもう一度カナの中心に触れた。湯船の中では、遮る下着もあろうはずがない。
「あっ……!!」
感度十分。今やカナの身体はこの湯船のお湯より熱く火照りあがっている。
(これは……そろそろいいかもしれない)
藤岡は思った。
流石にいきなりここまでいくのはやり過ぎだろうという思いもあったが、もう止まらない。
大好きな女の子のこんな姿を見せられて、止まる男なんて逆にどうかしてる。
股間の息子も、もう我慢できんとエンドレススタンドアップ状態だ。
「南……そろそろ……いいかな」
この場には二人しかいないのに、わざわざ耳元で囁くあたり、藤岡はやはり手練だ。
流れでとはいえ、女湯に入ってしまった気まずさに、藤岡は苦し紛れの感想を漏らした。
が、カナは聞いていない。その瞳が求めているのは……
「わわっ!!」
力が抜けたようにもたれかかってくるカナを受け止める。
「つづき……」
長年の念願かなって、こうして生まれたままの姿で隣り合っている想い人に、
色を孕んだ声色でそう言われて、冷静でいられるほど藤岡も人間が出来ていなかった。
「うん……」
短く答えて、藤岡はもう一度カナの中心に触れた。湯船の中では、遮る下着もあろうはずがない。
「あっ……!!」
感度十分。今やカナの身体はこの湯船のお湯より熱く火照りあがっている。
(これは……そろそろいいかもしれない)
藤岡は思った。
流石にいきなりここまでいくのはやり過ぎだろうという思いもあったが、もう止まらない。
大好きな女の子のこんな姿を見せられて、止まる男なんて逆にどうかしてる。
股間の息子も、もう我慢できんとエンドレススタンドアップ状態だ。
「南……そろそろ……いいかな」
この場には二人しかいないのに、わざわざ耳元で囁くあたり、藤岡はやはり手練だ。
「最初は……こんなことになるつもりはなかった……」
カナが小さく答えた。その口ぶりに、一瞬藤岡は心配になった。さすがに『ソコ』までは拒絶されるんじゃないかと。
「でも今お前とこうなってみると……やっぱり私は最初からこうなることを望んでいたんだみたいだ」
「……じゃあ」
「私の負けだよ、藤岡。どうやら私はお前のことを好きになってしまったみたいだ――。
いや、もしかしたら初めてお前に手紙をもらったその時から……気付いていなかっただけで……」
そこまで聞けばもう十分だろう。藤岡は嬉しさと興奮に身を震えさせ、改めてカナの身体を抱きしめた。
カナが小さく答えた。その口ぶりに、一瞬藤岡は心配になった。さすがに『ソコ』までは拒絶されるんじゃないかと。
「でも今お前とこうなってみると……やっぱり私は最初からこうなることを望んでいたんだみたいだ」
「……じゃあ」
「私の負けだよ、藤岡。どうやら私はお前のことを好きになってしまったみたいだ――。
いや、もしかしたら初めてお前に手紙をもらったその時から……気付いていなかっただけで……」
そこまで聞けばもう十分だろう。藤岡は嬉しさと興奮に身を震えさせ、改めてカナの身体を抱きしめた。
「じゃあ……挿れるよ?」
「いや……ちょっと待って」
「え?」
まさかここまできてやはり拒絶か? 藤岡は身を硬くしたが、
「その前にまず……こっち……」
カナは目を瞑って己の唇を指差した。
成る程、すぐに合点がいった藤岡は、躊躇いもなくカナに口付けた。
ちょっと触れるだけのような、軽いキスではあったが、二人にはそれで十分だった。
「ごめん……。そう言えば順番が全然違ってたね」
カナは恥ずかしそうに俯いて、
「もう大丈夫だ……。いいよ……」
「いや……ちょっと待って」
「え?」
まさかここまできてやはり拒絶か? 藤岡は身を硬くしたが、
「その前にまず……こっち……」
カナは目を瞑って己の唇を指差した。
