魔鉱石
マグタイトとも。
魔力を伝達させる性質を持つ物質を含む鉱石。
魔鉱石を精製し、結晶化したものを魔石という。
魔鉱石、および魔石にはポジ・タイプ(以下ポジ)、ネガ・タイプ(以下ネガ)という二つの性質が存在する。
ポジ・タイプの性質
ポジは、外部から魔力を吸収した際、それをエーテルや元素として蓄え、その通常放出量に応じて放出し続ける性質を持つ。
魔法によってエーテルを元素変換する際、ポジは蓄えられた魔力を、通常を上回る量での放出を行う。
これを魔鉱石の魔力増幅という。
また、ポジはネガから魔力を吸収する性質も持ち、双方を組み合わせることで、大容量での魔力放出、もしくは魔力源が無くても長時間の魔力放出が可能である。
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空間中に存在するエーテルを常に吸収しているが、大抵は通常放出量を上回ることが無いため、通常は置いておくだけでは魔力はたまらない。
ネガ・タイプの性質
ネガは、外部から魔力を吸収した際、その保有量限界までは吸収し続ける性質を持つ。
ネガは吸収の際、魔力の一部を摩擦によって熱や冷気など別のエネルギーとして外部に漏らしてしまう。
これを吸収摩擦という。
ポジとネガの合金は、物によっては吸収した魔力をそのまま別のものに変換、放出する。
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ポジ物質とは違い、空間中のエーテルを吸収しても放出せずに常に貯蓄し続ける。そのため、その物質の吸収摩擦による微弱な発散が行われるものの、置いておくだけで魔力はたまってゆく。エーテルが濃い場所に置いておくことで効率よくため込むことが出来る。