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BMHelperの使い方 - (2015/06/06 (土) 04:36:42) の1つ前との変更点
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BMHelper(&bold(){beta4'})を使ったMIDI解析の手順
#contents
----
*1.シーケンスをMIDIで書き出す
方法はDAWによって変わるかもしれないので割愛します。必要なパートは全て書き出してください。FL StudioはMIDIとの連携がカスなので出来ませんが、Cubaseなどでは複数のトラックをまとめてMIDI出力できる機能もあるようです。
*2.BMHelperでMIDIを開く
MIDIファイルをD&Dするか、右クリックして「プログラムから開く」から選択するなどしてください。
開くときにどのトラックを読み込むか問われるので、複数トラックがまとまっているMIDIの場合は解析したいトラックを選択してください。書き出す時点で各トラックには分かりやすい名前を付けておいたほうがよいでしょう。
*3.解析
#ref(bunkatsu.png, 音切り)
MIDIの読み込みが終わると上のようなウィンドウが出てきます。「新規分割...」(右図赤丸)をクリックします。
すると右のようなウィンドウが出てきます。
#ref(bunkatsu2.png, 音切り, right)
:分割名|そのままで結構です。
:頭の余白|FL StudioなどWAVで書き出すと先頭が少し削られるような場合を防ぐなら1などの数値を入れておきます。単位は&bold(){拍}です。
:最小間隔|&bold(){あるノートの終端から次のノートまでの最小のインターバル}を設定します。今回の例のように残響とDry成分を分ける場合は小さめ(4から6程度)で構いませんが、ディレイなどをキー音に含める場合には大きめに取ります。こちらも単位は拍です。
&bold(){最小}とあるのは、全てのノートの始端は必ず整数拍に置かれるからです。小節頭にある8分音符の終端からちょうど4拍後は次の小節の1/2拍目ですが、整数化のため半拍後ろにずれて2拍目に置かれます。この場合間隔は4.5拍です。
:ソート|「なし」にすると読み込んだMIDIシーケンスに登場する順に並べられます。その他の選択は「nn」がノートナンバー(音高)、「gate」がゲート、「vel」がベロシティ、の&bold(){昇順}に、左ほど優先されて並べ替えられます。例えば「nn/gate/vel」ならまず音の低い順に、同じ高さの音は長さが短い順に、長さも同じ場合はベロシティの小さい順に、というふうに並びます。
:値の差が(以下略)|表記のとおりです。両方とも0にするとわずかでも異なるノートは全て異なる音として処理されます。[[作曲]]の項でも書きましたが、これを設定するよりは、元のMIDIの時点である程度ベロシティとゲートをクオンタイズしておいたほうがよいでしょう。
:ZZ定義を有効にする|&bold(){何も考えずに放置}。現状でZZ定義を使用しない(FF定義を使用する)メリットは特にありません。
:多重定義を使用する|[[多重定義>http://www9.atwiki.jp/coolnaurl/pages/13.html#id_4bcbece8]]を有効にするオプションです。基本的には有効にしておいたほうがいいですが、音色によってはあえてクリックノイズを発生させたほうが打鍵感が良くなる可能性があります。
:定義の開始番号|整理されたノートの最初の音が定義される番号です。残りの音は連番で配置され、どこまで埋まるかは実際に分割を行ってみないとわかりません。
:多重定義の間隔|前述の多重定義オプションが有効な場合に設定する値です。あるノートの&bold(){終端}から設定値&bold(){以下}の間隔で&bold(){同じノート}が置かれた場合、それらに別々の定義番号を充てます。
このような&ref(example1.png, 音切り)シーケンスの場合、間隔を&bold(){0.5(拍)以上}に設定すると多重定義され、&bold(){0.5未満}の場合多重定義は使われません。また、&bold(){0.5}のときは先頭から&bold(){01→02→01→02}と交互に使われますが、&bold(){1.0}にすると&bold(){01→02→03→01}といった具合に使われる定義数が1つ増えます。隙間なく隣接する場合のみ多重定義を有効にしたい場合は&bold(){0}にします。
