「……俺は天才だ。だからお前にだって勝てる」
(-@∀@)「日ノ岡亜紗」
【基本データ】
年齢:十五歳
職業:高校生(淳機関付属VIP州西部淳中高一貫教育校高等部一年十組所属)
二つ名:『空手道部次期主将』『天才』『凡人』
テーマソング:「Can Do」(GRANRODEO)
能力:『読心』
能力体結晶の形状:シンプルなデザインの指輪
総合評価:A
ナビゲーター:匿名希望
名前の由来:京都市日ノ岡駅
【容姿】
黒の短髪、シャギー。
クラスで三番目くらいに美形と表現するのが一番近い。
一縷の淀みもないような綺麗な瞳。
スクウェア型の眼鏡をかける。
本人は気がついていないが、優しい笑顔が最も似合う「カッコいい」というよりも素朴な感じの少年。
『空想空間』では髪が茶髪で何処かのモデルのような顔立ち。
一人称は俺あるいは僕(後者を使う場合が素)、二人称はお前もしくはアンタ。
真里奈と同じように全く普通に喋るが、何か自分の主張を強調する際に「当たり前」という言葉を使う。
【人物】
一年普通進学科十組に所属し、空手道部では期待のホープと謳われる。
少年マンガにはたまにいそうなタイプのキャラクター。
中学時代は教室にいてもいなくても変わらないような影の薄い少年だった。
が、
神宮拙下に助けられた際に聞いた「こんなのは俺にとっては当たり前のことだ」という言葉に感銘を受ける。
血の滲むような努力を経て淳高でも一二を争う空手の実力と垢抜けた立ち振舞いを身に付け、壬生狼真里奈と付き合うことになったのだが……。
またその頃より徐々に、他人を軽んじる言動が多くなり始める。
彼の高慢さや「当たり前」という口癖は神宮拙下に影響を受けてのものである。
拙下のような天才を目指した彼だったが、皮肉なことに真里奈には「変わる前のアサピーさんの方が好きだった」と独白されてしまった。
彼はただの凡人に過ぎないが、目立たず個性のない少年が半年や一年程度で別人のように変化したということに関しては多くの人物から認められている。
というか才能に関しては少なくとも鞍馬兼よりはあり飲み込みも早い。
実際に一年生ながら空手道部の次期主将と目される程に優秀だったのだがやめてしまったらしい。
また他のイケメンキャラとは違い比較的常識的なので女子生徒からは中々モテるようである。
余談だが格ゲーが無茶苦茶に強く、更にゲーセンにあるゲームなら大抵ハイスコアを出せるほどゲームが上手い。
逆に苦手スキルは女性の扱いや恋愛事(モテないわけではなく、関係を深めることが苦手)。
真里奈との付き合いにおいても「相手の心を知りたい」と願いながらも何も問い掛けることはしなかった。
ちなみに眼鏡は伊達である。
視力は悪いのだがコンタクトを付けている。
【能力】
二回目の断章の前編で登場し後編で退場した為に分かりにくいが、実はかなり優秀な部類に入る参加者である。
そもそも総合評価だけを見れば鞍馬兼よりも高い。
まず元々の身体能力がそこそこ高く、上背も平均以上はあり、加えて期間は短いながら熱心に努力してきたので技のキレも良い。
「空手」という競技の中であれば
鞍馬兼にも
山科狂華にもまず負けない。
更にたかだか一年半年程度の努力で『天才』と呼ばれていることからも飲み込みが非常に早い。
ついでに結構キレやすい類の若者であるので容赦や躊躇いもない。
素の能力値で総合評価はB相当であり、そこに『読心』という凶悪極まりない能力が加わることでA評価になっている。
鞍馬兼や山科狂華といった人間と戦ったとしても下手をすれば完封勝ちしかねない(そういう点からも彼の目指した理想は間違っていた)。
【特記】
『刻み突きからの連続攻撃』
日ノ岡亜紗の得意攻撃。幾つかバリエーションがあるが最初は必ず左上段突きから始まる。
以下はその種類。パターン化されており、この一連の動作は全国レベルと言われる。
左上段突き→左上段突き→右中段回し蹴り
左上段突き→右上段回し蹴り→左中段逆突き
左上段突き→右中段逆突き
一撃目を牽制に使い体勢を崩し二撃目三撃目で本命を当てるというオーソドックスな構成になっている。
この連撃の考案者は日ノ岡亜紗本人ではなく
幽屋氷柱であり、回し蹴りの筋が良かったのでそれを活かせるようにと考えた。
特に対処の難しい技ではないのだがパターン化することにより高速化を計り避けにくくしている。
神宮拙下が埒外な思考速度で考えている為に分かりにくいのだが、
実は最初の突きから最後の蹴りまでは二秒弱しか掛からない。
『右回し蹴り』
日ノ岡亜紗が得意とする技。上段回し蹴りと中段回し蹴りがある。
空手を始めた当初から右の回し蹴りだけは良かったらしい。また最初に突きを見せておくことで完全な意識外からの奇襲が可能となる。
喧嘩においても回し蹴りは強力だった(素人に上段回し蹴りを決められるような器用な人間はあまりいないため)。
『読心』
文字通り、心を読む能力。
「恋人の本当の気持ちを知りたい」という願望と「周囲はどう思っているのだろう」という評価懸念から生まれた能力。
その為に使用法が二パターンある。また同時に二つ発動することはできない。
広域読心パターン……一定範囲内の人間の表面的な思考を読む。隠れていようが姿が見えなかろうが関係ない為に索敵に使える。
限定読心パターン……対象を一人に絞り、その一人の思考を完全に読み取る。
ただデメリットとして、自分の思考と他人の思考を並列して理解していることになるので脳に負担がかかる。
また相手の思考方式によっては読み取りに時間がかかることも。
ついでに「相手の思考を読む」だけであるので、万が一母語が違う人間の心を読んだ場合、その母語での思考が頭に流れてくる。
【人間関係】
幽屋氷柱は期間こそ短いが空手の師匠だった。
『刻み突きからの連続攻撃』は彼女が考案したものであり、また空手の喧嘩への転用方法を教えたのも彼女。
が、恋愛に関して助けることなかった。優しいが甘い師匠ではなかったらしい。
神宮拙下は助けられ憧れた相手。また越えるべき目標だった。
もしかすると才能に憧れたわけではなく人格や自信に憧れていたのかもしれない。
また拙下の方も言葉にはしなかったものの多少は気に掛けていたらしかった。
……多少だが。
鞍馬兼とは直接の接点はあまりないが幾つか共通点と正反対な点がある。
あの夜に出逢ったのが彼だったならば全ては違っていた。
壬生狼真希波は「恋人(≒好きな相手)の家族」という中々微妙な関係性の相手だったが、結論だけ見ると気付かない内に操られていたことになる。
日ノ岡亜紗個人としては、自分よりも優先される家族として多少なりとも嫉妬の感情があったが、立場故に表に出せなかった。
壬生狼真里奈は好きな相手。付き合い始めたのは高校に入ってからだが描写的にかなり長い間片想いしていたらしい。
実際はとっくの昔に両想いになっており「手に入れたい」とさえ思わなければ上手く行ったはずだった。
あれほど不遜で他人を凡人扱いする拙下が真里奈のことを一個人として尊重していたのに対し、彼はそういうことができていなかった。
つまり「好きになって欲しい」「好きかどうか確かめたい」と思いながらも、他方、彼女に嫌いだと言われるのがどうしようもなく怖かったのである。
真希波は色々やったが、恐らくその点をどうにかしない限り永遠に上手く行かないだろう。
最終更新:2013年04月09日 23:58