セブン-イレブン


セブン-イレブン、セブンイレブンとは、日本のコンビニエンスストア。
運営会社は、 株式会社ヨークセブン株式会社セブン-イレブン・ジャパン(1978~)。
総合スーパー「イトーヨーカドー」などを運営する親会社、セブン&アイ・ホールディングスの最主力事業である。

(写真: 日本一号店 豊洲店)


概要

情報

. 【 セブン-イレブン (日本) 】 ロゴ
創業 1973年11月20日 (設立)
1974年5月15日 (一号店オープン)
現状 現存、店舗数一位 (1979~)
主な出店地域 日本全国 ※1
特に東京都/首都圏、大阪府
最盛期 現在
日本全国に約22,000店舗を展開
運営元 株式会社ヨークセブン

⇒株式会社セブン-イレブン・ジャパン
(1978~、商号変更)
本部所在地 東京都千代田区二番町8番地8
二番町ガーデンビル

※1 他にも18の国と地域に、約63,000店舗を展開。
表では日本国内での展開のみ扱う


歴史

主要なコンビニ5大チェーン*1の中では最も歴史が古い。
キャッチコピーは「セブン-イレブン いい気分! (1976*2~2011)」「近くて便利 (2011~)」

もともとは1927年、アメリカ合衆国・テキサス州のダラスという街で、サウスランド・アイス・カンパニーという会社の氷販売店が、客の要望に応え食料品を取り扱い始めたことがきっかけであった。
このセブン-イレブンの原型となった店は後に “Tote'm Stores” (トーテム・ストア) と名前を変え、ダラスに数十店舗出店。
その後1931年の世界恐慌や第二次世界大戦を何とか乗り越え、1946年、当時としては異例の長さの営業時間(午前7時から午後11時まで)を導入し、チェーン名を “7-Eleven” と改めた。
1963年からは、一部店舗で24時間営業制を実験的に導入。71年には他店舗も24時間営業に。
以後、他チェーンを買収しつつテキサス州を中心に拡大していった。

一方の日本では、1973年、スーパーなど大規模店舗の出店を規制する大規模小売店舗法(大店法)が制定。その背景には、中小規模の小売店の不振が、スーパー等の大規模店舗の進出に起因するという考え方があったという。
「中小小売店の効率化、活性化を図ることで、大型店と共存共栄が可能になると証明したい」と立ち上がった株式会社イトーヨーカ堂の社員らは、順風満帆であった米・セブン‐イレブンの仕組みを活用し、既存の中小小売店をチェーン化して仕入れ能力を高め、経営を近代化する仕組みを構築できれば、中小小売店の収益力が高められると考えた。
11月、イトーヨーカドーがアメリカ合衆国のサウスランドとのライセンス契約を結び、子会社株式会社ヨークセブンを設立。翌74年5月15日、東京都豊洲に日本第一号店「豊洲店」を出店した*3

その後、日本全国に展開するにつれ、1982年にPOSシステムを、1987年に公共料金支払いを、いずれも大手コンビニ3社の中で初めて対応するなどし、そのシェアを急速拡大。1979年以降*4、2025年現在までコンビニ業界第1位の店舗数を誇る。

ちなみに余談だが、米・セブンことサウスランド社は1991年に倒産の危機に陥り、現在セブン&アイの完全子会社である。

ネットでは

コンビニ界隈では、他最大手2社と違ってほかのコンビニチェーンの買収に消極的であることもあってか、好意的に受け止められているようだ。特に創業初期に開業された店舗は「オールドセブン」と呼ばれ、親しまれている。

一方それとは裏腹に、一般ネット民の間では、相次ぐ商品値上げと品質低下・お弁当の“上げ底”問題・一部地域店舗でのブラックな営業実態などで、かなり冷ややかな視線を向けられている模様。

…さすがに叩かれすぎてかわいそうなので、以下に批判の例と反論を挙げてみる。

「おにぎりが高い」

以下は大手3社の「和風ツナマヨおにぎり」の値段とカロリーの比較表である (25/04/04時点)。
コンビニ 商品名 税抜価格 カロリー
セブン-イレブン 大きなおむすび 和風ツナマヨネーズ 210円 355 Kcal
ファミリーマート 直巻 和風ツナマヨネーズ 139円 245 Kcal
ローソン 和風シーチキン®マヨネーズおにぎり 154円 257 Kcal

セブン-イレブンのおにぎりのみ唯一200円越えであると同時に300Kcal越えで食べ応えがあることがわかる。

また、一円あたりのカロリーを算出してみると、
コンビニ カロリー / 1円
セブン 1.69 Kcal
ファミマ 1.76 Kcal
ローソン 1.67 Kcal
と、ファミマには及ばずともなかなか良いカロリーをしている。
また、同じく軽食であるサンドイッチのたまごサンドでこれを算出してみると、
コンビニ カロリー / 1円
セブン 1.60 Kcal
ファミマ 1.34 Kcal
ローソン 1.07 Kcal
とぶっちぎり一位であることがわかる。
よって、他社よりひどく高いわけではない

コンビニ考古学的な特徴

外壁が茶色いレンガで、店舗番号が3~4桁の店舗は、オールドセブンに分類される。
セブン-イレブンの店舗番号は「店舗の出店・開店(リニューアル含む)順番+意味のない数字一桁」という構成になっている。
つまり、店舗番号が「17」であればそれは1号店、「000543」であれば54号店、「02683」であれば268号店、である。

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最終更新:2025年04月04日 03:05
添付ファイル

*1 セブン-イレブン、ファミリーマートローソンデイリーヤマザキミニストップ(未作成)

*2 おそらく初CM放送日の1976年11月1日から

*3 いちばん初めに売れた商品がサングラスだというのは有名な話である。ちなみにサングラスは米・セブンでの当時の定番商品だったらしい

*4 それまでは「Kマート(未作成)」が店舗数一位であった