場所 秋葉原:拳条朱桃

対戦者:端間 一画
    鬼姫 殺人
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
悪路■Bad 0 0 4 7 6 0 63



+ その1感想
最初の半分だけ読んだ時、鬼姫サイドの描写が無さ過ぎる!と思っていたのですが…スマホ版まで読むと、「この」鬼姫ではない鬼姫がどうなっているのか?をあえて残したのは上手い手だと思いました。作者はクソヤローだな、と(注・誉め言葉)

大仕掛けについては後日の反応で知りましたが、合わせて読むことで印象を上書きではなく厚塗りするような手法、お見事です。
ダンゲロス世界における魔人のあり方について真摯な作者の方とお見受けしました。
小道具を使った現実とのすり合わせが生むリアリティの裏付けが本当に上手いですね。

堪能させていただきました。
かと思えば、感覚で追いかけることもできるバランス感覚もあったりで少女たちの群像図、堪能させていただきました。ありがとうございます!

スマホとPCでSSを二つに分けるとかすっげえよ、お前……


場所 スカイツリー:“絶黒龍”ルージュナ

対戦者:鍵掛 錠
    月光・S・ピエロ
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
師走クエスト:絶黒龍、顕現 0 1 4 9 5 0 78
仕掛け人、二人 0 0 1 7 12 0 84



+ その1感想
甲乙丙丁つけがたしの戦場はいくつもありますが、ここもその一つですね。
特撮オマージュで進むダイナミックな展開に怪物に挑む軽快な男二人という、エッセンスが詰まった戦いの果てといった趣か。なるほど彼らしい。
+ その2感想
無法能力を逆手に取るのはいいですね。うん。

双方共に能力がしっかりと噛み合っており、強大な敵に対して出来る事をフル活用している。その中で、月ピの割とコミカルな面…意外にも妥当と思える…を生み出していたので、グリフィンドールに+1点。

ルージュナの神話性に注目してまた違った怪物の物語を紡ぎ出された素敵な作品ですね。
クールでスタイリッシュ、最後は運命が味方した絵になる決着の付け方と言い、センスの高さを感じます。なるほど彼らしい。

場所 東京タワー:未来探偵紅蠍寿司(浮遊属性)

SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
たった一つの冴えたやり方~~Androidsusi Dream of sacrificial lambp? 0 0 2 3 9 0 63
アインス・イン・ワンダーランド 第2話 『寿司屋へ帰ろう!』 0 1 3 6 4 0 55


+ その1感想
今回、レギュレーションに転校生を採用しただけあって理解が深い方が集った印象ですが。
こうも鮮やかに寿司怪人を調理するとは。ネタの盛り込み方もお見事です。
ナンセンスをどう上書きするかという勝負を制しましたね。
+ その2感想
字数では数えられないボリュームでした。
かわいさでほっこりさせてからやってくる狂気、胡乱要素、好きです。
決着の付け方、申し分なしですね。どこまでも濃い残り二日間を堪能させていただきます。
読みやすかったです。

場所 ビル街:谷中 皆

対戦者:徳田愛莉
    有間 真陽
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
Monster☆Lily 0 0 0 3 12 0 72
変わらぬ願い(前編)変わらぬ願い(後編) 0 0 1 8 6 0 65


+ その1感想
ハッピーエンドの手繰り寄せ方が上手い。
なんというか、タイトルまんまの印象で駆け抜けましたね。
ギャグとコミカルな印象を先立つものとしながら、それでも過酷な現実を突き付け、乗り越えたことで幸せな結末をもたらしている。最高。
細かいネーミングセンスも好きです。
+ その2感想
流石にこの出力と物語を作り上げる魔力を前にしては最高点以外は渡せませんでした。
もってけヒーロー。
前編と後編で、分けているってのも本当に上手い。この長い物語にはふさわしい。

場所 列車:カマド・タンジェロ

対戦者:逢合 死星
    ルルハリル
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
『兄弟姉妹よ、その瞳を見ろ』 0 0 2 5 10 0 76
On the shadow Side of the Street 0 0 7 6 4 0 65


+ その1感想
認識の衝突まで話を繋げて、終盤美味しい所をかっさらっていったのがお見事。胡乱というか、面白ければ良しとする大胆さは見習いたいです。

タンジェロとサマンサが列車内殺戮してるの元ネタ考えるとゾクゾクしますね。タンジェロは負けてない!誰も逃さなかった!

