登録日:2025/08/26 Tue 00:17:29
更新日:2025/09/12 Fri 21:12:04
所要時間:約 4 分で読めます
『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』は、みかみてれんによるライトノベル作品である。
ダッシュエックス文庫より連載されている。
既刊7巻(2025年8月現在)
イラストは『
ささやくように恋を唄う』の竹嶋えく。
略称は
「わたなれ」。
【概要】
ラノベ界隈で百合作品が少なすぎるという思いで書き上げた原作者によるガールズラブコメ。
元来陰キャだった主人公:れな子が、努力して高校デビューを果たし、クラスでカースト上位のヒロインたちと友達関係を形成するも、どういうことか、彼女らに言い寄られるという展開。
本人は他意はないだろうが、ひとまず取り繕うとした発言がヒロインたちの心を奪ってしまうことも多い。
誰が言ったか、「れな子が悪いんだよ」。
この文言はXのハッシュタグにも使われている。
「次にくるライトノベル大賞2021」総合部門3位。
メディアミックスとしては、むっしゅ作画によるコミカライズ版が「水曜日はまったりダッシュエックスコミック」にて連載中。
また、テレビアニメ版が2025年7月より放送されている。
【あらすじ】
ぼっちな中学時代を捨て、高校デビューしたわたし、甘織れな子。
でも、根が陰キャだから憧れの陽キャ生活に馴染めず、窒息寸前。
そんなとき、わが校のスーパースター・王塚真唯とひょんなことから、
お互いの悩みを共有してヒミツの友達に。
真唯がいれば毎日がんばれそうと―――思ったはずが、
「君に恋してしまったんだ」
「待って!友達どこいった!?」
恋人なんて不安定な関係、ムリ!
わたしは最高の友達を作って高校生活を楽しみたいの!
でも真唯も恋心を諦めきれないようでー。
「恋人と親友のどちらが私たちにふさわしいか、勝負で決めようー」
こうして、ふたりの在り方を懸けたノンストップ・ラブコメディが幕を開けたのだった!
【キャラクター】
※Youtube ダッシュエックス文庫公式チャンネルで公開中のPV動画でのCVは「ボイコミ版」と表記
CV:
大橋彩香(ボイコミ版)、中村カンナ(アニメ版)
本作の主人公。
元々は
陰キャだったが、高校進学と同時にイメチェンして高校デビューを果たし、今ではクラスのカースト上位の集団で過ごすことが出来た。
なお、中学時代は友達付き合いに失敗して孤立してしまう場面が多かったため、その
トラウマから『他者からの誘いや頼みを断らない(断れない)』と己に枷をかけている。
夢みていた陽キャグループで楽しい生活を過ごしていると思いきや、実際は陰キャラな性格を抜けきることが出来ずに、割と自分に自信がない言動も見て取れる。
そうした自身の1日の振り返りとして寝る前に「
おふとん反省会」を行っている。
そんな彼女だが、ふとしたことがきっかけに真唯と恋人同士になることに。
しかし、ノーマルゆえ恋愛関係を望まない彼女は必死になって否定する。そうと思えば、自身が所属するグループの女子たちから続々と好意を持ち掛けられることに・・・
誰が言ったか、「れな子が悪いんだよ」
そしてその結果、妹からはあらぬ誤解と疑いをかけられることもある。最近では真唯との関わりに引っ張られるように彼女も思考が徐々にレズ化しつつある。
陰キャ暮らしが長かったのでFPSや格闘ゲームなどのゲームが得意。
CV:
田所あずさ(ボイコミ版)、
大西沙織(アニメ版)
れな子が所属する陽キャグループのリーダー的存在。
容姿端麗・成績優秀・品行方正と非の打ちどころのない令嬢である。
クォーターで、母親は世界的に有名なデザイナー。このため、自身もモデルをやっており、知名度抜群。
そんな彼女に対して、れな子は自分とは釣り合わないと思って卑屈な感情になってしまう。
彼女の悩みを聞き、秘密を共有する特別な関係になったことで、彼女の好意を抱き告白する。
れな子からすればあれよあれよで恋人同士の関係になってしまった格好である。
こうした経緯から、れな子は恋人同士の関係を認めておらず、真唯とはあくまで友人関係でいたいと思っているが、真唯は
ガチなようで、積極的なアプローチを展開している。
なお、れな子との取り決めで、恋人同士の時は髪はほどき、友人関係でいるときはポニーテールにすることにしている。
もっとも、恋人として成就するのを目的とする故かほどいている時が多い。
特技はギターやペン習字。
CV:市ノ瀬加那
真唯とは幼なじみで黒髪ロングのクールビューティー。
