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二つの眼

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
それは主催者にすれば当然のことであった。
 しかし当人はそうは思わなかった。
 サングラスをかけた男、 ◆T0SWefbzRcは焦っていた。
(何故だ? 何故私の支給品が『手投げ式小型核ミサイル(操縦できません)』なのだ?)
 さっきから冷や汗が流れ続けている。
(いかん……。このままでは緊張と焦燥で私の心が持たん時が来る)
 ◆T0SWefbzRcは、ミサイルをディパックに戻した。
 主催者は自分たちに『殺し合いをしてもらいます』と確かに言っていた。
(いくら書き手だからといって、これは人権蹂躙というものではないのか?)
 苛立ちと焦りばかりが込み上げてくる。
 枝を踏む音がした。
「だ……誰だ!?」
 振り返ると眼鏡の黒い学生服を着た男が立っていた。
「待ってください! 自分は殺し合いに乗っておりません!」
「信用できん!」
 叫んで、顔を見つめる。たくましい身体を持つわりに、黒い長髪の下の顔は幼い。
(少年、か?)
 少年は無言でデイバックを◆T0SWefbzRcに向かって投げ捨てた。
 ◆T0SWefbzRは怪訝な表情を向ける。
「私の支給品を確認してください。決して、殺し合いに乗れるような物ではありません」
 刀を向けたまま、警戒して相手のデイバックを確認する。
 中身は◆T0SWefbzRの物と同じく食料等が見えた。
「これは?」
 四角い箱に、彼女の読めない日本語でこう書かれていた。『超光戦士シャンゼリオン DVDBOX』と。
 ◆T0SWefbzRはため息をついた。
「君もハズレ支給品を引いたようだね」
「別に仔細ありません。胸すわって進むのみです」
 ◆T0SWefbzRの口からため息が漏れた。
「その様子だと、君の目的は――」
「無論、主催者打倒です」
 ◆T0SWefbzRは天を仰いだ。
(これが若さか……)
 少しの間沈黙が満ちた。
「……失礼ながら、あなの方針をお聞かせ願いたいのですが」
 ◆T0SWefbzRは視線を戻した。
(さて……何と答えたものかね……)
 正直言って決めかねている。
 自分のような一般人が生き残ろうとするなら、対主催の強者に守ってもらうか、ステルスマーダーになるか、
 民家にでも隠れてやりすごすか、そんな所だろう。
 ◆T0SWefbzRが、思考を巡らし始めたその時、木の陰から人影が姿を現した
 ◆T0SWefbzRが驚いて立ち上がるより早く、それまで正座していた少年は身を起こし、構えを取っていた。
「……その行為宣戦布告と判断する!」
 少年の発した言葉に◆T0SWefbzRは驚いた。
(どうした? 随分と好戦的じゃないか?)
 横に移動して少年の前に立っているとおぼしき人物を見る。
 自分の顔がひきつるのを◆T0SWefbzRは感じた。
(デ、デザートイーグルだとぉ!?)
 私はヒキオタですと全力で主張している外見の小太りの少年が、銃を構えていた。
 支給品に差がありすぎやしないかと、◆T0は胸中で思い切り悪態をつく。
 自分も書き手である時はよくやったことだが、やられると異様に理不尽な気がする。
 本当に洒落にならない。
「ふ、ふひひひ。予備マガジンもたくさんありますし。
だから、か、観念した方がいいと思うのですが。
その方が弾が少なくてすみますし、あなた達も苦しまずにすむと思うのですが」
 ◆T0は頭を掻き毟りたい衝動に囚われた。
(厨書き手を優遇するとは! どうなっているんだ、主催者の頭は!)
 しかし、◆T0と対照的に少年は冷静そのものだった。
「当方に迎撃の用意あり! 変身!! 特 攻 形 態 !!
 凛とした声が響いた。
 と、◆T0が思ったのと少年が地を蹴ったのとは、ほぼ同時だった。
 轟音がひびき、少年の体が揺れた。
「だ、だから言ったじゃないです――」
 小太りの少年は全てを言い終えることはできなかった。
 跳躍した眼鏡の少年の踵が小太り少年の顔面を直撃し、血が噴出した。
「あべしっ!」
 古典的なやられ台詞を上げて小太り少年が地面に倒れ伏す。


