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破壊神を破壊した男

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破壊神を破壊した男 ID:xWWS/sBs0


「破壊の次には、創造が生まれる」

澄んだ昼空の下で、青いメットを被った男、ローレシア王子、いや、ローレシア王ロランはポツリと呟いた。
足元には巨大な黒い額にUの文字の入った低くダルそうな声で「ウザイナー」と叫んでいた化け物。
手には聖剣、足元には『滅びの力』を持ったウザイナーと言う化け物。
ロランは決して人では届かない化け物を、たった一本の聖剣で破壊したのだ。

「破壊の後にある希望は、創造のために必要なんだ」

ウザイナーの持つ『滅びの力』とロランの振るった『破壊の力』は違う。
破壊は何かを生むために必要な犠牲だ。
滅ぼしてそこで終わらせるものとは違う。

「僕はあの破壊神を倒したときに、気づいたんだ」

人々はロランを恐れていた。
当然だ、ロランは全てを破壊する神を破壊した男。
魔法は唯一扱えず、されども決して足手まといではなく破壊神シドーの撃退に最も貢献した王子。
そんな人間を恐れない者の方がおかしい。
もちろんそんなことを表だって言う者はいない。
だが、目で分かるのだ。
世界を救った英雄として尊敬しようと思いつつも、怯えが先だった目。
そんな目で常に見られたロランは気が狂いそうだった。

それでもロランはローレシア王となって、国政に携わるうちに気づいたのだ。
人々がとても美しいことに。
彼らのロランを見る目は怯えに満ちている。
だが、国を再建するために汗を流す人々を見て、ロランは感じたのだ。
大神官ハーゴンによって壊されたムーンブルグが再建されていく人々の希望にあふれた姿。
その姿が、彼の心に何より響いた。
人が笑っている、活き活きとしている、
決して彼が行ったことは間違いでもなんでもなかった。
恐らく、りゅうおうから世界を救った先祖、アレフガルドに光を取り戻した大先祖ロトもそう思ったのだろう。

「何時かは人間全てを破壊しなければいけない時が来るかもしれない」

分かっている。
人間が巨大になった場合は、世界そのものに多大な影響を与えるだろう。
ノアの言う言葉も分かるのだ。

「だけど、それは決して今じゃない」

ムーンブルグは再建された。
破壊の後に転がった廃墟を人々は再生させたのだ。

人には元に戻す力がある。
破壊することが出来ない、ロランも多少持っている力を誰もが持っているのだ。
その人たちがこの世で笑っている限り、ロランは戦える。

「創造する人間の邪魔立てをするのなら、僕は誰だって破壊します」


【ウザイナー@ふたりはプリキュア Splash☆Star 死亡】

【C-4/山/日中】
【ロラン(ローレシア王子)@ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々】
[状態]:健康
[装備]:エクスカリバー@ファイナルファンタジーⅤ
[道具]:基本支給品、不明支給品×0~2
[思考]
1:ノアを破壊する。
2:創造する人間を邪魔する人も破壊する。
[参戦時期]:本編終了後、ローレシア王から王位を譲られています。

【参加可能者 残り17人+α】


015:超重甲! ビーファイター!(タイトルに意味はない) 投下順 017:怒りの錬金術士
015:超重甲! ビーファイター!(タイトルに意味はない) 時系列順 017:怒りの錬金術士
初登場! ロラン 044:Tarot No.XX



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