講評 伝説の勇者ミド
第八試合一位通過のSSです。毎回キャラクターの個性的な描写に定評のあるプレイヤーですが、
今回もその前評判に違わないキャラクター達の描写を軸にストーリーを組み立ててくれました。
ハッタリを軽く看破し、川の深みすら即座に逆利用するバロネスの老獪さ、
ストイックな言動と、まさに次元の違う強さで迫る練道の極悪ぶりは、
全体的にキャラの濃い第八試合を代表するSSに相応しい強烈さです。
しかも、ミドの賢さを生かした戦術による構成の妙や、随所に仕掛けられたギャグ描写など、
これ一つで二重三重に楽しめる、まさにエンターティメント的なサービスに溢れたSSでした。
随所で挿入される全く無関係な股ノ海の描写は卑怯じみたレベルで、何度見ても笑わせられてしまいます。
それだけではなく、誰が見ても弱能力の『おもいだす』を存分に活用した敵の性質の推理、
更に冒頭の仕掛けが終盤になって効いてくる展開は、能力バトルの醍醐味を体現しているでしょう。
しかもその一つが「パンツを穿いていない」事だとは、誰も予想する事などできなかったはずです。
今回もその前評判に違わないキャラクター達の描写を軸にストーリーを組み立ててくれました。
ハッタリを軽く看破し、川の深みすら即座に逆利用するバロネスの老獪さ、
ストイックな言動と、まさに次元の違う強さで迫る練道の極悪ぶりは、
全体的にキャラの濃い第八試合を代表するSSに相応しい強烈さです。
しかも、ミドの賢さを生かした戦術による構成の妙や、随所に仕掛けられたギャグ描写など、
これ一つで二重三重に楽しめる、まさにエンターティメント的なサービスに溢れたSSでした。
随所で挿入される全く無関係な股ノ海の描写は卑怯じみたレベルで、何度見ても笑わせられてしまいます。
それだけではなく、誰が見ても弱能力の『おもいだす』を存分に活用した敵の性質の推理、
更に冒頭の仕掛けが終盤になって効いてくる展開は、能力バトルの醍醐味を体現しているでしょう。
しかもその一つが「パンツを穿いていない」事だとは、誰も予想する事などできなかったはずです。
【ハイライト】
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「逃がさないわよォーー!」
迫り来るオカマが、飛び上がって障害物を飛び越えたのだ!
迫り来るオカマが、飛び上がって障害物を飛び越えたのだ!
「と、飛んだーーーーーーーーーーーーッ!?」
赤きオカマ飛翔す!!
衝撃的なそのシルエットに、ミドの絶望はより色濃いものとなった。
衝撃的なそのシルエットに、ミドの絶望はより色濃いものとなった。
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赤きオカマ飛翔す!!
なんというか、疾走感に溢れたこのフレーズがなんとも言えずお気に入りです。
バロネスが飛んだ時のミドのショック感がよく現れているためでしょうか……
なんというか、疾走感に溢れたこのフレーズがなんとも言えずお気に入りです。
バロネスが飛んだ時のミドのショック感がよく現れているためでしょうか……
講評 裸繰埜闇裂練道
正直なところ、0票である事が信じられないくらい完成度の高いSSです。
他2人のレベルの高さを抜きにしても、やはり票の少なさのあおりとしか言えないでしょう。
文体は落ち着いていて、丁寧な情景描写が成されており、
ギミック以外の形でも、竹林というマップを表現に役立てているという印象を受けます。
ミドがPジャイアントパンダを駆って現れる辺りはやや唐突感のある展開ですが、
それでもバロネス、ミドの両者の心理を描写すると共に、2人共に最善手を取らせています。
また、バロネスの飛行原理を正確に看破していたプレイヤー性能の高さも見所の一つです。
パンダの群れに上空のバロネス、さらに飛び来るナイフといった圧倒的不利な状況を、
それすらも凌駕する凄まじい暴力で練道が蹂躙していく展開には戦略を越えた爽快感があり、
まるで初登場時のウボォーギンの活躍のような、素直に燃える事のできるSSだったといえるでしょう。
第八試合は本当に票数が少なく、さらに上位2人が拮抗していたためのこの結果でしたが、
未読の方は是非この3人のSSを読んでください。GKサイドからも、自信を持ってお勧めいたします。
他2人のレベルの高さを抜きにしても、やはり票の少なさのあおりとしか言えないでしょう。
文体は落ち着いていて、丁寧な情景描写が成されており、
ギミック以外の形でも、竹林というマップを表現に役立てているという印象を受けます。
ミドがPジャイアントパンダを駆って現れる辺りはやや唐突感のある展開ですが、
それでもバロネス、ミドの両者の心理を描写すると共に、2人共に最善手を取らせています。
また、バロネスの飛行原理を正確に看破していたプレイヤー性能の高さも見所の一つです。
