概要
クッキー☆静画投稿者によって作られた派生キャラで、
DIYUSI亜種のひとつ。
幼気の強い黒いDIYUSIのような外見をしている。
オフッに登場するDIYUSIがベースになっており、交通標識の代わりに危険物や危険な場所について警告するハザードシンボルを従え、誘導棒ではなく傘を所持している。
BB劇場等台詞のある作品においては、DIYUSIの声優がHNSであることから派生キャラであるシユヂもHNSの語録・音声が使われる。
もちろんHNS自身がシユヂを演じたことは無いため、あくまで後付けの設定である。
オリキャラということもあり、2020年5月末の時点で大百科への登録はされていない。マイナーではあるが、一部に根強いファンがいるキャラクターでもある。
登場の経緯
2018年4月8日に
クッキー☆静画において
落下音兄貴が投稿したDIYUSIの派生キャラが発端である。
当時は
オフッside:DIYUSIが静画・動画共に流行っており、落下音兄貴も
DIYUSIの絵をよく投稿していたひとりだった。
落下音兄貴はプロのイラストレーターの裏垢である説が濃厚であり、彼の絵はオフッ本編に逆輸入されるなど人気を博していた。
そのためか、忌避されがちなオリキャラにも関わらずDIYUSIファンの反応はそれなりにあった。
(DIYUSI人気に便乗したオリキャラ絵だとして嫌悪感を露わにする者も少なからずいた)
しばらくはその一枚が投稿されただけで特に反響は無かったが、2018年10・11月頃(
オフッside:DIYUSIのシリーズ終了前後)から他の投稿者もシユヂの絵を投稿するようになっていった。
しかし大きなムーブメントとはならず、現在に至るまで少数の絵師により細々と描かれ続けている。
クッキー☆キャラか否か
シユヂは本編に登場していないばかりか、クッキー本編関係者の作でもない正真正銘のオリキャラである。そのためクッキー☆キャラとして認めない人も多い。
クッキー☆静画においては、クッキー☆からあまりにかけ離れた内容やオリキャラの絵にクッキー☆タグを付けると高確率で荒れることから、対象のコメント欄ではクッキー☆タグを付ける、付けないについてしばしば議論になる。
同様の議論は2020年の「きゆぢ」登場時にも起きている。(きゆぢについては
DIYUSIのページを参照のこと)
動画では昨年あたりから一部の投稿者が起用するようになったが、出自ゆえかイレギュラーな存在として描かれることが多く追従する投稿者は増えていない。
その場限りのオリキャラとして認知されていると思われるコメントも度々見受けられる。
Twitterでは上記の登場経緯を知らないユーザーが多いと見られ、DIYUSIとの絡みの無い単体絵で描かれる傾向にある。(クッキー☆キャラとすら認識されていない可能性もある)
ニコニコでの扱い
マイナーゆえに静画・動画ともに投稿数は少なく、知名度の低さや素材不足、キャラの曖昧さなども相まってMAD界隈では特に影が薄い。そのため投稿者によって性格・他キャラとの関係性は大きく異なる。
現在はDIYUSIの敵として登場し冷酷・好戦的に描かれるパターンと、姉妹など身近な血縁者として比較的穏やかな性格に描かれるパターンの2つが主流となっている。
声に関しては差別化のためか、本編の演技の音声が使用されるDIYUSIに対して、生放送のような素の声が多く使用される傾向にある。
DIYUSIのライバル的キャラという誕生時の位置づけから、登場する動画や静画には「ぢゆしすき」を逆読みした「きすしゆぢ」というコメントが付くことが多い。
主な登場作品(動画)
MADの界隈においてはpro tor兄貴の「
(GMOD)クッキー☆劇場.RE 前」(2018年11月15日)がいち早く投稿された。
静画で話題に上がり始めてから一ヶ月ほどのスピード投稿であり、これがシユヂが動画で出た初めての作品になった。
オフッside:DIYUSIの雰囲気からか、あるいはpro tor兄貴の元からの作風からか残酷でダークな幼女といった雰囲気が付いている。
しかしのちに投稿された
没動画(2019年2月11日)の投コメによると元々はシユヂは関係なく黒い
DIYUSIとして作ったキャラだと語られている。
没動画のほうではハザードシンボルで戦うシユヂではなく交通標識で戦う黒い
DIYUSIを見ることができる。
牙突兄貴の投稿した「
スイッチがほしいシユヂ.switch」(2018年12月23日)では邪悪な技は使うものの、他の投稿者の殺伐とした雰囲気とは打って変わって子供らしい性格。
これに伴ってDIYUSIも彼女のライバルと言うよりも保護者として描写されている。
BB素材を自作するという力作である。
一年越しの続編となった「
秘密結社T.I.S「復讐☆」」(2019年12月1日)ではDIYUSIの妹役で登場、GMODシリーズに近い好戦的・嗜虐的な性格として描かれた。前作から口調が大きく変わり積極的に敵を煽るなど非常に饒舌である。
シリーズ独自の設定により戦闘アンドロイドとしての側面が強調されており、前述のマルチアングル素材を全面的に使用した精緻なアクション描写は一見の価値あり。
ボルガッシュ兄貴の長編シリーズ「
どりふたーず☆」(初登場:2019年1月26日 第2話)ではDIYUSIのライバル(関係性は不明)として登場。
上記過去作品へのリスペクトに溢れたトリッキーな戦闘を繰り広げる。
音MADでは
狐仮虎威の「
アクターサイエンス☆.rar」(2020年5月3日)が初登場と見られる。DIYUSIとの絡みは無く、HNS姉貴の音声もほとんど使われていないため、起用の理由は不明。
クッキー☆静画での扱い
主にDIYUSIを描いていた投稿者によってファンアートが投稿されている。
かつてはその誕生経緯から、シユヂをクッキー☆キャラクターとして扱うか否か視聴者によって意見が相違し、コメント欄で議論が展開される事もあった。
登場から既に2年以上が経過しており、現在は議論はあまり起こっていない。容認派と否定派が自然と棲み分けを行っているような状態である。
本スレでの扱い
知名度に比例して話題に上がることはほぼない。クッキー☆キャラ扱いはされておらず、静画投稿者の作ったオリキャラという位置に留まっている。
そもそも本スレは静画に対して厳しい風土にあるため、シユヂに限らず本編未登場のオリキャラは存在自体が受け入れられないことが多い。
主な持ちネタ
- ハザードシンボル
- 危険物を示した標識。DIYUSIの交通標識のようにシユヂが操る能力として描写される。
- バリエーション豊富なDIYUSIの標識と異なり、攻撃的な用途を思わせるものばかりである。
- 傘
- DIYUSIの誘導棒と対をなす、先端の尖った深紅の傘を所持している。
- 用途は登場作品によってまちまちで、武器のほかに落下傘として使用する素材もある。
- きすしゆぢ
- シユヂ関連の動画やイラストに付きやすい定番のコメント。
- DIYUSIには「ぢゆしすき」という定番コメントがあり、それの逆読みである。DIYUSIとシユヂが正反対でライバルキャラのような立ち位置なのでそこから自然に発生したものと思われる。
- 鳩羽つぐ
- LM7がデザインしたバーチャルYoutuber(2018年2月28日~)。他のVtuberとは一線を画す退廃的で謎の多い作風から話題を呼んだ。
- シユヂが登場して間もない頃からシユヂに似ていると指摘されている。(登場はこちらが先である)
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