 それは主催者にすれば当然のことであった。
 しかし当人はそうは思わなかった。
 サングラスをかけた男、 ◆T0SWefbzRcは焦っていた。
(何故だ? 何故私の支給品が『手投げ式小型核ミサイル(操縦できません)』なのだ?)
 さっきから冷や汗が流れ続けている。
(いかん……。このままでは緊張と焦燥で私の心が持たん時が来る)
 ◆T0SWefbzRcは、小型核爆弾をディパックに戻した。
 主催者は自分たちに『殺し合いをしてもらいます』と確かに言っていた。
(いくら書き手だからといって、これは人権蹂躙というものではないのか?)
 苛立ちと焦りばかりが込み上げてくる。
 枝を踏む音がした。
「だ……誰だ!?」
 振り返ると眼鏡の黒い学生服を着た男が立っていた。
「待ってください! 自分は殺し合いに乗っておりません!」
「信用できん!」
 叫んで、顔を見つめる。たくましい身体を持つわりに、黒い長髪の下の顔は幼い。
(少年、か?)
 少年は無言でデイバックを◆T0SWefbzRcに向かって投げ捨てた。
 ◆T0SWefbzRは怪訝な表情を向ける。
「私の支給品を確認してください。決して、殺し合いに乗れるような物ではありません」
 刀を向けたまま、警戒して相手のデイバックを確認する。
 中身は◆T0SWefbzRの物と同じく食料等が見えた。
「これは?」
 四角い箱に、彼女の読めない日本語でこう書かれていた。『超光戦士シャンゼリオン DVDBOX』と。
 ◆T0SWefbzRはため息をついた。
「君もハズレ支給品を引いたようだね」
「別に仔細ありません。胸すわって進むのみです」
 ◆T0SWefbzRの口からため息が漏れた。
「その様子だと、君の目的は――」
「無論、主催者打倒です」
 ◆T0SWefbzRは天を仰いだ。
(これが若さか……)
 少しの間沈黙が満ちた。
「……失礼ながら、あなの方針をお聞かせ願いたいのですが」
 ◆T0SWefbzRは視線を戻した。
(さて……何と答えたものかね……)
 正直言って決めかねている。
 自分のような一般人が生き残ろうとするなら、対主催の強者に守ってもらうか、ステルスマーダーになるか、
 民家にでも隠れてやりすごすか、そんな所だろう。
 ◆T0SWefbzRが、思考を巡らし始めたその時、木の陰から人影が姿を現した
 ◆T0SWefbzRが驚いて立ち上がるより早く、それまで正座していた少年は身を起こし、構えを取っていた。
「……その行為宣戦布告と判断する!」
 少年の発した言葉に◆T0SWefbzRは驚いた。
(どうした? 随分と好戦的じゃないか?)
 横に移動して少年の前に立っているとおぼしき人物を見る。
 自分の顔がひきつるのを◆T0SWefbzRは感じた。
(デ、デザートイーグルだとぉ!?)
 私はヒキオタですと全力で主張している小太りの少年が銃を構えていた。
 支給品に差がありすぎやしないかと、◆T0は胸中で思い切り悪態をついた。
「ふ、ふひひひ。予備マガジンもたくさんありますし。
だから、か、観念した方がいいと思うのですが。
その方が弾が少なくてすみますし、あなた達も苦しまずにすむと思うのですが」
 ◆T0は頭を掻き毟りたい衝動に囚われた。
(厨書き手を優遇するとは! どうなっているんだ、主催者の頭は!)
 しかし、◆T0と対照的に少年は冷静そのものだった。
「当方に迎撃の用意あり! 変身っ! 特 攻 形 態 !!」
 凛とした声が響いた。
 と、◆T0が思ったのと少年が地を蹴ったのとは、ほぼ同時だった。
 轟音がひびき、少年の体が揺れた。
「だ、だから言ったじゃないです――」
 小太りの少年は全てを言い終えることはできなかった。
 跳躍した眼鏡の少年の踵が小太り少年の顔面を直撃し、血が噴出した。
「あべしっ!」
 古典的なやられ台詞を上げて小太り少年が倒れ伏す。