成る程、すぐに合点がいった藤岡は、躊躇いもなくカナに口付けた。
ちょっと触れるだけのような、軽いキスではあったが、二人にはそれで十分だった。
「ごめん……。そう言えば順番が全然違ってたね」
カナは恥ずかしそうに俯いて、
「もう大丈夫だ……。いいよ……」
「もうちょっと腰を上げて……」
風呂場でという初めてにしてはかなり異様な状況ではあるが、二人とも気にならなかった。
浴槽の側壁の上にカナを座らせ、脚を広げさせた。
「うん……綺麗だ……」
「こんなところ……綺麗なわけないだろ」
「そんなことない。それこそ南のが汚いわけない」
「本当に……どうしてお前は平気な顔してそんな恥ずかしいことを言えるんだ?」
「どうしてだろうね……」
「もう……うん、わかったよ。私も覚悟を決めた。藤岡、お前のなら大丈夫だ。
ソレがここに入るのかと思うとちょっと怖くもあるけど……それでも大丈夫だ。
私の初めてを、お前に捧げるよ」
「うん」
「!! もっと嬉しそうな顔をしろよ! このカナ様の初めてをあげると、そう言っているんだぞ!?」
「ははっ、いつもの南に戻ったね」
スタスタ
「……バカ! 早く……しろ」
ガチャ
「うん……」
そして、二人の中心が近付き、合わさらんとした時、
風呂場でという初めてにしてはかなり異様な状況ではあるが、二人とも気にならなかった。
浴槽の側壁の上にカナを座らせ、脚を広げさせた。
「うん……綺麗だ……」
「こんなところ……綺麗なわけないだろ」
「そんなことない。それこそ南のが汚いわけない」
「本当に……どうしてお前は平気な顔してそんな恥ずかしいことを言えるんだ?」
「どうしてだろうね……」
「もう……うん、わかったよ。私も覚悟を決めた。藤岡、お前のなら大丈夫だ。
ソレがここに入るのかと思うとちょっと怖くもあるけど……それでも大丈夫だ。
私の初めてを、お前に捧げるよ」
「うん」
「!! もっと嬉しそうな顔をしろよ! このカナ様の初めてをあげると、そう言っているんだぞ!?」
「ははっ、いつもの南に戻ったね」
スタスタ
「……バカ! 早く……しろ」
ガチャ
「うん……」
そして、二人の中心が近付き、合わさらんとした時、
「おーい!! いるかバカ野郎!!!」
突如背後から聞こえてきた罵声に聞き覚えがありすぎるほどあったカナは、とっさに藤岡のアタマを押さえ込むと湯船の奥底に押し込んだ。
浴槽の底に後頭部が当たったような鈍い音と、「ぐはっ」なんていう断末魔の叫びが聞こえたような気もするが気にしない。
そして湯船に押し込まれた藤岡の腹に腰掛けると、カナは何事もなかったかのように振り返った。
そして罵声の主は、湯気に包まれた浴場内の詳細をやっと正確に視認するに至ったようだ。
「何だお前、こんなとこにいたのか。探したんだぞ」
罵声の主は誰あろう浴衣に身を包んだチアキである。
「あ、あれー。チ、チアキ、どうしたんだー、こんなところに」
「??? 何でそんなに棒読み口調なんだお前。中の人が泣くぞ。
って、それよりお前、ハルカ姉様が探しているんだぞ。もうご飯の時間だって。
部屋に料理が来て、みんな待ってるぞ」
「えー、そうだったのかー、それは知らなかったなー」
「知らなかったじゃないよ。それよりどうしてお前また温泉入ってるんだよ。まさか本当にここに住むのか?」
「あははは、ちょっと泉質が気になってねー。あははは……」
「全く早く出てこいよバカ野郎」
そう言い残し、チアキは浴場から出て行った。
浴槽の底に後頭部が当たったような鈍い音と、「ぐはっ」なんていう断末魔の叫びが聞こえたような気もするが気にしない。
そして湯船に押し込まれた藤岡の腹に腰掛けると、カナは何事もなかったかのように振り返った。