ここでは最小間隔6、ソート無し、同一視無し(両方0)、多重定義無し、定義開始番号は、[[さきほど>http://www9.atwiki.jp/coolnaurl/pages/17.html#id_098fc5e9]]BGMで03まで埋めたので04から始めることにします。
#ref(bunkatsu3.png, 音切り)
こうなりました。下段の画面のうち、上にあるのが並べ替えられたMIDIシーケンス、下の数字のうち上が定義番号、下が&bold(){ファイル番号}です。
定義番号の右側にある矢印とボタンで、定義開始番号を変更することができます。<で一つ前、>で一つ後にずらします。「始番号...」をクリックすると直接入力が可能です。
ステータスバーには&bold(){分割の名前:ファイル数/定義数}が表示されます。多重定義を行った場合は、右の定義数が左のファイル数より多くなります。
*4.出力
まずはCtrl+Sで.bmhファイルを保存しておきましょう。
次に&bold(){MIDIファイル出力}をします。.bmhのファイル名と同じでよいでしょう。分割を行ったパート順に通し番号を付けておくと楽です。
出力されたMIDIをDAWで読み込みます。読み込むトラックに気を付けてください。
MIDIを読み込んだら、そのトラックをWAVで書き出します。
#ref(rendering.png, 音切り, right)
FLの場合、&bold(){レンダリングモード}(右図赤線)が&bold(){Pattern}になっていることを確認してください。なっていない場合、一旦ウィンドウを閉じて、&bold(){再生モードをPATにして}(下図赤丸参照)から再度書き出しを行ってください。
#ref(pat_song.png, 音切り)
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*5.スライス
書き出したWAVファイルを分割します。この手順はBMHelperとは関係ないので各自なんとかするか、[[Edisonを使ってスライスする>Edisonの使い方]]か、&bold(){woslicer}を使いましょう。上の画像にある&bold(){切断位置をコピー}は、このwoslicerのためのスライスマーカーをコピーするためのボタンです。&bold(){当wikiではwoslicerの使い方は解説しません}ので、使う場合は各自でBMHelperのヘルプを見るなどしてください。
スライス作業は単にWAVを分割するだけではありません。さきほど設定した&bold(){最小間隔}は冗長な無音地帯ですから、[[SoundEngineなどで>SoundEngineの使い方]]削除しておきましょう。
分割したWAVはBMSフォルダーに入れておきます。
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*6.定義
#ref(teigijoho.png, 音切り, right)
スライスが終わったら次はBMSファイルへの配置です。
まず保存しておいた.bmhファイルを開いて&bold(){定義情報}を押します。
&bold(){ファイル名}はデフォルトで.bmhのファイル名と同じになっていますが、必要に応じて変更しましょう。
その下にあるのが定義情報の一覧です。見ての通り&bold(){ファイル番号は0から始まっています}。古いバージョンだと1から始まったり0から始まったりしていたのですが、そのあたりはどうなっているのかよくわかりません。
woslicerから出力した場合は自動的にこの規則に則ったファイル名となりますが、Edisonから出力した場合そうなりませんから、別途リネームしておく必要があります。
左下の&bold(){クリップボードにコピー}を押すと定義情報がコピーされるのですが、&bold(){beta4'時点で改行されない不具合があります}。テキストエリアで&bold(){右クリック}して「すべて選択(A)」から&bold(){普通にコピー}(Ctrl+C)したほうが無難です。この不具合はいずれ直されるかもしれません。
#ref(teigijoho2.png, 音切り, right)
