食料+食料貯蔵庫

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匿名ユーザー

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土場藩国における食料は、一度藩都にある食料集積所に集められる。
大河、街道など様々なルートを通じて運び込まれた食料は、
この倉庫に収められた後、セリにかけられ流通していくのである。
ここに集約されるのは、小麦や米、周辺で取れた肉など多種多様である。
つまり、消費者の需要に合わせて品物が納入され、運び出されている。
倉庫でもあり流通の中継地でもあるのだ。
そして、基本的に需要に合わせて食料が運び込まれるため
この倉庫を見ると、藩国内でもっとも売れているものが何かを
読み取ることができるとさえいわれている。
ただし、あまりにも食料が取れすぎた場合は一旦国が買い上げる形で
この倉庫に一旦溜めておき、各食品の価格が大暴落しないようにせき止める役割も果す。
経済の中継地であり、農業に従事する国民を守る砦でもあるのだ。

写真を見ると、最近の売れ筋はリンゴである。
手前にあるもので通常のリンゴより甘く、よい匂いがすると評判の品種。
近年山岳地帯の果樹園で量産に成功しはじめたもので、『留鈴都』と呼ばれる。
各地の神話で、りんごは神の食べ物と言われているが、
このリンゴの名は、神のりんごを守る番人の名をもじってつけられた。
神のリンゴにもっとも近い味、とさえ言われ流通量が増え始めている逸品である。
(531文字)

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