パンダの群れに上空のバロネス、さらに飛び来るナイフといった圧倒的不利な状況を、
それすらも凌駕する凄まじい暴力で練道が蹂躙していく展開には戦略を越えた爽快感があり、
まるで初登場時のウボォーギンの活躍のような、素直に燃える事のできるSSだったといえるでしょう。
第八試合は本当に票数が少なく、さらに上位2人が拮抗していたためのこの結果でしたが、
未読の方は是非この3人のSSを読んでください。GKサイドからも、自信を持ってお勧めいたします。
【ハイライト】
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溜息をついて、その場にどっかと座りこんだ。何となく空を見上げて満月を眺めた。円形に切り取られた空に浮かぶ丸い月。
何だか無性に可笑しくなった。
何だか無性に可笑しくなった。
「まぁ、良い。久々に工夫しがいのある戦いが出来た」
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一連の戦闘を「苦戦した」ではなく、あくまで「工夫しがいのある」と表現する練道。
事実、練道はこの戦闘で殆ど傷を負っていません。これだけでも圧倒的な強さが分かる一言です。
事実、練道はこの戦闘で殆ど傷を負っていません。これだけでも圧倒的な強さが分かる一言です。
講評 バロネス夜渡
こちらも、ミドや練道のSSに勝るとも劣らない、非常にハイレベルなSSです。
文章力もさることながら、このSSはマップのギミック利用に優れており、
竹槍を量産して攻撃や防御に応用する辺りは、まさにこちらの狙い通りといったところです。
そして、展開的にはその格闘性能で戦局を支配する練道とのタイマンが軸となっています。
特に秀逸だったのは、『ブラディ・シージ』による『永劫』破りで、
キャラ設定の「気合の飛行」を納得させつつ、『永劫』で動けずとも強制的に身体を稼働させるという、
能力の応用という点に関しては、一回戦で最も意外かつ鮮やかに見せてくれたSSだと思います。
能力名からも恐らく、これはキャラ作りの時点から考えられていた応用法でしょう。
高耐久力のスキルによって練道の攻撃を受ける事ができたのも、キャラ作りの大切さを示しています。
ミドもまた、狸寝入りをしてやり過ごしたり、地形を利用して血を媒介とするバロネスの能力を封殺するなど、
しっかりと油断ならない雰囲気に描写されており、対戦相手の個性も良く書き分けられています。
タヌキという単語の様々な側面に絡めてSSを展開させていくのはこのプレイヤー独特の手法で、
地力の高さが窺い知れます。ミドとの決着がやや不思議な感はあるものの、文句の付け所のないSSです。
文章力もさることながら、このSSはマップのギミック利用に優れており、
竹槍を量産して攻撃や防御に応用する辺りは、まさにこちらの狙い通りといったところです。
そして、展開的にはその格闘性能で戦局を支配する練道とのタイマンが軸となっています。
特に秀逸だったのは、『ブラディ・シージ』による『永劫』破りで、
キャラ設定の「気合の飛行」を納得させつつ、『永劫』で動けずとも強制的に身体を稼働させるという、
能力の応用という点に関しては、一回戦で最も意外かつ鮮やかに見せてくれたSSだと思います。
能力名からも恐らく、これはキャラ作りの時点から考えられていた応用法でしょう。
高耐久力のスキルによって練道の攻撃を受ける事ができたのも、キャラ作りの大切さを示しています。
ミドもまた、狸寝入りをしてやり過ごしたり、地形を利用して血を媒介とするバロネスの能力を封殺するなど、
しっかりと油断ならない雰囲気に描写されており、対戦相手の個性も良く書き分けられています。
タヌキという単語の様々な側面に絡めてSSを展開させていくのはこのプレイヤー独特の手法で、
地力の高さが窺い知れます。ミドとの決着がやや不思議な感はあるものの、文句の付け所のないSSです。
【ハイライト】
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「でも別に、アタシは格闘家と違うもん。アンタの土俵で戦う訳じゃあないからねー!」
指を鳴らすと、十数本の竹槍が夜渡の周りを囲むように展開する。
『ブラディ・シージ』の真骨頂、大量の武器による包囲戦術だ。
『ブラディ・シージ』の真骨頂、大量の武器による包囲戦術だ。
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個人的に意外でしたが、複数の武器を同時操作して敵を包囲するという応用は、
第八試合では本人のこのSSのみでした。プロローグでナイフを操作していた姿が印象的だったからでしょうか?
第八試合では本人のこのSSのみでした。プロローグでナイフを操作していた姿が印象的だったからでしょうか?