コピーした定義情報は、BMSファイルをテキストエディタで開いて、#WAV定義が途切れた&bold(){次の行}を選択した状態で貼付け(Ctrl+V)ます。テキストを保存(Ctrl+S)して一旦閉じて、BMSEで開き直します。
*7.配置
BMHelper(&bold(){beta4'})を使ったMIDI解析の手順
#contents
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*1.シーケンスをMIDIで書き出す
方法はDAWによって変わるかもしれないので割愛します。必要なパートは全て書き出してください。FL StudioはMIDIとの連携がカスなので出来ませんが、Cubaseなどでは複数のトラックをまとめてMIDI出力できる機能もあるようです。
*2.BMHelperでMIDIを開く
MIDIファイルをD&Dするか、右クリックして「プログラムから開く」から選択するなどしてください。
開くときにどのトラックを読み込むか問われるので、複数トラックがまとまっているMIDIの場合は解析したいトラックを選択してください。書き出す時点で各トラックには分かりやすい名前を付けておいたほうがよいでしょう。
*3.解析
#ref(bunkatsu.png, 音切り)
MIDIの読み込みが終わると上のようなウィンドウが出てきます。「新規分割...」(右図赤丸)をクリックします。
すると右のようなウィンドウが出てきます。
#ref(bunkatsu2.png, 音切り, right)
:分割名|そのままで結構です。
:頭の余白|FL StudioなどWAVで書き出すと先頭が少し削られるような場合を防ぐなら1などの数値を入れておきます。単位は&bold(){拍}です。
:最小間隔|&bold(){あるノートの終端から次のノートまでの最小のインターバル}を設定します。今回の例のように残響とDry成分を分ける場合は小さめ(4から6程度)で構いませんが、ディレイなどをキー音に含める場合には大きめに取ります。こちらも単位は拍です。
&bold(){最小}とあるのは、全てのノートの始端は必ず整数拍に置かれるからです。小節頭にある8分音符の終端からちょうど4拍後は次の小節の1/2拍目ですが、整数化のため半拍後ろにずれて2拍目に置かれます。この場合間隔は4.5拍です。
:ソート|「なし」にすると読み込んだMIDIシーケンスに登場する順に並べられます。その他の選択は「nn」がノートナンバー(音高)、「gate」がゲート、「vel」がベロシティ、の&bold(){昇順}に、左ほど優先されて並べ替えられます。例えば「nn/gate/vel」ならまず音の低い順に、同じ高さの音は長さが短い順に、長さも同じ場合はベロシティの小さい順に、というふうに並びます。
:値の差が(以下略)|表記のとおりです。両方とも0にするとわずかでも異なるノートは全て異なる音として処理されます。[[作曲]]の項でも書きましたが、これを設定するよりは、元のMIDIの時点である程度ベロシティとゲートをクオンタイズしておいたほうがよいでしょう。
:ZZ定義を有効にする|&bold(){何も考えずに放置}。現状でZZ定義を使用しない(FF定義を使用する)メリットは特にありません。
:多重定義を使用する|[[多重定義>http://www9.atwiki.jp/coolnaurl/pages/13.html#id_4bcbece8]]を有効にするオプションです。基本的には有効にしておいたほうがいいですが、音色によってはあえてクリックノイズを発生させたほうが打鍵感が良くなる可能性があります。
:定義の開始番号|整理されたノートの最初の音が定義される番号です。残りの音は連番で配置され、どこまで埋まるかは実際に分割を行ってみないとわかりません。
:多重定義の間隔|前述の多重定義オプションが有効な場合に設定する値です。あるノートの&bold(){終端}から設定値&bold(){以下}の間隔で&bold(){同じノート}が置かれた場合、それらに別々の定義番号を充てます。
このような&ref(example1.png, 音切り)シーケンスの場合、間隔を&bold(){0.5(拍)以上}に設定すると多重定義され、&bold(){0.5未満}の場合多重定義は使われません。また、&bold(){0.5}のときは先頭から&bold(){01→02→01→02}と交互に使われますが、&bold(){1.0}にすると&bold(){01→02→03→01}といった具合に使われる定義数が1つ増えます。隙間なく隣接する場合のみ多重定義を有効にしたい場合は&bold(){0}にします。
