ポプラ




ポプラとは、日本のコンビニエンスストア。
ここではその特性上、同社が運営するほかの3ブランドも含めて解説していく。



概要

情報

. 【 ポプラ (+他3ブランド) 】 ロゴ
創業 1974年12月2日午後4時 (一号店開店)
1976年4月20日 (起業)
現状 現存、消滅の危機
残り 55 店舗
(ローソン・ポプラ含め176店舗、さらに他3ブランド含め221店舗)
主な出店地域 西日本広域、中部・関東・北陸地方

⇒関東・近畿・中国・九州地方、愛媛県の一部
特に中国地方
最盛期 2000年代後期
日本各地に4ブランド計882店を展開
運営元 株式会社ポプラ

株式会社ポプラリテール (ローソン・ポプラ)
本部所在地 広島県広島市安佐北区安佐町大字久地665-1
傘下・提携チェーン ローソン (提携されている側)
プリテール (一時期のみ提携)
くらしハウス生活彩家スリーエイト ( + ヒロマルチェーン)
吸収したチェーン トップマート、マイチャミーナンバースリー、チックタック、
ドンチッチ、ジャストスポット(パスコリテール社運営分)、
ホットスパー(未作成)(北陸ホットスパー社運営分)

元々は、広島市中区流川にあった小さな酒類卸商がルーツであった。1976年4月に株式会社ポプラとして創業。設立間もない時期は、地域のスーパーマーケットの閉店後から翌朝までの夜間営業という業態で「ナイトショップ・ポプラ」と名乗り、営業していた。

設立以来、'92年にトップマート、'97年に生活彩家とジャストスポット、'01年にスリーエイト、そしてくらしハウス…と、中堅コンビニチェーンを買収すること (M&A) でその店舗数を伸ばしてきた。
そのため、メインブランドとなる「ポプラ」のほか、「生活彩家」「くらしハウス」「スリーエイト」といった複数の店舗ブランドを現在も有している。

2000年代後期には4ブランド・計882店舗を展開し順風満帆な雰囲気を漂わせていたものの、
2010年代中期ごろから徐々にその数を減らし始める。そこに2019年から流行した新型コロナウイルス感染症による外出自粛が重なり、2020年には470店舗にまでその数を激減させた。

ローソン・ポプラ

経営危機を感じたポプラは業界三位のライバル企業・ローソンと業務提携を開始。(2015年12月)
2020年にはローソンとの間で共同事業契約を結び、株式会社ポプラリテールを設立。
同時に、グループ店舗のうちの140店舗を「ローソン・ポプラ」「ローソン」に転換。


こうして出来たのが、ローソンとのコラボレーション形態チェーン「ローソン・ポプラ」である。
一応、ポプ弁(後述)をほぼすべての店舗*1で取り扱っているなどするものの、ポール看板などはローソンと全く同じロゴの物を使用しており、ほぼローソンと言っても過言ではない形態である。

特徴

ポプ弁」(―べん) というポプラオリジナルの弁当が有名。
お弁当はご飯が入っていない状態で販売され、弁当購入時に炊き立てご飯をよそってくれる、というなかなかおいしい仕様。ご飯の量も小盛(200g)~大盛(350g)、+50円で特盛(450g)と調節可能。

簡易年表


この節はまだ書きかけです。(2025年3月)

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傘下チェーン

生活彩家(せいかつさいか)


+ 情報 横長注意
. 生活彩家(せいかつさいか) ロゴ
創業 1990年2月 (設立+実験店舖開店)
1991年10月25日 (一号店正式オープン)
現状 現存、ポプラグループ内店舗数一位
(2020~)
主な出店地域 関東地方

⇒関東・近畿・中国・九州地方
最盛期 2010~2020年代
日本各地に200店舗ほどを展開
運営元 株式会社ハイ・リテイル・システム

⇒株式会社ポプラ (1998~)
本部所在地 東京都中央区

⇒広島県広島市安佐北区安佐町
大字久地665-1 (ポプラ)
ブランド ハイウェイ彩家

高島屋傘下のハイ・リテイル・システム株式会社より事業譲渡。
高額な飲食料品の品ぞろえを強化しており、東京・神奈川・埼玉の一都二県で44店舗を展開していた。
ポプラ買収後も新規出店が継続されており、今ではポプラグループで最も店舗数の多いブランドである*2
かつては高速道路のPA・SAのみ出店している「ハイウェイ彩家」というブランドも存在したが、23年7月に消滅。

くらしハウス


詳細は記事を参照

三友小網*3傘下の株式会社ジャイロから事業譲渡。
かつて関東・関西地方に188店舗+「ナンバースリー」43店舗を展開していた。
現在は、「ナンバースリー」は消滅、くらしハウスも千葉県市川市に一店舗を残すのみとなった。

スリーエイト (ヒロマルチェーン) + マイチャミー


詳細は記事を参照

廣屋*4傘下の株式会社ヒロマルチェーン及び株式会社エフジーマイチャミーから譲渡。
かつて関東地方に4ブランド計403店舖を展開していた。
現在は3ブランドは事実上廃止*5、スリーエイトは東京都杉並区に一店舗を残すのみとなった。

また、一部のスリーエイト店舗は「ヒロマルチェーン」の名でのれん分け(?)し営業を続けている。
「ヒロマルチェーン」店舗はポプラグループとしては扱われないものの、ポプラから商品供給を受けていたり、ポプラ内に「ヒロマルチェーンV事業本部」の存在が確認できる*6等、関係は深そうだ。

ドンチッチ


テレビ朝日系のバラエティ番組「年中夢中!コンビニ(エン)」の企画用ブランド。東京都四谷本塩町の一店舗のみ。
番組自体は2000年10月のスタートから僅か5ヶ月で終了したものの、店舗はその後も20年に渡り「ポプラ ドンチッチ市ヶ谷店」と改称して存続された。
だが2021年、「ローソン・ポプラ」への改装に伴い、ついに20年続いた「ドンチッチ」としての営業を終了。
その後通常のローソンに転換し、現在は「ローソン 四谷本塩町店」として営業中。ドンチッチ時代の面影は無い。

関連項目



関連リンク (出典)




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最終更新:2025年04月02日 21:31

*1 2025年現在、ローソン・ポプラ121店舗に対し、ポプ弁対応店舗は84店。全体の約7割に当たる

*2 2025年現在。「ポプラ」ブランド55店、「生活彩家」98店

*3 現: 三井物産流通グループ株式会社

*4 現: 国分グループ本社株式会社

*5 一部のリカー&ワインはヒロマルチェーンとして存続している。またマイチャミーについても、一部元店舗が個人商店として営業を続けているようだ

*6 出典: 2007年のポプラの人事異動通知より