 眼鏡の少年がとどめの一撃を打ち込もうとした、その時。
 轟音が連続で轟いた。
 眼鏡の少年の体が激しく揺れ、服が千切れ飛んでいく。
 普通の銃の音ではない、自動小銃とかそれに類別される銃の音だ。
(SS投稿のために集めた知識がこんな所でやくに立つとは……。
もっとも、分かったからといって何の役にも立たんがね)
 逃げようと思うのだが、あまりの展開に足が震えてしまって動けない。
「へぇぇ? 変わった身体ぁ」
 その声は澄んいた。
 風になびく銀白色の髪と可愛らしい顔は、まるで天使のようだった。
 持っている獲物は凶悪だった。
(ブローニング自動小銃……。あんな少女が何故撃てる!? ひっくり返るぞ普通は!
ええい! この会場にいる一般人は私だけか!?)
 そしてその一般人ではない人間には、礼儀正しい眼鏡の少年も含まれるようだった。
 どこの世の中に身体を鋼鉄の如く変化させられる人間がいるだろうか?
 白髪の少女と、身体を鋼鉄に変化させた少年はしばし睨みあった。
 と、少女がいきなりクスクスと笑い出した。
「また会いましょう。お兄さん!」
 言い置いて、地面でのたうっている小太り少年を片手で引き摺って遠ざかっていく。
 その後ろ姿が見えなくなるまで待って、眼鏡の少年は振り向いた。
「大丈夫ですか?」
「……どちらかといえばそれは私の台詞だと思うがね。君は大丈夫なのかね?」
「鍛えておりますれば」
 先ほどとまったく変わらない声だった。
 ◆T0Sの顔に苦笑が浮かんだ。
「……さっきの答えを言ってもいいだろうか」
「お願いいたします」
 ニヤリ、と笑うと◆T0Sはトントンと首輪を叩いて見せた。
 眼鏡の少年の顔に笑みが浮かんだ。
(私の機械工学の知識が通用するかどうかは分からんが……。挑戦してみるとするか)
 この眼鏡の少年に守られている間は、命の危険はないだろう。
「ところで君の名前を聞いていなかったね。君の名前は?」
「私の名前は――」


【開始1時間後/D-4】

【◆T0SWefbzR氏@二次スパ】
[状態]:疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(地図無し)『手投げ式小型核ミサイル(操縦できません)』
[思考]
基本:生き延びること
1:とりあえず首輪を外すために動いてみる
[備考]
※:機械工学の専門家です

【◆TJ9qoWuqvA氏@ライダーロワ】
[状態]:疲労(小)
[装備]:身体に零式鉄球10個
[道具]:支給品一式(地図無し)『超光戦士シャンゼリオン DVDBOX』
[思考]
基本:対主催
1:首輪を外す方法を探す
2:力のない参加者を守る
[備考]
※零式防衛術らしきものが使えます(完全に同じというわけではない模様)
※学生服が破れて上半身裸です。

「ここまで来ればいいかしら」
 少女はゴミでも捨てるように、小太りの少年を放り捨てた。
「……い、いたいよ」
 少女は顔をしかめた。
「私はあなたのこと助けてあげたのよぉ? お礼が先じゃないかしら。
お兄さん、マナーってものがなってないわね!」
 頬を膨らませる少女はそれはそれで、とても可愛らしかった。
 痛みも忘れて、少年は胸をときめかせる。
(ひょ、ひょっとしてこの子……。僕に一目ぼれしたとか?)
 鏡と相談しろとツッコミを入れるものはこの場にはいなかった。
「あらぁ……。お兄さん、目を怪我してるのぉ?」
「さ、さっきのヤツにやられたんだよ」
「痛そうねぇ……。私がお手当てしてあげる!」
 コロコロと鈴の音のような音を響かせて少女は笑った。
 少女はロングスカートのポケットに入れ、何かを取り出すと、小太り少年の手を払いのけ、
 少年の左目に指を突っ込んだ。
「ぴぎぃいぃぃぃいいぴゃぁあああああぁああああああああぎががえぅがうぉぉぉ」
 豚のような悲鳴が響いた。
 ろくに抵抗もなく姿を現した眼球を眼窩から抉り、引きずり出された白い神経の束をぷつぷつと爪で千切って、眼球を捨てる。
 血が噴出し、少年の黒いシャツを赤く染め上げた。
 ポケットから出した何かを空洞になった少年の眼窩に押し当て、奥へと押し込む。
 口からあわを吹いて悶絶した少年から一歩離れ、出来上がりをまじまじと少女は確認した。
「うん! 素敵! まるでロー○メイ○ンの蒼○石みたいよ! 
お兄さん、すっごくカッコ悪いけどこれで目だけはとぉってもカッコよくなったわ!」
 そう言って、少女は朗らかに笑ったのだった。

【開始1時間後/D-3】

【◆o.lVkW7N.A氏@LSロワ】
[状態]:疲労(小)
[装備]:ブローニング自動小銃(10/20) マガジン×3
[道具]:支給品一式(地図無し)
[思考]
基本:皆殺し
1:1人では皆殺しにするのはきつそうなのでこの少年を手下として使う。使えそうにないなら殺す
[備考]
※◆QcxMJGacAMを殺したのは◆o.lVkW7N.A氏です


【小鯛長@アニロワ】
[状態]:頭部に裂傷。左目失明(左目に入れられた眼球は青)少女に対する絶対的な恐怖が刻み込まれました
[装備]:デザートイーグル(5/7) マガジン×5
[道具]:支給品一式(地図無し)
[思考]
1:優勝する
[備考]
 黒い服が血に染まっています。

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