ここでは最小間隔6、ソート無し、同一視無し(両方0)、多重定義無し、定義開始番号は、[[さきほど>http://www9.atwiki.jp/coolnaurl/pages/17.html#id_098fc5e9]]BGMで03まで埋めたので04から始めることにします。
#ref(bunkatsu3.png, 音切り)
こうなりました。下段の画面のうち、上にあるのが並べ替えられたMIDIシーケンス、下の数字のうち上が定義番号、下が&bold(){ファイル番号}です。
定義番号の右側にある矢印とボタンで、定義開始番号を変更することができます。<で一つ前、>で一つ後にずらします。「始番号...」をクリックすると直接入力が可能です。
ステータスバーには&bold(){分割の名前:ファイル数/定義数}が表示されます。多重定義を行った場合は、右の定義数が左のファイル数より多くなります。
*4.出力
まずはCtrl+Sで.bmhファイルを保存しておきましょう。
次に&bold(){MIDIファイル出力}をします。.bmhのファイル名と同じでよいでしょう。分割を行ったパート順に通し番号を付けておくと楽です。
出力されたMIDIをDAWで読み込みます。読み込むトラックに気を付けてください。
MIDIを読み込んだら、そのトラックをWAVで書き出します。
#ref(rendering.png, 音切り, right)
FLの場合、&bold(){レンダリングモード}(右図赤線)が&bold(){Pattern}になっていることを確認してください。なっていない場合、一旦ウィンドウを閉じて、&bold(){再生モードをPATにして}(下図赤丸参照)から再度書き出しを行ってください。
#ref(pat_song.png, 音切り)
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*5.スライス
書き出したWAVファイルを分割します。この手順はBMHelperとは関係ないので各自なんとかするか、[[Edisonを使ってスライスする>Edisonの使い方]]か、&bold(){woslicer}を使いましょう。上の画像にある&bold(){切断位置をコピー}は、このwoslicerのためのスライスマーカーをコピーするためのボタンです。&bold(){当wikiではwoslicerの使い方は解説しません}ので、使う場合は各自でBMHelperのヘルプを見るなどしてください。
スライス作業は単にWAVを分割するだけではありません。さきほど設定した&bold(){最小間隔}は冗長な無音地帯ですから、[[SoundEngineなどで>SoundEngineの使い方]]削除しておきましょう。
分割したWAVはBMSフォルダーに入れておきます。
----
*6.定義
#ref(teigijoho.png, 音切り, right)
スライスが終わったら次はBMSファイルへの配置です。
まず保存しておいた.bmhファイルを開いて&bold(){定義情報}を押します。
&bold(){ファイル名}はデフォルトで.bmhのファイル名と同じになっていますが、必要に応じて変更しましょう。
その下にあるのが定義情報の一覧です。見ての通り&bold(){ファイル番号は0から始まっています}。古いバージョンだと1から始まったり0から始まったりしていたのですが、そのあたりはどうなっているのかよくわかりません。
woslicerから出力した場合は自動的にこの規則に則ったファイル名となりますが、Edisonから出力した場合そうなりませんから、別途リネームしておく必要があります。
左下の&bold(){クリップボードにコピー}を押すと定義情報がコピーされるのですが、&bold(){beta4'時点で改行されない不具合があります}。テキストエリアで&bold(){右クリック}して「すべて選択(A)」から&bold(){普通にコピー}(Ctrl+C)したほうが無難です。この不具合はいずれ直されるかもしれません。
#ref(teigijoho2.png, 音切り, right)
コピーした定義情報は、BMSファイルをテキストエディタで開いて、#WAV定義が途切れた&bold(){次の行}を選択した状態で貼付け(Ctrl+V)ます。テキストを保存(Ctrl+S)して一旦閉じて、BMSEで開き直します。
*7.配置