一見すると不愛想だが、想定外なことが起こると照れてカワイイ一面を見せることがある。
努力家で勉学を怠らない。趣味は読書。
実はシングルマザーの家庭。表向きは邪険にしつつも女手一つで育ててくれた母親には感謝している。家計の足しにするためなのか、ドーナツ店でバイトをしている。制服がカワイイとはれな子談。
真唯には対抗意識を燃やしているが、定期テストの点数では真唯が1位・紗月が2位に甘んじていることが多い。
そうした対抗意識と紆余曲折を経て、どういうわけかれな子と期間限定の恋人同士になってしまうことになった。
CV:
石見舞菜香(ボイコミ版)、安齋由香里(アニメ版)
グループの大天使。ゆるふわ系の美少女。
れな子は毎回彼女に癒されているといって良いだろう。
弟がいて面倒見が良い。弟の影響もあってかゲームも結構しているという。
誰とでも分け隔てなく接する優しさをもっており、裏表のない性格は物事を割と捻くれた視点で見ている紗月のお墨付きなレベル。
そんな彼女であるが、最近はれな子のことが気になる?しかしれな子はあまり気にしていない。相変わらず罪づくりな主人公である。
趣味はお菓子作りや旅行の計画を立てること。
CV:田中貴子
グループのマスコット担当。
明るく可愛い八重歯が特徴的なヒロイン。
グループの中でもムードメイカー的な側面を有している。
そんな彼女の推しはグループリーダーの真唯である。
とあることをきっかけに血迷った真唯が恋人の立候補を募るパーティーを企画した際には彼女も参加していた。
趣味は動画鑑賞とカラオケである。
CV:
相良茉優
れな子の妹で、姉と違って陽キャ。
れな子の高校デビューには様々なアドバイスを行い大いに貢献した。
姉の高校デビューに協力したり一緒にドーナツ屋に行ったりと姉妹仲は良好なのだが、生粋の陰キャの姉のことはある意味見限っており、「そのうち姉を騙した悪い男が義理の兄になると思っていた」らしい。
れな子の恋人を名乗る女性が次々に現れていることから、姉が何股もかけて女の子を取っ替え引っ替えしていると思い込んでおり、軽蔑の眼差しで「もうちょっと誠実に生きた方が良い」と言い放った。
【テレビアニメ版】
2025年7月から放送されている。
原作のキャラデザが竹嶋えく氏だけあって、氏の手掛けた『ささやくように恋を唄う』のような
作画崩壊がないか心配する声もあったが、蓋を開けてみれば、ドタバタラブコメの中に、キャラ同士の入浴シーンなど、ちょっとしたエロ描写にも力を入れた作画もあり、好評の声もある。
上述の「れな子が悪い」のワードも時にトレンド入りするなど注目を浴びている。
アニメーション制作はstudio MOTHER。
シリーズ構成は荒川稔久、監督は内沼菜摘。
OP:「ムリムリ進化論」
ナナヲアカリによるオープニングテーマ。タイトルの通り「ムリ」というワードとれな子の心境を唄ったかのようなハイテンションなOP。
ED:「迷っちゃうわ」
フィロソフィーのダンスによるエンディングテーマ。れな子らがオープンカーで夜通しドライブする映像をバックに、途中で竹嶋えく氏による原作準拠の2コマ漫画が挿入される。
追記・修正は恋人同士はムリだと思った時にお願いします。
この項目が面白かったなら……\※ムリじゃなかった!?/
- れな子とぼっちはある意味同族だと思っている(陽キャになるか趣味に走るかの違いがあれど、どちらも自分なりに変えようとしている点とか) -- 名無しさん (2025-08-26 06:15:10)
- まさかここまで話題になるとは思わなんだわたなれ -- 名無しさん (2025-08-26 06:38:04)
- アニメ12話じゃキリいいとこまでいかなそうだけどどうするんだろ?2期やるとしてもまたさらにキリ悪いしなぁ -- 名無しさん (2025-08-26 06:51:13)
- れな子が悪いよ。責任取って全員幸せにしろ -- 名無しさん (2025-08-26 07:06:45)
- しかしジャンプが百合に本格参入する時代が来るとは…あのキャストにスタッフが宇宙戦艦ヤマトや仮面ライダークウガからかき集めるし -- 名無しさん (2025-08-26 07:17:16)
- ↑集英社だけどジャンプではなくね -- 名無しさん (2025-08-26 07:49:23)
- アニメ本編も面白いけど個人的にはOPが一番惹かれる 凄い中毒性がある -- 名無しさん (2025-08-26 09:15:02)
- 「れな子はばっどがーるよりもBadなコトやらかしてる」とか言われてて爆笑した。 -- 名無しさん (2025-08-26 13:32:27)