構成としてはこれ以上なし、NPCとの向き合い方も素晴らしい限りですが、どうしても微妙に好みは分かれるので一応点差は着けました。すみません。
狂気のロジックが破綻しているからこそ最高にハマっているのが素晴らしく描かれていて、色々な意味で破局的なシナリオを上手く演出されていますね。反面、二話目以降がわからず不穏というより不安という感情が生まれたので微妙に減点でしょうか。
+ その2感想
死星は難しい能力持ちだから仕方ないけれど、やはり共闘者の活躍が少なかったのは…いや、うん。これは死星が悪い。

タンジェロかっけえ。それとあんたがエロ枠取ってくるとは思わなかったです。破滅が訪れる中で変わらず日常を過ごしてるシチュエーションっていいですよね。

構成上、相当面白いと思います。
好みは分かれると思いますが、本当に扱いが難しい対面を扱い知ったりとばかりにリフレインとワンポイントのコントラストで見せていくスタイル、そして日常という名の何かに帰っていく一端の結末がこの上なく好みです。

場所 トンネル:本崎鈴葉

SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
時は満つる、されど願いは虚に消ゆ 0 1 4 8 3 0 61
第一話『大丈夫です、これ書き終わるまではソシャゲ我慢しますから!』 0 0 1 6 9 0 72
千駄ヶ谷トンネル〇二二七――「〆切り」、に至るまで 1 1 6 4 4 0 57


+ その1感想
+ その2感想
+ その3感想
ほほう、これは恋愛小説ですね?続き楽しみに待っています。

場所 公園:典礼

対戦者:ジョン・ドゥ
    ハッピーさん
    ファイ
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
あなたの人生の物語 0 0 4 6 7 0 71
ハッピーさんとパーティタイム 0 0 1 4 12 0 80


+ その1感想
ダイモンエクスマキナですね。NPCのキャラ性とPCのプロローグにほんの少しでてたキャラを繋げる発想が好きです。
この戦場はあまりにもファイさんが場を支配しすぎていたので、第二話、個々のキャラが並行して物語りを作っている時にどのような決着をつけてくれるのか、そこに期待しています。

完璧に実力が伍する戦場のひとつだったと思います。
とは言え、印象としては話としては収束していくタイプでどちらかといえばキャラクターの特性が三人中ふたりは拡散タイプだったように思われるので微妙な差異ですが、やはり全然違う作品に仕上がったと思います。
+ その2感想
敵幹部と麦わら海賊団メンバーが戦っている時のワンピースを連想しました。
見せ場作るのに苦労したんだろうなあと努力の痕跡が見られます。
ハッピーさんというキャラクターもジョン・ドゥというキャラクターも単体で物語全体のサポートに立ち回る設計なおかげでファイさん一家に戦闘部分では文字数的な観点で食われてしまうのが本当にね…!
他にもやりようはあったと思いますし、生を全肯定するハッピーさんがどうせならばゾンビの不自然な第二の生について深く触れるシーンももっと欲しかったな、というのは個人の感想です。

バトルひとつひとつをテンポよくまとめ、決戦とプラスαにもつれ込み、そして決意を示しての再出発、まさに王道というか王者のSSですね。
美学という意味ではこちらの方が光ったように見受けられましたし、よりかっこよくでこちらに今回は軍配を上げてみましたが、いや本当に伯仲した戦いでした。
ご両人、お三方とも、本当にすばらしいです

場所 墓地:あひる侍

対戦者:柳煎餅
    瑞浪星羅
    クリープ
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
第一話「情けは人の為ならず」 0 0 0 2 11 0 63
3人の柳生 0 0 4 6 3 0 51
49日前 1 2 7 0 0 0 32


