兵士+整備兵

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兵士+整備兵


古代より兵士は土木作業及び各種工兵の能力が必要とされてきた。
宿営地を築く、攻城兵器の設営、敵陣への道の確保など戦術的なものだけなく、
周辺への道路や水道などのインフラ設置も彼らの仕事に含まれていた。

これは、征服するだけでなく征服後の統治も考えた策であり、
なおかつ、戦争のみを行う兵士たちが
戦争が終われば失業者という状況を回避するための政策でもあった。
この政策については土場藩国でも例外ではなく、彼らは兵士としての能力だけでなく
土木作業のスペシャリストである。
さらに最近では、共に戦う戦車や工作機械などの整備も行うようになっている。
これは、戦車など機密の多い機械類のメンテナンスを
内部の人間でやることにより、これらの機密が他国に
漏洩するのを防ぐ意味あいが大きかったが、
現在では戦地から帰ってきた兵士たちの失業対策にもなっている。
戦争から帰ってきた若い世代が職にありつけなければ不満がたまる。
その先にある治安の悪化を防ぐために急遽造られた施策であったが
これがプラスに働いた。
現在、国内にある主要なアイドレス工場で働く技術者は
ほぼ元軍人、なおかつ有能な兵士で締められている。
ことが起これば彼らも国を守るために戦う勇敢な兵士に戻り
戦場へと旅立つことになる。
そして、有能な技術者兼有能な兵士を国の重要拠点にそれとなく配置することに成功したのである。
この人材は土場藩国が誇る財産である。

理由はどうあれ、戦争は壊すだけではない、造ることも必要なのである。
これは人においても同じである。
壊すことより造ることのほうがずっと難しい。
とくに自国の領土で戦争をする場合は働き手を取られるだけでなく、
国民生活の場がそのまま戦場になってしまうため
国内の産業に大きな打撃を与える。
万が一、国が荒れ果てようとも、技術さえあればどこでも暮らしていける。
兵士が整備をかねるという行為は、
戦後の復興まで視野にいれた政策であり次の世代に生かすべき教訓であろう。

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