そして罵声の主は、湯気に包まれた浴場内の詳細をやっと正確に視認するに至ったようだ。
「何だお前、こんなとこにいたのか。探したんだぞ」
罵声の主は誰あろう浴衣に身を包んだチアキである。
「あ、あれー。チ、チアキ、どうしたんだー、こんなところに」
「??? 何でそんなに棒読み口調なんだお前。中の人が泣くぞ。
って、それよりお前、ハルカ姉様が探しているんだぞ。もうご飯の時間だって。
部屋に料理が来て、みんな待ってるぞ」
「えー、そうだったのかー、それは知らなかったなー」
「知らなかったじゃないよ。それよりどうしてお前また温泉入ってるんだよ。まさか本当にここに住むのか?」
「あははは、ちょっと泉質が気になってねー。あははは……」
「全く早く出てこいよバカ野郎」
そう言い残し、チアキは浴場から出て行った。
「はぁー……危なかった……」
胸を撫で下ろすカナ。姉の処女幕が今にも貫通されんとするところなど、妹に見られたらたまったものではない。
それこそ本当に温泉に永住したくなるというものだろう。
「チアキのヤツ……全然入ってくる気配を感じなかったぞ……。末はスパイかスナイパーか?」
そんなことはない。ちゃんと足音も戸を開ける音もたてている。
それに気付かなかったのは藤岡との行為に夢中になっていたカナの方である。
「おい、カナ」
「全くもう少し育て方を考えないとって……ギョエー!!!」
「五月蝿いよバカ野郎」
いつの間にかまたチアキが浴場の戸のところに立っているではないか。
「そう言えばお前、藤岡知らないか? アイツもさっきから姿が見えないんだ」
「し、知らない知らない知らない!! 全然知らない!!」
「そうか。まあ藤岡はお前ほどバカでもないし、きっともう戻っているだろうな。
カナも早く出てこいよ。いい加減にしないとお湯に溶けてなくなっちゃうぞ」
そして、今度こそチアキは浴場を出て行ったようだ。
「危なかった……。あ……そう言えば藤岡!!」
そう言えばではない。さっきから自分の尻の下にその身体を敷いているのだからすぐ気付きなさい。
胸を撫で下ろすカナ。姉の処女幕が今にも貫通されんとするところなど、妹に見られたらたまったものではない。
それこそ本当に温泉に永住したくなるというものだろう。
「チアキのヤツ……全然入ってくる気配を感じなかったぞ……。末はスパイかスナイパーか?」
そんなことはない。ちゃんと足音も戸を開ける音もたてている。
それに気付かなかったのは藤岡との行為に夢中になっていたカナの方である。
「おい、カナ」
「全くもう少し育て方を考えないとって……ギョエー!!!」
「五月蝿いよバカ野郎」
いつの間にかまたチアキが浴場の戸のところに立っているではないか。
「そう言えばお前、藤岡知らないか? アイツもさっきから姿が見えないんだ」
「し、知らない知らない知らない!! 全然知らない!!」
「そうか。まあ藤岡はお前ほどバカでもないし、きっともう戻っているだろうな。
カナも早く出てこいよ。いい加減にしないとお湯に溶けてなくなっちゃうぞ」
そして、今度こそチアキは浴場を出て行ったようだ。
「危なかった……。あ……そう言えば藤岡!!」
そう言えばではない。さっきから自分の尻の下にその身体を敷いているのだからすぐ気付きなさい。
「いやー……三年前に死んだおじいちゃんの顔が見えたときは本当に覚悟したよ」
藤岡は底に打ちつけたせいでこぶの出来た後頭部を撫でながら、そう語った。
「チアキがいきなり入ってきたからさ。仕方なかったんだよ……。
藤岡は底に打ちつけたせいでこぶの出来た後頭部を撫でながら、そう語った。
「チアキがいきなり入ってきたからさ。仕方なかったんだよ……。