- シャミ子以降「〇〇が悪いんだよ」はちょいちょい見かけるが、れな子に関してはれな子が悪いと思う。 -- 名無しさん (2025-08-26 16:11:04)
- ↑4一応コミカライズはヤングジャンプではある -- 名無しさん (2025-08-26 16:12:53)
- そう言えばれな子のお母さん、ゆかなさんだったな。もしかしたら…! -- 名無しさん (2025-08-26 18:01:49)
- 真唯のお母さんは何処から見ても沢村スペンサーさんにしか見えない -- 名無しさん (2025-08-26 20:19:35)
- わたなれでスレ立てなんてできるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) -- 名無しさん (2025-08-26 20:37:09)
- ↑実際になんかそのフレーズがこの作品を端的に表してんの草 -- 名無しさん (2025-08-26 20:44:16)
- ↑4ゆかなさんは紗月のママだ -- 名無しさん (2025-08-26 21:45:07)
- 思えば百合アニメはレギュラーヒロイン以外も割と豪華だよねあだしまとか -- 名無しさん (2025-08-26 22:46:48)
- 原作範囲の記載ってしていいのかな -- 名無しさん (2025-08-27 10:10:25)
- 収納してご登板巻のを軽く触るならいいんじゃない? -- 名無しさん (2025-08-28 01:39:15)
- わたなれの次は週クラアニメ化かな -- 名無しさん (2025-08-28 06:38:31)
- とんだファム・ファタールなれな子。しかも自覚なしなので同じような自覚なしのファム・ファタールだった星野アイみたいに刺されないか心配である -- 名無しさん (2025-08-28 20:58:30)
- 徐々にレズっ気が目覚めつつあるれな子の明日はどっちだ… -- 名無しさん (2025-08-28 21:00:24)
- 真唯の付き人の斎藤千和、そんな重要人物なのか -- 名無しさん (2025-08-28 22:25:05)
- 徐々にと言うが割と紫陽花や沙月のことエロい目で見てないかれな子 -- 名無しさん (2025-08-30 21:09:00)
- ↑積極的にレズに絡まれた女性は思考が伝染ってレズ化する…のか? -- 名無しさん (2025-09-09 02:14:23)
- ↑百合のお約束 -- 名無しさん (2025-09-09 06:52:04)
- とかしまあファンタジア、電撃文庫、講談社ラノベ文庫、ジーエー文庫などほぼラノベ界が百合に手を出してて草も生えん。 -- 名無しさん (2025-09-09 07:26:40)
- 同シーズン放送してる『ばっどがーる』も主人公周りがレズビアンの巣窟と化してるし、同性愛がトレンドなのか… -- 名無しさん (2025-09-09 07:33:39)
- なんならネクロノミ子も瑠璃の宝石も主題が違うだけでかなり百合寄りだし今季は百合が熱い -- 名無し (2025-09-09 09:13:10)
- おまけに一人の作家が複数のライブとかはしごして本を出すとかザラにある。これのみかみてれんもその一人 -- 名無しさん (2025-09-09 11:14:44)
- ↑4スニーカー文庫もお忘れなく -- 名無しさん (2025-09-12 08:31:40)
- 1話冒頭のれな子のテンパる様子がすごいリアルだったな。しかもアニオリなのが驚いた -- 名無しさん (2025-09-12 16:28:31)
- このスタッフはわたなれ読み込みすぎなんよ…セリフを早口にしてまでして花取さんにあのセリフを言わせる気だし -- 名無しさん (2025-09-12 16:50:18)
- そういえば真唯って実はレズじゃなくバイなんじゃないかと思う。レズセ未遂で拒絶された回の次だったかで婚約パーティー開いてた時に男性もいたはずだから。 -- 名無しさん (2025-09-12 19:13:38)
- 二次元のキャラのセクシャリティ云々なんてきしょいだけだからやめておけ -- 名無しさん (2025-09-12 20:25:58)
- ここんところのラノベ界の百合運動の立役者はここの先生だったのか…そらジャンプのラノベ部門も動き出すわ。 -- 名無しさん (2025-09-12 21:12:04)
最終更新:2025年09月12日 21:12