「じゃあ、ハピィさん、光さん、ソラちゃん、ぎりかさん。ボクはここまで。そちらの物語はよろしくお願いします。」
==========================
ああ。そして、こちらの物語は―――『私』が受け持とう。
阿頼耶識ぎりかの時空転移により、一瞬にして世界を渡った、コードの男は空を見上げる。
空は赤く黒く、不吉なまだら色を描き、どこからか軽快な歌詞付きのBGMが流れていた…
Yeah naked true lies, only if you realize
Appearing in nobody's eyes, till they sterilize
=====ラストダンジョン『ADATIKU』=======
―セーフティゾーン―
コートをひるがえし、歩を進める彼の前に、人影がいる…
そこには既に先客が二人いた。
眼鏡をかけた文学少女がコートの男に声をかける。
「貴方の指定通り。八王子市にゲーム【Pandora4】のラストダンジョンを実現化させた。
ここと喫茶「シャーロキアン」をセーフティゾーンに設定。
黒幕とは直前でエンカウント予定。」
Stop the guerrilla, warfare to keep it fair, Bro
Change your rage to a smarter greater cause
横にいた大柄の女性が拳を打ち合わせる。その挙動一つで大気が震えた。彼女の頭上には二つの角があった。
鬼慟拳。その拳は空を裂き、地を震わせ、その鬼の慟哭は万物の命を奪いさる。
「ようやく出番か。前衛は任せな、ヌガーたちの仇とらせてもらうぜ!」
You know the stake is high stardom is near
hose who sympathized you die, killer pass you by
「虚構世界であれば転校生であっても『世界』に関知されない。検証済データ。
でもこれどこで拾ったの。興味深い」
コートの男は答えなかったが、鏡から現れた学生服姿の男が、言葉をつなぐ。
「そして、虚構空間であれば僕も問題なく活動できるということか。最終戦、
私も同行しよう。」
Do not waste your time in hating flirting guys
Use your might to Als to do justice to them all
+
|
... |
どさくさで鏡助に付いてきて織り畳み部分に紛れ込んでる最中のウスッペラードさん。
「なんかよくわからないど無茶苦茶シリアスな空気ペラ。まあこっちも希望対戦相手だったから、いい感じで、ついていくペラ。」
|
役者はそろった。あとは決着の場で『真犯人』と白黒つける。それだけだ。
コート姿の男は静かに笑うと歩を進める。
彼には呼ばれる名前がなかった。
そんなものはとっくの昔に無駄なものとそぎ落としてきた。
”彼”は「探偵」といわれる存在ではない。この姿はまがい物だ 。
それでも誰かが為さなければならないのだ。”彼女”を討ち果たす役割を
とあるロマンチストがいった
「“La Amen”とはフェイクから真実を生み出そうとする情熱そのものです。」
また、とあるハートボイルドはこういった
「探偵とは真実の配達人である。」と
ならば、きっと届くであろう。この祈りは
この偽物は、巨悪を打ちつく『銀の弾丸』となるだろう
”彼”には呼ばれるべき名がなかった。けれども”彼”をどう呼ぶべきは皆が知っていた。
ミステリー化された『物語』において
その定められた設定に従い『稀代の連続殺人鬼』を追い込み、裁く存在。
その名は――
「「「決着をつけにいこうぜ/ます/るぞ/るペラ。」」」
「「「『名探偵』!!」」」
Oh God let me out Can you let me out)
Can you set free from this dark inner world
Save me now last beat in the soul
これは表で語られることのない「転校生」たちの物語。そして
そして偽りだらけの物語が追い求めた、たった一つの真実である。
(To be continued.)
oh! please
Save me now last beat in the soul