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ズガンとクオリティはカオスロワの花

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匿名ユーザー

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「…やれやれ。脱出できたと思ったら、またこんな事に巻き込まれる訳か」
小学校の校舎の中、闇の中に溶け込むかのように、壮年の男が立っている。
服装は今時古めかしいトレンチコートだが、それが似合う偉丈夫であり、端正な顔立ちをしていた。
ルートFの人。テラカオスバトルロワイアル2ndに出場したことがある、分類的にはリピーターという奴である。
「全く、ああいう経験は 一度だけでいいっつーのに…」と言って、不機嫌そうに彼は頭を掻いた。
今の自分には神野陰之もいないし、何の力もない。だがそれでも、
「こういう命を大切にしない奴にはキツイお仕置きをしてやらないとな…」
その目標を心に決めて暗い校舎の中を歩きだす。と、その時。
「…泣き声?」
この小学校の校舎に相応しい、幼い少女の泣き声。だが、殺し合いの場には果てしなく合わない泣き声である。あからさまに怪しい。
だが、
「…あからさまにイヤな予感がするんだが、ほっとくのも気が引けるか…」
結局、声を辿って元に行ってみることにした。

「しく…しく…」
一人の男の死体の前で、小学4年生ぐらいの少女が泣いていた。
男の胸には一つの刺傷があり、それが彼の死んだ理由であろうことは理解できる。


316 :ズガンとクオリティはカオスロワの花:2007/05/23(水) 03:06:35 ID:xT3xPDqgO
それと共に溜息もついた。どうも、自分の知っている顔であるらしい。
あまり遭遇したくない顔ではあったが、見つけてしまった以上保護する義務があるだろう。
「いーさんか?」
泣いていた少女が顔を上げ、こちらに走り寄ってくる。その様子が妙だと思いつつも、何があったのか訪ねるべく声をかける。
「…何があった?こいつは何で死んでいる?」
「それはね…」
質問されても足を止めないいーさんを警戒しだした時―――


「私が殺したの」
ぶす、という音と共に腹に何か鋭利な物体が突き刺さる。
「ぐ、う…!?」
呻きながら、フラつきらがらもなんとか距離をとる。あらためて見れば、いーさんが持っている物の正体がよくわかった―――HBの鉛筆だ。
「クリティカルってか―――趣味が悪いな。何故こんな事をする?」
「簡単よ。これじゃ家に帰れないでしょ?それに、これに優勝すれば空気嫁、とか言われなくなるもん」
確かに文句を言う人間がいなくなれば何も言われないが―――全く、物事をあまり考えない奴だ。
(くそ、本来なら支給品で反撃と行く所なんだが…傷が気になるな。支給品の確認もしてないし、ここは…)
ルートFの人はいーさんに背を向けて、
「あ!こら、逃げる気!?」
「お前を相手にしてる時間はないんでね。次に会ったときは相手してやるよ」
走り去った。


【ロワ開始30分後】
【A-3 小学校】

【ルートFの人@カオスロワ】
[状態]:腹部に刺傷、全身に疲労感。
[装備]:不明支給品1~3個
[道具]:支給品一式
[思考]
1:傷の手当をしたい
2:知り合いと早く合流したい
3:◆E3y/x3899E氏にリベンジしたい
4:仲間を集め、主催者を倒す

【◆E3y/x3899E氏@カオスロワ】
[状態]:ちょっと疲れた。
[装備]:HBの鉛筆@ゲーム版テラカオスバトルロワイアル
[道具]:支給品一式
[思考]
1:優勝して家に帰る。

【◆CuG3z3uZ1o@カオスロワ 死亡】

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