それにしてもアイツ……計ったようなタイミングで入ってやがって、もしかして狙ってたのか?」
そこまで言ってカナは今の状況に気付く。浴槽の中、一応は気持ちが通じ合った格好の男女二人。
しかも先程までしようとしていた行為はと言えば……。
「ぅ……」
カナ沸騰。そして撃沈。
「どう……しようか」
そんなカナを見て、藤岡が控えめに尋ねた。
「すぐ戻らないと……皆待ってるって……」
あのチアキのことだ。戻りが遅いと見るや、またここにやってくるのは明白だ。
「そうだね。戻ろうか」
すると意外にも藤岡はあっさりそれを了承した。カナはそれを意外に思った。
あれだけ高まっていながら、もうそれを諦められると言うのだろうか。
(だとするとちょっと納得がいかないな。私だってちょっと……いやかなり残念なのに)
と思って顔をしかめかけると、ふと藤岡の股間が目に入った。相変わらずのギンギン状態だ。
(ん……藤岡もきっと同じ気持ちだよね、やっぱり)
しかも先程までしようとしていた行為はと言えば……。
「ぅ……」
カナ沸騰。そして撃沈。
「どう……しようか」
そんなカナを見て、藤岡が控えめに尋ねた。
「すぐ戻らないと……皆待ってるって……」
あのチアキのことだ。戻りが遅いと見るや、またここにやってくるのは明白だ。
「そうだね。戻ろうか」
すると意外にも藤岡はあっさりそれを了承した。カナはそれを意外に思った。
あれだけ高まっていながら、もうそれを諦められると言うのだろうか。
(だとするとちょっと納得がいかないな。私だってちょっと……いやかなり残念なのに)
と思って顔をしかめかけると、ふと藤岡の股間が目に入った。相変わらずのギンギン状態だ。
(ん……藤岡もきっと同じ気持ちだよね、やっぱり)
「今日はチョット急ぎすぎたね」
が、藤岡は苦笑いを浮かべそう言った。
「焦ることないのかもしれない。俺たちは俺たちのペースで行けば」
「そう……なのかな」
「そうだよ。少なくとも俺はこれからもずーっと南のことを好きでい続ける自信あるし」
「……!! だからお前はどうしてそーいう恥ずかしい台詞が堂々と言えるんだっ」
「好きだから?」
「……っ!!」
そんなこんなで藤岡とカナは、どちらからでもなく自然に互いの顔を寄せ合い、キスをした。
「と、とりあえずこれからよろしくな」
「うん」
「あ、あと今日みたいなこと、私はそうそうさせないからな! 私は安い女じゃないんだ」
「うん」
「とりあえず私のことを南と呼ぶのは止めろ。チアキと同じく下の名でな……」
「わかったよ、カナ」
「――ッ!! 何だいきなり呼び捨てか!? 最初はちゃん付けとかじゃないのか!?
そして何か!? 私はそう呼ばれて嬉しいのか!? 顔赤くしてるのか!? あー!!??」
(ちゃん付けも結構恥ずかしいと思うけど……)
そんなことを考えながら藤岡は頭を抱えてくるくる廻っているカナを見ていた。
が、藤岡は苦笑いを浮かべそう言った。
「焦ることないのかもしれない。俺たちは俺たちのペースで行けば」
「そう……なのかな」
「そうだよ。少なくとも俺はこれからもずーっと南のことを好きでい続ける自信あるし」
「……!! だからお前はどうしてそーいう恥ずかしい台詞が堂々と言えるんだっ」
「好きだから?」
「……っ!!」
そんなこんなで藤岡とカナは、どちらからでもなく自然に互いの顔を寄せ合い、キスをした。
「と、とりあえずこれからよろしくな」
「うん」
「あ、あと今日みたいなこと、私はそうそうさせないからな! 私は安い女じゃないんだ」
「うん」
「とりあえず私のことを南と呼ぶのは止めろ。チアキと同じく下の名でな……」
「わかったよ、カナ」
「――ッ!! 何だいきなり呼び捨てか!? 最初はちゃん付けとかじゃないのか!?