+ その1感想
まさか、クリープとあひる侍が…これ、柳生SSにおけるクリープ陣営の結末に繋がる感じ?だとしたら先を読んで行動していて凄いなぁ。

特有のノリに打ち負かされるが吉ということで、ワードの置き換えからくる謎のミーム汚染をしっかり堪能させていただきました。
暴走し過ぎかなーって思う部分もありますが、その辺は上手くキャラクターの法で吸収してくれてるかなって感じです。
+ その2感想
文面に固さは見受けられますが、とても良心的な作風の持ち主であり安心できる作者の型だとお見受けします。
しっかり導線を確保しつつ、やってくる不穏な引きは皆さん美味いですね。
対面の要素を持ってき高と思いきや、大人しめか?
いや、溜めでしたね、一気に解き放つことで笑いと戦場の過酷さを爆発的に持ってくる手法はお見事です。
+ その3感想
物語として、プロローグに続く第一話としてはまとまっていると存じます。
断片的なセンテンスの中でしっかり雰囲気が伝わってきますし、この字数だからこそという趣も感じるので二話目以降にも期待したいですね。

場所 池袋:仙道ソウスケ

対戦者:望月 餅子
    山乃端 万魔
    ウスッペラード
    山居 ジャック
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
already 1 3 4 2 2 0 37
《Ⅷ-自浄する藍/インディゴ・バニッシュメント》 0 0 1 3 8 0 55
After burnerあるいはWelcome to the gray parade. 0 1 5 5 1 0 42
[恐怖!復讐のメカソウスケ 0 1 2 3 6 0 50


+ その1感想
敵を退けて終わりというギリギリ感は一番好みです。
まだ1話だもの、あまり綺麗に終わらせてもねって感じ。
+ その2感想
今までのキャンペーンからもそんなに引用するのかーと感心。それはそれとして履修済みでないとパリナ辺りは本当に混乱しそう。
他キャンペーンの内容は鬼姫さんぐらいのバランス、知らなくてもそういうものとして読み飛ばせるぐらいの情報量だとちょうどよかったと思います。
作品としての完成度は高かったです。
+ その3感想
クリスプさん暗躍しすぎる…
+ その4感想
キャスケすき。下半身。で笑ってしまいました。そうですよ、こういう副交感神経を刺激してくれる胡乱を私は求めていたんですよ。ちゃんと一度読んだだけでは理解しきれないような重厚な内容も込められているのが最高です。2話も期待してます。

場所 ショッピングモール、水族館、立体駐車場:一 四一四五台山 カケルサメ

対戦者:浅葱和泉
    諏訪梨絵
    多田野 精子
SS名 1点 2点 3点 4点 5点 応援 合計
赤陽(イグニション) 0 1 6 2 7 0 63
生命の蠢き 0 1 5 5 5 0 62
無双勇者『ドデカイザー』VS悪夢の精子軍団 1 4 8 2 1 0 46


+ その1感想
何を読んだのか今でも分かりませんが、こう何というかその~言葉に困ります。

凄まじい戦場ですが、どう次につないでいくかという観点で点をつけてみました。
なかなかにメークドラマ難しいですよね。
拡大解釈とまさかの再構成が光りつつ、謎の神話的ムードで完全に白く塗りつぶしてくるスタイル、コメントに困る反面、直感的にめちゃくちゃ面白いのも確かで細部の粗とか言っていられない豪快な作劇に惹かれましたね。
+ その2感想
改行が欲しいという印象ですが、それはそれと各要素に真摯に向き合っておられてそれでいて第二話に続く導線はしっかり確保しておられます。
今後の展開を渇望しながら追わせていただきたいところです。
精子を災害とみなしてとりあえず背景に退かせつつ、カメラを対人戦に当てて一回戦を〆る、難産でしたでしょうが、がんばってください。
+ その3感想
諏訪さんの物語が見たかったのに個人的にはちょっと……って感じでしょうか。
NPCなんて小ネタを引っ張られてもあまり興味が湧きませんし……。
最終更新:2022年04月27日 04:13