死霊魔法
レベル1
クリエイトアンデッド
死体を元にアンデッドを作り出す呪文。その死体の状態により、
ゾンビができるか
スケルトンができるか変わる。スキル【キープアンデッド】がなければ常にMPを消費し続けるために非常に使いづらいため、このスキルが必須となっている。死霊魔法の基本となる呪文。アンデッドは生前よりも少し能力が劣る。
レベル5
ストレングスアンデッド
アンデッドを強化することができる。アンデッドのステータスが全て1割ほど上昇し、生前の能力値とほぼ変わらなくなる。この呪文は種族特性【死霊】を持つ種族にも効果がある。
レベル10
リライズ
対象のHPを1だけ残した状態で復活させる。仲間に使う際はその後、治癒魔法やポーションなどで即座に回復させるか安全を確保した状態で使用すること。成功率は6割ほど。肝心な時に機能しないと感じるのは気の所為だろうか。
レベル15
ヒールアンデッド
ポーション以外でアンデッドのHPを回復する唯一の手段。だが回復量はそこまで多くない。クリエイトアンデッドによって創り出されたアンデッドはHPが尽きると二度と復活することができないので、戦闘が終わったらヒールアンデッドを使い回復させてあげよう。この呪文は種族特性【死霊】を持つ種族にも効果がある。
レベル20
インシネレーション
クリエイトアンデッドによって創り出されたアンデッドを放棄することで術者のMPを回復する。放棄されたアンデッドは一瞬で灰となりアイテムとしても残らないので注意。この呪文により継続した戦闘能力を保持できるがこれを前提とした立ち回りをするのはMPを節約するという習慣がなくなり、アンデッドがいなくなった時に思わぬピンチに陥ってしまったりするので気をつけよう。他の魔法を主力としクリエイトアンデッドを予備の魔法タンクとして使うプレイヤーもいる。
レベル25
スケープゴート
自分が受けたダメージをアンデッドに肩代わりさせる呪文。アンデッドは一度死んでしまうと二度と蘇らないため、指定するアンデッドは慎重にしよう。アンデッドのHP以上のダメージでも肩代わりさせることは可能。
レベル30
デスサイス
巨大な鎌を創り出し、その鎌で相手を斬ることによって発動する呪文。大きなダメージと中確率での即死効果を持つが、当てるのが難しい。即死効果が出る前にこの呪文のダメージで倒してしまうなど使いづらい呪文との評判。幸いスケープゴートなどで前線での身の安全は保証されているため、死霊魔法のコンセプトからそこまで外れているわけではない。斬りにくい鎌の形じゃなければもっと使われてた。
死体を安定して仕入れることさえできれば、他の強力な魔法とも並ぶほどの魔法である。インシネレーションとスケープゴートをタイミングよく使いながら高火力なデスサイスを前線でぶっ放す。しかしそれにはどれほどの量の死体が必要か。
死体を調達するにはモンスターを倒す必要がある。普通ならばそのモンスターを売り払い日々の糧にするのだが、死霊魔法使いはアンデッドにするため売ることができない。このため死霊魔法使いは深刻な資金不足に苛まれることになる。
またアンデッドとして使用したモンスターの死体は特にNPCに嫌がられるためタダ同然の値段でしか売ることができない。
このことからパーティーとも相性が悪い。協力して強力なモンスターを倒してもアンデッドとして使うことはできない。素材が欲しい時なども【解体】スキル持ち以外は
システムで勝手に分解されてしまうため、アンデッドとしては使えなくなってしまう。
キープアンデッドのスキルによって、プレイヤーの死体を入手することが可能なのだが、それもあり評判が悪い。誰も自分のアバターと同じ顔をしたゾンビなんて見たくもないだろう。しかも自分と似たような戦い方をするのだ。死霊魔法を使うというだけで警戒されてもおかしくない。
このように様々な要因があり、死霊魔法は人気がない。しかし死体さえ手に入れば強力なその魔法。普段は他の魔法を主軸として使い、ボス戦などの時にのみ雑魚アンデッドをスケープゴート用、インシネレーション用に使うというやり方がもっとも使われている。しかしそれでもキープアンデッドと死霊魔法で2枠も枠を取るのでその枠に見合った強さがあるとは言い切れないのが現状だ。
しかし生産で一旗上げ、莫大な金を集めその全てを死体入手に使っているネクロマンサーのプレイヤーがいる。彼のようなやり方は難しいかもしれないが、死霊魔法専門のネクロマンサーでやっていこうというのならば狩り以外で金を稼ぎ、死体を調達するのが最も効率が良い運用方法だろう。
最終更新:2018年04月07日 12:24