そして何か!? 私はそう呼ばれて嬉しいのか!? 顔赤くしてるのか!? あー!!??」
(ちゃん付けも結構恥ずかしいと思うけど……)
そんなことを考えながら藤岡は頭を抱えてくるくる廻っているカナを見ていた。
ああ、それにしてもだ。
百歩譲って本番お預けで部屋に戻るのはいいとしても、だ――。
このいきり立った息子の始末ぐらいは何とかならないものかなと藤岡は思った。
とは言え、完全にそういう雰囲気ではなくなってしまったカナにそれを求めることはしたくない。
(仕方ない……。夕飯のあとこっそりトイレで……)
オカズなら今日はいくらでもあるから――と考えながら浴槽から上がった時、カナがおもむろに耳を寄せてきた。
「そのさ……今すぐには無理だけど……夕食の後落ち着いたら……せめてソレくらいは処理してあげるから」
そう言って、カナはそそくさと浴場を後にした。二人一緒に戻るのも怪しまれるので、自分が先に戻ろうという意思の表れだろう。
「だってよ……よかったな、お前」
藤岡は自分の息子にそう声をかけてみた。答えが返ってくるはずもなく、シュールと言うにも下品すぎて空しい。
ああ、これはきっかけだったんだな――。
藤岡は何となくそう思った。自分が偶然全裸のカナに遭遇してしまったのも、つまりは俺の肩を押さんとする何かの力が働いたということ。
都合のよすぎる解釈だとは思ったが、藤岡はそう結論付けることにした。
どんな因果にせよ、この唇に残る温もりは確かなのだから――。
「はあ、それにしても夕食の後まで待つのもきついなあ」
それこそこの場でイッパツ抜いてしまおうかとも思ったが、瞬間カナの不満そうな顔が脳裏に浮かんだ。
そして藤岡も浴場を後にした。その顔は、消化不良で終わったにもかかわらず至極幸福そうだったと言う。
百歩譲って本番お預けで部屋に戻るのはいいとしても、だ――。
このいきり立った息子の始末ぐらいは何とかならないものかなと藤岡は思った。
とは言え、完全にそういう雰囲気ではなくなってしまったカナにそれを求めることはしたくない。
(仕方ない……。夕飯のあとこっそりトイレで……)
オカズなら今日はいくらでもあるから――と考えながら浴槽から上がった時、カナがおもむろに耳を寄せてきた。
「そのさ……今すぐには無理だけど……夕食の後落ち着いたら……せめてソレくらいは処理してあげるから」
そう言って、カナはそそくさと浴場を後にした。二人一緒に戻るのも怪しまれるので、自分が先に戻ろうという意思の表れだろう。
「だってよ……よかったな、お前」
藤岡は自分の息子にそう声をかけてみた。答えが返ってくるはずもなく、シュールと言うにも下品すぎて空しい。
ああ、これはきっかけだったんだな――。
藤岡は何となくそう思った。自分が偶然全裸のカナに遭遇してしまったのも、つまりは俺の肩を押さんとする何かの力が働いたということ。
都合のよすぎる解釈だとは思ったが、藤岡はそう結論付けることにした。
どんな因果にせよ、この唇に残る温もりは確かなのだから――。
「はあ、それにしても夕食の後まで待つのもきついなあ」
それこそこの場でイッパツ抜いてしまおうかとも思ったが、瞬間カナの不満そうな顔が脳裏に浮かんだ。
そして藤岡も浴場を後にした。その顔は、消化不良で終わったにもかかわらず至極幸福そうだったと言う。
※その後、宴会場でみなで集まった夕食の席で、藤岡は女性陣の前では何とか己の股間を隠すことに成功したものの、
(隠そうと奮闘する自分を見て、居心地悪そうに目をそらしていたカナがいたことも注記しておく)
男の前だからと油断した瞬間に、しっかりとトウマに股間のふくらみを見られてしまい、彼女に拭いきれないトラウマを与えたことを追記しておく。
(隠そうと奮闘する自分を見て、居心地悪そうに目をそらしていたカナがいたことも注記しておく)
男の前だからと油断した瞬間に、しっかりとトウマに股間のふくらみを見られてしまい、彼女に拭いきれないトラウマを与えたことを追記しておく。
終わり