紅梅緋彩(こうばい・ひいろ)


プロフィール


  • 体型:華奢

  • 武器:炎

  • 部活:なし

  • 委員:なし

  • クラス:なし

  • スキル:強化

  • キャラクター説明:
拳条朱桃に憧れる少女。好きな言葉は正義(拳条朱桃は正義なので。朱桃本人も私が正義だと言っている)
制服の上から真っ赤なコートを羽織り、髪を真っ赤に染めた美少女。髪は腰までとどくほど長い。

黒縁の眼鏡をかけているが、これは伊達眼鏡であり、視力はとてもよい。
眼鏡をかけている理由は、朱桃の頭の眼鏡をみて、自分もかけてみようと思ったため。

一人称は「私」語尾に「っす」をつける。

朱桃に憧れているのは、過去に彼女に助けられたから、
それ以来、朱桃を人生の目標と定め、彼女のことを師匠と呼んでいる。

ヒーローと読める自分の名前は気に入っている。

「紅梅緋彩、名前の通り、ヒーローっす」
「いやあ、格好いいっすよね。師匠。私の目標っす」

ステータス

  • 攻撃力:0 防御力:15 体力:10 精神力:10 FS(邪心):0

特殊能力【ブレイムフレイム()


  • 効果:精神力2ダメージ
  • 対象:同マス敵一人
  • 時間:一瞬
  • 制約:悪人にのみ有効

  • 詳細な説明:同マスの悪人キャラの精神に2ダメージを与える

  • 能力原理:緋彩の両手が真っ赤に燃える。
悪を咎める正義の炎が、悪の心を焼き尽くす。
悪人以外には効果がない。。

朱桃に助けられたとき、彼女のような正義になりたいという思いから目覚めた魔人能力。

  • 発動率:75%

  • シークレット:しない

  • エピソード:
あれは陽が落ちるのが少し早くなった去年の冬の出来事だった。
真っ赤に染まる夕日も沈み、空が黒に染まりかかったその時。
公園から帰る道で紅梅緋彩は不審者に襲われた。

そこは、周囲に森や田畑が多く、夜が近づけば人気が少なくなる道で、緋彩が通う小学校からも、不審者が出るから気を付けるようにプリントが家庭に配布されていた。
だから、家族からも夜道に気を付けるよう注意されていたのだ。
なのに、自分は大丈夫だからと少し寄り道をしたのがよくなかったのだろう。
こんなことになるならと後悔してももう遅かった。

もちろん緋彩も何も抵抗しなかったわけではない。
不審者から全力で逃げた。

だが、魔人となった今ならまだしも、当時はまだ普通の人間だった緋彩の足では、大人の男性から逃げるのは困難だった。
たちまち追いつかれ、押さえつけられてしまった恐るべき悪漢の餌食になるのは時間の問題。
それは誰の目に見ても明らかだっただろう。

だが、その時だった。

「“ハンドレッドハンド”ぉ!!」

突如、何処から半透明な真っ赤な腕が、緋彩を押さえつけていた不審者を吹き飛ばした。

緋彩が腕が伸びてきた方角を見れば、そこには腕を組んだ少女が立っていた。
肩まで伸びた赤い髪、頭にメガネを掛けて、首には赤いマフラーを巻いている。
腕を組んでるせいか何だか偉そうだ。

吹き飛ばされた不審者は激昂し赤髪の少女に向かっていた。
だが、少女は、腕を組んだまま、たくさんの真っ赤な腕を伸ばして、不審者を撃退する。

「私が正義だ!!」

そう叫んだ少女の
その姿が、
その言葉が、
そのすべてが、
緋彩にとって、夜空に輝く星の様にとても輝いて見えて。

いつか自分も彼女のようなヒーローになりたい。
そう思った時、緋彩は魔人となっていた。





思えば、あれは、緋彩の未来を決定づけた出来事だった。

あの日のことがなかったら、きっと拳条朱桃に出会う事も彼女の通う姫代学園に来ることなどなかったのだと緋彩は思う。

朱桃にとっては何度も回ったパトロールの一つに過ぎなかったのかもしれないが、緋彩にとっては宝石の様に大切な特別な出来事で、あの日の朱桃のようにヒーローになりたいと今も思えるのだ。
だから、彼女は中学生になった今でも、あの日のことをまるで目の前で起こっている事の様に鮮明に思い出せるし、きっと忘れることも無いだろう。


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最終更新:2019年09月09日 00:44